弊カルデアはNTR同人誌に侵食されて特異点になったんで別カルデアと共に人理修復します   作:NTRは嫌いな男

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R18じゃない方のfateシリーズで、NTRモノが少ないのでそこそこ登録者数が増えるのでは?と言うスケベ心で投稿したら思った以上に高評価が来てゑゑっ!?となったパラガスでございます。
そこまで人は来ないだろうと思っていた作者の姿はお笑いだったぜ。


汚染された経緯を語ります

「あっ、来た来た」

「先輩、なんか見えてる影の体積が大きくありません?」

「誰か一緒に来たんでしょ」

 

 転送装置によって比較的、原作に近い真っ当なカルデアに来たのだが事前に連絡をしていた為、扉が開いていない段階で外側から誰かが待っている声がする。

 片方は転送前の世界で散々、先輩呼びをして来たのに汚染によって単なる淫獣に成り下がった奴の声とよく似ていたのでマシュだと気付いたので、もう片方はこの世界のマスターである藤丸 立香だろう。

 この世界では、NTRの汚染は受けていない世界でマスターである彼女はマシュも含めて真っ当な感性の持ち主なので、俺も安心して汚染されていないサーヴァントを送り出していた。他の世界だとマスターは勿論、送り出したサーヴァントと一緒に軽々しく腰を振って浅ましく快楽を貪る獣に成り果ててたし。

 

「よーっす」

「待ってました! 藤沢 大河さん!」

「は、初めてまし、て………」

 

 持つものはやっぱり、真っ当な友人だなと思いながら転送装置の扉が開くのを待っていると、扉が開いたので挨拶を交わすと立香も元気に挨拶を返してくれたのだが、この世界のマシュにとっては刺激が強すぎたのだろう。

 20歳前後の成人男性に乗り掛かる形で、巨乳のサーヴァントが寝っ転がっていたのだから、思春期真っ盛りの少年であれば興奮するシチュエーションだし、これがAVの様な如何わしい空間であればインモラルな光景に早変わりするんだからな。

 

「なっ、何してるんですか!?」

「何って、一緒に転送して来ただけよ?」

「だからってそんな、男女がくんずほぐれつに密着するなんて破廉恥じゃないですか!」

「えー? 私は既にその先まで行ってるわよー? ねー、マスター?」

「いや、ここでバラされても困るんだけど?」

「そ、その先ってっ!」

 

 そんな光景を見て、マシュは顔を赤らめて慌てた様子で伊吹童子に突っかかっていったものの、伊吹童子はどこ吹く風と言わんばかりに言い返しながらより一層、密着してきたので俺はため息しか出なかった。

 その為、伊吹童子とマシュの言い合いを立香と共に眺めていたのだが俺よりも早く、立香が飽きた様でそんな2人に割って入った。

 

「はいはい、マシュが思春期真っ盛りな女の子ってわかったからそこら辺でやめようね」

「思春期じゃないです!」

「伊吹もそろそろ揶揄うのをやめようか」

「えーっ? 折角、楽しんでたのに」

「後で好きに揶揄っていいから今はやめよう」

「はーい♡」

 

 すると、マシュは反論したものの顔を更に赤らめている時点で説得力がないし、伊吹童子もそんな彼女を更に揶揄ってやろうとしていたのでこっちでも止めに入った。

 向こうでは、そう簡単に気を緩める事ができなかったので楽しいもの好きな伊吹童子からすれば、こっちに来るまでつまらなくてストレスが掛かりっぱなしだったからこっちに来てから楽しみで仕方ないのだろう。

 そう言った雰囲気を感じ取った俺は、後で楽しんでくれと言わんばかりにそう言ったのに対して彼女も素直に従ったので、立香に本題をぶつけた。

 

「さて、こっちに来た理由は分かってるよな?」

「もっちろん。向こうに居られなくなったからですよね?」

「そうだ。その事について、こっちのカルデア職員と情報共有をしたいんだけど大丈夫かい?」

「うん。ミーティングルームでロマニやダ・ヴィンチちゃんが待ってるよ!」

「オーケイ、助かるぜ」

 

 どうやら、事前の情報共有が功を奏して俺らがこの世界に転送された時点でロマニ達は俺らの身に何があったのかを察したらしい。

 向こうじゃ、ロマニが存在していない上にダ・ヴィンチちゃんもいつの間にかサーヴァントになっていたせいで汚染されているし、フォウくんも途中でどこかへ行ってしまったのでいつかは厄災の魔獣として敵対するんじゃないか、と言った感じで中々に笑えない状態だった。

 いくら、滅んでいい組織だとしても人理修復中で真面目に敵対されたら、こっちだってかなりの損害を覚悟しなければいけなかったので助かった部分はある。

 

(後は向こうに残したサーヴァント達をどうやってこっちに呼び寄せるかだが………いくらこのカルデアと貸し借りがあるからってこっちの星晶石を使って良い訳じゃないからなぁ。()()をするかぁ)

 

 召喚の仕方を考えつつ、転送時に一緒に持ってきた荷物と共に立香達の後に続いたのだが、その途中で遭遇したサーヴァント達はカルデア職員と共に落ち着いた様子だった為、NTRに汚染される前はここまで静かだったんだなと感嘆としてしまった。

 向こうじゃ、食堂からミーティングルームまでの至る所で乱交パーティが開かれる程には倫理観が終わっていたのである意味、こっちの方が新鮮さがあるぐらいだ。

 そんな気持ちで心が満たされながら、ミーティングルームに到着するとロマニ達が待っていた。

 

「ようこそ、我がカルデアに。大変だったでしょう」

「えぇ、モラルハザードが発生して至る所で乱交パーティが発生している事に何も感じなくなるレベルで」

「らんっ」

「そう。本来なら、シャワーを浴びて新しい服を用意しなくちゃいけない所だけど時間が惜しい。現在の危機に対する情報共有を行いたい」

「畏まりました。こちらが知っている限りの情報をお伝えしますので現状、そちらが把握している情報を伺いたいですね」

 

 ロマニの挨拶に、一発で向こうの状況がわかる言葉で返すとマシュが反応したものの立香に止められた為、ダ・ヴィンチちゃんが話を進めたので俺も同意して伊吹童子と共に勧められた席に座った。

 

 

 

 

 

   以上の様に、NTRの汚染によって向こうで召喚したサーヴァントの9割近くが戦力としてカウントできない状態になっていました」

「カウントできない、と言う事は戦う以前に抵抗すらしないと言う認識で大丈夫かな?」

「その認識で大丈夫です。一応、抵抗の態度は見せますがゴブリンの様な低級のエネミーに捕まっても実行に移しませんし、逆にノリノリで腰を振るサーヴァントも居て目も当てられない状態でした」

「酷い………そこまでとは」

「報告書の内容は把握していたけど、実際の映像で見せられると来るものがあるね」

「原因とかは分からなかったのかい?」

「原因究明の為に動こうとした時期もありましたが、そう言う時に限って無視できない微小特異点などが発生して手が回らなかったのが実情です。汚染されたサーヴァントが極一部だったり、向こう側のカルデア職員がこちらに協力的だったら可能だったかもしれませんが、結局は手遅れな状態に陥ってしまいました」

 

 情報共有の場において、NTRに汚染された向こうのカルデアについて、こっちに来る前に10代半ばの少女達が見ても大丈夫な様に編集した映像を見てもらったのだが、立香達も俺と同じ様な感想を持った様なので一先ずは成功と言って良いだろう。

 後はどれぐらい、向こうの汚染度合いが他の並行世界に影響を与えているかが問題なのだが、その点はこっちのダ・ヴィンチちゃんが抜かりなく調査してくれてた様で、それらをデータとしてまとめたものを見せてくれた。

 

「現状、藤沢君がいたカルデアはその世界に収まらず、私達のカルデアに影響が出る程の特異点に発展しているのが確認された。これを放置する訳にもいかないので解決に向かう必要があるよ」

「………これは酷いですね。キッチリ落とし前を付けに行きたいぐらいには」

「大丈夫なんですか? かなり酷い仕打ちを受けたと聞いてますけど」

 

 ダ・ヴィンチちゃんの説明に、頷きながら答えると立香が心配そうに聞いてきたので向こうの事を思い出してしまった。

 ゲーティアによる爆破テロで減った職員、残った職員は絶望して目の前の快楽に耽る様になった光景、その内、どこからか漏れ出したNTRの汚染によってこちらの指示に従わなくなり、エネミーに連れて行かれるサーヴァント。

 挙げ句の果てには職員と乱交パーティを行い、フレンドに送り出せば質の悪い立ちんぼの様にイカ臭さを残しながら帰ってくるサーヴァント。

 

 最早、高い倫理観なんて最初から持ち合わせていなかったかの様に乱痴気騒ぎを起こし、NTRのビデオレターなどの嫌がらせが常態化していたので普通だったらとっくに精神が壊れてもおかしくはなかった。

 そんな中でも精神を崩壊させず、人理修復の為に秩序だった行動ができたのはNTRの汚染を受けずに俺に従ってくれたサーヴァントが居てくれたからだ。

 彼らのお陰でここまで生きてこれた、と言う自負があるから早く戻って落とし前を付けに行こうとする事ができるのだ。

 

「ここにいる伊吹童子以外にも、汚染されていない彼らが頑張ってくれたからな。彼らの思いを無碍にはできないよ」

「………そっか」

「なるほどね。彼らと強い絆がある訳か。それを疑うつもりはないけど、敵味方の区別をどうやって付けるんだい?」

 

 確かに、向こうのカルデアはクソの溜まり場ではあるものの酷い事ばかりではなかったので、味方がいる事を伝えると立香は納得した様子だがロマニが当然の疑問を投げかけてきたので答える事にした。

 

「それについては対処済なんだが………どこか講堂の様な広い空間はあるかい? そこで行うつもりなんだけど」

「あるけど、どうするつもりだい?」

「擬似的な召喚の陣を持っているからね。それを介して味方のサーヴァントだけを呼び寄せるのさ」

「なるほど」

 

 いくら、元の世界で味方だったとしてもいつNTRの汚染を受けるかが分からない以上、今すぐにでも召喚した方が良いのだがカルデア式の召喚では時間が掛かるし、費用も尋常ではないのでもっと手っ取り早く召喚できる様に準備と対策をしてきた。

 その為には、BBちゃんや大統領達の手伝いが必要だったものの手伝ってくれたら()()()()()()()()()()()()()()と言った瞬間、彼女達の表情が変わってやる気になったので合間を縫って準備を進める事ができた。

 彼女達が手伝ってくれなかったら、残ったサーヴァント達は諦めて立香達とヒーコラしながら特異点の攻略をしなくちゃいけなかった。

 

(何はともあれ、早く召喚の準備をしないと彼らが危ない。ここはどんな無茶をしてでも呼び寄せないと特異点の攻略難易度が跳ね上がるからな)

 

 そんな事を思いながら、立香やロマニ達に連れられて今度は広い空間がある場所へと向かった。

 

 

 

 

 

「こんなもんかな」

「ほぇ〜、持ってきた荷物にちゃんと意味があったんですね〜」

「まぁ、状況が状況だったからね。いつでもどこでも召喚できる様にしておいたのさ」

 

 広い空間に来たので、彼らを召喚する為に必要な道具を持ってきた荷物から取り出してBBちゃん達との打ち合わせ通りに配置していくと、立香が感心した様子で召喚の陣を眺めていた。

 一般の出である俺からすれば、用途が不明な道具ばかりで本当に効果あんのか?と言う疑問があるものの、BBちゃん達が指定した道具なので言われた通りに配置し終わるとロマニ達に合図を送った。

 

「こっちは準備が終わったがそっちはどうだい?」

「こっちも計測機器も含めて準備完了。いつでも始めて良いよ」

「オーケイ、じゃあ始めるとしよう」

「うわっ、すごい令呪の数」

 

 すると、ロマニ達も準備が終わった様なので令呪がある方を腕捲りすると通常ではあり得ない数の令呪が刻まれていた。

 通常のカルデア式の召喚だと、時間と手間が掛かる上にNTRに汚染されているかどうかの確認ができない為、BBちゃん達が開発した召喚は1回限りだけど俺と契約したサーヴァントの内、NTRに汚染されていないサーヴァントだけを一斉に召喚できる代物だ。

 やり方としてはまず、腕に刻まれた大量の令呪が保有する魔力によって向こう側の召喚陣にアクセスし、こっちの召喚陣とリンクさせてカルデア内にいる対象をこちらに招き寄せる事を可能にする一種の転送装置を仕立て上げたのだ。

 

 その召喚に伴い、令呪では賄いきれない大量の魔力が必要になるのだが、そもそもとして碌に働かないサーヴァントを座に返さず、契約を続けていたのかと言うと座を汚染させないのに加えて彼らを使った魔力供給を行うのも目的に入っていた。

 その為、今回の召喚を行う手順を考えた結果としてライダーのメドゥーサが宝具として使う他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)を応用させてもらった。

 元々、カルデアは発電した電力を魔力に変えて施設内のサーヴァントに魔力供給をしている一方、どう言う訳だかサーヴァントはマスターと性行為に及ぶとある程度の魔力供給ができると言う謎システムがある為、それらを組み合わせて1つのシステムを構築したのだ。

 

 職員がサーヴァントと性行為に及び、魔力を供給すると供給分からサーヴァントが現界するのに必要な魔力以外は徴収して、他のサーヴァントや礼装の召喚に使ったり、カルデアを維持するのに必要な分を供給する仕組みを早い段階で構築していたのだ。

 つまり、自分が提供した魔力の大半を徴収する事でカルデアに供給された挙句、特異点の攻略の為に俺達が必要なサーヴァントや装備に使われると言う間抜けな状況に陥っているのだ。

 そのシステムを応用して、足りない分の魔力を腰を振った結果として徴収した魔力で補おうと言う碌でもない方法なのだが、向こうのカルデア自体がNTRに汚染されているので今更ではある。

 

 それ以外にも、悪用されるのを避ける為に俺の全身に刻まれた召喚陣の紋様とこの空間に配置された召喚陣の紋様が揃わない限り、召喚できない様にしたなどと言われたが魔術に関してはど素人の俺にはよく分からない為、召喚陣の中心に立った俺は令呪が刻まれた腕を突き出して彼らを召喚する符牒を唱えた。

 

「全ての令呪を持って命ずる。俺と契約したサーヴァントの内、NTRに汚染されていないサーヴァントは全員、俺の召喚に応じてこの世界に現界しろ!」

 

 その符牒と共に、令呪と召喚陣が発光し始めて身体中から何かが流れる感覚を感じるのと同時に、目を開けているのが難しいレベルの光が発生したので目を閉じた。

 そして、光が治ったのを瞼の下から感じ取って目を開けるとそこには見慣れたサーヴァントの姿があった。

 

「ふー、召喚に成功………ってあれ?」

「ふっ、慣れぬ事をしたからであろう?」

「ノッブ、無事なんだよね?」

「言わなくともわかるだろう?」

「………安心したぜ」

 

 そして、互いの事をしっかりと確認すると足の力が抜けた様でその場に座り込もうとした所で、魔王ノッブに支えられる形で立たされたので軽く確認を取ると汚染されていなかった様だ。

 

「マジかよ」

「実際にやるとはねぇ」

「それだけ、大事にされてたっつー事だろ」

「マスターがお疲れの様だから仮眠室でも良いから連れていくわよー」

「じゃっ、後はよろしくー」

「何で私なのよ!」

「大統領なんだから役目でしょ? 何してんの?」

「俺らの方で挨拶した方が良いのかな?」

 

 その事が分かり、深いため息を吐くと俺が召喚したサーヴァント達も一気に喋り出して無秩序な空間になった為、観測を続けていたロマニ達に声をかけた。

 

「召喚に成功した様ですけど、大丈夫です?」

「あ、あぁ。まさか、ここまで大規模な召喚ができたとはね。ビックリだよ」

「俺のサーヴァント達が頑張ってくれた結果ですよ。それは兎も角、部屋割りはどうします? 一気に増えちゃいましたけど」

 

 サーヴァントが一気に増えた為、カルデア内での部屋割りや職員への周知などで時間が必要だと思うのでそう問い掛けるとこんな返事が返ってきた。

 

「それはこっちで引き受けるよ。館内放送でも事情を説明する必要があるしね」

「じゃあ、暫くはここで駄弁ってますよ。その方がやりやすいでしようし」

「良いのかい?」

「えぇ、お世話になるのでこれぐらいは引き受けようかと」

「じゃあ、頼むよ」

 

 少しのやり取りの結果、暫くは今いる部屋で次の指示があるまで待機する事が決まった為、召喚に使って役目を終えた道具を集めた上でサーヴァント達に待機する様に伝えてから座れる場所を見つけて座って待つ事にした。

 

 

 

 後、鯖化したオルガマリーを見て立香達が驚愕して俺まで質問責めされたのは別の話。




召喚陣のイメージ図はハガレンの人体錬成の陣みたいなものと考えています。

○人物紹介
・藤沢 大河
 NTRに汚染された世界線のマスター。最初に召喚したサーヴァントを筆頭に多数のサーヴァントをNTRされた為、NTRは悪い文明!破壊する!と心の底で思っている。
 また、元いた世界のカルデアが安全な基地ではなかった事から自分でも戦う場面があった為、光のコヤンスカヤに頼んで特殊な武器を作ってもらったので藤丸の世界に持ってきている。
 年齢は20代前半。

・伊吹童子(通常霊基・マスター:藤沢)
 藤沢によって2番目に召喚されたサーヴァント。最初のサーヴァントが汚染され、彼と行動しなくなった為に次点で彼女が1番長く彼の隣にいた事になり、彼の喜怒哀楽をよく知っている人物。
 普段は第2再臨の姿で行動している。

・藤丸 立香
 原作ゲームに近い世界線のマスター。
 NTRに汚染されていないので健全オブ健全。
 藤沢の事は頼れる先輩マスターとして認識している。
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