Duchess in Borderland   作:M.T.

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【特別編4】くらぶのじゃっく

ミツキside

 

 開催3日目、夜10時。

 私達は、コータ君の『びざ』を手に入れる為に『♣︎J(くらぶのじゃっく)』の『げぇむ』にエントリーした。

 20人集まるまでは『げぇむ』が始まらないから、『げぇむ』が始まるまでの間、集まっている『ぷれいやぁ』同士で自己紹介をして親睦を深めていた。

 あと一人来るのを待っていると、『げぇむ』会場のゲートが開き、最後の参加者が入ってきた。

 最後に入ってきたのは、ヒーロちゃんだった。

 

「ミツキさん……」

 

「ヒーロちゃん!良かった、無事だったのね」

 

 ヒーロちゃんは、所々怪我をしているけど、致命傷になるような傷はなかった。

 私がヒーロちゃんの姿を見て安堵のため息を漏らしていると、タクマさんが話しかけてくる。

 

「ミツキさん、彼女が別れてしまったというお仲間ですか?」

 

「はい…ヒーロちゃん、ジュンさんは?」

 

 私が尋ねると、ヒーロちゃんは俯く。

 俯いたヒーロちゃんは、地面にポタポタと涙を落とした。

 

「………ジュンさんは、私を庇って『げぇむ』で命を落としました……ごめんなさい…私…ジュンさんを、助けられませんでした…!」

 

 ヒーロちゃんは、ジュンさんを救えなかった事を泣きながら謝った。

 私は、何も言わずに、ヒーロちゃんをそっと抱きしめて背中を撫でた。

 ジュンさんが死んでしまった事は悲しいけれど、何もヒーロちゃんが悪いわけじゃない。

 ジュンさんが『げぇむ』に参加したのも、ヒーロちゃんを庇ったのも、きっと彼が自分で決めた事だと思う。

 だったら、私がやるべき事は、ジュンさんの死を悲しむ事じゃなくて、ヒーロちゃんが生きてここに来てくれた事を喜ぶ事。

 私とヒーロちゃんは、お互いに生きて再会できた事を喜び合った。

 すると、その時だった。

 

 

 

「ようこそ、『ぷれいやぁ』の皆さん」

 

 浅黒く日焼けした長身の男性が、穏やかな笑みを浮かべながら歩み寄る。

 ポロシャツにジャージという体育教師のような格好をしていて、赤く光った『ぼたん』を身につけている。

 彼の後ろには、同様に赤く光る『ぼたん』を装着し動きやすい服装をした4人組がいた。

 

「私は黒葉(クロバ)蘭寿郎(らんじゅろう)。『♣︎J(くらぶのじゃっく)』です。よろしくお願いします」

 

 『♣︎J(くらぶのじゃっく)

 黒葉(クロバ)蘭寿郎(らんじゅろう)/クロバ

 小学校教諭

 

「そして彼等は、私の教え子達です」

 

 『♣︎J(くらぶのじゃっく)』ことクロバは、後ろにいた4人の男女を指す。

 4人の中で一番背の高い男性、小柄な女性、そして兄妹なのか顔のよく似た男女二人組が、順番に自己紹介をする。

 

砂布(すなふ)龍飛(りゅうと)。気軽にスナップって呼んでくれよな」

 

 砂布(すなふ)龍飛(りゅうと)/スナップ

 スタントマン

 得意ジャンル『♠︎(すぺえど)』(肉体型)

 

木馬(モクバ)栄美(えみ)よ」

 

 木馬(モクバ)栄美(えみ)/モクバ

 大学院生

 得意ジャンル『(だいや)』(知能型)

 

「ボクはバタだよ〜。で、こっちは妹のブレッドだよ〜」

 

 蝶野(ちょうの)葉太(ようた)/バタ

 ファッションデザイナー

 得意ジャンル『♣︎(くらぶ)』(バランス型)

 

蝶野(ちょうの)白帆(しほ)です。よろしくお願いしますね」

 

 蝶野(ちょうの)白帆(しほ)/ブレッド

 パタンナー

 得意ジャンル『♣︎(くらぶ)』(バランス型)

 

《これから皆様に参加していただく『げぇむ』は、『どろけい』。難易度、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』》

 

 合成音声と共に、『げぇむ』会場に設置された巨大なモニターが白く光る。

 モニターに、♣︎のJのトランプが表示された。

 

《『るうる』の説明。これから皆様には、くらぶのじゃっくチームとぷれいやぁチームに分かれ、規定のフィールド内で相手のチームの『ぼたん』を押し合っていただきます。『ぼたん』を押された参加者は、『ぼたん』を押されてから60秒以内に相手のチームの『じんち』に移動しなければなりません。『じんち』に入っている間は、そのチームの一員としてカウントされます。『じんち』に捕まっている間は、『じんち』の外に出る事はできません》

 

 合成音声が『るうる』を説明するのに合わせて、モニターに『るうる』説明の映像が表示される。

 最初は、赤い『ぼたん』を装着しているくらぶのじゃっくチームが5人、青い『ぼたん』を装着しているぷれいやぁチームが20人でスタートする。

 アスレチック公園の中には、それぞれ赤と青に光る『じんち』が配置されていて、赤がくらぶのじゃっくチームの『じんち』、青が私達ぷれいやぁチームの『じんち』という事らしい。

 くらぶのじゃっくチームが『ぷれいやぁ』の『ぼたん』に触れると、『ぷれいやぁ』の『ぼたん』が赤色に変わり、その瞬間から60秒のカウントが始まる。

 『ぼたん』が赤色に変わった『ぷれいやぁ』は、60秒以内に赤色の『じんち』に移動し、そこで待機しなきゃいけない。

 そしてそれは、逆も然り。

 

「ちなみに『ぼたん』を押された人が『じんち』に行かないまま60秒経過したり、『じんち』から脱走した場合はレーザーで強制排除ですので、気をつけてくださいね」

 

 クロバは、そう言ってニッコリと微笑む。

 今まで、どんな『げぇむ』であれ『るうる』は絶対だった。

 彼の発言も、嘘じゃないと考えるべきね…

 

《次に、相手の『じんち』に捕まった参加者の『ぼたん』を押すと、その参加者を『じんち』から解放する事ができます》

 

 『ぼたん』が青い『ぷれいやぁ』が、赤色の『じんち』にいる『ぷれいやぁ』の『ぼたん』に触れると、触れられた『ぼたん』が赤色から青色に戻り、『じんち』から出られるようになる。

 その逆も同様。

 

《次にこの『げぇむ』における勝敗ですが、2時間後、人数の多いチームの勝利。勝利したチームのうち、『じんち』に捕まっていない参加者のみが『げぇむくりあ』となり、それ以外は全員『げぇむおおばぁ』》

 

 赤い『ぼたん』の参加者が16人、青い『ぼたん』の参加者が9人いて、赤チームの上に『WINNER!!』と表示される。

 赤い『ぼたん』の参加者のうち、『じんち』に捕まっていない参加者だけが手を挙げ、それ以外の参加者が全員レーザーで撃たれる。

 

「えっと…つまり…基本的な『るうる』は普通のドロケイと同じだけど、どっちのチームも、警察でもあって泥棒でもあるって事?」

 

「そうなるね」

 

 他の『ぷれいやぁ』が、顔を見合わせて『るうる』の確認をした。

 『どろけい』という名前の『げぇむ』だけど、この『げぇむ』では、両チームが警察で、泥棒。

 相手のチームに捕まらないように気をつけつつ、相手のチームを捕まえる『げぇむ』って事ね…

 『るうる』を聞いている限りだと、暴力行為は禁止されていないみたいだけど…コータ君は大丈夫かしら…

 

《なお、この『げぇむ』において、他者の殺害は禁止とします》

 

「この『るうる』が無いと、殺し合いになってしまいますからね。それを防ぐ為の措置だと思ってください。もちろん、『ぼたん』を押された人が『じんち』に行くのを妨害したり、『じんち』の外に押し出したりするのも反則です」

 

 そう言ってクロバは、指でバツを作る。

 相手のチームに殺されたり大怪我させられたりする心配がないのが、唯一の救いね…

 

《これより10分間を、作戦タイムとします。10分後に『げぇむ』を開始します》

 

 ブザーを合図に、10分間の作戦タイムが始まる。

 この『げぇむ』、この作戦タイムがすごく重要な気がしてならない。

 少しでも有利に立ち回れるように、作戦を練らないと…

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ヒーロside

 

 私達は、自分達のチームの『じんち』で作戦を話し合った。

 

「えっと…どうします?」

 

「とりあえず、できるだけくらぶのじゃっくチームとの接触は避けて、捕まらないようにしましょう。オレ達は、人数の利があります。『じんち』にGK(キーパー)を念の為に2〜3人配置して、それ以外は、得意なジャンルの違う4〜5人で隊列を組んで、くらぶのじゃっくチームの出方を窺いましょう」

 

「最終的にチームの人数が多い方が勝ちなんですよね?だったら、皆で一箇所に固まって動かないんじゃダメですか?ほら、最初の人数はこっちが多いわけですし…お互い背中合わせで『ぼたん』を守っていれば、安全だと思うんですけど…」

 

「いや、ダメだ。そんな作戦、誰でも思いつく。だからこそ奴等は、こっちの守りを崩す策のひとつやふたつは講じてるはず…一箇所に固まってるところを攻め込まれて全滅でもしたら、取り返しがつかねぇぞ」

 

「あの…その事なんですけど、いいですか?」

 

 ミツキさんが、作戦会議中に手を挙げる。

 

「ヒーロちゃんは心臓を患ってます。GK(キーパー)はヒーロちゃんに任せてもいいですか?」

 

「ミツキさん。大丈夫です。私、動けます」

 

「ヒーロちゃん…!?」

 

「動ける人は、1人でも多く動かした方がいいんでしょう?私、これでも絵札の『げぇむ』を『くりあ』してるんですよ」

 

 私は、GK(キーパー)役を拒否して、逃げる側に回る決意をした。

 そんな中、昨日からこの『げぇむ』にエントリーしていたというお爺さん、クリモトさんが口を開く。

 

「…まぁ何にせよ、絵札の『げぇむ』を『くりあ』した奴がいるのは頼もしいな。ちなみにアンタが『くりあ』した『げぇむ』ってのは、なんだったんだ…?」

 

「『♠︎Q(すぺえどのくいいん)』」

 

「……マジかよ」

 

「見かけによらず、ゴリゴリの武闘派ってわけだな」

 

 私が参加した『げぇむ』の話をすると、他の参加者が顔を引き攣らせる。

 なんか、必要以上に期待されてるような気がするけど…

 皆の命がかかってるんだから、頑張らないと。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

《作戦タイム終了です。それでは、『げぇむすたあと』》

 

 10分間の作戦タイムが終わり、各自が配置につくと、開始のブザーが鳴る。

 するとその直後、ものすごいスピードでくらぶのじゃっくチームが動き出した。

 

「おいおいおい、来てるぞ!!」

 

 私達の近くにいた隊は、じゃっくチームの動きを察知すると、すぐに逃げ出した。

 相手は、一人でも多くの『ぷれいやぁ』を捕まえる為に、一人ずつに分かれて攻めてくるはず。

 それでも一度に捕まえられるのは、せいぜい2人か3人。

 全滅さえ防げれば、生き残った人が他の隊に情報を共有して、相手の戦力や出方に応じて隊列を組み替える事で対応できる。

 だけど次の瞬間、私はその考えが甘かった事を悟った。

 

「え…!?」

 

 クロバは、一瞬で皆の間を縫って通り過ぎると、ニヤリと笑う。

 

「『たいほ』です」

 

 クロバが通り過ぎた場所に立っていた人の『ぼたん』は、全部赤色に変わっていた。

 開始からたったの1分で、5人捕まり、チームが1つ全滅してしまった。

 

「は…!?嘘だろ、もう5人捕まったのかよ!?」

 

「まだ始まってから1分しか経ってねぇぞ!?」

 

 『ぼたん』を押された人達が、くらぶのじゃっくチームの『じんち』へと移動する。

 クロバ達は、その調子でどんどん私達のチームのメンバーを減らしていく。

 クロバの軽い身のこなしに加えて、彼の生徒達のチームワークによって、あっという間にまた3人捕まった。

 

「まずいぞ…どんどん捕まってく…」

 

「とにかく、捕まった奴等を取り返しに行こう。今くらぶのじゃっくチームの『じんち』を守ってるのは、モクバとかいう女1人だけだ。5人で一斉に攻め込めば、倒せない相手じゃない」

 

 私達は、捕まった仲間を解放する為に、くらぶのじゃっくチームの『じんち』に向かった。

 じゃっくチームの『じんち』を守っているのは、聞いていた通りモクバ一人だけだった。

 これならいける、と、私のチームの仲間三人が飛び出した、その瞬間。

 どこからかバッと網が飛び出し、仲間を解放しようとした三人を拘束してしまった。

 

「な……!?罠!?」

 

「いつの間に…!」

 

「甘いわね。アンタらが捕まった仲間を取り返しにのこのこ来る事くらい、お見通しなのよ」

 

 三人が網にかかった事に驚いていると、モクバが三人を見下ろしながら口を開く。

 嘘でしょ、いつの間に罠なんて仕掛けてたの…!?

 というか、罠なんて一体どこから……

 

 ……!!

 まさか、アスレチックのネットを使って罠を作ったの…!?

 作戦タイムの10分の間に……!!

 

「私達だって、勝つのに必死なの。恨みっこなしよ」

 

 そう言ってモクバが、三人の『ぼたん』に触れようとした瞬間。

 私は、咄嗟に飛び出して、逆にモクバの『ぼたん』に触れようとした。

 モクバの『ぼたん』に触れれば、じゃっくチームのGK(キーパー)は誰もいなくなる。

 逆に今がチャンス…!!

 

「くっ…!」

 

 私がモクバの『ぼたん』に触れようとすると、クロバが私の行手を阻んできた。

 私がクロバに手こずっている間に、モクバが三人の『ぼたん』に触れた。

 

「悪く思わないでくださいね。これも作戦のうちですから」

 

「皆…!!」

 

 モクバが『ぼたん』を押された皆を罠から解放すると、皆はくらぶのじゃっくチームの『じんち』へと入っていく。

 私が『ぼたん』を押された仲間を取り返そうとすると、ちょうどそのタイミングで『じんち』に戻ってきたスナップが阻んでくる。

 

「おっ、何だ?運動部か?遊ぼうぜ、お姉ちゃん」

 

 そう言ってスナップは、私の行く手を阻みつつ、私の『ぼたん』に『たっち』しようとしてくる。

 その様子を眺めつつ、クロバが徐に口を開く。

 

「私達は、こんなところで負けるわけにはいかないんです。あの子の為にも……」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

クロバside

 

「はい、今日の授業はここまで。皆、復習を忘れずにね」

 

「「「「「はーい!!」」」」」

 

 私は、かつては山村の小さな小学校で教師をしていた。

 子供の頃から、教師になる事が夢だった。

 東京の大学を卒業して念願だった教師になり、私自身の希望で、私の母校で教鞭を執る事になった。

 昔から器用貧乏で何事も努力で克服してきた私にとって、多種多様な科目を子供達に教える小学校教師という職業は、まさに天職だった。

 砂布君達は、私が初めて担任を請け負った生徒達だった。

 

「皆は大きくなったら、何になりたいですか?皆で話し合ってみましょう」

 

「私は、研究者になって、社会に貢献したいです」

 

「ボクは絵を描いたり工作したりできる仕事がしたいな〜」

 

「私も!」

 

「へっへ〜ん、オレはやっぱり忍者だな。ニンニン!」

 

「何それ、バカじゃない?」

 

「うっせ!かっこいいんだからいいだろ〜!」

 

 木馬さん、蝶野兄妹、砂布君…

 そして私の請け負ったクラスには、もう一人生徒がいた。

 

「僕は、黒葉先生みたいな、立派な先生になりたい」

 

 蜂谷雀君。

 私のクラスの5人目の生徒で、私の事を一番慕ってくれていた子だった。

 

「皆、素晴らしい夢ですね」

 

 私のクラスは、たった5人しかいなかったが、皆が皆個性溢れるいい子達だった。

 砂布君は活発で運動神経がいい。

 木馬さんは真面目で頭がいい。

 葉太君、白帆さんはチームワークがいい。

 そして蜂谷君は、誰よりも優しい。

 皆、私の自慢の生徒達だった。

 

 私は、砂布君達を6年間教え、皆が卒業した後も連絡を取り合っていた。

 休みの日は、皆で集まって遊んだりもした。

 

 私の教え子達は、皆それぞれの形で自分の夢を叶えた。

 忍者になりたいと言っていた砂布君は、スタントマンになって忍者の役で映画に出演した。

 研究者になりたいと言っていた木馬さんは、大学院に進学して生化学の研究に励んでいた。

 芸術的な仕事がしたいと言っていた蝶野兄妹は、兄妹でデザイン事務所を立ち上げ、アパレル業界で活躍していた。

 そして私のような教師になりたいと言っていた蜂谷君は、教員免許を取得して、晴れて東京の高校で教鞭を執る事が決まった。

 

 私は、自分の力で夢を叶えた教え子達を心から祝福した。

 春休みには、皆で久々に集まって酒を交わしながら近況を語り合った。

 

「にしてもさ、オレらって何気にすげぇよな。全員自分の夢を叶えて、こうやって仲良く飲んでるなんてよ」

 

「それもこれも全部、黒葉先生のおかげです」

 

「そういえば〜、この中で彼氏か彼女いる人いないの〜?」

 

「オレこの前別れたばっか」

 

「私は研究で忙しいから…あはは…」

 

「私も今のところ、作る予定ないかな」

 

「だよね〜」

 

「いいじゃないですか。仕事も、恋愛も、自分のペースで進めればいいんです。でも砂布君、君はあまりはしゃぎすぎないようにね」

 

「いやアンタは自分の心配しろよ!アラフォーにもなって童貞とかやべぇぞ!?」

 

「ほんとそれ。前から思ってたんだけどさ、黒葉先生って、浮いた話とか全然聞かないよね」

 

「イケメンだし、優しいし、何でもこなせるし、絶対モテそうなのにね」

 

「先生、まさか()()()なんじゃ…」

 

「私はいいんですよ。私にとっては、君達が家族ですから」

 

「いや重いわ!」

 

「先生ボクらの事好きすぎ〜!」

 

 皆が恋愛の話で盛り上がる中、蜂谷君が少し恥ずかしそうに手を挙げた。

 

「あの…いいですか?僕、実は……」

 

 蜂谷君は、今真剣に交際している女性がいて、今年の夏に結婚を控えている事を報告した。

 

「えっ、蜂谷アンタ結婚すんの!?」

 

「え〜、相手誰!?」

 

「職場の…同僚…」

 

「キャー!」

 

 蜂谷君のカミングアウトを聞いて、教え子達が盛り上がる。

 私は、教え子の幸せを笑顔で祝福した。

 

「おめでとう、蜂谷君」

 

「ありがとう、先生。今度、先生にも彼女を紹介するよ」

 

 私は、蜂谷君が結婚すると聞いた時は、自分の事のように嬉しかった。

 これからどんな未来が待っていようと、教師として、皆を応援し続けよう。

 そう心に決めた、その矢先だった。

 

 

 

「自殺ですって…」

 

「あの子が請け負ったクラス、相当荒れてたらしいわよ」

 

「可哀想に…何も1人で抱え込む事なかったのにねぇ」

 

 蜂谷君が死んだ。

 死因は、自殺だった。

 今年から新しく請け負ったクラスが相当荒れていたそうで、彼は自分のクラスの生徒からいじめを受けていた。

 人一倍繊細で優しかった彼は、心配をかけまいと婚約者や私達にすら相談せず、一人で抱え込んでいるうちに精神を病んでしまった。

 

 彼の訃報を聞いた私は、東京に来て、教え子達と一緒に彼の葬儀に参列した。

 教え子4人が一晩中泣いている中、私は、泣く気力すら湧かなかった。

 本当の絶望の底に立たされた時、人は泣く事すら出来なくなると、この時初めて知った。

 

 葬儀の帰り道、私達は明け方に無数の花火が上がるのを見た。

 

 

 

 

 

 ――ミーンミンミーン…

 

 気がつけば私達5人は、『今際の国』に迷い込んでいた。

 この国に迷い込んでからというもの、私達は5人で協力して『げぇむ』を生き延びてきた。

 そしてこの世界で生きているうちに、私の中である思いが芽生えた。

 私は、蜂谷君を殺した元の世界に戻るくらいなら、この『今際の国』で、この子達と一緒に生きたい。

 

 『ねくすとすてぇじ』が始まり、次々と『げぇむ』が『くりあ』されていくうちに、『ぷれいやぁ』の間である噂が流れた。

 それは、全ての『げぇむ』を『くりあ』すれば、永住権を手にするか手にしないかを選べるという話だった。

 開催8日目に5人で先代の『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒した後、私達はその事を皆で話し合った。

 

「永住権か…」

 

「皆さん。私は、永住権を手に入れようと思います」

 

 私はハッキリと、皆の前で自分の意見を言った。

 

「私は、蜂谷君を殺した元の世界に戻るくらいなら、この世界で生きたい。もちろん、皆さんに私の意見を押し付けるつもりはありません。今から皆さん1人1人、自分の意思をしっかり述べてください。皆さんは、どうしたいですか?」

 

 私が尋ねると、皆は顔を見合わせて、順番に意見を言った。

 

「先生。実は…皆で話し合って決めたんです。私達は、永住権を手にします」

 

「まずはオレから言わせてもらうぜ。こんな事言ったら、不謹慎かもしれないけど……正直オレ、この国で皆と一緒に過ごすの、なんだかんだ楽しいんだわ

 

「それな〜。こうやって自然の中で過ごしてるとさ、皆で山の中で鬼ごっこしたの思い出すよね〜」

 

「やっぱり私達には、都会で暮らすより、こういうとこで過ごす方が性に合ってたのかもね」

 

「私は…皆がこの国に残るなら、私も残りたい。ここまで生き残れたのは、皆のおかげだもの」

 

「聞いたかよ、先生。この中には、先生や友達を置いて、1人で元の世界に帰ろうなんて考える奴はいねぇよ。オレ達は、最期までずっと一緒だ」

 

 私も、私の教え子達も、皆自分の意思でこの国に残ると決めた。

 『げぇむ』を通して固い絆で結ばれていた私達には、皆を裏切ってまで元の世界に帰るという選択肢はなかった。

 こうして私達は、永住権を手に入れ、『今際の国』の国民になった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ヒーロside

 

「私達は、こんなところで負けるわけにはいかないんです」

 

「それは私達だって同じよ!!」

 

 私は、追ってくるクロバとスナップから逃げつつ、皆を取り返すチャンスを窺う。

 くらぶのじゃっくチームの『ぼたん』を押せば、奴等はもう私の『ぼたん』を押せない。

 くらぶのじゃっくチームの戦力を削って、仲間も取り戻せて、一石二鳥!!

 

「うお、速え!?」

 

「なるほど…元アスリート…ですか」

 

 私は、スナップの股の間を潜り抜けて、クロバとスナップの背後を取った。

 押せる…!!

 くらぶのじゃっくチームを捕まえて、捕まった仲間を全員取り返して、皆で家に帰るんだ!!

 

「ぐ……!!」

 

 クロバとスナップの『ぼたん』に手を伸ばした瞬間、胸がどくん、と鳴った。

 急に胸が締めつけられるように苦しくなって、その場に立っていられなくなる。

 

 しまった、発作…!!

 こんな時に…

 まずい、『ぼたん』を押される…!!

 

「オラァ!!」

 

 私が発作で苦しんでいると、クリモトさんが駆けつけてくる。

 クリモトさんは、私の『ぼたん』を押そうとしたスナップを突き飛ばして、私を助けてくれた。

 

「ゲホッ、ゴホッ…すみません…」

 

「大丈夫か!?ここは一旦退くぞ!!」

 

 クリモトさんが、私の肩を抱いて『じんち』から離れる。

 その後私達は、自分達の『じんち』に戻って作戦を立て直した。

 

「だから言っただろうが。無策で奴等の『じんち』に突っ込んだって、返り討ちに遭うだけだ」

 

 状況は最悪。

 くらぶのじゃっくチームの人数は既に、過半数に達している。

 これ以降一切勝負をしなければ勝てるから、くらぶのじゃっくチームはもう、『じんち』から離れない。

 5人全員が『じんち』を守っている今、仲間を取り返すのは難しい。

 だけどその時、私は、全員で生きて帰れる起死回生の策を思いついた。

 

「全てが上手くいけばの話ですけど…あるかもしれません、全員で生きて帰る方法」

 

 そう言って私が作戦を話すと、ミツキさんは、覚悟を決めた表情を浮かべて頷く。

 

「…それしかないわね。やりましょう」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

スナップside

 

 既に13人『ぷれいやぁ』を捕まえた俺達は、全員で『じんち』の守りを固めていた。

 『げぇむ』終了まで、残り5分。

 この『じんち』を制限時間まで守っていれば、俺達の勝ちだ。

 そう考えていると、俺の前に誰かが立ちはだかった。

 

「……あ?」

 

「アンタ達、刺激に飢えてて仕方ないんでしょう?だったら私の事、捕まえてみなさいよ」

 

 そう言って俺の前に立ちはだかったのは、さっき仲間を奪い返しに来た足の速い女だ。

 コイツ…まさか、さっきのリベンジをしようってハラか?

 

「コイツ……!」

 

「ちょっと、スナップ!?まさか、アイツらの挑発に乗ろうなんて考えてるんじゃないでしょうね!?」

 

「なぁに、すぐ戻ってくるさ。それに、オレが欠けたところで、オレらの勝利は揺るがねえよ!」

 

 そう言って俺は、挑発してきた女を追いかけた。

 女は、人間とは思えない程の逃げ足の速さで、フィールド内を駆け抜ける。

 俺は、アスレチックや木を使った立体機動で女を追いかける。

 

「足が速ぇな、お嬢ちゃん。でも、知ってるんだぜ?キミは、致命的な弱点を抱えてんだろ?」

 

 この女は、心臓が弱い。

 少し走ったり跳んだりしただけで、すぐに発作を起こす。

 この女さえ捕まえれば、俺達は勝ったも同然。

 走り始めてから1分、とうとうその時が来た。

 

「ぁぐ……!!」

 

 女は、胸を押さえて地面に倒れ込んだ。

 狙い通りだ、もらった…!!

 俺は、女の背中の『ぼたん』を押そうとした。

 すると女は、俺が『ぼたん』を押すのを避けると、そのまま起き上がって俺の背中を蹴飛ばした。

 

「がぁっ!!」

 

 女に蹴飛ばされた時に『ぼたん』を押され、俺の『ぼたん』の色が赤から青に変わった。

 バカな…コイツは、発作で動けないはず…

 どこにそんな力が…!?

 

「発作は演技よ。持病があるのは本当だけど」

 

「クソッ…」

 

 あーあ、絶対勝ったと思ったんだけどな。

 でも他の4人が『じんち』を守っている今、俺達の勝利は揺るがない。

 先生、皆…

 勝手にしくじった俺の事はいいから、絶対勝てよ。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

クロバside

 

 残り時間が3分を切った頃。

 私達のチームの人数が一人減り、ぷれいやぁチームの人数が一人増えた。

 どうやら、砂布君が捕まってしまったらしい。

 

「な…!?嘘、スナップが…!」

 

「どうする〜?取り返しに行かないと、スナップが死んじゃうよ」

 

「ダメよ」

 

 木馬さんが、砂布君を助けに行こうとする蝶野兄妹を止めた。

 

「負けた方は、敵に捕まって命を落とす。アイツは、それを承知の上であの子を追いかけたの。残りの時間、4人で『じんち』は死守するわよ」

 

 私達は、4人で『じんち』を囲んで守りを固めた。

 このまま3分が経過すれば、私達は勝ち残れる。

 砂布君の頑張りを無駄にしない為にも、残りの『ぷれいやぁ』は死守してみせる。

 そう心に決めると、ぷれいやぁチームの4人が現れ、四方向から『じんち』に近づいてくる。

 

「たった4人で攻めてくるなんて、どうかしてるね〜」

 

「返り討ちにしてやりましょう、兄さん。私達のチームワークに勝てる『ぷれいやぁ』なんかいないわ」

 

 蝶野兄妹が守っている北側と東側からは、中年女性二人組が走ってきた。

 蝶野兄妹は、兄妹のチームワークで中年女性を翻弄した。

 

「にゃはは〜、遅い遅い。そんなんじゃボク達には勝てないよ〜」

 

「あなた達のチームワークは大した事ないですね」

 

 中年女性二人の体力が切れてきたところで、蝶野兄妹が『ぼたん』を押そうとした。

 だけどその時、中年女性二人は、二人が『ぼたん』を押そうとしたタイミングを見計らって、痩せた方の女性は白帆さんの身体を受け流し、太った方の女性は葉太君を思いっきり突き飛ばした。

 

「えっ…!?」

 

「兄さっ……」

 

 女性二人に意表を突かれた事で、蝶野兄妹はバランスを崩し、互いの頭を打ちつけて気絶した。

 

「あなた達のチームワークは完璧だったわ」

 

「でもね、それって裏を返せば、私達からも次の行動が読みやすいって事なのよ!」

 

 蝶野兄妹のチームワークを利用して、あっさり二人を倒すとは…

 流石はここまで生き残ってきた『ぷれいやぁ』というだけある。

 

 木馬さんがいる南側からは、若い女性が走ってくる。

 木馬さんは、正面から女性が突っ込んでくるのを防いで投げ飛ばそうとした。

 だが木馬さんが掴んだのは、女性が羽織っていた上着だった。

 

「ごめんね!」

 

「えっ…!?」

 

 上着を囮にして姿勢を低くした女性は、木馬さんにしがみついて身動きを取れなくした。

 私達の中では一番体力で劣る木馬さんは、女性を振り解こうにも解けなかった。

 

 そして私のいる西側からは、ポロシャツを着た若い男性が走ってきた。

 卑怯だの何だのと言われるかもしれないが、これは命懸けの真剣勝負だ。

 手加減なく攻めさせてもらう!!

 

 私は、子供達を守る為に身につけた護身術で、向かってくる男性の相手をした。

 それなりにパワーもスピードもあるが、所詮は素人。私の敵ではない。

 

「ぐっ!!」

 

 私が男性の腹に膝蹴りを入れると、男性は顔を歪めてよろめく。

 だがその直後、男性が私の脚にしがみついた。

 まさか、このまま『じんち』から引き離す気か…!?

 

「うお…おおおっ!!」

 

 私に立ち向かってきた男性は、そのまま私を『じんち』の中へ放り投げた。

 

「っ!!しまっ……」

 

 彼の行動の意味に気づいた私は、『じんち』の外に出ようとしたが、遅かった。

 『じんち』に囚われた『ぷれいやぁ』…特に若い男達が、大勢で私を押さえ込んで身動きを取れなくした。

 

「赤チームに捕まった人が、赤チームの人を攻撃しちゃいけないなんて『るうる』は、ありませんでしたよね…!?アンタらが『じんち』の中にいれば、捕まった人達がノーリスクでアンタらを捕まえられる!!」

 

 男性が、組み伏せられて身動きの取れない私を見下ろしながら言った。

 私が男達を振り解こうとした、その時。

 

「今よ!!」

 

 若い女性が叫ぶと同時に、小さい男の子と老人が、どこからか飛び出してくる。

 二人は、私達が全員身動きを封じられて『じんち』がガラ空きになったところを攻め込み、次々と『ぷれいやぁ』を解放していった。

 残り時間は、たったの20秒。

 せっかく捕まえた『ぷれいやぁ』達の『ぼたん』の色が、どんどん青色に変わっていく。

 これは……私達の負けだな。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ヒーロside

 

 あれから、皆が頑張ってくれて、制限時間が過ぎるまでには、くらぶのじゃっくチームに囚われていた人達は全員解放された。

 最終的に、ぷれいやぁチーム21人、くらぶのじゃっくチーム4人という結果に終わり、『げぇむ』は私達が勝った。

 

「「「いよっしゃあああああ!!!」」」

 

「オレ達、勝ったんだぁ!!」

 

「誰も死なずに『げぇむくりあ』できたぞ!!」

 

 私達は、誰も大きな怪我をせずに勝てた事を喜び合った。

 勝負は私達が勝って、くらぶのじゃっくチームに捕らわれている人は一人もいない。

 つまり、誰も犠牲にせずに『げぇむくりあ』できたという事だ。

 私達が生き延びた事を喜んでいる一方で、くらぶのじゃっくチームはというと…

 

「負けて…しまいましたね。皆さん、守ってあげられなくて申し訳ありません」

 

「そんなの全然気にしてないよ〜」

 

「私達が今日まで生き残れたのは、先生のおかげだもん」

 

「最期まで先生や皆と一緒にいられるなら、本望です」

 

「先生。楽しかったぜ。ありがとな」

 

 くらぶのじゃっくチームの5人は、勝負に負けた事への悔しさはあれど、誰も死ぬ事を怖がったり、仲間を責めたりはしていなかった。

 これから全員死ぬというのに、全員信じられないくらいに晴れやかな表情をしていた。

 クロバは、教え子4人を抱きしめ、出席を取るように一人一人の名前を呼んだ。

 

「砂布龍飛君」

 

「おう」

 

「蝶野葉太君」

 

「は〜い」

 

「蝶野白帆さん」

 

「はい」

 

「木馬栄美さん」

 

「……はい」

 

()()()でまた会えたら、皆で一緒に勉強しましょう」

 

 クロバがそう言うと、教え子4人は涙を流しながら頷く。

 そんな5人を見て、私は、『今際の国』の国民は元『ぷれいやぁ』だという噂は真実だと確信した。

 この5人が『げぇむ』で見せた信頼関係や情愛は、何度も『げぇむ』を乗り越えてきたからこそ培われたものだ。

 それに気付いた私は、もう彼等の事を純粋に敵として見る事ができなかった。

 

《現時点で、人数の少ないくらぶのじゃっくチームの皆様と、ぷれいやぁチームの『じんち』に捕まっている皆様は、全員『げぇむおおばぁ』》

 

「あの……ッ!」

 

 私がクロバにこの国の『答え』を聞こうとした、その時。

 

「皆さん、さようなら」

 

 クロバは最期にニコッと微笑んで、別れの言葉を告げた。

 その次の瞬間。

 

 

 

 ――ピィン!!

 

 

 

 クロバの頭が、レーザーで撃ち抜かれる。

 

 

 

 ――ピィン!!ピィン!!ピィン!!ピィン!!

 

 

 

 そして教え子4人も、レーザーで撃ち抜かれた。

 

《ぷれいやぁチーム、『げぇむくりあ』》

 

 合成音声が流れた直後、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』の飛行船が内側から爆発し、森の中へ墜落する。

 開催4日目、私達は『ぷれいやぁ』側の犠牲者を一人も出さずに、絵札の『げぇむ』を『くりあ』した。

 

 

 

 ───今際の国滞在15日目

 

 残り滞在可能日数

 

 大木場柊色 35日

 

 

 

 『ねくすとすてぇじ』開催4日目

 

 『げぇむ』 残り7種

 

 『ぷれいやぁ』 残り155人

 

 

 

 

 




くらぶのじゃっくチーム



♣︎J(くらぶのじゃっく)

◆プロフィール

本名:黒葉(クロバ)蘭寿郎(らんじゅろう)/クロバ
性別:男性
年齢:40歳
身長:182cm
出身地:山梨県
職業:小学校教諭
得意ジャンル:『♣︎(くらぶ)』(バランス型)
好きなもの:自然、子供


◆容姿

緑がかった黒髪をツーブロックの七三分けにしている。瞳の色は緑。
長身でやや筋肉質な体格。健康的に日焼けしている。

◆服装

白いポロシャツと黒いジャージ。
『げぇむ』の時は赤いボタンを装着している。

◆人物

♣︎J(くらぶのじゃっく)』の絵札の主。
なんでもそつなくこなせるオールラウンダータイプ。
高い身体能力に加え、即座に策を講じる頭脳や指揮力を持つ。
礼儀正しくカリスマ性があり、チームメイト兼元教え子のスナップ達からは慕われている。

元の世界では、小学校教師をしていたが、教え子の一人が職場でのいじめを苦に自殺した過去を持つ。
元教え子4人と共に『今際の国』に迷い込み、5人で協力して生き延びているうちに、教え子を殺した元の世界に戻るよりも『今際の国』で5人で暮らす事を望むようになる。
『ねくすとすてぇじ』では、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒し、全ての『げぇむ』を『くりあ』した後永住権を手にする選択をした。

開催3日目の深夜にヒーロ達と対決。
最初こそほとんどの『ぷれいやぁ』を捕獲して優位に立つも、ヒーロの機転とミツキ達の協力プレーにより『ぷれいやぁ』を全員奪い返され、開催4日目に敗北という形で決着。教え子諸共『げぇむおおばぁ』となり死亡した。

名前の由来は、仮面ライダーディケイドの仮面ライダーレンゲルこと黒葉ムツキと、クラブのジャックのモデルとなった円卓の騎士のランスロット。



砂布(すなふ)龍飛(りゅうと)/スナップ

性別:男性
年齢:23歳
身長:179cm
出身地:山梨県
職業:スタントマン
得意ジャンル:『♠︎(すぺえど)』(肉体型)


◆人物

くらぶのじゃっくチームのメンバー。
体力自慢のお調子者。

元の世界では、クロバの元教え子だった。
クロバやクラスメイトと共に『今際の国』に迷い込み、5人で協力して生き延びているうちに、『今際の国』で5人で暮らす事を望むようになる。
『ねくすとすてぇじ』では、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒し、全ての『げぇむ』を『くりあ』した後永住権を手にする選択をした。

開催3日目の深夜にヒーロ達と対決。
最初こそほとんどの『ぷれいやぁ』を捕獲して優位に立つも、ヒーロの機転とミツキ達の協力プレーにより『ぷれいやぁ』を全員奪い返され、開催4日目に敗北という形で決着。チームメイト諸共『げぇむおおばぁ』となり死亡した。

名前の由来は、燃えぶどうトンボ(スナップドラゴンフライ)。



木馬(モクバ)栄美(えみ)/モクバ

性別:女性
年齢:24歳
身長:156cm
出身地:山梨県
職業:大学院生
得意ジャンル:『(だいや)』(知能型)


◆人物

くらぶのじゃっくチームのメンバー。
ブレーン的立ち位置のクールビューティー。

元の世界では、クロバの元教え子だった。
クロバやクラスメイトと共に『今際の国』に迷い込み、5人で協力して生き延びているうちに、『今際の国』で5人で暮らす事を望むようになる。
『ねくすとすてぇじ』では、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒し、全ての『げぇむ』を『くりあ』した後永住権を手にする選択をした。

開催3日目の深夜にヒーロ達と対決。
最初こそほとんどの『ぷれいやぁ』を捕獲して優位に立つも、ヒーロの機転とミツキ達の協力プレーにより『ぷれいやぁ』を全員奪い返され、開催4日目に敗北という形で決着。チームメイト諸共『げぇむおおばぁ』となり死亡した。

名前の由来は、木馬バエ。



蝶野(ちょうの)葉太(ようた)/バタ

性別:男性
年齢:24歳
身長:172cm
出身地:山梨県
職業:ファッションデザイナー
得意ジャンル:『♣︎(くらぶ)』(バランス型)


◆人物

くらぶのじゃっくチームのメンバー。
蝶野兄妹の兄の方で、『Bread & Butterfly』というデザイン事務所でファッションデザイナーをしている。
マイペースなのんびり屋。

元の世界では、クロバの元教え子だった。
クロバやクラスメイトと共に『今際の国』に迷い込み、5人で協力して生き延びているうちに、『今際の国』で5人で暮らす事を望むようになる。
『ねくすとすてぇじ』では、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒し、全ての『げぇむ』を『くりあ』した後永住権を手にする選択をした。

開催3日目の深夜にヒーロ達と対決。
最初こそほとんどの『ぷれいやぁ』を捕獲して優位に立つも、ヒーロの機転とミツキ達の協力プレーにより『ぷれいやぁ』を全員奪い返され、開催4日目に敗北という形で決着。チームメイト諸共『げぇむおおばぁ』となり死亡した。

名前の由来は、バタつきパン蝶。



蝶野(ちょうの)白帆(しほ)/ブレッド

性別:女性
年齢:23歳
身長:167cm
出身地:山梨県
職業:パタンナー
得意ジャンル:『♣︎(くらぶ)』(バランス型)


◆人物

くらぶのじゃっくチームのメンバー。
蝶野兄妹の妹の方で、『Bread & Butterfly』というデザイン事務所でパタンナーをしている。
大人しいがしっかり者。

元の世界では、クロバの元教え子だった。
クロバやクラスメイトと共に『今際の国』に迷い込み、5人で協力して生き延びているうちに、『今際の国』で5人で暮らす事を望むようになる。
『ねくすとすてぇじ』では、『♣︎J(くらぶのじゃっく)』を倒し、全ての『げぇむ』を『くりあ』した後永住権を手にする選択をした。

開催3日目の深夜にヒーロ達と対決。
最初こそほとんどの『ぷれいやぁ』を捕獲して優位に立つも、ヒーロの機転とミツキ達の協力プレーにより『ぷれいやぁ』を全員奪い返され、開催4日目に敗北という形で決着。チームメイト諸共『げぇむおおばぁ』となり死亡した。

名前の由来は、バタつきパン蝶。
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