黒見セリカ(憑依)は原作エアプ   作:ミカン

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ご覧いただきありがとうございます。
今回も小説パート多めです。


第19話 黒見セリカ(憑依)とアジト襲撃

 

水筒を飲みながらぼんやりと外の景色を見る。スピードが足りない…多分60くらいしか出てない。まあそれが正しいんだけど。だがもうそろそろ到着のはずだ。

 

「カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに入りました、おそらく敵も気付いているでしょう。ここからは実力行使です!」

 

「よし来たぁ!」

 

ようやく到着だ!アヤネのその声を聞き、即座にGLを装填、窓を開け飛びだす。

 

「あっちょっとセリカちゃん!?」

 

敵がいるであろう遮蔽にGLを発射し、受け身をとって着地する。敵が吹き飛ぶのを見ながら通信機を起動し、先生に声をかける。

 

「先生!指示をお願いします!」

 

"了解!とりあえず右前の立て看板と左後ろの廃車の陰に隠れてるよ!左の建物にスナイパーもいるから気をつけて!ホシノは───"

 

敵の場所だけを聞き戦闘に集中する。先生は俺の戦闘スタイルを把握しているし、また場所だけを教えてくれるだろう。そして俺はGLで看板ごと後ろの敵を吹き飛ばし、足に神秘を込めて加速、廃車の裏に回る。

 

「うわっいつのまぐえっ」

 

無視して発砲する。二、三発撃ち込んで気絶したのを確認してから最後のスナイパーに目を向ける。位置は…二階建ての屋上か、まあ行けるだろう。俺は手足に神秘を回し、跳躍する。二階の窓枠に飛び乗り、そこを足場に更に上昇。そしてそのまま屋上に到着した俺は、そいつの前に着地した。

 

「ひっ!く、来るなぁ!」

 

そいつは完全にビビり散らかしており、やけくそになってこちらにSRを乱射しようとしてくる。俺は即座にそいつの頭に発砲し、気絶させる。

 

『セリカちゃん!こっちに来れる?ヘルメット団が集まってきてるみたい!』

 

「了解。合流するね」

 

俺はその言葉を聞き、建物から飛び降りる。そしてそのまま敵陣のど真ん中に飛び込んで戦闘を開始した。

 


 

戦闘自体はあっさりと終わった。武器庫と補給所もアジトもほぼ更地にしてやった。

 

『敵の退却、並びにカタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認!』

 

「これでしばらくはおとなしくなるはず」

 

「作戦終了~みんな、先生、お疲れ~」

 

「お疲れ様です!じゃあ帰りは私が運転し「帰りも運転お願いね、アヤネちゃん」えっ」

 

俺は帰りくらいは運転しようと思っていたのだが、ホシノ先輩にさらっと阻止されてしまった。俺は帰りくらいは運転させて貰おうと抵抗する。

 

「いやいや!アヤネもオペレートで疲れてるだろうし私が運転しますよ!」

 

「いや~セリカちゃん最初に飛び出してたし疲れてるでしょ~アヤネちゃんに任せときなって~」

 

「いえ!全然大丈夫です!」

 

そういって運転席に座ろうとするが、今度はアヤネに阻まれる。

 

「気持ちはありがたいけど私は大丈夫!セリカちゃんはゆっくり休んで!」

 

「今日一番頑張ったのはセリカちゃんですし、ゆっくり休んだ方がいいですよ☆」

 

「ん、私もそう思う。今日は先生の迎えにも行って貰ってるし」

 

「ま、まあそこまで言うなら…」

 

…まあそこまで言ってくれるならお言葉に甘えさせて貰おう。運転できないのは残念だが。

 

「それじゃあ学校に戻ろっか~」

 

その声を合図に車が走り出した。

 


 

「皆さんお疲れ様です!」

 

「ただいま~アヤネちゃんもお疲れ~」

 

それから三十分ほど車に揺られ、俺達はアビドスに帰ってきた。

 

「お疲れ様です先輩!アヤネ!」

 

「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。これで一息つけそうです」

 

「そうだね、これでやっと重要な問題に集中できる」

 

「そうですね!しばらくはヘルメット団も来ないでしょうし稼ぎ時です!このまま借金もガンガン返しましょう!」

 

"借金返済って?"

 

「えっ?」

 

「それは…」

 

不味い、もしかしてまだ教えてなかったのだろうか?てっきり知ってると思って話してしまった…まあ今許可とって教えればいいか。

 

「えっと…教えてもいいですか?」

 

「いいんじゃな~い?先生ならちゃんと向き合ってくれそうだし、良い解決策も考えてくれそうだしね~」

 

「そうだね、私も先生は信頼できると思う」

 

「私も良いと思いますよ☆」

 

「そうだね、私も良いと思うよ」

 

全員の承諾が得られたな!ヨシ!

 

「それでは会計の私から説明させて貰いますね。現在この学校には借金があるんです。」

 

「確か8億円くらいだっけ~?」

 

「えーっと…8億2265万円ですね。もしこれが払えないと学校がクソど…カイザーのカ…失礼しました、銀行の物になってしまうんです。…チッ、やっぱあの闇金ゲス外道どもぶっ潰して借金チャラにした方が「セリカ、抑えて」」

 

「すいません先生、セリカちゃんはカイザーが絡むといつもああで…続きは私が話しますね」

 

「セリカちゃん、アンガーマネジメントですよ~♧」

 

「あっ、そうでした!すいません!」

 

1…2…3…4…5…6…

 

「よし!6秒我慢しました!カイザー潰してきま「はいストップ~」ホシノ先輩!離して下さい!」

 

ぬおおホシノ先輩離して!そいつ(カイザー)殺せない!

 

「あっちょっと待ってセリカちゃんまた力強くなってる!ノノミちゃん!シロコちゃん!ちょっと手伝って~!」

 


 

「先程はすいません先生、取り乱しました」

 

"大丈夫だよ、その怒りはセリカがアビドスの事が好きだからこその怒りだからね"

 

しばらくして俺はようやく冷静さを取り戻し、先生を近場のホテルに送っていた。俺が暴走してる間に説明も全部終わっていたらしく、先生は借金返済に協力してくれるようだ。

 

「先生は優しいですね…あっ、つきましたよ!」

 

"わざわざありがとうね、セリカ"

 

「いえ!お気になさらないで下さい!改めて本日はありがとうございました!協力してくれると聞いてとても嬉しかったです!また明日!よろしくお願いします!」

 

"うん、じゃあね"

 

俺は先生を車から下ろし、アクセルを踏む。車は三秒もかからず100km/hに到達する。

 

「…不良狩りでもするか」

 

なんとなく落ち着かなかった俺は装備を取りに行くために家に向かって更にアクセルを踏み込んだ。

 


 

=月?日

今日は先生がアビドスに来た。俺が先生を迎えに行ったので、とりあえず遭難はしなかった。一応車に遭難者捜索セットが入っていたのだが、使うことにならなくて何よりだ。

先生が支援品を持ってきてくれた事や、先生の指揮によって簡単にヘルメット団を追い返す事ができたので、アジトを叩きに行った。説明するような詳細もなく制圧できた。

先生の指揮が前より凄くなっていた気がする。あれがシッテムの箱パワーだろうか?

その後、借金とアビドスの現状の話の説明をした。

…もう少し自制を身に付けないと不味いかも知れない。カイザーの話をしただけで怒りが溢れて来たのは自分でも不味いと冷静になってから感じた。

やはり先生は借金返済に協力してくれるようだ。原作通りの先生で安心した。

その後は少し不良狩りをした。カタカタの残党も何人か捕まえたし、しばらくは襲撃されないだろう。

 

今日はここまで。




セリカ(憑依)
ユメが借金返済のために何度も欲しいものを我慢してたのを知ってるしホシノが睡眠時間を削って深夜パトロールをしてアビドスを守ろうとしてるのを知ってる。
ノノミが自分にどんな事が起きるかも省みずカードで借金を支払おうとしてくれた事も知ってるし、シロコがやり方こそよくなかったものの本気で借金を返そうとしてるのを知ってるし、アヤネが休日返上で校舎の点検をし学校の不要な物を集めてなんとか借金返済の足しにしようとしてるのを知ってる。
原作に詳しくなくても、原作のセリカが本気でアルバイトを頑張っていた事を知ってる。

ご覧いただきありがとうございました。
今回のアンケートは武器の略称です。
GLやSR等の英語表記か、グレランやスナなどのカタカナ表記のどちらが良いかでアンケートとります。今回はとりあえず英語表記で行ってますが、投票結果次第では修正します。
よろしければアンケートへのご協力をお願いします。

追記
水筒の表現に関する誤字指摘してくれた方ありがとうございます!水筒を飲む自体は換喩表現としてありらしいので使ってます。もし変に感じる方が多いなら修正します!

追記2
一部でGLの表記がGRになってたみたいです。すいません。
今回のアンケートもGRになってますが正しくはGLです!
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