黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
今回ちょっと短いです。
1/8(木)、1/9(金)追記
日記パートの内容を修正しました。
=月××日
今日は…本当に色々あった。順番に書いていく。
まず一つ目。黒服に呼ばれた。まさかアンゴスの箱と子供のカードが黒服からの物だとは思わなかった。アイツは製作に関わってないしなにかを仕込んだりもしてないと言っていたが、一度先生に見せた方がいいだろうか?アロナに見せればなにかわかるかも知れないし、もし他のゲマトリアが関わってて「私は関わってませんよ?私は」とかだと非常に不味い…不味いのだが、何故かこれは不用意に見せたり、誰かに預けたりしてはいけないと言う直感がある。どうするべきか、少し考えておく。
次に二つ目。風紀委員会の襲撃があった。こっちは少し遅れたせいで風紀委員の撤退間際に少し顔を出すだけになってしまったが、取り敢えず雷帝の事をヒナさんに伝えられたのでヨシとする。資料もヒナさんとホシノ先輩に渡したし取り敢えず俺ができることは全部やった…筈だ。
最後に、アンゴスの箱と子供のカードの機能について。黒服から話を聞いた結果、既存の能力に加えてアンゴスの箱には物品収容機能が、子供のカードには神秘の引き出し能力があることがわかった。
カードの方はまさしくドーピング。手に持って武器を召喚する時と同じような使い方で使えた。カードの中の神秘を使うので本来の限界を超えた瞬間的なブーストや体力の回復ができそうだ。それにしてもこれ、どうやって武器召喚と神秘引き出しを区別してるんだろう?
アンゴスの箱の方は、箱を持って念じるとアイテムをしまうことができた。遠隔収納は半径10mくらいまでの私物に限るらしく、それ以外は直接触れている必要があるようだ。容量とサイズ制限は…よくわからない。少なくともバイクと家の家具くらいなら全部入ったし、どちらもないものと考えても良いかもしれない。
取り出しもしまったアイテムを思い浮かべて出てこいと念じれば出てきた。出せる位置も半径10mほど。指定しない場合は目の前に出てくるといった感じのようだ。
中の時間は止まっているみたいだ。キッチンタイマーを動かしながらしまって1分ほど待って取り出したが時間は進んでなかった。
その後も色々と調べていたら、いつの間にかアンゴスの箱の中にアプリが二つ追加されていた。色々調べた結果、一つは神秘残量の観測アプリでもう一つは収納したアイテムの管理アプリのようだ。
神秘残量観測アプリの方は起動すると画面の真ん中にリアルタイム変動するカードの神秘残量が出るだけのシンプルなアプリだった。単位なんなんだろうこれ。何も書かれてないので取り敢えず保留。
アイテム管理の方は、どうやら収納条件を満たしているものと現在収納されている物が一覧で表示されているらしい。ここから収納、取り出しもできるしソート機能とかフィルタリング機能とかもあるので結構便利そうだ。日記みたいなあまりに人に見られたくないものは基本的にしまっといた方が良いかもしれない。
そこでわかったのだが、箱の中にロックのかかっていて取り出せないアイテムがいくつかあった。これが黒服やゲマトリアの仕込みかそれとも他の何かなのかわからない。要警戒。
このアプリたちはどうやら神秘引き出しと収納機能を使ったことによって追加されたらしい。最初から追加しといてくれ…
明日は大将のお見舞いもあるので今日はここまで。
追記(=月×△日)
どうやら子供のカードで肉体を強化しすぎた結果体に負担がかかりすぎたらしく、翌日ひどい筋肉痛になった。もしもう少し神秘を込めていたら筋肉断裂や最悪体が吹き飛んでもおかしくなかったかもしれない。次は筋肉や肉体の保護にも神秘を回す事にする。
「ちょっと…起きなさいよ!」
う…ううん…あ…あと5分…
「甘えた事言ってんじゃないわよ!早く起きなさい!」
あとちょっと…あとちょっとだけ…
「いい加減に…起きなさい!」
「うぉえあ!?」
大きな声が聞こえ、変な声が出ながら机から跳ね起きる。どうやらいつの間にか眠っていたようだ。…あれ?俺なんで教室で寝てたんだっけ?
「全くもう!███が手伝うって言って来たんじゃない!なんで寝てるのよ!」
「ごめんごめん、ここ日も良い具合にあたるからポカポカして…すぐやる」
そうだった。今日は書類の手伝いに来ていたんだ。時計を見ると、もう昼を過ぎていた。不味い。この量は今すぐ始めないと夕方までに終わらない。俺は慌てて資料を手に取り、記入を始めたのだった。
それから暫くして、漸く一段落した書類を前に、俺達は息を吐いた。時計を見る限り、なんとか昼過ぎ位に終えられたようだ。
「漸く一段落したわね…お疲れ様」
「お疲れ様。コーヒー持ってくるよ」
俺は部屋を出て給湯室に入り、戸棚から猫の書かれた物と████が書かれた物の二つのマグカップを取り出す。それにスティックコーヒーの粉とポットのお湯を入れ、適当に混ぜて教室に持っていった。
「お待たせ」
教室に戻り、猫のマグカップを███に渡し、俺は正面の椅子に座った。暫く互いにコーヒーを飲むだけの時間が続いていたが、ふと███が口を開いた。
「…私達は、███の選択は間違ってないと思う。誰も気にしてないわ██先輩も██先輩も、███先輩も███も、誰も怒ってない。だからあんまり引きずったらダメよ?」
███はそのまま話を続けて行く。俺は何故か声が出ず、黙って話を聞いていた。
「私たちはここで███を見守ってるわ。いざとなったら力も貸してあげるから。と言っても、今動けるのは私と███先輩だけだけど…」
そこまで話したタイミングで、突然ベルのような音が鳴り響く。同時に世界が崩れ始めた。
「…時間みたいね。それじゃあ最後に。この世界の私はアンタなんだから胸を張りなさい!」
その言葉と同時に、世界の崩壊が加速する。崩れ行く世界の中、咄嗟に███に手を伸ばし声をかけた。だがその手を███が掴むことはなく、俺の意識はそのまま浮上していった。
子供のカード
いくらキヴォトス人とはいえ筋肉を限界を超えて使ったら筋肉痛になる。
アンゴスの箱
収納機能のアプリは原作のアイテムメニューそのまま。使用ボタンの位置に「収納」と「取り出す」のボタンがある。
ご覧いただきありがとうございました。多分年内最後の投稿です。良いお年を!
投稿ペースについて
-
文章量が多少減ってもキープして欲しい
-
多少遅くても良いからある程度量が欲しい