場面は二人の模擬戦に戻り、再び鍔迫り合いとなったが、至近距離でスィープガンの雨を受けてしまい僕は倒れてしまう。
「ぐぁぁっ………」
「今回は私の方が上手だったな。さぁ君はどうする」
ネオアルファがインジェクターを押そうとした瞬間突如隣の部屋の計測室から電気のスパーク音が鳴り響く
「な、なんだ!?」
「隙ありっ!!」
僕はネオアルファの隙をついて立ち上がり、FK-3の弾丸をネオアルファに撃ち込み狼狽えた後、インジェクターを押しニューオメガソードを高速振動する
『AMAZON BREAK』
「ハァァァッ!!!」
「フンッ!!!」
ニューオメガソードとネオアルファスイーパーのスイープソーが両者を切り裂き、模擬戦闘が終了した
あの後御剣所長に医療ナノマシンを打ってもらい、手当してもらった。
突然橘局長に呼び出され、抑制剤のチェックに入ったのだが、ここ数ヶ月でアクセラオメガの待機形態でありアマゾンズラジスターに容量されてる抑制剤が減っていた。
恐らく【コード・アクセラレート】を二回使用した事により抑制剤を消費していたのだ。
これが無くなると僕は人喰いになる可能性があるが、僕は人を食べないと決めた為必要ないと思ったが、一応補填しておいた
「………っ流石に痛いな」
「御堂局長は仁さんと同じタイプのアマゾンですからね」
「そう言う悠君は?」
「大丈夫ですよ。」
ハンバーガー持ってきてよかったと心から思ったのだが両者にはある恐怖心があった。
「…………更織国家代表の医療用ナノマシンを打ってもらったが後から予想より絶する痛みが来るんだよなぁ……」
「でも効き目あるし良いんじゃないですか?」
「31の身体は悲鳴を上げるけどな」
御堂局長は結構話しやすい方で『家畜は皆殺し』とか言っていたのが嘘のように感じた
「でも聞きたいことがあるんです」
「何かな?」
「仁さんとはどう言う関係なんですか?何故自分自身の身体にアマゾン細胞を移植したんですか?」
「話すと長くなっちゃうけどいいかな?」
「はい。」
すると御堂局長は真剣な面持ちで話し始める
「鷹山さんは野座間製薬特殊研究開発本部の細胞生物学者の頃。同じ所で研究をしていたんだ」
「つまり仁さんの後輩……と。」
「そうそう。」
国際IS研究機関本部はいつの間にか仁さんの同窓会になっていた。
密度が濃いなおい
「アマゾンの実用化に反対していた私と鷹山さんだったが、二年前に実験体アマゾンが逃げ出した時、鷹山さんはアマゾンを一匹残らず駆逐すると宣言した頃からすれ違いが起きた。」
「何でですか?」
「鷹山さんはアマゾンの駆除。私はアマゾンの保護と言い意見が分かれてしまってね。私が最高責任者となるアマゾン計画を密かに進めていた………その名はアマゾン管理計画」
アマゾンを管理……抑制剤が切れてまだ未覚醒のアマゾンを保護と身体調査を行い、人間社会に似た箱庭を用意して管理すると言うものだった
「アマゾン管理計画の礎にアマゾンズレジスターの抑制剤の過剰投与などの実験を行った。するとタンパク質を求めていたアマゾン細胞が鳴りを潜めたのだ」
「それ何か意味あるですか?完全抑制とはいえ過剰投与はかなりハイリスクじゃないですか」
抑制剤の過剰投与。綾音にも同等のものを施しているが永続的か単発的だも訳が違う。
「ネオアルファになったのも橘局長の提案でアマゾンを管理するのにこの力はうってつけだった。箱庭で管理するとしたとしても過剰投与の副作用で覚醒を早めてしまうかもしれないからね」
「だからってアマゾンになる必要は………」
「いや、なるべくして私はアマゾンになった。とある罪を背負い続ける為にね」
「?」
すると御堂局長の雰囲気が一気に変わる
「私はね………………アマゾンを食べてしまった。」
「!!!?」
「驚くのも無理はないさ。あんな可食部少なそうなやつをよく食べれたと思ってるね?」
「そんな…………もしかして好奇心でやったんですか!!貴方は仁さんと違うとか言っときながら勝手に生み出して!勝手に殺しているのと一緒じゃないですか!!」
僕の怒号は研究所内に響き渡っており、ところどころ研究員に見られたりもした
「好奇心ではない…………ただ自然の摂理に従っただけだ。悠君や駆除班のMが普段食べてるハンバーガーは動物性のものを加工して作られている。ステーキや親子丼に刺身とかは全て生きていたものだろう?」
「…………確かにそうでしたすみません、でも教えてください何故アマゾンを食べたのですか?」
「聞くのが辛かったら途中でやめるけどいいかい」
「構いません」
「私は以前過剰投与した実験体アマゾンを観察対象としていた。その実験体にはいろんなことをしてあげたよ。」
「……」
「あぁ決して性的な事ではなくてね。自分が何者かを教え、アマゾンと言えど差別せずに接したさ」
実験に使うモルモットではなく、一つの個体として接した御堂局長だった。
「でもね。私のミスで過剰投与実験は失敗してしまったんだ」
「え、順調じゃなかったんですか?」
「あぁ順調だったさ。実験の一環で抑制剤過剰投与した状態で街中を歩けるかの観察実験の最中、逃げ出した実験体アマゾン達に遭遇しあるレストランに案内された。」
「それってまさか……!!」
「あぁ。実験体達を客として擬態し、そこに人間を連れ込んで人肉ハンバーグとして提供する。君は以前駆除班で潜入をしたそうだが何か聞いたかい?」
「えっと確か………『少しずつ食べていれば私たちの
「そうか。しかしこの考えは間違いでね。人肉ハンバーグはいわゆる''民間療法'で、科学的な根拠はあまりない。実際どうかは別として、全く喰人せずにひたすら我慢しているとアマゾンの覚醒が早まってしまうため、少しずつでも食べた方が覚醒を遅らせることができるのは妄言でしかないよ。まぁ君は別だがね」
「やけに詳しいんですね。」
「まぁね。抑制剤の過剰投与が裏目に出てしまってね。彼女は人肉ハンバーグを食べてしまったんだ。」
周りも実験体だからと言い食べなければ排斥されると感じただろう。説得しようとしたがあの野座間製薬だから信じないのも分かるかもしれない
「死亡鑑定の結果。今まで押さえつけていた分筋肉の筋繊維が8倍に膨れ上がり未覚醒状態のままでも覚醒時のパワーを持ってしまった。」
「その観察対象はどうなったんですか?死亡鑑定って言うことは死んでるんですよね……?」
「あぁ。彼女含めたレストランにいた実験体は逃げ出したが、人に無害の新型ガスを浴びてしまい全滅した………」
ここまでは知っている。僕はそれがきっかけで志藤さんと対立しちゃったんだ。
「水澤本部長から全滅したと聞き私は絶望に打ちひしがれた。その後頼んで現場に向かったんだ。」
「それで……?」
「違和感が一つあった。それは彼女のレジスターの反応がまだ生きていたこと。私は何とか生きているのではと思い隈なく周辺を探したら………
死にかけていた彼女を見つけた」
一つの希望に賭けた結果がこんなにも残酷だなんて思いもしなかっただろう。
その時の御堂局長の気持ちが何だか分かる気がする
「私は彼女にまだ息があると判断して連れ帰ろうとした。しかし彼女はこう提案してきた。『私を完全に消して欲しい』と。おそらくだが実験体アマゾンが彼女のアマゾン細胞を使うのを恐れたのだろう。私は証拠隠蔽する為に解体しようとしたが、彼女は私を食べてと懇願してきた。
それが彼女の最後の言葉さ。」
「……………」
「あの後私は彼女をチェーンソーで解体し、そのデータを橘局長に送ったのち、私はステーキ、生姜焼き、ビーフパイ、モツ味噌煮込み、ハンバーグにして分けて食べた…………………アマゾンの味は忘れられないよ。」
ごめん自分から聞いといてなんだけど食欲失せたマジで。
「御堂局長………」
「これだけ聞いて君がどう思うかは別だ。さっき君がアマゾンを食べたのは好奇心だと言ってくれたね。
鷹山さんがアマゾンを殺す為にアマゾンになり、私はアマゾンを守る為にアマゾンになったんだ。それだけは忘れないで欲しい」
僕と御堂局長の間には気まずい雰囲気が流れていたが休御剣所長が帰ってきた
「二人とも計測お疲れ様………ってどうしたのよ」
「すいません食欲無くしたんでこの人一回殴って良いですか」
「ダメでしょ」
ーー♢ーー
検査が終わり、悠達が橘局長のミーティングをすまして帰ろうとした時、御堂は仁を呼び止めた
「………何の用だよ御堂。」
「鷹山さん………貴方IS学園の用務員の職に就きながらもアマゾンを殺してると聞きました!」
「それがどうした?元はと言えば俺がIS学園の用務員してるのは七羽さんに飯代と光熱費が払えなくなりそうだからな」
「それでも鷹山さん!アマゾンを狩るのをやめてください!」
御堂の発言に仁は薄々気づいていたが確信に変わり仁は後ろにいる御堂の方へ振り向く。
「お前やけにアマゾンを狩るのを擁護してるな。自分がアマゾンだからか?」
「っ…!」
「匂いで分かるんだよ、殺されたいのか御堂。」
仁の威圧で逃げ出したい気持ちだったが、言い返す。
「仁さん!!アマゾンは日に日に進化しています!人との混合遺伝子個体やキャノンボール・ファスト時に現れたテロリストのアマゾンまで居る!!このままではいけません!!」
「根拠は?俺はアマゾンを殲滅するまで止まらねぇぞ?」
「悠君と模擬戦闘をして分かった。今のままでは貴方は負ける!」
仁にとって悠はアマゾン狩りに協力的だから後回しにされているが殺害予定だ。
もし互いが殺し合うってなったら人間ベースの仁より人の遺伝子を混ぜ込んだ特殊個体の悠が確実に勝つ。
武器ありだろうがハンデありだろうがなんだろうと仁が勝てるビジョンが見えない。
「俺が……負けるだと?」
「力を手にしたものが強くなるのはただ殺すだけじゃ無い!誰かを守りたいって言う気持ちが強くなる事もある!」
「成程…お前から見て俺はアマゾンをただ殺すだけの快楽殺人鬼か。でもな御堂」
近づいて整えている御堂の髪を掴んで目の前に引き寄せた。
「俺は人間を守る為にアマゾンを狩ってる。お前が思うにそれは弱い者を守るのだろ?俺にとって人間全体だ。犯罪者や思想犯や女尊男卑の女どもでもアマゾンの脅威から守る。」
「………」
「IS学園での女尊男卑グループの件はな、一時的に協力したまでだ。それだけは忘れるな。」
そう言い残して仁は愛車のバイクに乗り、国際IS研究機関本部正面を後にして走り去った。
「………………」
「み、御堂局長……?乗らないんですか?」
「あぁすいません山田先生。私はまだやる事があるので」
先にIS学園に送り、その後戻ると運転士に言っといた為。御堂は見送った
「………いずれ痛くなるほど分かってもらいます。死に直面したアマゾンがどれほど恐ろしいかをね…………」
そう言い残し御堂の顔が恐ろしかった。
ーー♢ーー
「はぁぁぁぁぁぁぁ…………疲れたぁぁぁぁぁ。 なぁ一夏達は何したの?」
研究所を出た後、僕は同じく疲れている一夏達に聞いた。
「零落白夜で切りまくった……」
「
「
「………絢爛舞踏を発動した時に計測装置の一部が過負荷でショートした」
「「「「あーー」」」」
そいや計測と御堂局長との模擬戦闘時に照明がチカチカしたことがあったっけ。絢爛舞踏の余波だったのかなあれ。
紅椿1機で国の電気賄えるんじゃないかと焦ってきた
「そう言えば悠も疲れてんのか?」
「うん。模擬戦といえどガトリングで撃たれまくったりチェーンソーで斬られまくったりしたよ」
「ご愁傷様。つか眠いから寝る。」
「私も……」
「レディー睡魔に負けるわけ…………スーーーー(即寝落ち)」
「僕も…………」
四人がログアウトしました。
「楯無さんも警備お疲れさまでした」
「なんも異常はなかったから暇を持て余してたわぁ。平和なのはいいけどねぇ」
「眠そうですね」
「実は近々新イベントをしようと思ってその準備をね………織斑先生、寝てもいいでしょうか」
「寝てろ」
「では………」
楯無さんもログアウトしました。
「水澤、お前は寝ないのか?」
「怪我もしてるんで即眠ります」
「そうか。」
そう言い終えた瞬間僕は爆速で寝落ちした。
数分後だったからかな………
「んにゃむにゃ………みつるぎしょちょーが……おりむらせんせーを……半殺し………」
「おい水澤!!」
リムジンな為織斑先生が前にいることを忘れていた。僕の寝言で織斑先生は僕を揺らして起こした
「はっ……!!ど、どうしたんですか!」
「水澤、お前御剣先生に何か言われたか?」
「え……いや。コミュニケーションに苦労したとは聞きました……」
「それだけか? 本当にそれだけか?」
「それだけ…です……」
「答えろ水澤。先生に何を言われた」
すると僕はまた寝てしまい織斑先生は冷や汗だらっだらだった………
前回のやつの続きです
だってクソ長かったからだもん!!
好きなアマゾンライダーは??
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アマゾンオメガ /ニューオメガ
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アマゾンアルファ
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アマゾンガンマ
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アマゾンゼータ
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アマゾンベータ
-
アマゾンミューズ