インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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ねぇ何これマジで

「あ、そう言えば楯無さんってケ◯ロ劇場版の仕事どうでした?」
「ちょっとノーコメントでいいかしら一夏くん(怒)」(声優ネタ)




第百話 焼け死んだトカゲって大体これですよね

悠が死んだと言うより気絶した後、俺は自分の部屋に向かいながら楯無さんに条件を聞いた

 

「それで、簪さんとはどうしたらいいんですか?」

「そうねぇーひとまずは簪ちゃんにはこの事は絶対に言わない事。それだけを守ったらいいから」

「でもあいつらにはどう説明したら……」

「そこはまぁちゃんとした理由を話せば分かってくれるわよ」

「(心配だなぁ)わかりました。それではおやすみなさい」

「うん。おやすみー」

 

一夏を見送った楯無だが、悠の元へ戻って行った

 

「流石に倒れたままじゃいけないわね」

 

白目むいて倒れてる悠を担ぎ上げてベッドに寝かせた。

 

「ごめんね悠くん………」

 

そう言い残して楯無は部屋から去って行った。

 

 

ーー♢ーー

 

 

朝、それは彼女達にとっては決断の朝である。

 

他でもないMr.流され男子こと織斑一夏が1日考えてタッグマッチの相手を決めるということ。

そんなある意味一大イベントな早朝の朝にはまだホームルームから30分も前だと言うのに教室には席に座る一夏。目の前には箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラが横に並び。

クラスメイト一同が介していた

 

 

乙女たちは昨日の夜から一夏は自分を選んでくれる。

もし自分が選ばれなかったら? 

選んだあとはどう攻略するか? 

選ばなかったあとはどうしてやろうか? 

etcetc………

 

そんなこんな考えすぎでろくに眠れず、だがそれを一夏の前でおくびにも出さないのは恋する乙女たる象徴と言えるだろう。

ぶっちゃけ何を言ってるかわからない。

 

話を戻そう。

今日の朝は正に決断の朝なのである。

 

そんな中一夏は。

 

(なんだこの状況は………)

 

絶賛汗っかき中だった。

 

それもそのはず。

乙女からしたら天変地異級でも。一夏からしたらごく普通に自分からパートナーを決めるというそれ以上でもそれ以下でもないのである。

 

(この居心地の悪さは登校初日の雰囲気と同じ。何でだ? そんなに俺って優柔不断な男って思われていたのか?)

 

そうだよ

 

(皆から見て俺ってそんなに決断力のない男だと見られていたのか。でもみんなごめん、あの楯無さんに頼み事をされたら断れねぇ。だって俺副会長だもん)

 

実行力がある悠が副会長やらずに生物環境委員なのを少し恨んだ。

 

 

「一夏。いつまで待たせるつもりだ」

「レディを待たせるのは男子としてはいけなくてよ」

「早くいいなさいよ。誰と組むか」

「あ、悪い」

 

箒、セシリア、鈴に急かされた。

実際3分しか経っていないのだがそんなのは関係ない

 

「みんな……………………ごめん!!!!!!!!」

 

一夏は勢いよく土下座し頭を叩きつけた

 

「……ってぇ」

「は???は???(箒です)」

「え………???」

「どういうこと………ですの??」

「ガガッガガガギガガッガガガギガ(鈴です)」

「嘘………だろ??」

 

クラスメイトの皆も驚いていた。まさか悠の言った事が的中するなんて思いもしなかったからだ。

 

「一!………夏………なんで、私じゃないのよっ」

(鈴が怒鳴りそうになったけど抑えた!)

 

いつもなら一夏ァァァ!!!と言うのが鈴のお約束だが今回は事が事なので抑える事が出来た。

決壊寸前ではあるが。

 

「実は………楯無さんに頼まれて四組の更織簪さんと組む事になった!!」

「「「「「「えええええええっっっっっ!!?!?!」」」」」」

 

その言葉にクラスメイトは音響爆弾の如く悲鳴が響き渡った

 

「ほぉ……私と組まずに生徒会長の犬に成り下がったか」

「身の程をわきまえた方がよろしくてよ?」

「一夏、理由を教えてくれる?」

 

シャルロットの笑顔にも関わらず影が出ておりその後ろにセシリアとラウラが睨みつけ、幼馴染コンビは目を光らせていると言う恐怖の構図だったが、一夏は耐える

 

「その…‥俺と白式に関わる問題なんだ」

「なんでよ?」

 

自分に関する問題と聞き,珍しく一夏が責任を感じてると言う事だ

 

「実は白式って倉持第二技研が作ったんだけど白式を作るのに更織さんのISの開発を打ち切って回されたらしいんだ」

「あぁー本部に行った時に篝火所長が愚痴っていたな」

 

本部でデータを取る為に篝火ヒカルノが付き添いだったのだが自分の姉に対する愚痴でキレそうになった箒でした

 

「それで更織さんは何をしてるの?」

「一人でISを作ろうとしてるんだってさ。そこで楯無さんに提案されたんだけど悠とじゃんけんで決める事になって俺が勝っちゃったんだ」

「なんで悠も参加してるんだ? 悠には綾音というベストマッチ!がいるではないか!」

「それは……」

 

すると教室のドアを開ける音が鳴り見ると悠が一夏と一夏ラバーズがいるところへ歩いて来た。

 

「お、おはよう悠」

「……うん。おはよう」

「どうしたんだこんなに落ち込んで」

「……ちょっとね。」

 

ぐぅーーっとお腹が鳴った。悠の方からだ

 

「あぁ…ごめんね。」

「悠どうしたの ご飯食べなかったの?」

「ちょっと……喉が通らないんだ」

 

なんか察した鈴は悠の方に向かう。鈴は悠がなんかあった時は綾音かそれ以外って決まっていると知っているからだ

 

「もしかして綾音となんかあったでしょ? 謝りに行くならついて行くわよ」

「いやいいよ。」

「良いわけないでしょ ほらほら。」

「いいって!」

 

悠は鈴の手を跳ね除けた。すると悠はハッとした

 

「ご、ごめん……。」

「…………何があったか聞かせてくれる?」

「……ねが」

「?」

「……………綾音が楯無さんと組んじゃった。」

 

すると悠はその場で倒れてしまった。

 

「って悠!? しっかり!!」

「悠!!おい悠!!」

 

彼の上腕部に付けられているレジスターを確認すると赤く点滅しており情報確認すると『空腹状態です 覚醒します』って書かれており全員が真っ青に染まった

 

「うわあああまずいまずい!!」

「誰か食べ物持って来て!!」

「軍用栄養補給バー持ってるぞ!」

「でかしたラウラ!!」

 

一夏は悠の口にバーを押し込みもぐもぐさせる

 

「もし良かったらこれを!」

「サンキューセシリア!」

 

セシリアから天然水を貰い一気に流し込ませると点滅が収まり悠の顔色が良くなった。

一夏にしては手際が良すぎると皆が思ったが、悠が暴れると言う恐怖で吹き飛んでいた

 

「………………」

「………………」

 

この場は静まり返っていた。悠が倒れてバーと天然水をぶち込んだのに黙ったまんまだった。

 

「…………死んで無いよな?」

「死ぬわけがなかろう……多分」

「箒にしては自信なさげだな」

 

何分経っただろうかと皆が悠を見ていると、悠はゆっくりと目を開け起き上がった。

 

「………っぐぅ。」

「悠無事か?」

「どこか痛くない?」

「……別に、大丈夫だよ。」

 

淡白な反応をし、席に座り塞ぎ込んだ

一夏ほどではないにしろ悠は愛想が良い。女性至上主義の会絡みのトラブルの時だって変わらずだったというのに、今の悠は明らかに表情に陰りが出ている。

 

「はぁ……仕方がない。あたしとペア組む?」

「いや。いい」

「あら、ならわたくしが」

「いや、部下の悩みを解決するのも上司である私の責任だ!」

「ちょ、ちょっと」

 

しかし次の言葉で皆が止まる

 

「………もう、ほっといて。僕は専用機タッグマッチは参加しない」

 

一拍。

 

「「「えええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーー!!!!??」」」

 

その叫びは校内全域に響き渡り、窓をガタガタ揺らした。

そこにいる全員が天地がひっくり返ったビジョンを見たという。

 

行事活動は積極的に参加する悠が

専用機持ちの中でトップクラスの強さを持つ悠が

 

行事に参加しない!?

 

「どどどどぅどぅどうした悠!?」

「いったいどうしたというんだ!」

「悠さん! もし良ければカモミールミルクティーを!!」

「悠! 一夏に上げる筈だった酢豚あげるわよよよよ」

「お、おお落ち着いて鈴。素数を数えるんだよ!」

「クラリッサ緊急事態だ!第一種戦闘配備!!いや違う!間違えた!!」

「みずさーお菓子あげる。元気だして?」

「「「「のほほんさんが普通に喋っただと!?」」」」

 

阿鼻叫喚とはこのことである。

だが当の本人は周りの喧騒がないかのように塞ぎ込んでいた

 

「何事だ! 下の階にまで響いていたぞ!」

「た、大変だ千冬姉!!」

「先生をつけろ織斑!」

「悠が……悠が!!」

「水澤がどうした。」

「今回の専用機タッグマッチに参加したくないって!!」

 

すると千冬は

 

拍子抜けしたように息を吐いた。

 

「いくら水澤は心が強くても時にはそういう気分もあるだろう。お前たちはオーバーに反応し過ぎだ」

「で、でも」

「わかったならこれ以上騒ぐな。いいな?」

「はい………」

 

流石は織斑先生。異常事態にも落ち着いて対応するその姿は一教師として理想の姿と言えるだろう。

生徒からの千冬像が更に磨きがかかった。

そして千冬は塞ぎ込んでる悠に目線を合わせた

 

「水澤、お前タッグマッチ不参加するのか?」

「はい……組む人いなくなっちゃったんで。」

「組む人………他の専用機持ちがいるだろ。何があった?」

「……………本来組もうとした人を生徒会長に取られました」

 

それを聞いた途端千冬は悠の背中を摩った。

 

「辛かったな。だけどタッグマッチはこの先たくさんあるだろう?今回は仕方がなかったで済ませ。 専用機持ちは強制参加だからな。」

「はい………わかりました」

 

厳しさと優しさを備えた千冬の言い分は間違ってもいなかった。

 

「いや滅茶苦茶心配してるじゃないか千冬姉!じゃない織斑先生!」

「ば、馬鹿者。教師として生徒の悩みを聞くのは当然だろう」

「いやいやいや! これ見るの2回目ですよ!? いくら悠の事を見てるからってそこまで行くか普通!!」

「世迷い言を言うな。出席簿当てるぞ」

「いつも予告なしで打ってくるじゃないですか! やっぱ動揺してるでしょ先生!」

 

これまで以上に鋭い一夏のツッコミに珍しく目線を泳がせる織斑先生。

しかしこれも悠を把握した故のことなので教師としての面目は保たれた。はず。

 

わかることと言えば此処に山田先生がいなくて良かったことだろう。

最悪泡吹いて倒れる。

 

「ホームルームを始めるから凰、お前は戻れ」

「あぁはい!!」

 

そう言い残して爆速で二組へ爆速で戻って行った

 

ただし気づいた事がある。普段鈴に連れて来られる綾音が来なかったって事はつまり……

 

何かあったのだと

 

 

ーー♢ーー

 

 

「ただいま……-」

 

あぁそっか……綾音とは別室か。

あの頃が懐かしく思うよ…… 毎回おかえりなさいって言ってくれたり,時々ご飯作ってくれたりとか。

 

そう考えながらも僕はベッドにダイブし天井を見つめた。

天井…………天条……綾音 ゔっ!頭がっ!!

 

なぁんて言っても気分が晴れるわけがない。

こんな時駆除班のみんなに相談したいけど出る気が出ない。仁さんはどうだ?って思ったけど笑われるかも

 

「…………最低だよな。こんなこと言っちゃうなんて」

 

色々としてもらったり、親切にしてくれたのにいざ他の人と組んだからってガチギレるのは違うよな。

 

もし謝れる機会ができたなら僕は即座に謝る。

本気で謝んないと進めない気がする。まじで

 

 

 

数時間後………

 

 

 

何時まで寝ただろうか。窓を見ると暗くなっていた。

あ、そういえば今日生徒会あったっけ? 

 

あぁ今日は休みか。一夏君は部活の貸し出しだけど今日はフェンシング部かな。

 

「…………お腹空いてるけど行くしかないよね……」

 

重い腰を上げながらドアに向かおうとした途端、玄関にチャイムが鳴った

 

淡い期待を持ちながらもモニターへ向かった。

 

「…………って楯無さんか。」

 

うわめんどくさと思いながらも僕はドアを開けた。

 

「はい」

「あ、悠くん。いまお話しても良いかしら?」

「どうぞ」

 

昨日ぶりの楯無さんは何時ものオーラは鳴りを潜めて凄く暗いオーラを放っている。

だがその灰色のオーラも僕の青黒いオーラに押されぎみだ。

 

「まずは、その………ほんっっとうにごめんなさい!!」

「え、あ、いやその……てか楯無さんそのまま土下座に移行するのはやめてください!」

「でもそれぐらいしないと」

「良いです良いですって!

 

あんまり見たくないぞ楯無さんの土下座。

 

すると僕はお腹が鳴った後倒れそうになるが、楯無さんに受け止められる

 

「あぁ……すいません」

「悠くん……もしかしてあまりご飯食べてないじゃないの! ちょっと座って待ってなさい!」

「あぁはい……」

 

 

 

 

 

 

「さ、食べなさい」

「…………いただきます」

 

楯無さんは爆速で学食でご飯を食べ終えたのちにシャルロットと一夏の時のようにご飯を持って来させた。

幸い冷蔵庫の中に冷凍ハンバーガーが残っていた為楯無さんがわざわざレンチンで解凍してくれた。

 

で、僕は現在進行形でご飯を食べ進めてる。何でかなーこんな時でも腹が減るんだなと、自分でも笑っちまった

 

食事中は不思議と会話はなかった。

楯無さんも話の切り口を見失ってるようだった。こんな楯無さんはある意味初めて見るからなんか新鮮だった。

 

食事を終えてアルミパックをゴミ箱に捨てると楯無さんの重い口が開いた。

 

「そのー…………ごめんなさい悠くん。断れば良かったかしら」

「いや良いんです。」

「よくないわ。 悠くんが傷ついてるのを見過ごせない」

 

………そこまで言われたら従うしかないよね。

 

「一日大変だったわね。何か言われなかったかしら」

「………鈴が綾音に事の顛末を聞いていたりしていましたね。そこで僕はバレたくなくて学食から出て行きました」

「だからご飯食べてなかったのね」

「はぁーー…………自分に対して恨みたくなりますよ」

 

ボフッとベッドに仰向けになって倒れ込んだ。

まな板の上の鯉の状態だ。いつもの楯無さんならこんな僕を見たら即飛びかかっただろうが。向かいのベッドに座り込んで黙ったままだ。

 

「……………言葉は刃物って聞いたことあるかしら」

「某少年探偵から聞きましたけど」

「一度言い放った言葉は取り消せない。今の状況が私と簪ちゃんと似ててね。なんだか私も悲しくなってきちゃった」

「…………楯無さんって妹さんが好きなんですね」

「好きよ。たった一人の妹だもの」

「妹さんと話せなくて辛くないんですか」

「辛くないなんてことはないわね。簪ちゃんと他愛のない話を出来たらどんなに幸せなことか」

「………そっか。」

 

なんか今なら痛いほどわかる。

何年も会話も出来ないなんて、それも同じ血の通った姉妹のもなれば相当だな。

 

あと綾音の新型ISのロールアウトの件も聞いたけどあんまり頭に入らなかった。

 

「ところで悠くんはいつ綾音ちゃんの事意識し始めたのよ」

「楯無さんが寝取られるかもよ発言が引っかかって……女性至上主義の会の事で雨霧さんをしばき倒した時からですね。」

「あれまだ気にしてたのね。」

「…………はい。で今ガチで取られてるんですけどね」

「怖い怖い怖い」

 

実際現実になってんのマジで笑えないんですけど。

 

「今更意識するのも遅いって言われそうですけど当時の僕は自信が無かったんです。 もしも生まれてくる子供が僕よりも化け物だったりとか、いじめられないか不安で不安で………でも覚悟を決めた先がこれですよ!! はぁ…………生きてるのが辛いよ……」

 

泣きそうになりながらも頑張って我慢した。

 

「織斑先生に今回は仕方がないって言われちゃったんですけど受け入れた方が良いんですか」

「織斑先生って結構鬼畜発言するわね」

 

謝りに行きたいけど自分から行ったら学園祭の二の舞じゃんけ

 

ピピピ。

 

スマホが鳴った。

 

画面を見ると鈴さんからだった。

楯無さんに一言断りを入れて電話に出た。正直怒られるのを覚悟してた

 

「………もしもし」

「悠、あんた綾音と喧嘩したんだって? しかも一方的に」

「…………あぁそうだよ。」

「はぁ……あんたと綾音ってマジで感情ダイレクトに伝えすぎるんだから。」

「もしかして説教?」

「いや違う。」

 

すると鈴さんが声を変えて小さく話し始めた

 

「そのー………ペア狙ってたって本当?」

「うん。覚悟決めたつもりだったんだけどね」

「でも悠の気持ちギリわかるわよ。 いつも一緒にいるからあたしも二人は組むと思っていたわ」

「………なんか僕が勘違い陰キャみたいになってない?」

「いやなってるわよ」

 

どつき回したろかと心から思った。

すると鈴さんの向こうから足音が聞こえてきた

 

「鈴さん。一体誰と話しているんですか」

「げっ!綾音!」

「げっ!とは失礼な それに電話の相手は誰ですか」

「いやーそのー……」

「悠さんですよね」

 

じゃあ質問すんなよって聞きながら思った。

 

「分かってんなら質問しないでよ!」

「変わりなさい。」

「でも」

「早く変わりなさい、凰鈴音」

 

その時の綾音の声色は冷徹で、可愛らしさも無かった。

 

「………もしもし。」

「悠さん」

「その………酷い事言ってごめん。」

「分かってます。 私は悠さんの事を裏切ってしまいました。いつも一緒にいるのに、力になりたいって思ったのにです。」

「…………」

 

以前大泣きしてた人とは思えないぐらい冷静なんだけど。

 

「私が悠さんと組まなかったのは………………隣に居たかったんです。」

「でも常に一緒じゃ」

「強さも一緒じゃなきゃダメなんです!! もしも悠さんが先に行ってしまったら私や他の皆さんと対等にはなれません。」

 

楯無さんも聞いてるけどなんか冷や汗だらったらなんだけど

 

「では私は楯無様と組みますので。」

「そっか……………分かった。」

 

そう言い電話を切ろうとした瞬間聞こえた

 

「……………………ごめんね」

 

そう言い残して電話切った。

え? ごめんね? ごめんねって言った??

 

「は、悠くん?」

「………………終わった」

「え、え?どうしたのよ悠くん!」

 

ごめんねの言い方が寝取られもの過ぎて頭痛が一気に襲いかかった。

これが本当の脳破壊って訳か

 

「仲直りできそう?」

「半々、かな」

「そう……」

 

原因が自分にもあるからとまたもショボンとする楯無さん

威厳ゼロの形無しだ。

 

しばし長めの沈黙が訪れた。

互いに向かいのベッドに座って何を話すわけでも何かを弄る訳でもなくただジッとしていた。

 

「悠くん……」

「ごめんなさい楯無さん、一人にさせてくれませんか」

「えぇ。おやすみなさい」

 

ベッドから立ち上がり僕の部屋から出て行った。

 

「……………強くなるってこう言う意味だったんだ」

 

シャワーを浴びる気力も無く僕は眠ってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

『………おい。』

「っ!!」

 

目が覚めるとまたかつての水槽のあった部屋に戻った。

 

『お前、最近悩んでるらしいな。』

「ねぇ僕、強くなるのって罪なのかな」

 

自分に質問して何になるんだって話になるが追い込まれていた

 

『何言ってんだ。強くなるのに罪とかあまり無いだろ。』

「でも強くなった事で見方が変わるってのがあるんだよ。いつも隣に居た友人がいつの間に先に行ってて追いつけなくなって言うやつ」

 

周りは相変わらず接してくれてるが雨霧沙苗を倒して以降見方が変わったのも事実だ。

 

『成程な。お前が強くなる事で周りが変わるのを恐れてんのか』

「うん……」

『そうか、お前の守りたいものは守り,狩るべきものは狩るのスタンスは変わんないはずだが、そこまで考えると言う事はな……

 

 

 

 

 

理屈的なんだよ。クソガキ』

 

その言葉に僕は動揺を隠せずにいた

 

恋は理屈じゃないという鈴さんの言葉を思い出す。

全くもってその通りだった。

 

 

「でっ…でも!」

『お前がそう考えるならそうだろうな。 けど俺は………そうは思わない、な。』

 

 

そう言い残したと同時に部屋全体が割れ始め,一気に砕け散ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




長かったマジで。

好きなアマゾンライダーは??

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