聖火の精霊が英雄達を手助けするのは間違いだろうか 作:フェイト・
1話 2度目の人生
「それでは面接を始めよう」
「まず、説明が先ではないでしょうか?
「会って早々に邪神呼ばわりとは酷いじゃないか。否定はしないけど」
説明しよう。気づいたら真っ暗な空間?にいて、そこには整った顔をした黒髪で前髪の一部が灰色の男がいた。
その男は、めっちゃイケメンだったが、真っ黒なシャツに白い文字で『邪神参上☆』と書かれた服を着ているせいで、せっかくのイケメン顔が台無しになっていた。
「なーに、難しい話じゃない。君が死んで俺が面接をしている。以上」
「説明になってないんですけど……。え? 死んだ!?」
「やっぱり気づいていなかっか。まー、即死だったしね」
邪神様の説明によると車で通勤中に後ろから大型トラックに突っ込まれて即死だったらしい。*1
「マジか、自分ってそんなに日頃の行い悪かったけ?」
「大マジだ。因みに行いが悪かったと言えばノーだ。ただ、運がなかっただけさ」
「ま、死んじまったもんはしゃーない。じゃー自分はこれからあの世に行く感じですか?」
「それもありだが、俺の依頼を受けてくれるなら生き返る事できるけど……どうする?」
『君のいた世界とは違うけどね』と付け加えて邪神様が提案してきた。
これはアレだな。皆大好きな異世界転生ってやつだな!
もちろん答えは『イエス』
「因みに依頼の内容は?」
「あー、『とある』少年の手助けをして欲しい。出来れば、同じ『ファミリア』に入って欲しい。これが依頼だ」
「それだけ?」
「それだけだ。因みに依頼に失敗した時は怖〜いお姉さんに魂が消えて無くなるまで拷問されるから気をつけてね☆」
「何それ怖!?」
異世界転生に釣られて安請け合いしてしまった事を少し後悔しながらも、転生ものの『お約束』を聞いてみた。
「ねぇ、邪神様! 転生特典としてチート性能を貰えますか?ほら、異世界ってことなんですからスキルとか魔法とかは───」
「無理」
「え?」
「無理」
「チートスキルとかは?」
「無い」
「チート魔法とかは?」
「無い」
「……欲張りませんのでどれか一つでも」
「まぁ……俺個人としても何かしらしてやりたいが、君の新しい体を用意するのにリソースの殆どを使ってしまってなぁ、ぶっちゃけ貯金ゼロ☆」
「あ、そう言う理由だったんですね」
「そうゆう訳で、【スキル】や【魔法】とかは現地調達してくれ」
「あ、スキルと魔法は実際にあるんですね。というかほんとうに投げやり……」
「まぁさっきも言った通り君の身体だけで手一杯だからさ。まぁなるようにはなるさ……。では今から目的地に転送させる。そーだな……名前は『エレン』、『エレン・エウロギア』と名乗ってくれ」
「『エレン』はともかく『エウロギア』って、なんかヤバそうな名前に聞こえますけど」
「そう言わないでくれ、ちゃんと
「そうなんですか?」
「あぁ。因みに向こうに着いたら、『廃教会』を目指してくれ───そこに『例の少年』がいる」
「まぁ……ひとまずの目標としては分かりました。色々とありがとうございます」
邪神様?が指パッチンすると体が光に包まれていくと次第に視界が真っ白になって何も見えなくなった。
その後、青年を見送った後の誰もいない空間で邪神と呼ばれていた存在は怪しげな笑みを浮かべる。
「『最後の英雄』を支える存在として、しっかりと活躍してくれたまえ」
***
「えっと、到着……って事で良いかな?」
気づくとそこは人で溢れかえる都会の様な場所だった。
目の前には天にまで届きそうな大きな塔。元いた世界では、アニメでよく知られる、エルフ、ドワーフ、獣人、小人などの幅広い人種が多くいた。
「アニメで見た異世界転生をまさか体験できるとは……」
「おい見ろよ!あの別嬪さん!」
「おいマジか。あんな子俺は知らねーぞ!」
「俺ちょっと声掛けてくるわ!」
「バカ!あんな嬢ちゃんを神連中が見落とす訳ねーだろ!もう既にどっかの派閥に入ってるに決まってる!」
「……なんか騒がしいな?」
何やら周りが騒がしい事に気づいて周りを見回すと、商品を展示しているガラスに映っている人物を見て、エレンは確信した。
「……原因は自分か?」
ガラスに映っていたのは短めの青い髪と目。顔立ちは男女のどちらも言い難い中性寄り。見た感じだと、目測で170cm程の痩せた体型。服装はコートを着ているせいで気付きにくいかもしれないが……。
「これで男なんだよなぁ……」
体の感覚的に自分が男なのがなんとなく分かる。異世界転生で見た目が変わるのは作品によってはあるが、まさかそれを引き当ててしまうとは……。
「(体は邪神様が用意したと言ってたけど、もしかしてこれは趣味?)」
邪神様の趣味に疑問に持ちつつ、廃教会をどのうように見つけようか考えていると……。
「何やら男達が騒がしいと思えば、貴方が元凶ですか?お姉さん♪」
「ん?」
声をかけらた方を振り返るとそこには3人組の女性がいた。
黒髪の着物を着た女性。
灰色髪の獣人の女性、多分オオカミかな?
緑髪のエルフの女性。
「騒ぎと言っても、周りが勝手に騒いでいるだけですけど……」
「ま、こんだけ
「ここじゃ見ない顔ですね、最近来たばっかりですか?」
「そんな感じです。行きたい場所があるんですけど、土地勘が全く……ちょっとした迷子みたいな状態で……」
「ふむ……因みに行きたい場所とやらは目処は付いてるのか?」
「えっと……『廃教会』に行きたいんですけど」
「……多分、あそこかな?」
「知っているのか?セルティ」
「ほら、前にウチに入団希望で来た男の子が居たじゃん」
「あ〜、あの白髪の雄か?」
「うん。あの後、偶々パトロール中に会って、眷属にしてくれる神様に見つけてもらえて、今は『廃教会』を拠点として冒険者活動をしてるって」
「ほーう。あの小僧を拾うとは中々物好きな神もいたもんだ」
「(( ̄▽ ̄;;)ア、アハハ……まぁ、場所も教えてもらったから案内も出来るけど、どうします?」
「えーと、お言葉に甘えても良いでしょうか?」
「構わん。これも『活動』の一環だ」
「(活動?)」
目的の場所まで案内されている道中色んな話を聞けた。
何でも彼女達は【アストレア・ファミリア】の団員。
着物を着た女性は輝夜さん。
何でも、【アストレア・ファミリア】は治安維持を主に活動しているファミリアらしい。
「(前の世界だと警察みたいな感じかな?)」
こっちの世界では神様が普通に暮らしているみたいだが、時折その神様が暮らしていた『天界』と呼ばれる場所での生活に飽きて『下界』に移り住んだらしい。
その神様の『恩恵』を受けた存在を『眷属』と呼び、一般人より強い存在となる。
その存在は複数の者と共に組織として行動したり、家族と言った形や、国家レベルのものも存在するんだとか。
自分は自己紹介で『エレン・エウロギア』と名乗ると、輝夜さんから一瞬睨まれたのは気のせいだろうか?
因みに、『女性』だと思われていたみたいだったのでちゃんと『男性』であることも伝えておいた。凄く動揺されたけど・・・・・・。
「と、色々と話してたら目的地に着いたな」
「お♪」
気づいたら目的の『廃教会』に到着。名前から察してはいたけど、本当に酷い具合だこと。
窓ガラスは割れた状態で、壁には苔や植物などが張り付いている状態。
木材で出来た扉も、ボロボロの状態だが、地面には扉を開けたときにできたと思われる跡がついていた。
「じゃ〜、私達はここいらでお暇させてもらいましょう」
「また会おーぜ!」
「お元気で」
「ありがとうございましたー!」
そうして、エレンは【アストレア・ファミリア】の方々とお別れを済ませると、自分は邪神様に転生させて貰った条件を果たすべく扉を叩いた。
「すみませーん!どなたかいらっしゃいますか?」
「えっ? 人!? 神様の知り合いですか?」
「うーん、多分違うと思う。すまないけどベル君が出てくれないかい?」
「わ、分かりました」
中で話し声が聞こえると思ったら、扉が開き1人の少年が出てきた。
白髪で深紅の瞳を持つ少年の姿を見たエレンは、不意に『兎かな?』と思わず、口に出してしまった……。
「(邪神様が言っていたのは、この子のことかな?)」
「あ、あのー……」
「あ! ごめんなさい。自分はエレン。怪しい者ではないのでそんなに警戒しないで下さい。今日はこちらに用があってきました」
「えっと……ここに、ですか?」
「はい!」
「自分をあなたの『ファミリア』に加えて欲しいのです」
***
「いや〜、まさかボク達のホームにわざわざ足を運んで来てくれるとは……」
「いえ。いきなりな訪問を温かく向かい入れて貰いありがとございます。ヘスティア様!」
「な〜に、ボクのファミリアに入ってくれる子どもは大歓迎だよ!」
アポ無しの突撃訪問だった為に嫌な顔をされないか、色々と心配していたが、『
ただ、自分を見た時に『ん?』と、まるで珍しいものでも見つけたようなグルグルと体を見てまわっていたのが、少し気になった。
今は先ほどの少年の名前は『ベル・クラネル』。
たったの1人しか団員がいない状態で本人の負担を少しでも軽くしてやりたいと考えていて、ヘスティアは眷属集めに躍起になっていたとか。
「でも、本当に良かったのかい?ボクが言っては何だけど、ウチ零細ファミリアだし……」
「何を仰いますかヘスティア様。 どこも最初はゼロから始まるもの。 むしろゼロから始めてこそやり甲斐があると言うものです!」
「くぅ〜、なんて心優しい子なんだ!ヨシそれじゃあ早速君に『恩恵』を刻むとしよう。 ベル君が帰ってくる前に!」
因みに、ベルはお茶菓子代わりに『じゃが丸君』なるものを買いに出掛けている。
その後はヘスティア様の指示に従い、上着を脱いで、ベッドの上で仰向きの状態でねっ転がっている状態。
何でも、背中に
「よーし!これで君を今日からボクの眷属だ!よろしくね、エレン君♪」
「はい! よろしくお願いします、ヘスティア様」
無事に『恩恵』が刻み終わると『ちょっと待っててね!』と言われ何やら紙に書き出した。
「はい。これが君の【ステータス】だよ!」
エレン
レベル1
力 :I 0
耐久 :I 0
器用 :I 0
敏捷 :I 0
魔力 :I 0
◾️魔法
【
・回復魔法
・速攻魔法
【】
【】
「これが自分の【ステータス】……ですか……?」
「うんうん!」
「……これってどうなんですか?」
「どうって───凄いに決まってるじゃないか!!」
「!?」
その【ステータス】と呼ばれるものの基準が全く分からず、恐る恐る聞いてみると、大声での返事に身体が跳ね上がった。
詳しく聞いてみると、普通は【
しかも、魔法を覚える枠『スロット』なるものは自分みたいなヒューマンは基本は一つ。才能ある人は二つが限度。三つ空いているのは
「しかも、『魔法』には色んな種類があるけど、『回復魔法』を引き当てるとは……」
「……それは『当たり』の意味ですか?」
「あぁ、当たりも当たり!大当たりだよ! 『回復魔法』を使える子は少ないと聞くしね~」
「なるほど……」
ヘスティア様と知識の共有をしていると、手に何やら大きな紙袋を抱えたベル・クラネル少年が帰ってきた。
「神様!ただいま戻りました!」
「お疲れベル君! 随分買ってきたね?」
「神様のバイト先の店長がお祝いと言って沢山オマケしてもらいました!」
「くぅ〜!店長も粋な計らいをしてくれるぜ! よし、ちょっと早いお昼だが『じゃが丸くんパーティ』と洒落込もうじゃないか!」
「「おー!!」」
あの後、『じゃが丸くんパーティ』を楽しんだ後、ヘスティア様から『ギルド』への『冒険者登録』へ行くように指示を受けた。
【ギルド】はこの街【オラリオ】を取り纏める組織のようなもので、【ファミリア】に新しい団員などが加わった場合などには【ギルド】に届出を出さないといけないらしい。
「ベル君はエレン君と一緒に着いて行ってくれないかい。 君も【ギルド】には
「(……報告?)」
「分かりました! 神様!」
『廃教会』を出たエレンはベルの案内で、【ギルド】本部を目指した。目的地に着くまでには結構時間があるとのことで、到着するまでの間。ベルが様々な事を教えてくれた。
・酒場として人気な『豊穣の女主人』
・武器、防具などの多く取り扱っている鍛冶派閥。【へファイスト・ファミリア】【ゴブニュ・ファミリア】
・野菜などの様々な作物を育てている、【オラリオ】の食を支えていると言っても過言じゃない。生産系の派閥。【デメテル・ファミリア】
・『ポーション』や『薬』を販売したり治療などを行う治療系の派閥。【ディアンケヒト・ファミリア】【ミアハ・ファミリア】
・都市の秩序を守る派閥。【ガネーシャ・ファミリア】【アストレア・ファミリア】
・
「ふむふむ。【アストレア・ファミリア】以外にも多くの【ファミリア】があるんだな……」
「他にも、沢山の【ファミリア】があるけど、僕が知ってるのはこんな感じです」
「そして、【ヘスティア・ファミリア】は【探索系ファミリア】。『ダンジョン』から取れるモンスターの『魔石』や『ドロップアイテム』などを収入源にすると?」
「はい。あっ! 目の前に見える塔が『バベルの塔』で、その下にあるのが『ダンジョン』です!」
「あれが……」
目の前ある巨大な塔を見上げれる。
何でも、この世界に一つしか存在しない『ダンジョン』から出てくる『モンスター』を地上に出てこれないようにするための『蓋』の役目を補っているとか。
そして、ベルの案内で『バベルの塔』の近くに建てられている宮殿のようなデザインと建物の中に入ったエレン。
中は、いかにも冒険者!と分かる格好をした人で溢れかえっており、受付と思われる場所で、多くの女性職員が、冒険者達と様々なやり取りを繰り広げていた。
「え〜と、あっ!いたいた。エイナさ〜ん!」
「ベル君、久しぶり。探索は頑張ってる……その後ろの人は?」
「初めまして。今日【ヘスティア・ファミリア】に入団した、エレン・エウロギアっていいます」
「え!? ベル君の【ファミリア】に団員⁉。っ、し、失礼しました。 【ギルド】所属の『エイナ・チュール』と申します」
ベルから『紹介したい人がいます!』と言われて、辺りをキョロキョロとさせていると、探し人を見つけたようで、大きく手を振り始めた。
すると、向こう側も気が付いたようで、ベルの目の前に現れたのは、耳の長い女性だった。
エレンはアニメ知識で、その女性がエルフだと思っていたが、後から聞いた話だと、彼女は『ヒューマン』と『エルフ』のハーフ。『ハーフエルフ』と言われているらしい。
「えっと、今日の要件はエレン氏の『冒険者登録』でいいのかな?」
「えっと、実は僕の方から一つ報告が……」
「うんわかった。じゃあエレン氏はこちらの書類に記入をお願いします」
「分かりました」
――それで、報告ってなにかな?
「えっと、名前はエレン・エウロギアっと……」
――僕、とうとうLv.2になったんです!
――ん?
「(そう言えば普通に読み書きできるけど、邪神様のおかげ?」
――だから、Lv.2になったんです、僕!3日前に!
「(お礼とか色々言いたいけど、もう会えないのかな?)」
――Lv2?
――はい!
「(えっと、回復魔法が使えるから……
――3日前?
――はい!
―― 嘘なんかついてないよね?
――はい!
「(年齢は……前世と同じ20歳でいいか♪)」
――ベル君、冒険者になったのいつ?
――1ヶ月半前です!
「よし、エイナさん。書類の記入おわr」
「1ヶ月半でLv.2〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
エレンが、書き終えた書類をエイナに渡そうと思い、声をかけた瞬間。
エイナは、テーブルから身を乗り出す勢いで、ベルに迫り、大きな声が【ギルド】内部に響き渡った。
エイナの声を聞いた冒険者達が、ゾロゾロとベルのいる場所に集まり、ベルやエイナは多くの冒険者達からさっきの内容について、説明を求められていた。
───戦姫《せんき》の記録を抜いた!?
───新しい
───ただのインチキ野郎だろっ!?
───日数の改竄では?
など、ベルは言われ放題の状態。
このちょっとした騒ぎはすぐには収まらず、ほかのギルド職員の介入によって、何とか事態は収拾がついた。
それからは特にこれといった問題もなく【ヘスティア・ファミリア】の活動拠点兼
「「帰りました、
「お帰り!ベル君、エレン君」
「じゃあ、早速やろうか。ベル君。君の【ランクアップ】を」
【ランクアップ】
それは【ステータス】の昇華させる行為を差し、自身のレベルを上がる現象。
基本アビリティをどれか一つを最低D評価まで上げ、
「……終わったよ」
「あれ?もう?」
「……特に、何も変わらないですね」
「『ち、力が溢れてくる……!』みたいな感じは?」
「体の構造が作り変わるわけでもないしね、劇的な変化なんて期待させていたなら悪かったね」
「あっ、いえ、そんな風にはっ……」
「大丈夫さ。君はきちんと【ランクアップ】しているよ!それにほら、君の二つめぇ……じゃなくてっ!……うん、ほら、アレだ。君の待望だった、【スキル】の発現だよ」
ヘスティアの言葉をゆっくりと受け止めたベルは、ガバッと用紙にに視線を落として、血眼になって筆記を視線で追っていた。
気になったエレンは、ヘスティアとベルの許可をもらって、用紙を覗き込んだが……。
ベル・クラネル
LV.2
力 : I 0
耐久 : I 0
器用 : I 0
敏捷 : I 0
魔力 : I 0
幸運 : I
《魔法》
【ファイアボルト】
・速攻魔法
《スキル》
【
・
「(……【英雄願望】?)」
ベルの顔から笑みがスッと消えたが、それも当然。
【ステイタス】に表れる【スキル】や『魔法』は、本人の本質や望みが反響されやすい。
つまり、この【英雄願望】はベルが「僕、英雄になりたい!」と言っているようなもの。
なら……やる事は決まっている。
ヘスティアとエレンはとアイコンタクトを交わし、それぞれベルの左右の肩に手を置き、言葉をかけた。
生温か〜〜〜い目をして!( ̄▽ ̄)
「「……可愛いね(な)☆」」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ベルを一通り弄ったのち、ヘスティアは神々の情報共有の場『
「しかし、こんな所で
ヘスティアは
それは女神ヘスティアの眷属。『炉の火』の精霊だった。ヘスティアは過去に下界の
「でも、
エレンは精霊であると同時にヒューマンでもあった。
『精霊は子供を作れない』これが神々の常識であった。ただ、ここは下界……。神々が見通せない『未知』が起きても何ら不思議ではない。
「まー、エレン君は自分が精霊だと知らないみたいだし、後でヘファイストスやアストレアにでも相談してみるか……」
なお、この話を聞いたヘファイストスとアストレアが頭を痛めたのは、また、別の話である……。
この作品では【アストレア・ファミリア】は誰1人死亡していません。
あっ!もちろんアーディも生きています。