黒見セリカ(憑依)は原作エアプ 作:ミカン
△月→日
今日は車を買いに行った。ブラックマーケットか中古かで迷ったが結局中古で買うことにした。ブラックマーケットは粗悪品や詐欺のリスクが高すぎるからだ。
なんか色々と変な乗り物もあった*1が色々見て回って安売りされていたSUVを購入した。今は通常タイヤになっているがオフロードタイヤに付け替えて少しメンテナンスすれば砂漠でも走れるらしいし、これでいいだろう。
後は予備のガソリンをいくらか買った。さすがに砂漠のど真ん中でガス欠となれば死は免れないだろうし、必要経費と割りきる。
後何か必要な物はあっただろうか?取り敢えず水と食料は追加で積み込んでおく。
△月↑日
今日はなんかクックック言ってる不審者に出会った。もうホシノ先輩と接触してるらしく黒服を名乗っていた。
意外だったのが俺にも取引を仕掛けてきた事だ。内容としては「アビドスの借金と土地問題全部なんとかしたるし、暁のホルスからも手を引くから人体実験させてやー」って事らしい。
なんか破格じゃね?もちろん断ったけど、なんであんな好条件で取引出して来たのかは気になる。
その後黒服は電話番号と事務所の住所押し付けて帰って行った。いらないけど今後ホシノ先輩が誘拐された時に先生が素早くたどり着けるように取っておこうと思う。
「う~ん、後なんか買う物あるかなぁ…」
車を買った次の日、俺は街を歩きながらユメ先輩の救済について考えていた。最近この事ばかり考えている自覚はあるが、ホシノ先輩が少し余裕がなさげだし、そろそろポスター破りそうな雰囲気があるのだ。さりげなく気にかけてはいるがあくまでまだ俺は部外者だしあんまりアビドスに入り浸る訳にも───
「誰だ?」
振り返り銃を構える。ホシノ先輩とトレーニングするようになってからこういう勘は大分鋭くなってきた。その勘に感謝しながらいつでも銃を撃てるようにトリガーに指をかける。
「クックック…流石ですね、黒見セリカ」
電柱の影から出てきたのは黒い不審者だった。
黒服。アビドスに巣食う「悪い大人」であり、本編2章の黒幕でもある。今この時期はホシノ先輩の勧誘に夢中なはずだ。なんで今…
「誰だお前。何が目的だ?」
「クックック…我々はゲマトリアと申します。私の事は黒服とお呼びください。本日は貴方に取引があるのです」
本当なら出し抜くなり有利に契約を結ぶなりするべきなんだろうが、自分が黒服の事を出し抜けるほど頭がいいとは思わない。だが聞かずに追い返すにはこいつは重要人物すぎる。話だけは聞くべきだろう。
「…受けてやる気はないが、聞いてやる。なんだ?」
「単刀直入に言います。アビドスの抱える借金と土地の問題を全て解決します。私の元で実験に協力してもらえませんか?」
「断る」
「暁のホルス…小鳥遊ホシノにも同様の取引をしていますが、そちらからも手を引きます。それでいかがですか?」
「断る」
「そうですか。では、こちらを」
即答で断ったが、黒服はまるでそれすら予想済みかのように俺にカードを渡してきた。
「なにこれ?」
「私の事務所と連絡先です。いつか取引をする気になったらいつでもご連絡ください」
いや、しないけど…まあいつか来る先生が黒服に素早く会うためにもらっとくか…
「ククッ…。今日のところは引き下がります。ですが、いつか貴方は私の取引に応じざるを得なくなる。その時を待っていますよ…クックック…」
そういうと黒服は近くのビルの影へと入っていった。慌てて追いかけたが、そこにはもう誰もいなかった。
「クックック…あの神秘、バステトだけではない…トートとネフティス、オシリスとホルスまで内包していますね…それに未知の神秘も混ざっている、ぜひ手に入れたい…」
★月×日
ユメ先輩が失踪した。
ご覧いただきありがとうございました。
黒服も黒服でエミュが難しすぎる...
今後は不定期更新になります。一週間以上開ける事はないと思いますのでご安心ください