黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
若干閲覧注意。
時系列は第12話~29話までのどこかです。
【幕間】酒とタバコと黒見セリカ(憑依)
悪夢を見る。
アビドスの砂漠。もう居ない仲間を探して延々と彷徨う夢。
悪夢を見る。
かつてミレニアムだった場所。そこでアリスだった
悪夢を見る。
かつてエデン条約が行われた場所。そこで誰も居なくなった
悪夢を見る。
誰も居なくなったキヴォトスを彷徨いながら、名も顔も知らぬ、もう動かない生徒を埋め続ける夢。
悪夢を見る。
蝨ー荳狗函豢サ閠を殺す夢。
悪夢を見る。
繧サ繝ェ蟋を探して砂漠を掘り返す夢。
悪夢を見る。
黒服と契約し、実験を受け苦痛に悶える夢。
悪夢を見る。
誰も居なくなった校舎を掃除する夢。
悪夢を見る。
濶イ蠖ゥが、繧キ繝ュ繧ウ蜈郁シゥを連れてく夢。
悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る悪夢を見る。
悪夢を見る。
皆の死体の夢を見る。
「…っ!!」
目が覚めると同時に枕元の銃とアンゴスの箱を掴み跳び跳ねるように立ち上がる。銃を構えて数秒、ようやく自分が今居るのは自宅の寝室であることと、自分はまた悪夢を見ていたのだということを認識した。
「チッ…最近見てなかったから油断してたな」
思わず舌打ちと愚痴が出る。それにしてもこんな夢を見るようになったのは何時からだろうか?割と最近だったような気もするし、ずっと前から見ているような気もする。ただひとつ分かっているのは、夢を見た日は何かして気分転換しないともう寝れないという事だ。
スマホを掴み、戸棚に隠してあった酒とタバコを取り出して上着を着る。本当は明日は学校もバイトもあるし、ドライブで気分転換したかったが生憎今は車検に出していた。
「寒っ…」
ベランダに出て、置きっぱなしの椅子から重しとブルーシートを外し座り込んだ。そのままタバコに火をつけ、煙を吸い込み吐き出すのを何度か繰り返す。こんな時だけはアビドスに人がいないのをありがたく思う。そうじゃなきゃキッチンの換気扇の下でタバコを吸う羽目になっていた*1。そんなことを考えながら数分吸い続けると、ようやく高ぶっていた気分が落ち着いてきたのを感じた。そこから酒も飲み始め、ぼんやりとMomotubeを見ながら晩酌を続けしばらく。ふと時間を見る。深夜3時半過ぎ。気付けば起きてから1時間近く経過していた。
「寝ないと不味いな…」
明日は早いし寝ないと不味い。ちょうど酒も回って来たし今なら寝れるだろう。そう考え俺は後片付けをして部屋に戻る。酔いが醒めないようにすぐに布団を被り、そのまま目を瞑る。酒に酔った体は予想通り、一瞬で眠りについた。
誤魔化したって終わらない。
悪夢を見る。
滅んだ箱庭の夢を見る。
ご覧いただきありがとうございました。
当作品に未成年の飲酒や喫煙を推奨する意図は一切ございません。お酒とタバコは20歳になってから。