軍用ISこと
そこで束は箒を作戦の一人に組み込むことを推薦するが………
「お前らよく聞け。今アメリカとイスラエルの共同軍事基地から軍事用IS銀の福音が管轄外から離脱し、暴走した。戦闘機でも追えないぐらいの速さだ。今ここら辺を通過する予定だ。そこで我らが対処する事になった。」
僕達は大宴会場の一部を借りて作戦会議が行われていた。
「つまり実戦…………」
「更にこの機体は音速で飛行していて一回きりのチャンスですね……」
「そこで、織斑の白式の能力を使った一撃離脱戦法の作戦で行く。」
「ええっ!?俺が行くの?」
一夏が困惑を示すも皆は無常でした。
「当たり前だろ」
「じゃあ僕が雪片弐型を模倣してするのはどう?」
「いいねーそれ!」
「悠に決まりだな。」
皆が悠に信頼して一夏は省かれそうになっていた。
このようなことをしたのは一夏を焚き付ける為の演技であり、悠は悪意など無いのだ。
「どうした織斑、何か反論しないのか」
「いや……やります!悠は武器無しの近接格闘戦はこの中だとトップクラスですが剣術には慣れていない!だから俺が行く。」
それに気付いた千冬は口角をあげる
「よし、では決まりだな。」
「一夏君やるじゃん。」
「悠お前……ありがとうな。」
しかし問題点が浮き出てしまう。
「さて……どうやって行くかだ……」
「ここはわたくしの換装パッケージで。」
セシリアがそう提案した瞬間、天井からゴソゴソと聞こえて来た
「ちょーっと待ったー!ここは箒ちゃんの紅椿でー!!」
「関係者以外立ち入り禁止だ馬鹿者が。」
「まあまあ落ち着いて聞いたまえよちーちゃん。ここは断然紅椿の出番さ!説明するまでもないことだけど大サービスで説明する束さんだぜ?」
「………話は聞こう」
織斑先生と篠ノ之博士を囲うように新たなホロウィンドウが表示、中央の大きめのウィンドウには紅椿の姿が。
「紅椿にはパッケージなんてものは必要ない。展開装甲をちょいッと変えることで瞬時に高機動仕様に変化できるのさ! そのときの速度理論値はこんな感じ!」
紅椿のスピードグラフが伸び、その速さは悠とセシリアの専用機はおろか銀の福音の最高速度さえも抜き去った。
「質問ですけど展開装甲とは?」
「展開装甲というのは、IS本来の目的である宇宙活動に対応したパッケージ換装を必要としないマルチプルアーマーのこと。今みたいに装甲各所の出力を調整したら攻撃、防御、加速をほぼロスタイム無しで行える凄もの!」
「す……凄い、例の赤い彗星より速いんじゃ無いの?」
「因みに白式の【雪片弐型】に使用されてまーす。試しに私が突っ込んだ!」
「え!? つまり、白式もその第四世代のISということ?」
「うーん、いっくんの期待は正確には3.5世代機かもね」
一人ハイテンションな篠ノ之博士を除き、一瞬でこの部屋はお通夜ムードに入ってしまった。
それもそのはず。世界が第三世代技術の実現、そこから量産化にこぎ着けようとやっきになっているなか。この人はお構い無しに、しかも自分の妹の為だけに惜しげもなくその技術を作り出したのだから
「束やり過ぎだ。」
「えへへへ!ごめんちょ!」
「死ね」
一夏は悠に、箒と戦ってどうだったか聞いて見た。
「というか悠、お前箒の展開装甲による
「どうだった……うーん、いつの間にか消えていた。でいいのかな?」
「えへへへへ!はるくん分かるかい?紅椿の凄さよ!」
束が手を広げてカッコつけるが千冬が持ってるタブレットと作戦が書かれたウィンドウを見るとある事を呟いだした。
「それにしても海に白いISだなんてある事件を思い出すなぁー」
「あぁ、そうだな。」
「あのっ……すいません事件というのは?」
「えー?はるくん知らないのー?」
「束、水澤は二年前に造られたアマゾンだ。知る由もない」
それは約10年前。
束によってISの存在が発表されてから1カ月後に起きた。
最初ISなんて馬鹿らしいと思っていた国家の考えを変えた事件である。
日本を射程距離内とするミサイルの配備されたすべての軍事基地のコンピュータが一斉にハッキングされ、2341発以上のミサイルが日本へ向けて発射されたが、
その約半数を搭乗者不明のIS「白騎士」が迎撃した上、
それを見て「白騎士」を捕獲もしくは撃破しようと各国が送り込んだ大量の戦闘機や戦闘艦などの軍事兵器の大半を無力化した事件。
この事件での死者は皆無だったが、その後白騎士はこの事件以降行方不明となり、ISとその驚異的な戦闘能力に関心が高まることとなった。
「いやーこの時の白騎士って誰だったんだろうねー確かーちーちゃんと同じばす……いててててごめんごめんゆるして」
あ、千冬姉だな。これ。
「とにかくーさくせんけって……」
「ちょっと待ってください!!!」
「ぽよ?」
作戦が決まりそうになったが、悠が意見を述べた。
「何だ水澤。」
「そのー……一夏君と篠ノ之さんだけではなにかと不安なので、後方支援枠を設けた方がいいかと」
「何を言っている悠。私と紅椿がいればそれでいいじゃないのか?」
「篠ノ之さんはISの訓練を経験してるとはいえ紅椿による戦闘時間は短い筈です。」
いきなり意見して来た悠に皆困惑したが論理が通っており、納得した。
「よし、では二人設けるとする。もう一人選べ。」
(大体な事は僕の模倣技術で何とかなるとして、誰を選ぶか……オルコットさんはまずいな。あの束さんが嫌がる。
凰さんは高速戦闘の基礎は出来ているが武装の決定打が薄い。
ボーデウィッヒさんはAICによる足止めができるが高軌道パッケージが無い代わりに1対1では反則的な効果を発揮するが、使用には多量の集中力が必要であり、複数相手や福音の様なエネルギー兵器には効果が薄い……その中で選ぶとするなら………)
「デュノアさんにします。」
「ぼ……僕!?」
悠がシャルロットを指名した瞬間、束はでかいため息をついた。
「えぇ〜〜〜!!また金髪ぅ?はるくんセンスない」
「水澤、デュノアを指名すると言うことは自信があると言うことか?」
「間違いありません。」
「そうか。デュノア行けるか。」
「はい。」
こうして作戦が決まった。
現在午前十一時十五分、十一時半より暴走と飛行を続けるIS『銀の福音』……そう呼称されし対象の静止に選抜されし二人の作戦実行担当者が顔を合わせる
その後ろに後方支援二人を添えて
「緊張するな箒…」
「そうか?でも今の二人なら出来るかもな。」
「結構自信があるんだな、でもこれは訓練では無く実戦だ。」
「無論わかっているさ。ふふ、どうした? 怖いのか?」
「そうじゃねえって。あのな、箒」
「ははっ、心配するな。お前はちゃんと私が運んでやる。大船に乗ったつもりでいればいいさ」
「ところで悠は何で僕を選んだの?」
「デュノアさんは武装の数が多く突破口が多い。柔軟な戦闘スタイルで敵を撹乱させる事がメインだからね。防御パッケージのガーデン・カーテンによる二人の防御もしてほしい。」
「じゃあ悠は?」
「僕はISの武装を必要な時に模倣生成させて援護するから」
「成程…悠頭良いね。」
「でも一つ問題があるんだちょっと離れるね。」
僕はISスキャナーの秘匿回線のモニターを使用して箒に話しかける
「あの……篠ノ之さん。」
「どうした悠。不安か?」
「いや…違うんだ。一言アドバイスさせて欲しい。」
「それは必要ないな。私と紅椿があればあの福音を……」
「良いから聞いて!!…………落ち着いて戦って。そんなんじゃ……」
「失敗するとでも? 大丈夫だ、この紅椿はお前のアクセラオメガの上だ。」
何だか煽られたかもと思った悠はキッパリと言った。
「篠ノ之さんは降りた方がいい。」
「なんだとっ!?」
案の定、モニター越しに箒が睨み付けてくる。
相手のペースに乗らず淡々と諭すように続ける。
「言い方が悪かった、一夏君を乗せる役目は君だ。けど今の篠ノ之さんのメンタルじゃ失敗するだから……」
「私は不必要だと言うのか!」
「いや違……」
「自分のアクセラオメガが紅椿より強いとでも?一夏を運ぶ役は私だ!!それは譲れない!!」
「譲れないだと?笑わせてくれるね。」
「お前が自ら後方支援を立案したんだ。作戦に従え。」
「ねぇ……悠どうしたの?」
違う、違うんだよ篠ノ之さん。確かに君にこの役目は適任だ。
でも専用機を手に入れたからってそんな浮かれてたらダメなんだよ。
「はぁ………そんなに一夏君と一緒が嬉しいのか?」
「っ!!」
もう無理だ。こういう精神が不安定な時が一番危ないのが自分が一番わかっている。
篠ノ之さんは専用機を持たずにこの学園に入学した。
専用機を持つ一夏君と僕は訓練機の都合を考えずにアリーナを使用出来る、無論他の専用機持ち、特に一夏に好意を向いているヒロインズもだ。
こうなると、必然的に一夏君と接する時間に差が出てくる。
しかも二人目の男子であり、アマゾンでもあり専用機持ちの僕との差も出てくる。
それに危機感を持った箒が取った手段こそ。ISを生み出した姉に専用機を頼むことだった。
あの時紅椿と戦った時は互角、つまり力は拮抗しており一夏との差も埋まらない状況になる。
「僕なら分かる。でも今回の作戦にそんな浮かれた感情はいらないんだよ。」
「何が言いたい!」
「そんなフワフワと浮かれてる奴に、背中を預けることは出来ないってんだ!!!!!!」
特有のシャウトが混じった怒声……それと
クラスメイトに初めて怒った。
仏の顔も三度までとはこのこと。
プライベートチャネルなのにも関わらず大声を出してしまったのでシャルロットと一夏は何事かと振り向いた。
大きな声に箒は気圧されるもそれは一瞬でまた睨み付けてくる。
「何だよその目は……っ分かった。そこまで言っても分かんないならこう言う[傲慢になるな。]それと落ち着いてね。」
「………アマゾンというアドバンテージを持つお前には言われたくない。」
「あぁそう。」
通信も切られたので最悪なタイミングで作戦が決行された。
「………悠?」
心配そうに見つめてくるデュノアさんを見て僕はハッとした。
「………ごめんデュノアさん!!ちょっと喧嘩しちゃって」
「そう。後で謝っといたら?」
「うん……ところでさ、専用機をもらった時ってどんな気持ちだった?」
「うーん……僕のは訓練機のカスタム機だから何ともいえないけど……分からないな。僕はデュノア社のテストパイロットで、ラファール・リヴァイヴはその時に与えられた機体。でも一般的には嬉しいんじゃない?悠は」
「僕は皆を守れる新しい力を手に入れたって感じ。でも篠ノ之さんは一夏君と隣に立てたことが嬉しくて周りが見えてない気がするんだ。」
「そこまで考えていたの!?………悠って優しいね。」
会話をここで終わらせ、織斑先生の代わりに三人に指示を飛ばす
「皆んな。今回の作戦は銀の福音を止める、もしくは撃墜が最優先。篠ノ之さんは一夏君を運ぶ係。デュノアさんと僕は二人の後方支援。それと一夏君、メインアタッカーだから一番重要な役目だいいね?」
「あぁ」
「分かった。」
「うん。」
そうしてISを展開、及び変身した。
「来い!白式!!」
「行くぞ!紅椿!!」
「行くよ!リヴァイヴ!!」
『O・ME・GA 』
「ヴォォ!!アマゾンッ!!!!」
『EVOLU - E - EVOLUTION!』
「来いっ!!アクセラオメガァッ!!」
皆それぞれ展開を完了し、箒は一夏を乗せて飛翔する
「僕達も行こう。」
「うんっ………てうわぁ!」
「なにっ!?」
一夏と箒の後ろから突風が起こり、何とか受け止める
「大丈夫……ってあれ?!」
「どうしたの………って!2人とも居ない!」
データより速い!どういうこと?
ISスキャナーで調べた時の初飛行のデータとは比べ物にならない程の加速性能。瞬時加速もめじゃない加速力に。
一夏君にコンタクトを取ろうにもメイン二人は既にハイパーセンサー無しでは確認できないほど一夏君と篠ノ之さんは彼方に飛んで行ってしまった。
まずい予定がずれた。このままでは二人が失敗した時に直ぐ援護射撃をすることが困難になる!!
「僕達も追いかけるよ!!」
「了解!!!」
その頃二人は………
「速い!速いぞ一夏!!!」
「なぁ箒、シャルと悠との距離がだいぶ離れてるけど大丈夫なのかよ」
「あの二人は一応後方支援だ。しかし負けるはずが無い!この紅椿と一夏の白式があればな!」
「そうか………?」
普段とは全然違う箒の高ぶりに、一夏もより一層戸惑いを見せていた。
箒と再開してもう3ヶ月。そして再開する前に過ごした間にも、ここまで高揚した箒を見るのは初めてだった。
「暫時衛生リンク確率、情報統合完了。目標の現在位置を確認。一夏、一気に行くぞ!」
「お、おう!」
一夏が応じるのと同時に残った展開装甲をフルオープン、更に加速。
視界に直線上の飛行機雲を形成する物体を目視で視認する。
「見えたぞ一夏!」
と箒は銀色に飛行するものを見つけた。それがこの任務の目標である
「近づくぞ!」
「分かった!!」
そしてギリギリまで近づこうとしたが
「何っ!?」
「嘘だろ!!」
福音は反転してすぐさま回避行動に移った。
「このまま押し切るっ!!!」
「うぉぉぉ!!」
『ターゲットロックオン、銀の鐘、マルチミサイルスタンパイ』
不気味な機械音声から発したのに合わせ、マルチミサイルと光の羽が打ち出され、それを回避に専念する。
「私が受け止めるからあいつを!!」
「あぁ!零落白夜ぁ!!!!」
黄金に輝き出した一夏はその隙に福音に接近し雪片弐型で斬ろうとするものの、避けられてしまう
「すばしっこい!!」
「もう一度だ一……悠か?」
オープン・チャットから悠の通信が来た。
『篠ノ之さん大丈夫なの?!!』
「悠!!こっちは福音を見つけて交戦中だ!最初の作戦は失敗した!」
『そんな支援も無しに!?兎に角二人で足止め……』
「必要ない!!これらだけでやってみせる!」
『今の箒じゃ無理だよ!』
「五月蝿い!シャルロット!!」
『あのなぁ!!!言うこと聞けっ………』
箒は通信を切ったことを一夏に指摘されてしまう
「おい大丈夫なのかよ……」
「……………心配はいらん!!兎に角倒すぞ!」
「箒……お前……」
その頃悠達は…………
「箒………どうしたの………」
「デュノアさん大変だ、篠ノ之さん通信を切りやがった!!」
「ええっ!!それまずいんじゃ……」
「僕だけ先に行く!!」
「分かった!!」
先行ったものの間に合うか分からない中悠はある挑戦をする
(紅椿の翼を再現できるか………頼むっ!!!)
オメガは翼を紅椿の形へと模倣生成し、超スピードで向かった。
(頼む一夏君……篠ノ之さん……間に合ってくれっ!!!!)
箒は福音に押されていたが、一夏の加勢も相まってSEを削られるも何とか押し返す事に成功した。
「今だ一夏! …………!?」
福音に隙が出来たのにも関わらず一夏は海に落ちる爆発弾を瞬時加速で追い越し、零落白夜でそれを叩き斬った。
「何をしている!? せっかくのチャンスを!」
「船がいるんだ! 海上は先生たちが封鎖したはずなのに。密漁船かもしれない!」
「船だと?」
紅椿のハイパーセンサーで海上に船があった。
明らかに日本人ではない乗組員はこちらを見上げている。
「やつらは犯罪者だ! 構うな!!」
降りかかる銀の鐘を避けながら一夏に叫ぶも、一夏はお構いなしに零落白夜で銀の鐘を防ぎ、密漁船を守ろうとする。
「嫌だ!俺はどんな人だろうと傷つかせたくない!!」
「しかし……」
「どうしたんだよお前! 紅椿を手に入れてからおかしいぞ!」
「おか、しい?」
「あいつらは確かに犯罪者だ!だけど見殺しにして黙って見てるなんて駄目だ!そんなことしたら、きっと自分を許せなくなる!箒っ!力を手に入れて強くなって、弱いものが見えなくなるなんて。そんなのお前らしくねぇ!俺の知ってる箒はそんな軟弱な考えをする奴じゃない筈だ!!」
「一夏………」
しかしここにて最悪なニュースが二つ来た。
一つ目が一夏の零落白夜が解除された。
(零落白夜が消えた……と言うことはエネルギー切れかっ!!)
もう二つ目は福音の矛先が箒に向いた事だ。それと同時に福音は高音を発すると同時に箒を襲う。
「私は………一夏の隣に立てないのか?」
「何言ってんだ箒逃げろ!!!」
その時、箒にはある言葉が脳内に過ぎった。悠の言葉だ。
「そんなフワフワと浮かれてる奴に、背中を預けることは出来ないよ!」
あれがそう意味を表している事を悠はある程度予測していたのだ。
その言葉が箒の頭に浮かんでは周る。
もしあの時悠の言う事を聞いていれば……
一夏の言う事も聞いていれば……
素直に悠に助けを求めていたら……
自分の力に自信を持たなければ……
そもそもこの力は嫌いな姉からズルしてもらったこの力に過信し過ぎていた………
ワタシハ………ヨワイ……………
「箒ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「っ!!一夏!!?」
しかし箒は一瞬にして現実に戻される。一夏は箒を庇う動作を行う。
それと同時に福音から銀の鐘の弾幕が射出される
「ぐああああああっ!!!!!!」
しかしそれを撃たれてしまい、一夏に当たってしまう。
「一夏ぁっ!!」
零落白夜を使った後のなけなしのSEは消滅し絶対防御を突破。アーマー爆ぜる。絶対防御を突破され、アーマーを破壊し、一夏の肌が熱波で焼け焦げた。
「っ………大丈夫か箒?」
「一夏……お前っ……」
「何で顔してんだよ…………結んでない方も悪く…………ない………な。」
そうもたれかかった瞬間、一夏はそう言い残し深海へと沈んでいった。
「……………!!!!」
「どうしたの悠!!………………え?」
オメガとシャルロットが到着した頃、二人は一夏が沈んでいるのを見てしまった。
「あっ………うっ………嘘だろ…………………………」
その時、オメガに流れてきたのは一夏との思い出……………
初めて話しかけてくれたこと。
セシリアとの決闘の際、一緒に戦ったこと。
無人機ISを、鈴や仁と一緒に倒したこと。
VTシステムに取り込まれたラウラを助けたこと
シャルロットと一緒に水着を買いに行ったこと。
臨海合宿で色々遊んだこと。
全部
全部
悠の思い出はあのISによって潰された。
「一夏あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ああっ……!!」
普段なら君付けするオメガはもうそれすらも忘れるほどのショックを受けた。
その様子にシャルロットには涙が流れていた。
「嘘……一夏ぁっ!!!」
「あああああああ!!!!!!」
オメガは暴走状態の中、アクセラーグリップを捻り、アームカッターを肥大化させる
『VIOLENT PUNISH』
「でゃああああああああああ!!!!!!」