黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
前回~今回までの間の原作で言う「明かされる真実」はセリカ(憑依)が書類見始めて10秒でブチギレて耳マッサージぶちこまれたのでカットです。
=月×☆日
俺への襲撃に使われてた兵器は違法な物だったらしく、それの出所を調べにブラックマーケットに行った。
ブラックマーケットではヒフミさんに会った。どうやら明らかに拷問されてるようにしか見えないペロロを探しに来てたらしく、不良に追われてたのを助けたのをきっかけに同行することになった。
その後はたい焼きを食べたり俺の手配書があったりと色々あったが、原作通りに銀行強盗をした。いつもアビドスに来てる現金輸送車が闇銀行に入っているのを目撃したので、その中にある記録を狙っての強盗だった。強盗自体はしっかり成功した。
書類を見た限りどうやらあのクソ野郎共は俺達が返した金をヘルメット団に横流ししてやがったみたいだ。そこまでして俺達を追い出したいのか?
これ以上書くとカイザーの愚痴ノートになるので今日はここまで。多分次のイベントは多分ゲヘナの風紀♤●\■¥*1
なんで今思い出したんだ?ゲヘナはアビドス絡みで一番でかい厄ネタが残っていた。雷帝の遺産だ。詳細は覚えていないが3章の原因の1つのはずだ。
とりあえず旧校舎を何ヵ所か掘り返して資料を集めてきた。遺産に関する当時の調査資料やその報告書が出れば御の字くらいのつもりだったが、かなりの量の資料が出てきた。まさか当時の生徒会と雷帝の共同開発だったとは。だがこれで3章フラグは1つ折れる。後はどうやって風紀委員に伝えるかだが…まあこれはおいおい考えよう。多分襲撃までは数日空くはずだ。それまでに考えれば良い。
色々あった後に砂漠掘り返して疲れたので今度こそ今日はここまで。
「お前が俺の事を呼び出すなんて初めてだな。今さら何の用だ?契約なら受けないぞ」
銀行強盗をした次の日、何故か俺は黒服に呼び出されて奴のオフィスのような場所に来ていた。
「いえ、本日は契約の交渉ではありません。少々お話がありお呼びだしさせていただきました。もちろん契約を受けていただけるのでしたら歓迎しますが…」
「受けない。早く話せ。俺は今日午後からバイトなんだ」
こいつが俺の事を呼び出すのは初だ。今までは外で話しかけてきたりどこから知ったのかメールが届いたりする程度だった。それが今さら呼び出しなんてどう考えても怪しい。俺は警戒を深めながら黒服に話の続きを促した。
「お話というのは…あなたの持つカードと箱についてです」
…は?
「どこで知った。返答によっちゃ今ここでテメェの頭を吹き飛ばす」
俺は黒服に片手でシンシアリティを突き付け、盾にできるように近場の机をもう片方の手で掴む。だが黒服は余裕を崩さないまま話を続けた。
「落ち着いてください。…そちらをお送りしたのは私です。契約に基づいてあなたが信用し受けとる可能性の最も高い組織に偽装して送らせていただきました」
「…」
マジかよ。これゲマトリア産なのか?捨てた方がいいだろうか…
「言っておきますが私はそちらの作成には関わっていませんし、細工や解析なども一切行っていません。本当に送っただけです」
「誰からだ?」
「それはお話しできません。契約では箱とカードの権能を伝える事とそれの製造に私が一切関わっていない事以外は伝える事を禁じられています」
コイツは契約は絶対に守るし、俺が何を聞いてもどんなに脅しても答えないだろう。とりあえずこれに何か仕込まれてるってことはなさそうだしそれでよしという事にする。俺は銃を下ろして机から手を離し、黒服に向き直った。
「そうか。じゃあとっとと話せ」
「それでは…まずは箱の方から。あなたもご存知だと思いますがそちらはアンゴスの箱。先生の持つシッテムの箱の模倣品です。まああちらと比べればかなりの劣化品ですが。サポートAIも搭載されていないので使える権能は精々異空間への物品の収納程度でしょう」
…そんなことできんの?帰ったら試してみよ。
「次に子供のカード。そちらは先生の持つカードの模倣品です。こちらも先生の物と比べれば劣化品ですね。起こせる奇跡も遥かに小規模な物…ですが、そちらは先生の物よりも遥かに小さい代償…あなたが過去に込めた神秘を消費し権能を行使できます。副次作用として過去に込めた神秘を引き出す事もできるようですね」
なるほど…つまり戦闘中にカードから神秘を引き出したりもできるのだろうか?
「契約でお伝えできるのは以上です。」
「じゃあ今日の用事はこれで終わりか?」
「ええ。ですが私と契約すれば箱とカードを詳しく調べることもできます。どうしますか?」
「しない」
「わかりました。ですが気が変わりましたらいつでもいらしてください。歓迎しますよ」
「変わらない。バイトだから帰る。じゃあな」
俺は黒服の話が終わったのを確認しとっとと挨拶をしてドアに向かう。やっぱり黒服は苦手だ。全てを見透かされてるような気がして落ち着かない。俺は黒服の視線から逃れるため、返事も最後まで聞かずに部屋から出ていった。
「ええ、それでは」
「また会いましょう。混沌のセクメト」
黒服との話を終えてビルを出る。なんだか疲れたし時間があれば少し車で仮眠でも取ろうかと考えながらスマホを見ると、何故かアヤネから大量の着信が入っていた。なんだか嫌な予感がして俺は急いでアヤネに折り返すと、幸い電話はすぐに繋がった。向こう側からは爆発音や銃声が鳴り響いているし、またヘルメット団の襲撃だろうか?
「もしもし?何か『セリカちゃん!ごめん今ちょっと余裕ないから用件だけ伝えるね!柴関が爆破された!現在ゲヘナの風紀委員会と交戦中!援護に来てほしい!』了解。すぐに向かう」
嘘だろ?風紀委員襲撃始まってるじゃん。俺はアヤネとの短い通話を終えて車に飛び乗る。そのまま柴関に向けてアクセルを全力で踏み込んだ。
ご覧いただきありがとうございました。