一夜明け、実習訓練にIS専用機持ちだけが集められ、その中には箒の姿も!
そこへIS開発天才博士にして箒の実姉である篠ノ之束が登場し、ついに箒の専用IS「紅椿」をお披露目し、悠のISであるアクセラオメガの出自が明らかに!
待ちに待った2日目。
今日は午前中から夜まで丸一日ISの各種装備試験にあてがわれる。
普通の練習機を使う生徒達は花月荘から少し離れたビーチで行うのだが。
僕達専用機持ちは水面下のトンネルを通って少し離れた無人島で行われるらしい。
「よし、全員揃ったな。」
一夏、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの他に箒が居た。
しかもそのISスーツはいつもの紺色とは違い白いISスーツだった。
「織斑先生、なぜ箒さんが
「あれ?箒ISスーツの色変えたのかイメチェン?」
「んなわけ無いでしょ。僕のISスーツの色合いが変わったように篠ノ之さんも専用機持ちになったかも」
僕の予想が完全に当たった。
「あぁ、その件に関してはこちらが……」
「やっほおおおおおおおおおお!
ちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「織斑先生……まさか!!!」
何処からか甲高い女性の声が、げそっとする箒と織斑先生。
ドドドとその何かが崖から駆け降りて、飛び、そのまま両手を大きく広げ織斑先生に突っ込む。
織斑先生はそれを受け止め──ることなく横にどいた。
「いったああい!!あ!ちーちゃんお久しブリードガヴ!相変わらず冷たいねぇ!さっきまで命だったものが散らばるところだったよ!」
「それはよかったな今さっき命だったものにしてもいいんだぞ?」
「アァぁんッッ///束さん性癖歪みそうだよ!」
「元からだろ。」
「それよりー久しぶりの再会を込めてハグしようよハグ!!」
「しつこいぞ貴様」
この様子に皆あっけらかんとしており、箒は苦虫を潰したような顔をしていた。
というかいつのまにか消えていた。
「箒ちゃんはどこかなー?どこかなー?びびっ!!いたーっ!!」
「ねぇ一夏、あれ何よ」
「何って篠ノ之束、ISの開発者だよ」
「あれがISの祖………」
「何かを作った人って変人って歴史で習ったけどまさか本当だったなんてね……」
そしてそのテンションを維持したまま岩場に隠れた箒へ向かった。
「じゃじゃーん!!箒ちゃんお久しブリーチ月牙天衝!!(?)元気してた?」
「どうも…………」
親しげな束に、箒の態度は浮かず、何か化け物を見てるような感じで距離をとっている。そりゃあそうだ。多分同年代の千冬に比べて変だもんあの人。
「こうやって会うのも何年振りかな?一億と二千年?それにしても大きくなったねぇーーー特におっぱいが……」
その瞬間箒は束という自らの姉に刀でど突いたのだ。
「殴りますよ?」
「殴ってから言ったー!ひどーい!!(´;ω;`)」
この地獄のような時間に千冬が止めてくれた。
「いい加減にしろ束、早く挨拶しろ。愚弟とアマゾンはちゃんとやってたぞ。」
「えー仕方ないなぁちふ太くんは……………………………
私がISを開発した天才こと篠ノ之束さんだよー!ハロー!!」
関り合いのある一夏と箒は呆れたように眺め、その他はまだ状況が飲み込めない。
だって他の専用機持ちは顔が死んでるもんマジで
「あのー篠ノ之束……さん?」
「何か用かいいっくんmark2?」
「束さん俺以外の男子をその名前で言わないで」
「そのー………何しに来たんですか?普通に何もしないなら山田先生……
あの緑色の髪の人に案内してもらってくださいよ」
それを聞いた瞬間束は目的を思い出した。
「あぁ!思い出した思い出した!!箒ちゃんにプレゼントを持って来たんだったー!」
「プレゼント……?」
「さぁ!!大空をご覧あれ!!!!」
「……?」
束の言う通りにみんなが空を見上げると遥か突き抜ける青空から、白く銀色に煌めく菱形のクリスタルのような塊が空を切り裂き一直線に一同の目の前に落ちて来た。
「ナニコレ?」
「悠ゴ◯リになってるて」
そのクリスタルの塊をリモコン操作で開封し、中から出てきたのは真紅の日本風IS。二対のブレードを装備し、かの白式とも言われるISとついを為す待機状態のフォルムを持つ機体が出て来た。
「じゃじょーん!これが箒ちゃん専用のIS!!その名は《紅椿》!!全スペックが現行ISを上回るスペックを持っているお手製第四世代機だよーー!」
「第四世代機だと!」
「嘘でしょ……」
悠はその様子に圧巻した。IS…もといインフィニット・ストラトス
現在は第3世代までしか存在しないものであり、国同士は機体開発に命を賭けていた。しかし、それを超える第4世代機をぱっとお出しされドン引きの様子
「えへへー凄いでしょ…………ってあれ?」
「はぁー………束、貴様は有り得ない事を突拍子もなくするなやめろ。」
「ごめんなサイドステップ(̨̡ °-° )̧̢(̨̡ °-° )̧̢(̨̡ °-° )̧̢(̨̡ °-° )(̨̡ °-° )̧̢(̨̡ °-° )̧̢」
背中から思いっきり蹴られる束であった。
しかしそれに困惑する二人がいた。鈴とシャルロットだ。
「それにしてもいいなあ血縁者だからってそこまでしてくれるなんて」
「ちょっと不平等だよね……」
鈴とシャルがそう言うと束は両手に腰を当てながら二人を見て言う
「君たち何か勘違いしてないか?人類が生まれた時から現代まで平等じゃないことを歴史で習わなかったのかい?」
「……」
「確かに……」
二人とも納得してしまったが束は切り替える。
「さーて!フッティングを行うから箒ちゃん装着して。」
「はい。」
箒はISが自分用に設計されてる事に気づき、姉はここまでしてくれるのかと実感した。
「それでは始めるぜぇ!、」
そう言い束はなんか凄い椅子……みたいなユニットに乗る。
「何だこれ……IS?」
「ノーノーだよいっくん。これは私の作業用ユニット。又の名を『
そう言いユニットから数本の腕が出現し、ギュインギュイン動かして箒のプッティング作業に取り掛かる。
「凄い………どうなってんだ!?」
「一夏君それは僕も分からないよ………」
「さーて!あと少しっ!あと少しっ!」
「あの!!良ければ私のISを見てくれます?!」
セシリアは束に話しかける、と言うのもセシリアはあのISの開発者とも言われる束にISを見て欲しいらしい。
「はぁ?君は誰だね?てか今は箒ちゃんやいっくんとの再会を楽しんでるのに何で横槍入れてるの?」
「でも……」
「うるさいなぁどっか行けよ。」
束の声は今までのゆるさのある高い声だったが、他人を拒絶する低い声でセシリアに威圧を掛け、セシリアは落ち込んでしまう。
「ねぇ一夏君、今なら君があの時止めようとした事が分かる気がする。」
「あぁ、そうなんだよなぁ………」
そう。束さんは箒や千冬姉さんや俺に対して甘く。他人には滅茶苦茶厳しい。
どれぐらいかと言うと他人に話しかけられても無視、千冬姉から聞いた話だとヤンチャかと思ったら別のベクトルでヤンチャだった。
授業中だと教師でも思いつかない数式や考え、論理、化学式など考え、それで教師を驚かせたがテストは満点だと言う
そのあと千冬の教育(物理)で矯正したのが今の束。
まぁ今の方がマシなんだという
「やっぱり日本人はいいねぇ。日本人は箒ちゃんやちーちゃんやいっくんだけでいいねぇー。」
「おじさまやおばさまもでしょ?」
「まぁ…………うん。」
プッティング作業が終わり、最終調整間近で束は僕に話しかけて来た。
「さーて!紅椿の最終調整のダウンロードで少し時間かかるからアマゾン君に取り掛かろうかなー!で、ちーちゃんちーちゃん!その例のアマゾンは何処かな?!」
「馬鹿者お前がさっき話しかけてたいっくんmark2がそいつだ。」
僕を見つけた途端急接近して来た。
「へぇ……君、昨日見たよ。」
「何ですか急に」
「まぁ今回は束さんが君のISを見てあげるよー!箒ちゃんが何処にいるか教えてくれたお詫びだよー!」
「悠貴様ァァァッ!!!!」
「ごめんなさいー!」
篠ノ之さんによると撒くのに大変だったらしい
「さ、ISを起動してー!」
「はい………来い!《アクセラオメガ》!!!!」
悠は久しぶりの変身なしでのISの装着姿に皆が驚いた。胴体や足、翼の形
がラファールに似てるがそのシルエットはアマゾンオメガ 特有の緑と赤が入り混じってる。
「嘘!?なんで僕と同じリヴァイヴ!?」
「母さんが言うにはラファールのISコアを流用したかららしい。」
悠とシャルロットの会話を遮るかの如く束が割り込んできた。
「じつはこの《アクセラオメガ》の開発したのはこの束さんでーす!!」
「本当ですか!?」
「本当本当ほん東海道新幹線だよー!」
実はと言うと野座間製薬国際戦術局の橘雄吾主任の元にアクセラオメガの開発に取り掛かっていたが、アマゾンオメガ変身を想定して開発を進めていたものの胴体以外の四肢が完成はしたが胴体に苦戦し頓挫していたのだが、とある人により完成したと聞いた。
それがまさかの篠ノ之束だなんて思いもしてなかった。
「でもねー完成はしたものの変なおばさんがここからは私たちがやるとか言って追放したんだよーひどくない?」
(それ僕の母さんだ………)
「それによってアクセラオメガの一部がブラックボックス化してるから私が調整してあげる!ちょっとじっとしててねーサイレントヒルみたいに」
「ガチで動かさないようにするだ………」
数分後…………
「よぉしできたぁ!いやー数分後とか書かれてれるけど実際は三分で終わりましたー!カップ麺ひとつ作れるねぇ!」
束さん、世の中には 3分以外で作れるカップ麺があるんですよ
「それで、結果はどうなったの?!」
「紅椿は完成したけどアクセラオメガ、君は危険すぎる。」
その言葉に皆が固唾を飲んだ、悠に何かやばいのが判明したのか?それとも悠が化け物だと気付いたのかそれとも…………
「ところで君、名前は何だい?」
「み、
「そっかー!君ははるかって言うんだ!漢字ってどんなの?もしかして………」
束が僕の耳に近づいてこう囁いた
「
「………………それってどう言う意味ですか?」
しかしその反応に束ははてなを浮かべた顔をした。その反対に千冬は冷や汗をかいていた。
「ありゃ?違う?」
「違いますよ!!僕の名前ははるかですけど漢字が違います!遠く長くしてつきない。気が長くてこせつかないが意味の悠です!」
「あぁそっちか!!束さんショックー!いー!」
一夏「それショッカーですよね束さん」
「ナイスツッコミいっくん!!でも悠といっくんって名前似てるから君の名前ははるくんだ!!」
「何ですかそのバケモノの子みたいな流れは!」
しかし周りも一夏と悠の名前の発音が似てる事もあって納得していた。
話が脱線したがその危険が何かについてと白式の事も話してくれた。
「はるくんのISはワンオフ・アビリティーと固有能力が何故かついていてその能力は『ISの武器をアマゾン細胞で模倣し使う事』だよ。」
「ええっ!?」
「どう言う意味だ……?」
一夏はパッとしていなかったがセシリアが答えた
「一夏さん!!ISの武器の模倣は拡張領域を使用せずにそれぞれの武器を使用できるのは未知の技術ですのよ!!」
「まじか………ってあれ?これどこかで見たことあるな」
「それどこかで見たっ………あ!ラウラと悠が戦ってた時!」
実はあの時ラウラとの戦闘時、オメガの右腕が零落白夜と同じ色に光った事があり、それが何か関係あると思っていたがまさかのこの模倣技術である事が判明した。、
束は悠に指示を出す
「じゃあさじゃあさ!変身して何かしてみてよ!」
「あぁ、はい……」
バスロットからアマゾンズドライバーを呼び出して装着し、アクセラーグリップを捻る
『O・ME・GA』
「ヴォォォ!!アマゾンッ!!!!」
『Evolu-E-Evolution!!』
アマゾンオメガに変身完了し、手を翳してイメージする
(オルコットさんのスターライトmkⅢ………)
それを想像した瞬間、掌からそっくりに生成された。
「えええ!!!!」
「これチートだろチート!!」
「いやでも生成したやつだからどうせ撃てるわけ……」
そう言い構えて空へ撃ってみるとレーザービームが飛んだ
「…………………がちか」
「はへぇ………」
セシリアは驚きのあまり失神した。
「大丈夫かセシリア!!」
「もう……わたくしのプライドはボロボロですわ………」
「それといっくんの白式は私がなんか捨てられてたやつを作り直したやつだからねー。」
「俺の白式の零落白夜が暮桜と同じなのは?」
「しらん。ちーちゃんの弟だし遺伝でしょ遺伝。」
「そんな適当な感じなの!?」
しかしオメガは束の言ってる事が嘘のように感じたが黙っておくことにした。
すると束からある提案が出て来た。
「じゃあまず箒ちゃんが飛んで動作チェックしてーそのあとはるくんと戦わせてみるってのはどうちーちゃん?」
「ほぉ、お前にしてはよく考えたな。」
「よーし!箒ちゃん!飛んでみて?」
「は……はい」
そう言い箒は飛翔し飛び立つ。
「は……速い!!」
「これが第四世代機……!!」
何者の追従を許さぬ、徹底したチューン。
瞬きすれば、消え去ってしまいそうなその速さ。圧倒的な性能。
そして機動性に一同は目を奪われてしまう。
「じゃ!!今からミサイルを発射するから撃ち落としてね!右が雨月で左が空裂ね!」
「はい……」
ミサイルの大群を出現させ、箒は深呼吸をして武器を構える
「………はあああっ!!!!」
二つの武器のエネルギー波でミサイルを全部撃ち落とした。
「すげぇ……!!」
「これ僕が戦っていいやつじゃ無いでしょ。」
「いけぇ!はるくん!!GOGO!!」
「はい………」
オメガは箒の元へ飛翔し、向かい合う。
「行くよ篠ノ之さん。」
「あぁ……私の新しい力を見せてやる!!」
二対の刀を持つ箒に、オメガはそれに合わせて双天牙月を生成する。
「あたしの双天牙月だ!!」
「本当にできるんだな………」
オメガは青龍刀を逆手持ちで突撃する
「はああっ!!」
「くっ!!」
オメガは力押しするも箒も負けずに押す
「後ろに気をつけなぁぁ!!!」
「なにっ!?」
翼が甲龍の龍砲に変形し、至近距離で衝撃砲を撃ち込む
「がはあっ!!」
怯んだ隙に蹴りを決められるもののすぐさま立て直し空裂によるエネルギー波をぶつける
「よしっ!!!」
しかし煙が晴れると右腕にあるものを生成させて防いでいた!!
「僕のシールドだ!!」
『VIOLENT PUNISH』
「でやああああ!!!」
シールドがスライドし、パイルバンカーこと、
………はずだった。
「なにっ!?」
「後ろがガラ空きだああ!!」
装甲展開による瞬時加速によってオメガの後ろに回っており、後ろから斬撃をもらう
「がああっ!!………ってたまるかぁ!!」
しかしここでオメガのタフネスを見せ、回し蹴りをしてフットカッターで切り付けるがそれを雨月で受け止める
「よそ見はだめ!OK?」
スターライトmkⅢとシュヴァルツェア・レーゲンのレールカノンの同時発射を起こす
「ぐはぁ!!」
「ごはああっ!!!」
結果は引き分けに終わった。
二人とも同時に着地した。
「うわああ凄いよ箒ちゃん!!さっすが私の紅椿ー!!」
「あ、ありがとう姉さん」
「それとはるくんはー……」
「何ですか?」
「あの紅椿を倒すなんて凄いポテンシャルだね、いつか世界を変えるかもよ?」
「あ、ありがとうございます……」
まさかのシンプルな褒め言葉。オルコットさん死んでるんじゃ無いのまじで
では改めて練習が始まろうとするが、山田先生が駆け寄って来た
「織斑先生!!」
「どうした?」
「それが…………」
何やら手話で話してる……生徒には知られなく無いことだろうな
「専用機持ちと訓練機に通達!今日のテスト稼働を直ちに中止! 花月荘に戻れ!!専用機持ち以外の生徒は待機!!」
そう言い僕達は花月荘に戻った。これからやばい事が起きるなんて誰も知らなかった……………
紅椿初登場回です!!
それにしても水澤君の能力がおかしいのはアマゾン細胞で形作って生成してるため論理は通るかなと思います。
次回はあの暴走ISとの殲滅作戦が開始されます!!
ぜひご期待ください!!!