あと箒の誕生日出遅れたらしいんで死にます
今回一夏視点でお送りします
「…………はぁ」
楯無さんに任された更織簪さんと組むという任務だが相当骨が折れるぐらい大変だ。
俺が出会った途端に組みたくないの一点張り。悠に至ってはヒーローじゃないって謎発言するしもうこりごりだ
(なんとか悠には俺だけで任せろとか言ったけどあいつなら心配するかもなぁ)
現在俺は箒と悠で門前に待ち合わせしてるのだが俺たち男は問題を抱えている
まだ時間があるのだが悠は悩みに悩んでいた。早く仲直りしたら良いのに
だぁぁもうこんなことになるならジャンケン負ければ良かった!
「あっ」
「………」
すると更織さんと鉢合わせたのだが、彼女はスルーした。何だろう、悠にスルーされてる綾音さんの気持ちがちょっとわかる
俺は時間を気にしながらも更織さんを追いかける
「なぁ」
「………」
私服姿の男が制服女子を追いかけると言う学園外だと怪しい雰囲気になるのだが今はそんなところではない
「簪さーん。」
すると彼女はぴたりと足を止める
「名前で、呼ばないで。」
「えーと、じゃあ更織さん」
「名字もだめ。」
じゃあ何で呼んだら止まるんだよ。すると俺の頭の上に紫色の鬼が浮かんだ
「えーっと………そこの少女!」
「…………」
うわマジかスルーしやがった。明◯夢は反応してくれたのにか??
「こらこらこら、お前のことだって!」
「…………何の、つもり?」
「お前が名前で呼ぶなって言うからだろ」
「…そんな呼び方されるくらいなら、名前の方がまだいい………」
「そうか。じゃあ箸」
「(¬_¬ )(睨んでます)」
「......さん」
用が済んだかの様に思わせて簪さんは足を速める。
「なあなあ、簪さん。俺と組んでくれよ」
「嫌……」
「そう言わずに」
「………大体、どうして私と組みたいの………?」
「え?えーっと………」
楯無さんのことは出すなと口止めされてるし,悠には怒らせたらまずいかもと言われて考えついた答えが……
「君が困っているから」
「………馬鹿馬鹿しい」
そう言い残して簪さんは走り去っていった。
………馬鹿馬鹿しくて悪かったな
ーーー◇ーーー
「遅いぞ一夏!」
「いやいや箒、まだ時間あるんだし大丈夫でしょ」
「ごめん遅れた」
正門前には悠と箒がもう待機していた。箒は俺がどれだけ苦労してるのか分かってるのかな
「一夏に甘すぎるぞ悠!」
「いや箒の気合いが入りすぎだよ!」
「さっさと行くぞ! 時間は有限なんだ」
男2人を置いてスタスタと行く箒に悠はポカーンとした口を空けていた。
「なんか、箒のやる気凄くね?」
「……嫌なインタビューでも一度はやると決めたらやる。それが箒の良いとこだよな」
「でも悪いところでもある」
「「………はぁ」」
開始早々落ち込む一夏と悠だが、明らかな副産物狙いでツッコミし辛い
「なにをしてる!置いてくぞ!!」
「今行くから待ってろ!」
「置いて行かないでぇ」
先陣をきる箒に連れられてモノレールから地下鉄に乗り換えて最寄り駅で降りた。
久しぶりすぎるこのメンツで行くのだけど
IS学園はほとんど揃ってるからわざわざ外に行く必要ないし、あと手続きがあるから若干億劫なんだよな。
それにしても。
「………」
やる気があるってより。箒さんなんか拗ねてない?
最初は普通だったが、モノレール降りてからなんかムスッとしてる。
歩く速度もなんか早いし。僕と一夏もついていくのに少し苦労してる。
「おーい」
「………」
「ちょっと待てよ箒」
「なんだ一夏」
「少しゆっくり歩こうぜ。そんな急いでも出版社は逃げねえって」
「ふん。お前たちが軟弱なだけだろう。情けない」
いや、結構競歩的な速度でしたよ箒さん。
急いで箒の横につき、一夏君に聞こえない声で箒に話しかけた。
「あのさ箒」
「なんだ?」
「………もしかしてペア組めなくて拗ねてる?」
「な!?そんなわけ無い!」
「無いわけ無いんだよなぁ」
「そもそも弱ってる悠を見てあの時の姿に戻す為に組んだからであって……」
「心配してくれるのは良いけど恋心を押し殺しちゃダメだよ。 ほら臨海合宿の時を思い出して」
「それは……」
原因が一夏君にあると分かったのは良かった。
だけど僕がさっき話した事は今の僕が言うなって話だけど
と思ったらひょっこりと一夏君が顔を出す。
「なあ箒」
「な、なんだ!?」
「その服見たことないな。新しく買ったのか?」
「あ、いや。これは。鷹月と買い物行った時に買ったんだ」
「鷹月さんセンス高いね」
「ま、まぁな。」
一夏君は当たり障りのない服だが、箒はとても力の入った服装をしている。
黒のセミロングスカートに白ブラウスに赤いパーカーコート。
箒さんらしさを出しながらとても女の子らしい格好をしている。
現に待ち行く男達も通りすがる度に箒をチラ見している。
僕?僕は白シャツに黒の胸ポケットついてるやつに薄茶色のズボンに肩掛けバック。中身はネオアマゾンズドライバー、
「凄い似合ってるぞ。胸元のフリルも可愛いし」
「そ、そうか! 実は思いきって買ってみたんだが。私には可愛すぎてちょっと着るのを躊躇ってな」
「そんなことねえって。いやー、昔は服に可愛らしさなどいらん!って言ってたのに。ここ最近一気に女の子っぽくなったよなぁ」
「ふ、ふん。別にお前に褒められてもどうも思わんが。一応礼は言っておこう!」
と、そっぽを向きつつ顔面筋肉崩壊中の篠ノ之箒。
成る程ねぇ。下ろし立ての服を褒めてくれなかったら拗ねてたのか。
素直じゃ無いなぁ箒さんよ
「とにかく待ち合わせまでまだあるんだからゆっくり行こうぜ。急いで転んだら元も子もないだろ?」
「あ、ああ。すまない一夏」
箒の歩調がゆっくり戻るとともに横一列で歩く二人。
タッグマッチのペアが別の人と歩いてるのを見て僕はなんか悲しくなった、
「い、一夏。寒くないか?」
「そういえば少し冷えるな」
「なら、そのえと………寒いなら………て、てててを…」
「ん?」
「寒いなら! 手を繋ぐべきではないか!?」
バッと勢いよく出された手とは対照的に箒は真っ赤になった顔を俯かせる。
「そうだな。ん」
「あ、あぅ」
なんの照れを見せる間もなく箒の手をとる一夏君と自分とは違う手からの熱にフリーズする箒さん
周りからしたら初々しいカップルそのままだった。
おいおいもっと見せろ(何様?)
「一夏。お前の服も………かっこいいぞ」
「ん? なんか言ったか?」
「いやいや! なんでもな………」
「一夏君の私服かっこいい! って箒さんが言ってた」
「悠!?」
「落ち着いてよ僕もかっこいいって思ってるから」
箒は悠も私服のセンスが高いって思ったがごめん。別にヘタレる箒を見て我慢出来なくなった訳でもなければ
目の前で青春繰り広げられて感情がグッチャグチャになった訳でもないから安心して。
「そうなのか? ありがとな箒」
「え、ふぁっあ。うわー!!」
「ほ、箒ーー!?」
極上の一夏君のスマイルに遂に箒さんもキャパオーバーし。一夏君の手を振り払って爆走した。
少し発破(?)をかけるだけでこれとは。これでは一夏のことばかり悪く言えないな箒さん
「悠お前もしかして嫉妬か?」
「黙れ死ねゴミ」
「あぁ言い過ぎ言い過ぎ!また言われんぞ?!」
「ごめん」
まぁ
「箒本来曲がるところ通り過ぎて行っちゃったんだけど」
「箒! 行きすぎだ! 戻れーー!!」
ーー◇ーー
「広いな」
「あぁ。」
「だね。」
受付を通って待たされた場所は個室ではなく開放的な空間だった。
丸テーブルに広めの円上ソファ。
周りには観葉植物がところかしこに置かれ、窓ガラスは壁一面タイプとなっていて明るさには事欠かない。
スタッフの休憩スペースかなと思わされるが、しっかりと人払いはされている。
「どうもー。みんな揃ってるわね」
「はい」
「私はインフィニット・ストライプスの副編集長をやっている黛渚子よ。今日は宜しくね」
「織斑一夏です。」
「し、篠ノ之箒です」
「水澤悠です!よろしくお願いします!!」
「水澤君元気いいわねぇ。」
「ははっ……すいません」
((あの悠が照れてる?!))
黛渚子さんの印象は。黛さんをそのまま大人にしたような感じ。
見たままの出来るキャリアウーマン感が服装と雰囲気から出ており正に格好いい女性
「早速だけど。インタビューの方に移ってもいいかしら?」
「はい」
渚子さんの胸元から取り出されたのはてってれーボイスレコーダー。
何これ取り調べかな??
「それじゃ始めに男子二人に質問。女子校に入学した感想は?」
「いきなりそれですか」
「だって気になるじゃない。読者アンケートでもその質問で持ち越しだもの。先ずは織斑くんね」
なんと俗世的な。ほとんど男子の意見だろ。
さあなんて答える一夏君
「えっと。使えるトイレが少ないです」
「………プッ……ププッ……wwwwwww」
「なに笑ってんだよ悠!」
「いやwww流石にwwwそれはwwwうけっ…ダァッハハハハwwwwww」
渚子も釣られて爆笑するという始末だ。
「アハハハハ! 薫子、妹の言う通りね」
「何がです?」
「異性に興味のないハーレムキングだってこと」
「な、何ですかそれ。ハーレムって」
「ハーレムを知らないの一夏?ハーレムというのは女の子に囲まれて他人から見て羨ましい状況のことを言うんだよ。」
「いやそれは知ってるって」
「「なんだと!?」」
「なんで箒まで驚くんだよ!」
驚いた。ハーレムという言葉の意味を知ってたんだ。
「あ、そうだ黛さん。因みにハーレムキングというのは間違いです。超唐変木完全究極体無自覚女たらし大魔王に変えてください」
「ちょっと何だよその酷いあだ名は!いくら何でもやりすぎだろ!」
「異議なし!」
「箒! そんな力強く肯定するな!」
「わかったわ。訂正しとくわね」
「悪ノリしないでください!」
「アハハ。ごめんごめん」
黛さんのお姉さん。黛薫子さんと楯無さんを足して割ったような人だな。
絡みやすく、面白みがあるところとか。
「じゃあ次は水澤くんね。自分以外の生徒はみんな女子。少しはドキドキした?」
「はい!すっっっごく不安でした!」
どストレートに答えた事で箒さんは笑いを堪え始めた
「へぇーその訳は?」
「そのー………僕がアマゾンだって分かってる状態で聞いて欲しいんです。」
「良いわ。水澤君は有名だからね」
「………僕は六ヶ月前に駆除サービスでお仕事をしていました。だけど買い出しの時にISを触れた事でIS学園に特別強化特待生として入学したんです」
「それでどうだった?」
「最初僕の事を怖がるんじゃないかと心配でした。特殊個体と言っても人を喰らう細胞生物アマゾンだけど皆んなは僕を受け入れてくれました。 模擬戦闘による喧嘩で腹部貫通で死にかけて復活した時は皆が心配してくれました。だけどこの女尊男卑社会の現実を見せつけられた事もありました」
ラウラの時皆がゾッとしたのを聞いて心配かけたなって思う
一夏と箒は女性至上主義の会を思い出す。容赦なく一夏や悠に嫌がらせを行い,友達が傷つきそうになった事もあった。
「なるほどねぇ。つまりハーレムを満喫したけど現実も見せられたって事ね」
「まぁそんな感じです。すいませんなんか現実的で面白みもないのに」
「ううん。リアリティーのある意見は貴重だしありがとうね」
「いえ。でも楽しくやってますよ。IS学園の女子ってノリ良いですし。変に気遣わなくても大丈夫なとこもあるので」
〆にフォローを忘れずに。みんなの優しさで僕は強くなったんだと思う
いや思いたい。
「さて次は篠ノ之さん。お姉さんについて話してもらえる?」
「っ!!」
グッと尻が浮くところをすんででこらえた箒さ?
事前にこういうこと聞かれるかも知れないぞって言っとかなかったらそのまま立ち上がるところだった。
「お姉さんの事はどう思ってるのかな? 今でも連絡は取ってるの?」
思わず言葉を詰まらせる箒さん
押し黙る箒さんを急かすことなく根気よく出るであろう言葉に耳を傾ける黛さんと、心配そうに箒さんを見つめる僕達男子二人
箒さんはしばし沈黙を通したあとゆっくりと深呼吸をした。
「ISが出る前は、普通に慕っていました。でもISが世に出て、家族が離れ離れになって、何処に行っても篠ノ之束の妹って言われ続けて。段々姉のことをどう思ってるのかすら分からなくなって」
「分からないことは、怖い?」
「怖い………のでしょうか。それもわからないんです。でも、嫌っているわけでは、ないです。紅椿をくれたことには感謝していますし。あの人の、姉なりの優しさだったのだと、受け止めるようにしています」
メディア向けとかではなく箒の紛れもない本心なのだろう。
箒さんは取り繕うことなく自分の思ったことを言える真面目な女の子だから。
「紅椿を貰った時はどうだった? 他とは違う第四世代の最新鋭機。心踊ったんじゃない?」
「そうですね。ええ、受け取った時は心の底から嬉しかったです。周りの皆に追い付けると思って………親しい人はみんな代表候補生で、専用機持ちでしたので」
「今年の学園での専用機持ちの比率高いそうね」
「はい。私は専用機を持っていないから置いていかれると思って、怖くなりました。今思うと、なんて馬鹿馬鹿しいことを考えていたのかって思いますけど」
チラッと僕を見る箒。
あの時は本気で怒ったしいっぱいえぐい事したなぁ。平手も打ってしまったし。
でも腹を割って話したおかげで。専用機などなくても一夏君や皆との繋がりは切れることはないということを再認識出来た。
「紅椿は私が持つには強すぎる力です。でも手放してはいけません。それは力を持つ者の責任ですから。この力に振り回されないように、私は皆と共に日々精進していこうと思っています」
「………うん。素敵なコメントありがとう。ちょっとジーンと来ちゃったな」
「いえ、そんな……ってお前達何してんだ?」
「いや……その、成長したんだなって」
「涙が止まんない」
一夏はジンときており、僕はハンカチで涙を拭っていた。
人は失敗する生き物だが、大事なのはそこから何を得るかを再認識した
僕も一夏君も箒さんも。あの時と比べると大なり小なり変わったよなぁ。
「じゃあ次の質問。三人とも晴れて代表候補生になったわけだけど。いきなり言われてびっくりしたんじゃない?」
「ええ。いきなり決まるもんなんだなって」
「私は一応仮ですが。一夏と同じです」
「僕はある種の足がかりになった様な気がします」
それを聞いた瞬間黛さんはもう一つ質問をしてきた
「そうだ、水澤君に聞きたいことがあるんだけどいいかしら」
「何ですか?」
「ISで変わったこの社会に潜むアマゾンについて、聞かせてくれないかしら?」
アマゾン本人がいるのは取材しがいのある絶好のチャンス。
「実験体アマゾンの存在がキャノンボール・ファストで公になり、IS学園でもアマゾンは狩るべきものとして僕はいじめられたことがありました」
「それが例の騒動へ繋がる訳ね。」
「でもアマゾンは生きているんです。ただ殺すだなんて間違ってはいませんか?」
ここまできたら僕はヒートアップした
「アマゾンは全て人を喰らう者だと思わないでください。世の中には世間の目から逃れて抑制剤が切れるのを恐れて生きているのもいるんです。」
「でも水澤君は
「はい。いくら同族でも人を喰う奴は殺します。人間でもなければアマゾンでも無い僕ができる事です」
「いやぁ水澤君って凄いわね。私達人のことも考えているし同族も考えているとはね。因みに水澤君的にはどうしたいの?」
「アマゾンが生きれる村を作りたい………かな」
「へぇー……もし実現して私達の敵になったら恐ろしいわね」
「そんな僕が侵略者みたいな事言わないでください!」
張り詰めた空気が壊れて両者に笑いが起きる。その様子に一夏はあの時喧嘩したのを思い出しており,箒は悠を少し見直したそうだ
「織斑くんと篠ノ之さんは代表候補生になる気はあったの?」
「そういうのはなんというか。しがらみ的なものを感じてしまっていて。そういうのは軒並み断ってました。正直うんざりしてたと言うか」
「私も紅椿を乗りこなすのに必死でしたし。そういう勧誘も多かったですが全部断りました。生まれ故郷である日本は好きなので、日本以外にならなかったのは正直ホッとしています」
「でもなったからには全力で頑張ろうと思います」
「私もです」
役割を押し付けられた、と言えばそれまでだが。それでもやるからには全力でってのはこいつららしい。
「オーケー。じゃあ次の質問だけど、三人の中だと誰が一番強いのかしら?」
「「悠です」」
「あら即答の上に息ピッタリ。だそうだけど?」
「いやぁ流石にそれは言い過ぎじゃ無い?」
謙遜してはいけないと楯無さんに言われたけど流石に自重する
「何言ってんだよ悠、お前千冬姉の偽物を倒したんだし自信持てよ」
「そうだぞ。悠、お前は強い」
「いやぁ照れるなぁ、てかいくら褒めても褒め返す事しか出来ないよ〜」
「「良い奴すぎない??」」
いやマジで恥ずかしいんだよなあ
「とにかく僕が強いって名乗るはまだまだ先です!」
「フフッ。水澤くんも案外可愛いところあるのね。じゃあ織斑くんと篠ノ之さんだとどっちが強いのかしら?」
「箒です」
「一夏です」
「「なっ」」
お互いに相手の名前を言い合って顔を見合わせた。
今度も息ピッタリです。
仲良いなぁ君たち
「ちょっと待て箒。お前最近絢爛舞踏のコツ掴んで正に八面六臂の大立ち回りでお前の動き捉えるの本当に大変なんだぞ!」
「お前こそ最近ますます零落白夜のキレが良くなってるではないか。少しでも隙を見せたらいつの間にか斬りに来るし。5対12のバトルは関心を覚えたぞ!」
「それを言うなら箒も!」
「なら一夏も!」
まずいなぁ。このままでは現在録音中のボイスレコーダーに二人の痴話喧嘩が延々と残されるという黒歴史案件となってしまう。
「最強は別に一人じゃなくても良いし二人が最強ってな訳でいいですか」
「なんでそうなる!」
「いやだってそうでしょ」
説得失敗であります。
でも二人ともよく考えたらそうかと思い鎮静化された。
ざまぁみやがれ
「二人はとても仲が良いのね。切磋琢磨するライバル同士ってところかな?」
「え? あー、まあそんなところです」
「なんだその煮え切らない返事は」
「なんか少し恥ずかしいというか。いや、お前とライバルというのが恥ずかしい訳じゃないからな!?」
「分かっている(まったく、少し驚いてしまったではないか)」
一瞬「えっ」という顔をした箒は直ぐにホッと息を漏らす。
そこからは質問しては答えてを繰り返して順調にインタビューが続いた。
「織斑くんってヒーローみたいって言われない?」
「そんなことないですよ。それにヒーローって呼ばれるのは、なんかむず痒いというか」
「じゃあどんなのが良いの?」
「………一兵卒」
「何だそれは」
「なら僕は少佐副官補佐」
「なんだその役職は!」
一夏と僕はラウラと一緒に階級ごっこするのだが明らかに悠だけ特別待遇である。
しかしヒーローはもう一人いた
「でも水澤くんはアマゾンに変身するんでしょ?何か言われない?」
「あまり言われないですね……それに最初はヒーローらしくない動かしてたから畏怖の対象を抱かれていました」
「あぁー確かにエメラルドグリーンの赤目の怪物がベルト巻いていたらヒーローっぽく見えるけどね」
「怒って良いですか」
「ごめんなさいね」
あの後アマゾンズドライバーとネオアマゾンズドライバーを見せてあげると別枠で特集するとのこと
「それでは、戦場の心得をどうぞ!」
「な、仲間は俺が守る!!」
「イエス! かっこいいわね男子!」
「守るべきものは守り,狩るべきものは狩る!!」
「良いわねぇ。けどなんか独裁者みたいな思考だけど大丈夫?」
「…………何とかします」
「自信持てよ」
とまぁ色んな事を質問され答えて行った。
最後は今回のインタビューについてのコメントで〆となった。
「はい。インタビュー終了!三人ともありがとね!」
インタビューは無事に終了。
長かった、と思う。普段より言葉を選んだからか少し精神的疲労がえぐい。
三人とも初経験な為やっと乗り切ったぞ!という気持ちが一致団結した
「そういえば織斑くんと水澤くんは生徒会に所属してるわけだけど。楯無ちゃん、イカすでしょ?」
「いや大変ですよ。いつもからかってきて気が休まらないですし。なんていうか、いつもあっちのペースに飲まれちゃって」
「楯無ちゃんから主導権奪うのは難しいわよね」
「でもISの指導は凄く助かってます。最近は箒も一緒に教えてくれて。なっ?」
「ああ、分類の違う第四世代でもちゃんと指導してくれて助かります」
「時々キレそうになりますが基本的に助かってます。それに恩人というか何というか……尊敬はしています」
(私みたいな事を言ってるな)
あの人に何度も助けられたことやらと三人は考えたのだった
大多数IS戦もあまり戦えなかったな
「そういえば楯無ちゃんって言ってましたが。楯無さんとはお知り合いなんです?」
「たまーに家に来ることあって。そっからもう意気投合しちゃってね。彼女と話してるとインスピレーションが沸いてくるのよ」
「ほうほう」
波長が合うとそういうのもあるのか。
なんかちょっとわかる気がする
「楯無ちゃんから聞いたんだけど。結構無茶振りかましてるらしいじゃない?」
「一夏、そこのところどうなのだ?」
「悠より俺が結構貸し出されますね。時々悠も来てくれますけどお陰でISの特訓だけでも厳しいのに部活の貸し出し要員に駆り出されて」
「貸し出し要員ね。薫子が新聞部に来てくれないのよぉって嘆いてたわよ」
「それに関してはくじ引きの結果なのでどうしようもないというか」
「あーくじ引きかぁ。薫子ってくじに関しては絶望的にツキがないのよねぇ。貯めに貯めまくった商店街の福引券全部ティッシュに溶かした時は慟哭してたわね」
「慟哭って………。どんだけまわしたんですか」
「30連だったかしら」
大爆死であまり笑えなかった。僕だけでも時々行ってあげようかなと思ったが女子達に袋叩きにされそうでやめとこうと思った
「あっ、ヤバいもうこんな時間。じゃあこれから写真撮影するから地下のスタジオ行きましょ。更衣室があるからそこで着替えてからメイクして、そこから撮影ね」
「えっ、着替えるんですか?」
「うん。スポンサーの服を着せないと私の首が飛ぶのよ」
うわっ。これが縦社会という奴なのか。
「因みに俺や箒と悠の三人のうち誰かがかけてたら」
「考えたくもないわね」
大人って。大変だなぁ。
しかし服かぁ。
綾音と買い物する前に服関連に触れるとは。
………また綾音のこと考えてしまった。
「どうした悠、また綾音さんのこと考えてるのか?」
「ねぇなんか一夏察し良くない?」
「そんなに考えているのなら仲直りすれば良いものの」
「箒も分かるでしょ、ペア組を裏切られた奴の気持ちが」
すると箒は少し考え始めた
「…………確かにそうかもな」
「分かるのかよ!」
「それじゃあ行きましょうか」
「「はい!」」
「あぁはい!」
とりあえず。奇抜なファッションじゃないことを祈るとしよう。
なんていらん心配をしながら黛さんの後についていった。
好きなアマゾンライダーは??
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アマゾンオメガ /ニューオメガ
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アマゾンアルファ
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アマゾンガンマ
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アマゾンゼータ
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アマゾンベータ
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アマゾンミューズ