「すいませーん」
「ニコー」
「参加したいんですけど」
「ニコー」
「あの………参加したい………」
「ニコー」
「なあ、行こうぜ」
「いやでも………わかった」
すごすごと男性ペアが申し込むことなく列から離れていった。それを見た他の男子ペアもそれとなしに列を抜けていった。
受付の人は女性こと矢嶋久冴は女性しか参加させるなとのオーナーのご希望で男性客はことごとく帰されていった
「次のお客様…………ってええ!!イギリス代表候補生のセシリア・オルコットと中国代表候補生の凰鈴音ですか!?!!」
「まぁ!わたくしの名前をご存知で?」
「あたし達はこのレースに優勝しに来たのよ!!」
「エントリーですね!分かりました!!」
その頃悠達は鈴達の受付を待っていた。せめて観客席で応援しようと言う二人の優しさである。
受付を済ました二人の元へ悠と美月は駆け寄った。
「鈴さん、セシリアさん。予約取れた?」
「ばっちりよ!!」
「わたくし達の勇姿をとくとご覧あれ!」
しかし受付の人は悠の姿が目に入った瞬間、何かしらビビッと来たらしく呼び止められる
「じゃあ僕達観戦してるから」
「分かったわ」
「あの!!!そこの人!」
悠は美月を呼んだと思い、二人で受付の元に戻る
「呼ばれてるよ?」
「えっ、私?」
「違う違うわよそこの貴方よ!水澤悠君だよね?!例の二人目の男性IS操縦者及びアマゾンの!!」
「知ってるんですか!?」
「勿論知ってるわよ!貴方だけ特別参加よ!!」
「ええええ!!!?!?!?」
受付の対応に鈴達はガチドン引きしていた。
「て言うか大丈夫なんですか!?」
「大丈夫よ大丈夫!私メイクアーティストだからね」
そう言い悠は受付の人に連行されていった
「……………あたし達準備に入るわ。」
「では美月さん、また後ほど…………」
「あっ…はい…………」
化粧室にて………
「はい!メイクばっちりよ!!」
黒髪のロングのウィッグをつけられ、挙げ句の果てには海パンを穿かされた。(因みに海パンは持参してきたやつ)
身体を隠すためにパーカーを着せられる
「じゃあここを出て左にまっすぐいったら控え室があるからねそこにペアの人がいるのよ」
「何で勝手にペアも決められてるんですか!!!」
「組んでいた子が突然予定ができちゃったらしくてねぇーそれの埋め合わせだからねー」
「あぁ無茶苦茶だよまじで」
そう言い出ていき例の控え室へと向かっていった
「…………これでいいんだよねオーナー」
控え室にて…………
「はぁー…………かなりん急に用事ができたと聞いてがっかりだよ……」
彼女の名前は
箒の新たなルームメイトであり、ショートカットと青いヘアピンが特徴。真面目な性格で一夏曰く「クラスで一番のしっかり者」の印象を持つ
今はペアを組む予定だったかなりんが突然の急用で参加できなかったのだが、新しい人を埋め合わせるらしくそれを待っていた。
「あ、来た…………」
入って来たのは中世的な顔立ちをしていてサングラスを掛けている人で水着用パーカーを来た人だ
「鷹月さ!!………」
「えっ?」
自分の苗字を呼ばれた瞬間彼女は黙り込んだ
「あっ……あの!」
「はい?」
「どこかでお会いしたことあります?」
それでも彼女〔?〕は無言でいた
(この人………何処かで……)
「もしかして……み」
質問しようとした途端にアナウンスが流れる。
『エントリーされてる方はステージに向かってくださーい!!』
「行くよ」
「えっ…はい!」
「さあ皆さん! 長らくお待たせ致しました! 第一回ウォーターワールド水上タッグペア障害物レース、開催です!」
司会のお姉さんが叫ぶと同時にジャンプ。するとその動きに連動するように大胆なビキニに包まれた豊満な胸が目に見えて揺れた。
そのせいか会場からは何割り増しもの歓声と拍手でプールにさざ波がたった。
司会者の岡嶋露羽はとある三姉妹の長女であり、今回のレースの司会者としてスカウトされた。
男性客は参加者の水着を見に来たのだが、司会者の姿も相待って皆が大興奮状態
それに加えレース参加者は麗しい水着に包まれた若い女達。これで熱狂しなければ男ではない。
「今回特別でスペシャルゲストが来ていますよ!!四番レーンの人!」
(え?何で私たち?)
静寐はペアを二度見したのだがサングラスを外した瞬間周りの女性は驚き、男性客はブチギレた。
「今回!!男子で二番目にISを動かしたアマゾンこと!水澤悠君です!!!!!!」
「「「「ええええええ!!!!!!!」」」」
「み、水澤君!!!やっぱり水澤君だったの!」
それにより大ブーイングが起こり始める
「おいふざけんなよ!!」
「俺も女装したらいけたのか!?」
「お前のビジュアル的にも無理でしょ」
「ピャー(°◥◤°)」
そのまま続けて露羽は二番レーンを指す
「しかーし!!!この会場にはあの中国代表候補生の凰鈴音ちゃんとイギリス代表候補生のセシリア・オルコットちゃんペアというダークホースも参加してます!!!果たしてこの勝負どっちが勝つのでしょうか!!」
水澤悠の登場に呆気に取られていたが、切り替えてファンサービスで手を振る
「絶対に負けないからねー!!!!」
そして露羽から説明が入る
「ではルールの説明です! このウォーター・ワールドが誇る50×50メートルの水上アスレチックエリア! その中央の島にあるフラッグを取ったペアが優勝です。途中の5つの障害物は二人で協力しないと突破は難しいので、ペアの相性と友情が試されます!」
参加者達がスタート位置に着くと同時に悠はアマゾンズドライバーをバススロットから取り出して装着する
「鷹月さん、離れてて」
「えっ、うん。」
「それでは位置について……………スタート!!!!!!!」
悠・静寐ペア以外が一斉に走り出した。
『O・ME・GA』
「ヴォォォ!!!!アマゾンッ!!!!!!!!」
『EVOLU - E - EVOLUTION!!』
変身した途端、会場が一気に湧き上がる
「行くよ!!」
「えっ!ちょっと!!」
静寐は参加者より距離がだいぶ空いているのを気にしていたが、手を掴まれ、その状態で走り出した
「うわあああああ!!!!!」
静寐はタオルみたいにそのままの状態で掴まれていた。
「しつこいわね!」
「ダブルパンチで止めるわよ!」
オメガの前にいたペアは方向転換し、オメガを殴る
そう、このレースは何でもありなので妨害も可能なのだ!
「水澤君、前見て!」
「!!!」
「「とりゃああああ!!」」
二人が思いっきり殴って来たが、ダメージなんてものは無かった。
「……………え?」
「うそぉ………………」
「…………こんなものかぁ?」
「「ぎゃあああああああああ!!!!!」」
二人はコースから落とされ、プールにダイブする
「水澤悠選手が早速1ペアを脱落させました!!」
ダイブしたらまた復帰したら良いのだが、投げ落とした弊害で彼女達は全身からダイブしており、水の鞭みたいなもので全身打たれた感覚になり、ぷかぷかと浮かんできた
「あっ……がっ………」
「フォートナイトはこうじゃ無かった……………」
その頃鈴達はと言うと……
「オラァッ!!」
「何っ……てきゃあああ!!」
鈴は妨害を全力でしておりながらも着々と進んでいった。
「あの子強すぎる!!」
「なら金髪から仕留めるか!!」
皆さんこれレースですよ?何でバトルものにしか聞かない単語が聞こえてるの?
すると女性二人がセシリアにラリアットをかましに来た
「あぁもう!!二人はエーとビーですの!?」
「行くぜぇ!!!」
「金髪脱落に間髪入れるぜ!!」
しかし、セシリアは悠及びオメガの体術対策にて足技を少し鍛えていたので足払いをして二人を突き落とした
「何だかヒーローみたいですわ!」
「何がヒーローだ!!」
「復活してお前を滅殺!!」
ザパァッとレースに復帰しようとするペア。顔面の気合いが入りすぎて失礼だけどGODZILLAみたい
だが目の前に意識を向けすぎて自分達の現状に意識を向けていなかった。
「その意気やよし。ですが少々大胆すぎるのではなくて?」
静かに腕を上げるセシリア。両手には、色鮮やかなパステルカラーの水着ブラが計二つ。
「「きゃああぁぁぁっ!?」」
公衆にセミヌードを披露した妨害ペア組は揃ってしゃがみこんだ。客席からレースコースまで距離が近くないのが唯一の救いか。
セシリアは恨めしげに見る妨害ペアの水着をクルクルと丸めて遠くに放り投げた。
想定外で期待以上のハプニングに会場は大いに沸き上がった。
「よっしゃラッキー!!!!!」
「写メタイムだぞおい!!」
「さあ、次に剥ぎ取られたいのはどなたかしらっ!」
口角を上げて走ってくるセシリアにへっぴり腰になった妨害組を容赦なく水面に、時に抵抗する者にはブラ剥ぎの刑に処してか突き落としのコンボで無双し突き進む
「凰ペアのオルコットさん!鬼畜戦法を披露しています!!」
「あんたノリノリね」
「最初から最後までクライマックスですわ!!!」
「電◯かよっ!!」
しかし悠長に話してる場合じゃないのは必然、オメガ・静寐ペアが全速力で迫ってくる!!
「まずい来てる来てるって!!」
「急ぎましょう!!」
鈴達は第一関門の小島エリア。1人で乗ると沈む為ペアで支えるのだが
「「はぁぁぁ!!!」」
「なんと!!代表候補生ペア、そのまま突っ切ったぁ!!!」
後ろから悠も来ていたが、静寐を背負ってひとっ飛び超えた。
「水澤君ペア!とんでもない脚力で飛び越えました!!」
「えええええ!!」
「無茶苦茶しますわね!!」
鈴達が次の第二関門の放水エリアは迂回して水を止めるのだが4人はそのままゴリ押しで突破
続いて第三関門の壁。2.5メートルの壁をどうにかして片方を上に上げた後に、もう一人を引っ張り上げるというもの。
肩車にしろ、踏み台にしろ。もたつけば時間を大幅にロスする。先に行ってるペアももう一人を中々上に上げることが出来ず苦戦している。
「わたくしが台になりますから鈴さん!!」
「分かってるよ!」
鈴を手のひらに乗せてそのまま持ち上げた。
「セシリア!」
鈴は着地し、セシリアの手を掴んで持ち上げた。
「悠達はどうするでしょうかね?」
「知らん!とにかく進むのみよ!」
オメガは静寐と共に壁の前で止まる
「ちょっと待ってて………ふんっ!!」
壁を五本の指で掴んでロッククライミングのようによじ登る
「なんとぉ!!水澤選手!壁を掴んで登っています!!まるで某最凶死刑囚みたいです!!」
「司会者ぁぁ!!!」
「それを言うなら野◯宿禰だろうがぁ!!!!」
今作で2回目のシ◯ルスキーネタはさて置き、オメガは半分のところで静寐に手を差し伸べる
「掴まれ!!」
「うん……ってうわぁっ!!」
そのまま上へ持ち上げて着地させる
「行こう!!」
「水澤君の凄い一面が見れたよ」
鈴・セシリアペアも悠・静寐ペアも上位二名と化した。
悠に至っては最下位からのスタートにも関わらずこの快進撃である
「追いついたぞ!」
「いつの間に!!」
「静寐さん大当たりすぎません!?」
「かなりんの代わりに組み込まれたけど後悔はしてない!!」
なんかかなりんに申し訳なくなってきた悠であったが、最難関であるボールエリアへついた
それは4台のボールマシンから発射されるのを避けると言うシンプルなもの。しかし…………
「ボールが来たっ………ってうおわっ!!」
そのスピード秒速58キロ!!
「は、速すぎですわ〜!!」
「あぁもうこれを使うしかない!!」
鈴はバススロットからヌンチャクを取り出してボールを弾き返す
「あっ!!ずる………いてぇっ!!!」
「水澤君!!」
オメガはボールを当てられまくるが静寐を守る為、ドライバーのバトラーグリップ引き抜いてアマゾンウィップを生成し、それを再び抜く
「風神結界発動!!!」
「え?」
オメガは上下左右にアマゾンウィップを振り回してボールを弾き返しまくる
「す、凄い!!凄すぎる!!まるで嵐を起こしてるみたいです!!」
しかしセシリアはある謎が思い浮かんだ。
(なぜわたくしだけ当たらないですの?)
そう、これ実は手動でボールを発射していてーセシリアのファンこと通称オルコッ党のスタッフが贔屓して鈴と悠と静寐にボールを当てまくっているのだ。
(なら今がチャンス!!)
セシリアは隙を見て走り出した!!
「あっ!!ずるいわよ!!」
「水澤君が持たないよ!!!」
振り回しまくってもボールは当たるので結構ダメージが来てたオメガは悩んでいた。
それは自分が不安定な時に使ってしまい、美月や駆除班も巻き込んだあの技!!!
「ヴォァァァァァ!!!!!!」
オメガの表面から無数の棘が伸び、それが発射台のスタッフに当たりそうになる
「ひぃぃ!!」
「こいつ怖すぎるやろ!!」
ちなみに発射台は少し掠めただけなのでご安心を
「み、水澤選手!!無数の棘を出して会場を騒然とさせたぁ!!」
「水澤…君」
その様子を観客席から見ていた美月も目が離せずにいた。
(これ……あの時の!!)
「はぁ……はぁ………」
しかし露羽は切り替えた。
「ですがご安心ください!!主催者によるとレースは続けますよ!!」
「司会者さん………よし!!!」
悠は負けられないと決意し、静寐に振り返る
「絶対勝つよ!!」
「うん!」
発射台のスタッフにぺこりと謝罪し、先へ進む。
「あんただけ先に行かさないわよ!」
「ちょっと凰さ………チ───(´-ω-`)───ン」
鈴は即座に静寐にチョークスリーパーを行い気絶させる
「セシリアぁ!!何勝手に行ってるのよ!!」
「失敬な!!このわたくしが先陣を切りましてよ!!」
「嘘をつくなァァ!!!!!!」
二人の緊迫とした表情がフラッグに迫る
「一夏さんとの!!」
「沖縄は!!」
「
『VIOLENT STRIKE』
「いいや僕のだああああああ!!!!!!」
「ごへぇ!!」
「きゃああ!!」
鈴には背中から蹴りを入れて顔から水面へダイブさせ、セシリアはフットカッターが当たらない程度のかかと落としで頭蓋骨を命中
「よっしゃあ!!」
そのまま走ろうとしたら両足にセシリアと鈴が掴んでおり、そのまま倒れてしまう
「………………はっ!!私何をして…………」
静寐は何とか目を覚まして3人が倒れてる状況を確認し、全力で走る
(見ていてかなりん!!クラスのしっかり者の全力!!)
「うぉぉぉ!!!!!!」
「あっ!!」
「しまった!!!」
「いっけぇぇぇ!!!!」
静寐はフラッグに飛び込み取ったがそのまま水面へダイブ
「鷹月さん!!!」
「あぁ………」
「クラスメイトに負けるなんて………」
オメガは変身を解除した足にしがみついた二人を解き、静寐の元へ行った
「大丈夫ですか!?」
「平気よ………それよりこれ……」
静寐は疲れており、補助してフラッグを高々と掲げた。
その手には、水に濡れた白い旗がしっかりと握られていた。
割れんばかりの拍手と雄叫びが会場を揺らした同時に我に帰った司会者さんがマイクを握りしめた。
「き、きまったぁぁー! 第一回ペアタッグ水上レースを制したのは! 水澤君&鷹月ペアだー!! 皆さん!激戦を制した二人に今一度大きな拍手をーー!!」
歓声に沸くもの、水中で落胆するもの。
勝者と敗者をきっちりわけた大活劇はいまここに幕を下ろしたのだった。
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「すみませんでした!!!」
「いえいえそんなに謝らないでよ」
悠は露羽に謝罪をした。なぜならあと一歩間違えたら器物損壊の罪になりそうだったからだ。
「受付の
「水澤君のファンでして………」
久冴は申し訳なさそうな態度を取ってる為、悠は許す事に決めた。
「もう水に流して解決ということにしましょうよ」
「そ、そうですね!!もしよかったらサインください!!」
「あっ、良いですよ。」
久冴は悠にサインを書いてもらいうへへな状態で持ち場に戻っていった。
「それじゃあ私も帰りますね」
「さようならー」
悠は見届けた後静寐の元へ駆け寄る
「鷹月さん優勝できてよかったね!!」
「うん!水澤君の凄さを改めたよ」
「かなりんさんにも感謝だね」
「それにしても…………あの二人どうする?」
静寐が指した方に目を向けるとセシリアと鈴がかなり落ち込んでいた
「あーあ、あたしの沖縄ハネムーンが」
「鈴さん、あなたはいつ一夏さんと結婚しましたの?」
二人とも落ち込んでいたが悠達に詰め寄った
「悠、静寐。それ、くれ。あんた達には使う用途ないでしょ」
「「嫌、無理」」
「何でですの!!!」
「だってセシリアちゃんも凰さんも織斑君で取り合っちゃうじゃん」
「ふぐぅ……」
「くぅぅ……!!!」
セシリアと鈴は言葉が合っている為ぐうの音も出ずにいた。
二人を慰めていた美月も悠に話しかける
「それにしても悠凄いよ!!土壇場で参加したのに優勝だなんて」
「二人で頑張ったからねー」
「まぁそうかもね」
まだ落ち込んでいた二人を悠は切り替えさせる
「ほらほら落ち込んでいたら迎えが来たよ」
「迎え? 誰よ?」
「おーーい!」
向こうから手を振って向かってくるのは、二人が今日二人っきりで過ごすと思っていた、一夏だった。
「え? なんで一夏がここに?」
「山田先生から代わりに迎え来させるって来たらしいよ。ほら行きな」
トン、と二人の背中を押すと突っかかりながら一夏の前に出た。
何かを言ってやるつもりだったが。突然の一夏の出現に思考が纏まらない鈴と箒はモゴモゴと声を漏らすだけに。
「あの、えっと」
「一夏さん、その」
「悪い! 二人とも!!」
「「えっ?」」
手を合わせて頭を下げる一夏に面食らう二人。
「鈴! ちゃんと要件をルームメイトに伝えなくて悪かった!メールもしとけばよかったな!悪い!」
「あぁ、良いのよ別に」
「セシリアも突然チケット押し付けて嘘ついてごめんな!」
「いえ……そこまで謝らなくても良いですわ」
安堵した一夏に悠は耳打ちする
「謝ってよかったね一夏君」
「え?何でだ?」
「鈴さんがもし出会ったらボッコボコにするって言ってた」
「うわ危ねぇ!!」
「何かしたらどう?」
一夏は悠の助言通りにすることに
「そうだ、何か奢ってやるよ」
申し出を断ることなく数秒考えた後。鈴と箒は一夏の目を見てピシャリと行った。
「@クルーズのパフェ」
「えっ、」
「期間限定でお値段2500円するやつをですわ。」
「ひぎゃあああ!!!」
めちゃくちゃ高いじゃん、ご愁傷様、一夏君
だけどその時3人ぐらいの足音がした
「悠ごめん!!夕方ぐらいになっちゃった!」
「意外と楽しかったぞ。」
「シャル!ラウラ!?どうしてここに!」
「あぁごめん僕の我儘で来させてもらった」
「あのっ……本来悠はシャルロットさんって言う人と遊ぶ予定だったらしいんです」
「へぇ………因みに君は?」
一夏に言われて改めて自己紹介をすることに。
「悠の義妹の水澤美月です。」
「悠に妹いたのかよ!俺は織斑一夏。」
「ラウラ・ボーデウィッヒ。悠の上官だ。」
「じょ…上官」
「美月、ラウラさんは軍隊経験があってそう言う人だから」
「なるほどね」
「シャルロット・デュノア。もしかして歳近い?」
「あぁはい!!」
「じゃあ連絡とろっか!」
美月は一夏、ラウラ、シャルロットの連絡先をゲットしたので、専用機持ちを地味にコンプリートしたのであった。
「あっ!!かなりん!!」
息を切らしながらもかなりんが走ってきた
「ごめん静寐ちゃん!!用事を済まして何とかきたよ!」
「そんな無理しなくて良いのに……」
「本当にごめん!レースも参加できなかったのも私の……」
「いや、水澤君と代わりに参加して優勝したよ」
「ええええ!!!!」
驚いてるかなりんに悠は優勝したチケットをあげる
「はいこれ。鷹月さんと一緒に行ってきなよ」
「えっでも!!」
「僕実は忙しいし、そもそもペアの鷹月さんは仕方なく組んでくれたからね」
「水澤君には結構感謝してるよ。」
「うぅ………ありがとう 静寐絶対旅行行こ!」
「今度こそ飛ばないでね。」
早速、鈴は一夏の腕を絡ませる
「よぉし!早速パフェ食いに行くわよ!!」
「あっ!!鈴さんだけずるいですわ!!」
「僕達も行こうかな。と言うのもさっきクレープを食べてきたけどね」
「その時のシャルロットは可愛かったぞ」
「えっちょっとラウラ!!」
「何それ詳しく」
「私も聞きたいです!!」
こうしてバタバタした水上レースは終わりを告げた。早速セシリアと鈴は一夏にしがみついて歩いていったので悠も後についていこうとする
「ん?」
「どうしたの悠?」
「あぁ美月先行ってて。母さんからだ。」
『明日、野座間製薬に戻りなさい。話がある』
「分かった………と。一夏君待ってよー!!」
それが新たな試練へと繋がるとは誰も思わなかった。
しかし今はそれを忘れて楽しむ。
僕達はISという年不相応な最強の兵器を扱う学生達。
けど。夕日に照らされたその顔は、間違いなく年相応の少年少女達の笑顔だった。
さてと!!次回からは本格的に野座間製薬編が始まります!!
悠が何故IS学園に入学することになったのか、臨海合宿編最後に出てきた謎の三体のアマゾンの正体とは!そして巻き込まれるISとアマゾンの陰謀とは如何に!
ぜひご覧ください!!!