黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
幕間です。時系列は第4話~第7話までのどこかです。
「はぁ...何で私がこんな事...」
ブラックマーケットの一角、バタバタヘルメット団のリーダーである私は護衛の依頼を受けていた。そもそもこんな依頼リーダーの仕事ではないのだが、最近アジトが襲撃を受け、団員はほぼ入院中なのだ。残った団員も他の依頼を受けていたりまだヴァルキューレに追われていたりでこの依頼に参加できる者がおらず、こうしてわざわざリーダーの私が依頼を受けているのだ。リーダーである私が。護衛と言っていたのに殆ど見張りの依頼を。リーダーである私が。
「なあなあ知ってるか?この辺に黒猫が来てるらしいぜ」
「あ?誰それ?」
バックレてやろうかなんて考えながら見張りをしていると、唐突に隣にいた奴が話しかけて来た。黒猫...?
「知らねえのか?この辺じゃ有名だぜ!黒いコートを纏った猫耳の賞金稼ぎで、めちゃくちゃ強いらしいぜ!」
「...ちょっと待て、もしかしてそいつの得物はアサルトライフルか?」
私はそいつに質問した。その特徴は、この前アジトを襲撃してきた奴と同じだったからだ。
「なんだ知ってるじゃん!そうだよ!」
当たりだ。なら話は早い。きっと黒猫に私みたいにアジトを襲撃された奴は多いはずだ。そいつらに声をかけて全員で襲いかかればやれるはずだ。取り敢えずこいつから情報を引き出そう。
「なあ、そいつが次狙うのってどこだかわかるか?」
「え?もしかして知り合いとかやられた感じ?」
「ああ...ウチの団員がやら「えっ...?」どうした?」
ウチの団員がやられたと聞いた途端、ソイツの顔が青くなったのがわかった。
「ま、まずいよアンタ!今すぐ逃げないと!」
「な、なんだ?どうしたんだよ急に...」
「アンタ黒猫の事知ってるんじゃないの!?有名じゃん!黒猫に一度狙われたヘルメット団は必ずかいめ───」
瞬間、何かが上から降ってきた。それに目をやった瞬間、半ば無意識に反対を向き耳を押さえる。あれはフラッシュバンだ。
バンッ!
爆発音を聞き、すぐに目を開き周囲を警戒する。隣の奴は既に気絶していた。そしてそのすぐそこに奴はいた。
「黒猫...!」
銃を握りしめすぐに撃つ。だが黒猫はまるでわかっていたかのように避け、そのまま距離を詰めて来た。
「速っ...!」
私はそのまま懐に潜りこまれ、顎に銃弾を撃ちこまれた。一瞬の出来事に抵抗も反応もできないまま気絶してしまい、次に目覚めたのはヴァルキューレの牢屋の中だった。
「...ってことだよ!アイツまじで許さねぇ!」
場所は変わってヴァルキューレの拘置所。もれなく逮捕された私達バタバタヘルメット団はそれぞれの黒猫被害の報告会をしていた。
「そんなこと言ったらアタシなんて後ろからズドンだよ!?やられたの黒猫かどうかすらしらなかったもん!」
「私はご飯食べてる所を狙撃されました...」
そんな感じで被害報告をしていた所、隣の牢屋からも声がかかってきた。
「アンタんとこのリーダーが黒猫に追われてるのに依頼受けたせいで私達完全にとばっちりだけどね!」
隣の牢屋から声をかけて来たのは先程の護衛任務で隣にいた奴らだった。どうやら中にいた仲間もまとめて捕まったようで、すし詰めになっていた。
「うるせー!テメェがもうちょい粘れば勝ててたかもしれねえだろ!」
「知らないよそんなの!第一ただの見張りが賞金稼ぎと戦う準備なんてしてる訳ないでしょ!」
「いやしとけよ!門番だろ!」
「うるさいぞ!矯正局に送られたいのか!」
あわや怒鳴り合い一歩手前で看守が割り込んでくる。流石に矯正局に送られるのは嫌なのか、皆黙ってしまったが、心は一つだった。
(黒猫...いつか復讐してやる...!)
黒猫
最近キヴォトス各地で噂されている賞金稼ぎ。賞金のかかっているヘルメット団やスケバンを片っ端から襲撃しているらしい。名前の由来は真っ黒なコートと猫耳、それと不幸を呼ぶ(スケバン視点)存在だかららしい。噂では最近百鬼夜行の生徒と大規模な戦闘をしたとか...
シンシアリティ(黒猫バージョン)
個人特定を防ぐため、アタッチメントはストック以外全て外されている。スコープは代わりにホロサイトが取り付けられている。
サッカーパンチ(黒猫バージョン)
こちらもアタッチメントが外されている。普段はつけてないフラッシュライトがついている。
???(黒猫専用装備)
スナイパーライフル。隠密特化のカスタムらしいが、詳細不明
ご覧いただきありがとうございました。