黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
「…それで、セリカちゃんはなんであの子達の事警戒してたの~?」
バイトも終わり、高校に戻ってきて少ししてからホシノ先輩に呼び出されて廊下に出ると、突然そう聞いてきた。気付いてたのか。
「気付いてたんですね」
「まあね~。それで?もしかして知り合いだったりする?」
「いや、多分あの人達の仕事ってアビドスの襲撃だろうなって思いまして」
「ありゃ、そうなの~?」
「多分ですけどね。この前潰したヘルメット団はカイザーのカスから支援を受けてたみたいですし、その代わりとしてカスから依頼を受けて来たと考えれば丁度いいタイミングですしね。それにカヨコさんとムツキさんは私の事を知ってそうでした。おそらく情報提供を受けてると思います。もし今から襲撃があるようならおそらく…」
そこまで話したタイミングで、アヤネが部屋に飛び込んでくる。
「ホシノ先輩!セリカちゃん!教室に来てください!襲撃です!」
「うへ、どうやら当たりみたいだね~」
「そうみたいですね」
「えっ、何がですか?」
「教室で説明する。取り敢えず行こう」
そう言うと俺達は教室に入る。
「お待たせしました、ホシノ先輩とセリカちゃんを呼んできました!それでは説明します!先程、校舎より南10km地点付近で中規模の兵力を確認しました!」
「まさかヘルメット団?」
「ち、違います!ヘルメット団ではなく傭兵です!おそらく傭兵の!」
「へえ、傭兵かあ。結構高いはずだけど」
「やっぱりラーメンしか頼まなかったのは傭兵代でお金がなくなったからみたいですね…」
「何の話?」
俺がホシノ先輩と二人だけで話を進めていたのが気になったのか、シロコ先輩が話しかけてきた。他の皆もこっちを見ている。俺は皆に説明を始めた。
「ああ、多分あの襲撃者、さっきの便利屋の皆さんですよ」
"えっ?"
「ヘルメット団が私に襲撃を仕掛けて潰されてから入れ替わるように来てこの辺境の田舎のアビドスで仕事ってどう考えてもウチの襲撃だと思うんですよね…この前ヘルメット団潰しましたし、その代わりに闇金ゲス外道共が呼んだんだと思います」
「もう!学生ならもっと健全なバイトがあるでしょう?それなのによりにもよって学校襲撃なんて!」
「まさか敵を応援してたなんて…先生、これ以上接近されるのは危険です!出撃命令を!」
"よし、出撃だー!!"
「りょうか「セリカちゃんは今回お留守番だよ~」…え?」
…え?
「あっ、ノノミ先輩が便利屋に話しかけに行った」
それから少しして、俺は屋上でマーシレスブロー*1のスコープで皆を見ていた。ここから見てると何の話をしてるかはわからないが、なんかわちゃわちゃしている。だがそれもすぐに終わり、皆が戦闘を始めた。俺はそれを見て目と頭に神秘を回し、便利屋の近くの傭兵を即座に狙い発砲した。
「よし当たり!次は…」
傭兵が倒れて気絶したのを確認し、俺はそのまま便利屋の四人にもちょっかいを出そうと狙いを変えると、その瞬間アルさんと目が合った。咄嗟に横に転がり回避すると、先程までいた位置に弾丸が飛んで来たのが見えた。
「マジかよ、もう場所バレたのか!」
これじゃあここからの狙撃は無理だ。俺はあわてて水筒とマーシレスブローを持ち、狙撃スポットを変えるために校舎に入り階段をかけ降りる。そのまま三階の一番奥の教室のドアを開け、外の様子を一瞬確認。ここなら屋上の狙撃位置と正反対だし、場所の特定にも少し時間がかかるだろう。俺は長机を二、三個動かして窓側に縦に並べてその上に寝そべり、今度は近くの建物を陣取ってる傭兵を狙って発砲する。多分便利屋とその近くにいる傭兵は狙わない方がいい。確実にアルさんからカウンタースナイプが飛んでくるし、アルさんを狙えばハルカさんがこっちに凸って来かねない。俺一人ならいいが、アヤネが巻き込まれたら最悪だ。そう考えた俺は、傭兵の処理に意識を向け狙撃を続けた。
その後は何度かポジションを変えて狙撃を続けて傭兵を全滅させたが、便利屋の四人には逃げられてしまった。少し位は話をしたかったが、まあしょうがないだろう。
=月‽¿日
今日、やっと傷が完治した。
神秘を治癒に回して傷の完治まで1日。この速度では実践投入ができないので、もう少し練習が必要そうだ。
対策会議が今日だったので間に合ったのは幸いだった。まあ結局アヤネが怒ってしまって途中でお開きになったのだが…
その後は柴関でバイトをした。今回はアヤネを怒らせてしまったのでお詫びとしてトッピングを追加しておいた。
その後は便利屋68の四人が来た。もし神秘治癒を習得してなかったら原作イベントに参加できてなかったと思うと…
その後はやはり便利屋が襲撃してきた。俺も前線で戦うつもりだったのだが、ホシノ先輩に止められてしまったので俺はSRで援護に撤した。便利屋の皆と話す機会が全然なかったのが残念だ。
今日は数日ぶりの家の布団でゆっくりしたいのでここまで。
「…あ、すいません先生、ちょっと停めますね」
次の日、俺は先生を学校に送っている途中にアヤネを見つけ、先生に許可を取って車を停め、アヤネに話しかけた。
「おはようアヤネ」
「おはようセリカちゃん。先生もおはようございます」
"うん、おはよう"
「今日は早いね、なにかあったっけ?」
「うん、ちょっと買い出しに遠出したくて…」
「そうなの?よかったら買ってくるか?」
「うん、お願いしようかな」
そう言われ、俺はアヤネから買い出しのメモを書いてもらい、それを受けとる。
「あ~なるほど、確かにこれこの辺じゃ売ってないな、車ならすぐだけど電車だと少しかかるし。すいません先生、そう言うわけで買い出しに行くので少し急ぎま…」
そう言いながら後ろに振り向くと、そこに先生はおらず、車の外でムツキさんと話をしていた。
「あっバイトちゃんとメガネっ娘ちゃん!やっと気付いたの~?」
「な、ななっ!?」
「あれ、ムツキさん!おはようございます!」
俺は車から降りてムツキさんに挨拶をする。
「おっはよーバイトちゃん。メガネっ娘ちゃんも!昨日ラーメン屋で会ったよね?」
「その後の学校の襲撃でもお会いしましたね。私は援護に回ってたので会ってませんけど…」
「どういう事ですか?いきなりなれなれしく振る舞って…それに私はメガネっ娘じゃありません!アヤネです!」
「ん?だって私達、別にメガネっ娘ちゃん達の事が嫌いな訳じゃないし。ただ仕事だからさ、それ以外では仲良くしたっていいじゃん?ねーバイトちゃん!」
「そうですね!仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けても良いと思います!」
俺も賞金稼ぎしてないときに賞金首がいても襲いかからないし。
「だよね~!」
「セリカちゃんまで…!」
「それにシャーレの先生はアンタ達だけのモンじゃないでしょ?だよね、先生?」
"喧嘩しないで仲良くしてくれると嬉しいんだけどな"
「それは難しいんじゃないですか?アルさんはかなりやる気ありそうでしたし」
「そうなんだよね~。適当にやると怒られちゃうから。ま、いつかうちに遊びにおいでよ先生、アルちゃんもみんなも、きっと喜ぶからさ」
「あっ、ちょっと待ってください!」
立ち去ろうとするムツキさんに声をかけ、四枚のチケットを渡す。
「これどうぞ!柴関のラーメン割引チケットです!また来てください!」
「いいの?ありがと!そんじゃバイバーイ、アヤネちゃんもセリカちゃんもまた今度ね!」
「はい、また今度!」
「今度なんてありません!今度会ったらその場で撃ちます!」
「はいはーい」
チケットを受け取ったムツキさんは、そのままどこかへ行ってしまった。
「はぁ…はぁ…何ですかあの人は…!セリカちゃんも!襲撃犯と仲良くしないで!」
「まあまあ、あの人達も依頼だからやってるだけで、やりたくてやってるわけでもないみたいだし…プライベートで仲良くするのは良いでしょ?」
「よくない!」
アヤネは便利屋と仲良くするのには反対みたいだ。でも原作だとそれなりに仲良かった気がするけど…ここから仲直りイベとかああっただろうか?
マーシレスブロー(セリカバージョン)
ホシノにSRの存在がバレたため全く使わないのも変だと思って用意したセリカとして使うためのカスタム。
サプレッサーが外されマズルブレーキが取り付けられている他、スコープが低倍率の物に変えられていたりフラッシュライトがついていたりしている、支援に特化したカスタム。
ご覧いただきありがとうございました。
便利屋のキャラエミュが難しい…もし変だったらすいません。