インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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書ききれなかった分です
読者に配慮した結果がこれなのです
今回は珍しく一夏視点かもしれん


第十一話 旅館のひと時

皆が皆浴衣に着替え、大宴会場で夕飯を食べていた

 

メニューはカワハギの刺身と小鍋に山菜の和え物が二種類、それと赤だし味噌汁とお新香。これを高校生が食べて良いのか?

 

「うまい!こんな刺身が出るなんてすげぇな!」

「IS学園は羽振りがいいからね。」

 

隣の席に座っているのはシャル………の隣の悠の様子がおかしい

 

「どうした悠」

「一夏君………………何だこれ美味すぎる」

「へぇーアマゾンでもお刺身食べるんだ」

「僕が特殊なだけだからね。」

 

すると悠は何かに気づく

 

「ねぇこれってわさびだよね」

「?それがどうした?」

「色合いは似てるけど……」

 

シャルも疑問に思ったが、ある事に気づく

 

「あぁこれは本わさといって生のわさびをすりおろしたやつだよ」

「つまり僕達が使ってるチューブタイプは?」

「それは練りわさ。原料がワサビダイコンとかセイヨウワサビとか言うやつだ」

「一夏君そこら辺詳しいのなんなん?」

「千冬姉に養われてるお礼としてバイトや家事をしてたからな。」

「へぇ………」

「はむっ。」

「ってデュノアさん!?わさびそのまま食べたの!?」

 

シャルは徐にわさびの山を食べたらしく、半泣きになる

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

「おい大丈夫か!?」

「らい……じょうぶ」

「ほら水飲んで!」

 

悠がシャルの対処をすると言う事なので俺は横のセシリアに目を向けるとプルプル震えている。こいつはゼリーか何かだろうな

 

「もしかして………セシリア正座慣れてないだろ」

「なっ!そ…そんな訳ありませんわ!」

「手も震えてるぞ」

「いえいえ心配せず食べてくださいな」

 

箸も不慣れで使いきれてないし刺身も落ちまくる。

 

「じゃあ俺が食べさせてやるよ」

「!!!!???」

 

それを聞いた瞬間女子が俺に詰め寄って来た。

 

「はあぁ!?セシリアだけずるいずるい!」

「男子の隣特権がくそがああああ!」

「私も私も!!」

 

周りのみんなも口をあーんとあけるお前は雛鳥か!!

 

「一夏君一夏君」

「おお悠!!助けてく……」

 

悠は頭だけアマゾンオメガになっていた。まずい!怒ってるのか!?

 

「僕って口が無いように見えるよね?」 

「な…何の話だ?」

「僕もあーん」

 

すると白いところから口が開き舌と全体的にトカゲのような口を開く

 

「うわああああああ!!!」

「「きゃあああああああああああ!!!!!」」

「怖い!怖すぎる!!!!」

 

大宴会場は悲鳴が響く。

 

「ひぃぃい……怖い………!!」

 

シャルは悠の隣なため至近距離で口の中を見るため、恐怖心を煽る

 

「………デュノアさん。」

 

変身を解除した悠はシャルに顔を向ける

 

「な、何?」

「……………すみませんでした。」

 

突然の謝罪に困惑してたが織斑先生が出て来た

 

「何があった!!悲鳴が聞こえたが」

「はい……僕がやら……」

 

悠は自分が罰を受ける為自白しようとしたが……

 

「虫が出て来たのを水澤君が倒してくれました。」

「えっ……」

「シャル……」

 

なんとシャルが悠を庇ってくれた。

千冬は納得したものの目線を変えた

 

「そうか。但しオルコット周りの貴様ら。体力はあるみたいだな。砂浜端から端まで50周するか?」

「ひぃぃ!」

「しませんすいませんでしたあああ!!」

「デュノアさんまじでありがとう」

「いやいいよ流石に」

「今度ご飯奢るね」

「そこまで!?じゃあ受け取ろっかな。」

 

可愛さと優しさに感動した悠はさて置き、大人しく戻っていったのでセシリアに食べさせる

 

「セシリア、はいあーん。」

「あーん………………!!!」

 

その時、セシリアの脳内に電撃が走った。元々イギリスには生魚を食べる習慣などなく、いざ食べると脳がやられた。

 

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜とても美味しいですわああああ!」

「そんなに!?じゃあまた食べさせるか?」

「いえ心配はいりませんわ。ここから一人で行けますわ!あぁ〜美味しい!」

「そっか…………」

 

向かい側の箒へと目線を向けたのだがふんっ!とそっぽ向いて食べていた。こいつ黙っていれば大和撫子みたいな感じなんだよなぁ

 

その頃悠は………

 

「これにわさび少し混ぜて刺身につけたら………美味しいんだよなぁ」

隣の女子「ねぇ水澤君、刺身しか食べてないけど大丈夫?冷めてない?」

「え?もう先に食べたよ。美味しかったなぁー今までタンパク質取るために肉類や茹で卵とかハンバーガーしか食べてなかったからね。」

「早っ!?」

 

和食の世界に一歩踏み入れた悠であった………

 

 

 

 

いざ、食事の時間が終わり、自由時間となったのだが、何やら教員室にて変な音がするらしく、セシリア以外の一夏ヒロインズはそれを盗み聞きしていた。

 

「あら?何をしていらっしゃるの?」

「しっ!!静かに!!」

「今いいところなんだ。」

「おそらくだが一夏と悠が何かしてるに違いないとこの越界の瞳(ヴォーダン・オーシェ)が言っている!」

「目が喋るのって目玉の親父じゃん」

 

疑問に思いセシリアが壁越しに聞いてみる

 

『千冬姉こういうの久しぶりでしょ?』

『そんなわけあるか馬鹿者・・・あっ、ん・・・少しは加減をしろ・・・』

『はいはい、じゃあここは?』

『なっ・・・そ、そこは、やめ・・・』

『一夏君プロだね。』

『後で悠にもしてやるよ』

『やったー!』

 

 セシリアは一夏が千冬に如何わしいことをしてると思った。

 

「何と破廉恥な!!強行突破ですわ!!」

「わぁセシリア落ち着いて!って」

 

ガッシャーン!!

 

「ええっ!?な……何!?」

「びっくりしたぁっ!!」

「何だ騒がしい」

 

如何わしいことをしてると思いきや全然違った。

 

「一夏お前………何をしてるんだ?」

「え?マッサージだけど?」

「ま……マッサージ……?」

 

どうやら皆勘違いしてたらしく悠は困惑した

 

「みんな勘違いしすぎだよ。いくら一夏君が年上好きでもそこまでしないよ」

「誰が年上好きだっ!!」

「YOU♪」

「俺かよ!」

 

すると千冬がある提案をして来た

 

「そうだ。水澤の前に誰かやるやついるか?」

 

困惑した中、名乗りを上げた奴がいた。

 

「「なら私(わたくし)が」」

 

箒とセシリアが同時に挙手した為言い合いになる

 

「セシリア貴様一夏に間接的にやってもらえると思うなごらああっ!!」

「何ですって!」

「二人とも落ち着きなさいよ!」

「こうなったらじゃんけんで決めようよ!」

「ドイツでいうシェーレ、シュタイン、パピール(じゃん、けん、ぽん)だ。」

「一々訳さなくて良い」

 

じゃんけんの結果、セシリア→箒→悠となった。

 

「お願いしますわっ!!」

「よし行くぞ………」

 

ぎゅううぅ〜〜〜〜!!!

 

「〜〜〜〜っ!」

 

セシリアの腰に指圧に声を出してしまう

 

「だいぶコリが酷いな、何かやってるのか?」

「一応バイオリンを……あっ、そ、そこはちょっと苦しいです…」

「おお、悪いなここは指圧じゃないな」

 

親指を離し、手のひらの下部で静かに圧力をかける

 

「はぁぁ……一夏さんお上手……」

「まぁな。そういうの千冬姉にいつもしてたし」

「それと、女の扱い方も………」

 

悠は本当にそうかと思いながらも本当にそうだと思い知り自己完結させた。

 

マッサージが終わり、セシリアと交代で箒がうつ伏せる

 

「頼むぞ……一夏。」

「任せとけ……箒だいぶ疲れてるよな、剣道もしてるし」

「まぁ……そうだな……痛っ!」

「ああ、悪いここら辺は丁重に行くわ。」

 

箒な内心ドキドキしており、あの一夏に触れられることプラスで一夏にマッサージしてもらってる事に喜びを感じていた。

 

「あぁ………し〜〜〜〜あ〜〜〜〜わ〜〜〜〜せ〜〜〜〜」

「そんなに!?まぁ疲れが取れてよかった」

 

箒のマッサージが終わり、皆一夏のマッサージ力に感心を与えた

 

「次悠だな。」

「僕結構運動するからね」

 

あれが運動なのかと皆思ったがそれはさておき。一夏が悠の腰に指圧を掛ける

 

ご゛り゛っ゛

 

「?」

「どうしたの?」

「いや、何でもないぞ……行くぞ………」

 

ご゛り゛り゛り゛っ゛!!!

 

「うわぁ!何だこの音は!凝ってるとかのレベルじゃないぞ!!」

「あっごめん」

「うわああっ!」

「悠さん!?」

「アマゾンにもバキバキすぎる身体もいたのか………」

「感心してる場合じゃないよラウラ!!」

 

取り敢えず一通り行うものの不穏な間接音が鳴るため皆大丈夫かと心配する。

 

「悠お前ストレッチしてるか?」

「……………してないかも疲労を感じないからさ。」

「一応しといたほうがいいぞ。怪我にも繋がるし」

「多分怪我とかはしないと思う」

「いや外傷じゃなくて」

「足攣ることもないかも」

「もう化け物だろ」

 

悠は話しながらもあ、これ寝てしまうやつだと感じており、今までの疲れがグッと取れる。

 

「あぁ……一夏君……」

「どうした?」

「あり……がとう……」

ラウラ「刺された時のありがとうしてる」

箒「こんな的確な例えがあるとはな」

 

それでもやっぱり良い。まじで気持ちいいと思ったその時

 

ごしゅっ!

 

(えっ!何の音これ!)

 

ごりりりりりり!!!、

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!い……い゛ち゛か゛く゛ん゛!?」

 

突然の激痛に振り返ると一夏君ではなく織斑千冬でした。

 

「何してるんすか!痛かったぞ!!」

「ほー、あれを耐えるとは流石だな水澤。」

「え、何したんすか?」

 

そう質問した途端不敵な笑みを浮かべる

 

「背骨を下から上まで指を突っ込ませて持ち上げる」

「絶対痛い奴ですよそれ!!」

 

びびって立ち上がった悠は自分の身体に異変を感じた

 

「………でも、体が軽い!ありがとう一夏君!」

「喜んでよかったよ。ふー流石に四人連続ですると疲れるな。」

「もっとこう要領よくやればいい」

「いや相手に失礼でしょ。」

「それよりもお前はもう一度風呂に入ってこい。」

「はいはい。」

 

そう言い一夏は出て行った、悠はというと背骨全体を痛めたので仮眠中である

 

「それよりも静かだな。」

「「「「「……………」」」」」

 

千冬は立ち上がって備え付けの冷蔵庫からビール缶を持ってくる

 

「何だ貴様らいつもは馬鹿騒ぎするはずだ」

「いや……」

「織斑先生がビールを飲んでるのが珍しくて……」

「仕事中じゃないのですか?」

「何だ?貴様らは私がガソリンを飲んで動く機械だと思ってるのか?」

「いえいえそんなわけなくて」

「まぁいいまた飲むから冷蔵庫へ行くが何がいい、篠ノ之」

「あっ……ええっと」

 

そうこうしてるうちに千冬が五人分渡して来た

 

「ほら、ラムネとオレンジとスポドリにコーヒー、紅茶だ。口止め料だ」

「「「「「はぁ……」」」」」

 

口止め料として皆それぞれ受け取ったが千冬が話す

 

「そうだ。お前らはあいつの何処がいいんだ?」

「!!?!」

 

その言葉にみな驚いた。いざどうかと思うと考えにくい

 

「まずは篠ノ之、お前からだ」

「ええっと………一夏は以前より腕が落ちているのに不満なだけですので」

 

ラムネを傾けて答える箒

 

「次に凰」

「あたしは腐れ縁だけだし……

 

スポドリのフチをなぞりながらモゴモゴと言う鈴

 

「オルコット、貴様は?」

「そうですわね………クラス代表としてしっかりしてほしいです」

 

そう笑顔で答えるセシリア

 

「デュノアとボーデウィッヒは?」

「僕──あの、私は…….優しいところ、です。」

 

そう答えたシャルロットは声の小ささとは比例せず真摯な響きがあった。

 

「まぁあいつは優しいが誰にでもなところがネックだな」

「ですね………」

 

照れ笑いしながら熱くなった頬をぱたぱたと扇ぐシャルロットに前述三名は嫉妬した。

 

「で、お前は?」

「強いところ……でしょうか」

「いや弱いだろ」

 

そう緊張気味に答えたラウラしかし千冬はそれを否定する

しかし珍しく言い返す

 

「つ…強いです。少なくとも私よりかは」

「そうか、ボーデウィッヒや皆はそう捉えるのだな。じゃあこいつについてだ」

 

二本目のビール缶を開けて飲みながらすやすや寝ている悠に指を指す

 

「うーん………一夏よりかは実力がある。卵みたいな」

「優しさの中に野生味がある…」

「アマゾンなのに人間らしいと言うか……」

「強さの中に優しさがある。僕達はそれに救われたと過言ではありません。」

「強い。」

 

それを聞いた千冬は頷いた

 

「わかる。水澤はアマゾンでも時折人間らしさを持つ。最初の頃はえぐかったんだぞあいつ。凰とデュノアとボーデウィッヒは知らんと思うがあいつ咆哮上げてクラスメイト二、三人ぐらい失神させてたんだぞ」

「そこまで!?」

「意外だな………」

「もし序盤で私が戦ったら死ぬな………」

「ボーデウィッヒとかは救われたな水澤の暴走時とかやばいぞまじで」

 

そう言い飲み終えた千冬は切り替える

 

「じゃあ結婚するとしたらどっちが良いかだ。」

「一夏。」

「一夏さん。」

「一夏」

「うーん……悠か一夏。」

「一夏…………でも悠も捨てがたい」

 

その答えに千冬は反撃する

 

「お前らに弟はやらん。水澤と付き合ったら異種族姦になってまうがな」

「「「「「ええっ……………」」」」」

 

こうして1日目は終わった。

 




十一話の間のおやすみ回となりましたが如何ですか?
次回からはIS回ですがアクセラオメガの出自とかが知れるのでお楽しみに!!!
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