「いや、そもマギアライズコールコードゼロワンってなんです?」
「アタシなりの変身するときなんか言うだろ。それだよ。」
「必要です?」
「変身の為に必要か必要じゃないかで言えばギリ必要だ。そもそもこれは変身魔法を呼び出すプロセスでしかない。アタシ達魔法少女はこれでデバイスの方から魔法を呼び出してるって言っても呼び出すための掛け声はそれぞれだけどな。」
それぞれって事は私なりの掛け声もできるってこと!?
「そ、それってどうやって決めてるんですか!」
「な、なんだよ。いつにもなくやる気になりやがって。どうやって決めるも何も自由だよ。アタシは魔法を管理しやすいように番号振ってるってるだけで他のやつはいちいち名前つけてたりするからどうとも言えねぇぞ。」
「え、えっと変身魔法はどうすればいいんです?」
だが、そう、まだ私は変身魔法を知らないのである!
「教会から渡された端末開けよ。話はそれからだ。」
「はい!開きました!」
「ホーム画面2ページ目に魔法陣のアイコンしてるアプリあるだろ。それがアタシ達魔法少女が魔法を記憶するのに使ってるアプリだ。」
「こ、これが。」
意外に拍子抜けだった。もっと何かすごい不思議なもので管理しているものと思っていた。
「こいつを開いて一番上に変身って書いてあるだろ。そいつをタップしろ。」
「しました!えっと、この後の画面でどうすれば。」
ぱっと見実行するための枠がない。
「下にスクロールしろ。一番下に実行ってボタンがあるはずだ。」
「あ、ありました!これ押していいんですよね?」
「ああ。押すと自動的に本人の無意識的な望む形を出力する。」
「そ、それではいきます!えい!」
光に包まれて私は変身することができた。ピンクの髪にフリフリの多い膝下程まで伸びる可愛いドレス。これが私の魔法少女としての姿。
「よーし、変身したな。ちょっと準備運動したら本番始めんぞ。覚悟しとけ〜。」
「本番?」
「あ?今日の目的は固有武器の作成って言ったろ。それは実戦で作るのが一番手っ取り早い。」
「わ、忘れてたー!!!てゆうかなんでいきなり実戦なんですか!?」
「そんなの決まってんだろ。魔法少女の最も使う物質創造の基礎かつ奥義である固有武器は本人の精神を写す鏡だ。実戦で追い詰められれば自ずと自らの望む力の形が見えてくる。それにしたがって感覚のまま作るのが固有武器の最もメジャーな作り方だ。」
言っている事はわからなくもない。自分の本質と向き合って最も自分が欲するモノを掴むための力を手に入れる。そう言いたいのだろう。だが、やり方が強引すぎる。
「何考えてんだ。あと5分で始めんぞ。」