黒見セリカ(憑依)は原作エアプ   作:ミカン

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第18話 黒見セリカ(憑依)と対策委員会編のはじまり

=月△日

ようやく体調が戻った。プレイから完治まで3日もかかるとは…恐るべしテイルズ・サガ・クロニクル…

 

=月□日

今日はシャーレへ当番に行った。本当は借金返済の日だったのだが、前にシロコ先輩と共謀して現金輸送車を襲おうとしてから立ち会わせて貰えなくなったのだ。シロコ先輩は立ち会わせて貰ってるのに…*1

先生には5日ぶりにあったが、まだ大分元気そうだった。これがシャーレが有名になるにつれてどんどんクマができたり不健康な食生活になったりしていくと思うとなんか悲しくなってきた…今度アイマスクでもプレゼントしようか。

仕事はほとんど書類だったが、コーヒー淹れたり軽食作ったりもした。

 

=月☆日

今日の対策会議でシャーレと先生についての話題が出た。最近ヘルメット団もなんだか勢いづいてきたしその影響で弾薬の補給も間に合ってない。救援を求める方向性で可決された。本当は俺やノノミ先輩なら弾薬代くらい簡単に払えるのだが、ホシノ先輩が良い顔をしない。どうやら借金返済以上の負担をかけたくないみたいだ。まあバレない程度に弾薬足してるけど。会計だから誤魔化し放題だ。

 


 

シャーレの部室にて、先生は一通の手紙を読んでいた。それは先日シャーレ奪還に力を貸してくれた生徒の一人である黒見セリカが所属する学園、アビドス高等学校からだった。

どうやら現在暴力組織によって学校が襲撃されている上、弾薬が不足しているらしい。先生は三枚目の手紙を読み終え、四枚目を読み始めた。どうやらこれだけアヤネが書いたものではないらしい。

 

 

アビドスは非常に広大で迷いやすいです。その上地図もかなり前から更新されていません。ほぼありませんが強い砂嵐が起きるとその影響で時たま地形が変わることもあります。もし来て頂けるなら迎えに行きますのでご連絡ください。

 

 

おそらくセリカの物だろう。書類を手伝って貰った時と文字が同じだ。先生はその手紙を読み終え、すぐに物資の準備とアビドスに向かう支度を始める。そしてそのままセリカにモモトークを送り、シャーレを出発した。

 


 

「先生、そろそろアビドス高校に到着ですよ!」

 

俺は先生からの連絡を受け、先生を乗せてアビドスに向かっていた。先生は助手席に乗ろうとしていたが、一番防御が薄いのはフロントガラスなのでちょっと無理を言って後ろに座って貰った。

アビドスは俺以外にそこまで車が走ってないので多少スピードを出しても問題ないのが良いところだ。不良も十回くらい撥ね飛ばしたら絡んでこなくなったし最近はかなり快適な運転ができている。

 

"ねえセリカ、ちょっとスピード出しすぎじゃない?"

 

「そうですか?そんなことないと思いますけど…」

 

スピードメーターを見る。90km/h。大通りでカーブも無いしまあ大丈夫だろう。

 

「いつもよりはスピード落としてますし大丈夫ですよ!一応シートベルトは着けて置いてくださいね!」

 

"(次から運転はもう一人の運転ができるって子にお願いしよう)"

 

「あっ、見えてきましたよ先生!あれが私達の高校、アビドス高等学校です!」

 

そしてそのまま暫く進むと、アビドス高校が見えてきた。そのタイミングで、アヤネから通信が入ってくる。

 

『もしもしセリカちゃん?今近くまで来てる?』

 

「もうすぐ着くけど…何かあった?」

 

『ちょっと今ヘルメット団が来てて、少し離れた所に車を停めて援護に来てほしいんだけど…』

 

「了解、合流するね」

 

『ありがとうセリカちゃん!ごめん、ちょっと忙しいから切るね!』

 

そこまで話して通話が切れる。

 

「じゃあ先生、そういうことなんで突撃しますね!」

  

"えっ!?セリカ!?"

 

「大丈夫、皆は巻き込まないですし先生は危ない目にはあわせませんから!何かに掴まって口は開かないでください!突っ込みますよ!」

 

"(この展開前にも見たなぁ)"

 

俺はさっきまでちまちま飲んでいた水筒をドリンクホルダーに突っ込み、更にアクセルを踏み込む。校庭に爆速で突入すると同時にハンドルを切り、サイドブレーキを操作。車は不良を数人吹き飛ばしながらドリフトし、校庭で戦闘をしていた皆の目の前で横向きに停まった。

 

「よし!完璧!」

 

「よしじゃないね~」

「よしじゃないですね~」

「よしじゃない」

"よしじゃないね…"

『…』*2

 

総ツッコミされた。解せぬ。

 


 

その後の戦闘は先生が指揮を名乗り出てくれた事もあり、あっさりと勝利した。

 

『カタカタヘルメット団残党、郊外エリアに撤退中。皆さん、お疲れ様でした!』

 

アヤネのその言葉を聞き、皆の警戒が解ける。

 

「わあ☆私達、勝ちました!」

 

「やりましたね先輩!先生も、良い指揮でした!」

 

『それでは皆さん、帰還してください!』

 

「あっ、その前に私車動かして来ますね!」

 

先輩と先生に声をかけ、車を動かしてから校舎に戻る。教室に入ると皆が先生に簡単な自己紹介をしていた。ちょうど全員終わったようだ。

 

「いやぁ~よろしくね、先生」

 

「ご存知だとは思いますが、ちょうど戻ってきたのが私と同じく一年生のセリカです」

 

「改めてよろしくお願いします、先生」

 

その後はアビドスの現状について簡単に説明した。対策委員会はアビドスの復興のための校内唯一の部活な事。ほとんどの生徒が退学、転校した事。自治区の住民もほとんどが居なくなっている事、ヘルメット団による襲撃も頻発して補給品も底をついた事などを話した。

 

「そういうわけでちょっと作戦を練ってみたんだー」

 

その間になにやらホシノ先輩が作戦を考えていたようだ。

先生からの支援や補給も受けれる今、消耗しているヘルメット団に強襲を仕掛けるらしい。先生や皆も乗り気な様子だ。

 

「よっしゃ、先生のお墨付きも貰ったことだし、いっちょやっちゃいますか~」

 

「そうと決まれば早速向かいましょう!私が運転しますよ!」

 

「いや!セリカちゃんは少し休んでて良いよ!さっきまで運転しててつかれてるだろうし!後ろに機材を積めばオペレートもできるから!」

 

「そうそう、これから連戦だし少し休んだ方が良いよ~」

 

「ん、セリカだけに負担はかけられない」

 

「先生もそう思いますよね~?」

 

"そうだね、私も少し休んだ方が良いと思うな"

 

「そ、そうですか?ならお言葉に甘えて休ませて貰いますね」

 

「それでは出発しましょうか~!」

 

「ん、善は急げってやつだね」

 

(?なんか違和感が…)

 

そうして俺達はヘルメット団に強襲を仕掛けるべく、準備を始めるのだった。

 

*1
「シロコちゃんと違ってセリカちゃんはカイザーと対面してる時殺気が隠せてないし、いつか我慢できなくなって本当にやりそうだからね~」「ん、あの時のセリカは本気だった」

*2
絶句




セリカ(憑依)
書類仕事は得意な方。
運転はものすごく上手いがすぐにスピードを出しまくったり進路妨害しようとした不良を撥ね飛ばしたりする。典型的なハンドル握るとハイになるタイプなので、アビドスでの運転はもっぱらアヤネがやっている。

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