ぐっすり眠れたけど今回の任務は重要案件らしい
「今回の任務はIS企業が集まるパーティの護衛だ。」
「つまりボディーガードですね」
「そうだIS企業だから上級貴族とかが多い」
「ていうかそれ関係あるんですか?
「野座間製薬も今回のパーティに呼ばれてるから自社製品の展示も兼ねてるからな。」
自分はアマゾンだけど人間扱いしてもらってる身としては自分を兵器としての展示に複雑でした。
「ただし黒服みたいな感じで入った後着替えてパーティに参加することができるから安心してね」
「よぉし食べまくるぞ!!!」
そんなものなの?
とにかく野座間製薬から支給されたスーツを着る事にした。髪型も整えたけど天樹さんがホストみたいだった
(こういう潜入みたいのはアマゾンレストラン以来かも……)
「悠君似合ってるわよ」
「藍來さんもね」
「俺の眼鏡の度に合わせているからなこのサングラス。」
「特注だな」
悠はサングラスを掛けた後ISスキャナーを右耳に装着すると藍來が食いついた
「それ渡す予定だったけどあなた持ってたのね」
「じゃあこれどうすんだ?」
残り余ったISスキャナーを見せて来た天樹さんが困惑する
「予備で取って置くとする。さぁ始めるぞ」
リムジンに乗り込み移動をする。因みに母さんと橘局長は先に会場に着いているらしい
「それにしても………矛盾だな」
「何がですか?」
「そもそも野座間製薬はアマゾンなどの生物開発をメインなのにIS技術の界隈に入るなんて思ってな」
「ある意味新参者かもしれませんね」
「ふわぁーあちょっくら寝ていいか?」
「着いたら起こしますね」
数時間によるドライブの末やったパーティ会場に着いた。
「着いたわよ」
「天樹さん起きて起きて!!」
「起きろ渋谷。置いていくぞ」
「あぁありがとな」
3人が降りた後母さん達と合流した。
「悠!?」
「って美月!?」
美月もこのパーティに参加するらしく、髪を整えてドレスも着せられている。それはそうか美月も僕も学生だけど野座間製薬の令嬢と御曹司である(僕は義理だけど)
「ど……どうかな?」
「似合ってるよ!なんだか新鮮な感じ!」
「ほ……本当?」
「あら妹さん?」
「義妹の水澤美月です。」
「私の娘よ」
ここでお話ししてる時間は終わりスタッフが声をかけて来た
「ではご入場を………」
先に母さんと美月、それと橘局長が入場した。
「私達も行くわよ」
「了解」
「あぁ!!」
「はい!、」
最初は黒のスーツで行ってボディーガード感を出す。
「ご確認を………」
四人がIDを見せて中に通してもらう。そこにはきらびやかなドレスを身に纏った大勢の女性がグラスを片手に談笑していた。
(結構女性が多いんですね………)
(今の世界情勢だと女性がトップなのは当たり前だからな)
「あら?ノザマのボディーガードの四人の一人どっかで見たことあるわね……」
「一応パーティの参加資格あるらしいわよ…………」
目線が厳しいIS学園にいる時みたいだ…………
「大丈夫か?」
「天樹さん…………目線が厳しいです」
そう言った瞬間ステージから主催者が現れた。
「皆さん!!本日は各国のIS企業参加のパーティお越しいただき誠にありがとうございます!」
そう言い拍手が舞起こるがボディーガードはじっとしとくだけだった。
「今回はあの大手製薬会社である野座間製薬が参加させてもらってます!!!」
「この場にいる皆様初めまして。野座間製薬特殊研究開発本部長水澤令華です。」
「同じく国際営業戦略本部長及び4C局長の橘雄吾だ。」
すると一人が質問し始めた
「ノザマって製薬会社ですよね?何故IS企業の場にいるのか納得いきませんなぁ」
「それ含めて今回日本の現状を知ってもらいたいのです………」
そう言い後ろのスクリーンが映し出す
「私達はとある人工生命を開発に成功し、高い知能を持ち適応する細胞…………………《アマゾン細胞》です。」
「どう言うものだ?」
「それぞれ特有のデザインをしており蜘蛛、蜻蛉、蝙蝠、蟹、蝶、土竜とかの生物の特性も持ち合わせております」
「はぇ………」
「但し……………このアマゾン細胞で構成された実験体アマゾンは致命的な欠点を持っていたのです」
欠点と聞いた瞬間会場が緊張に包まれた
「それは人肉食をしてしまうと言うことです。その解決策としてアマゾンズレジスターと呼ばれる抑制剤入りの腕輪を開発したもののその効果は約二年…………二年前に実験体を収容していた施設が爆発され実験体アマゾン4000体が脱走してしまう不祥事を起こしてしまいました…………」
話を聞いていると各街で見かける死体遺棄事件とかは野座間のアマゾンのせいだとわかり非難が相次ぐ
「ふざけないでちょうだい!」
「今までの事件とかお前たちの仕業だったの!!」
「対策はあるのか対策は!!!」
謝罪を述べた後皆を落ち着かせるように話を続けた。
「それに関しては対策が済んでおり野座間製薬は人を喰べないアマゾンの開発に成功させ、それを使ったアマゾンの特殊部隊を構成。
私の方からは傘下組織であるノザマペストンサービスこと駆除班を
橘局長からは兼任組織4Cが駆除活動をしております。」
スクリーンからは駆除班の一人称視点の駆除場面が流れており、アマゾンオメガが女王アリアマゾンを上下切断する場面、
アマゾンアルファとアマゾンオメガのモズアマゾンとの戦闘場面
つい先日あったアマゾンチームのものなど様々なシーンが映し出された。
「私が開発した第3のアマゾン・仮面ライダーアマゾンオメガ
からの戦い方は拳打やアグレッシブな動きによる戦い方をする。
元野座間製薬研究員であり第2のアマゾン・仮面ライダーアマゾンアルファ。彼の洗練された戦い方をします。
橘局長の方は三体のアマゾン開発に成功しており
仮面ライダーアマゾンガンマ、アマゾンゼータ、アマゾンベータ
が主な主力となっております。」
「戦力強化のためにISの開発に協力してくれる会社がいれば是非この私と組みましょう!!」
「その提案、私は賛成だと思うがね」
一人の男性が発した言葉は橘に興味を持たせた
「ほう……あなたは?」
「この私、フランスのIS企業・デュノア社社長のアルベール・デュノアと言うのだが是非我が社と組み……」
「待ちたまえ」
「何話を進めてるのかしら」
その時、二人の男女がアルベールの話を遮る。
「タチバナ…………と言ったところかね、このアメリカ大手のIS企業であるカルマートウインティブ社と組むと行かないかね」
カルマ・ウインティが提案するがティアーズ社・社長カーリィ・フランティッシュは論点ずらして申してきた
「大体男がリーダーなのあり得ないわ。あのミス・ミズサワの方だったら組むと言っても良いけど」
3社がバチバチに睨み合うがそれを制したのは橘だった。
「その件は後で考えましょう。今はパーティな筈ですからねぇ。親睦を深めてから話を考えましょう」
共同計画については持ち越され司会者が切り替える
「で……ではパーティを続けましょう!!」
_______________
「3人ともよく頑張ったわね。これからパーティ衣装に着替えるわよ
「わかりました。」
「はぁ………疲れた。」
「たくさん食うんじゃなかったのか?」
着替えようとした矢先、ある人物から声をかけられる
「そこの男……いや君。」
「ぼ……僕ですか?」
「あぁ。君が水澤悠君だね?私はアルベール・デュノアだ。」
「はい」
デュノア……………………もしかしてまさか!!
「話がある。ついてきたまえ」
僕はアルベールさんの元についていくと、スペースのあるバルコニーへ着いた。
僕はバルコニーの出入り口、アルベールさんは柵側に居た。
「さて……君は何か質問があるみたいだね」
「えぇありますよ。」
アルベール・デュノア…………シャルロット・デュノアの父親でありフランスのIS企業デュノア社の社長だ。
実はアルベールは悠の微かな怒りを感じ取った為質問をしたのだ
「一つはどうしてシャルロットに対して冷たいんですか………妾の子だからってそんなことするんですか!!」
「私の妻の話をしよう。彼女………ロゼンタは子供が産めない体質だった」
理由を聞いた途端怒りそうになったが意識を保つ
「それで愛人を作ってまで産んだんですか………!!」
「あぁ、それを聞いたロゼンタはシャルロットの母親のジャンヌと揉めて5歳の時に出て行ったがジャンヌが病死して再度保護したのだ」
僕はこの事何をするかある程度予想がついていた。ロゼンタさんがシャルロットさんに泥棒猫の娘って言われて八つ当たりした事も知っている
「シャルロットはIS適性があった。そこで彼女をテストパイロットに……くっ!!」
いつの間にか尋常じゃないぐらいの握力で胸ぐらを掴んでいた
「あなたはそれでも父親ですか!!挙句の果てにはIS学園に男装し、シャルル・デュノアとして僕と一夏君に近づいて白式かアマゾンオメガのデータを盗ませようとしたのか!!」
「………………そうだ。」
「あの時のシャルロットは悲しそうな顔をしていた!!それでも貴方は父親ですか!!!!」
「仕方がなかったのだ!!」
掴んでいた手を跳ね除けて説明を続けた
「私も苦渋の決断だった。デュノア社の家督争いにより我が娘でありながらも愛人の娘を継がすわけにもいかないと意見した反対するテロリスト達がシャルロットを暗殺するかもしれないと!!
考えた結果白式とアマゾンオメガのデータ入手か強奪の任務を名目にしてIS学園に送り込んだ!!!」
「シャルロットさんを………守るために……?」
「そうだ.IS学園は治外法権領域だわざと遠ざけ、私がロゼンタと共に愛したジャンヌの娘を守る為にしたのだよ………」
自分が恥ずかしくなり胸ぐらを離した。アルベールさんはシャルロットさんのことを思ってくれてたんだと感じ取り深く頭を下げる
「すみませんでしたっ!!!!僕何か勘違いしてしまって…………」
「自分が悪いって分かってくれてるならそれで良い。」
アルベールさんは声色を変えて逆に質問して来た。
「水澤君、私は逆に何をしたら良いのだろうか………」
「何をしたらって…僕は赤の他人なので分かりません。そもそもこれは申し訳ないですけど貴方たちの問題ですから」
「そうか…………」
「でも今からでも良いですからシャルロットさんに謝ってください。ただそれだけです。ではパーティへ戻ります」
踵を返してパーティ会場へ戻ろうとした時アルベールさんから一声かけられた
「水澤悠君…………………」
「?」
「どうか……シャルロットを頼む」
「わかりましたよ」
そう言い残して元に戻って行った
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戻った頃には3人ともパーティスーツとドレスに着替えていた。
「すみません終わりました!」
「悠君貴方凄い方とお話してたわよね?」
「まぁはい。」
「とにかく着替えろよー」
パーティースーツに着替えて戻ると藍來の変化に気づく
「あれ?藍來さんレジスターは?」
「あぁこれ?見えないようにしてるのよ」
「なるほど…………」
改めてパーティに参加するとなると周りの目が気になりすぎる
「しっかしここの料理美味いなぁ」
「取りすぎるなよ渋谷。」
「悠君は初めてだもんね」
「はい、でも良い経験にな…………………ちょっと待ってください」
さっきからずっと目線が気になって仕方がなかったのだけどはっきり言うとセシリアさんがいた
「おいどうしたんだよ悠?」
「天樹さんこれ全部あげます」
何を血迷ったのか僕はセシリアさんの所へ向かって行った。
「あら?どちらで………………って悠さん!?」
「やっぱり!!ティアーズ社の社長が野座間に意見してたからなんか違和感あるなーって感じたらまさか居たなんてびっくりだよ!」
セシリアの格好はIS学園の時とは違い随分イメージが変わる
鮮やかで明るめの金髪とは対照的な、上品な輝きを放つ蒼いドレス。所々光と反射しているのはスパンコール……
大胆にも胸元を開けたそれは、とても15の女子高生とは思えない色気を放ち、周囲の男を魅了する。
「セシリアさんやっぱり綺麗だから寄り付くでしょ?」
「き……綺麗………まぁそうですわ!しっかしダンスの誘いに3回も受けましたが全て断りましたわ!」
「一夏君一筋だもんね。」
「それに綺麗と言っていただきありがたいですわ。悠さんもこのスーツ似合ってましてよ」
「それは嬉しいな僕こう言うの初めてだからさ」
「よかったらわたくしがエスコートしてあげましょうか?」
「ありがとう。」
何か嫌な予感を察知した悠は周囲を見渡すとそんなことあるのかよな感じでシャルロットさんが居た。
「おいおいお前デュノア社の愛人の子なんだろ?IS学園に男装で潜入してたって聞いたぞ?」
「……………今この場でその話題を出さないで。私はデュノア社のテストパイロットとしてこのパーティに参加してるから」
「そう言わずによ認めろよ弱小IS企業の令嬢さん。」
何だか男性がシャルロットに寄ってたかってるのが目に入る
「ねぇセシリアさん、あれ……」
「シャルロットさんも参加してましたの!?」
「兎に角行こう!!」
「はい」
「それにしてもシャルロット嬢、あなたは男装してた時期で女性らしさが足りないんじゃないですか?」
「失礼じゃないの?レディに対するマナーがなってないね」
すると男はシャルロットの顎クイをした。
「俺と結婚しよう。それならもっと女らしさを手に入れさせてやるよ
現在アメリカとイスラエルの共同開発計画中のイノヴィザー社と手を組んで君の会社をサポートと企業拡大の一石二鳥ではないk………」
男が話していると顎クイしてる方の腕を掴まれる
「………誰かね君は?今はお取り込み中なんで」
「シャルロットさんのその手を離してください。さもないと怒りますよ……!!!
(い……いきなりいきますの!?)
顎クイ中に掴まれた方の手を一旦離して悠と睨み合う
「ほぅ………生体研究を生業としてながらもIS関連に手を染め始めた野座間製薬じゃないですか弱小企業の御曹司が何か御用で?」
「貴方は人を見下しすぎですよ!!大体シャルロットさんに対して失礼な事を言い過ぎじゃないですか!」
「そもそも彼女からぶつかってきたのだよ!」
「彼女は謝ったのにですか?!」
いつの間にか修羅場になっていたのでセシリアはシャルロットに状況確認することに
「あのーシャルロットさん?なぜこのようなことに」
「父さんが野座間製薬のスピーチの時に名乗り出た事をイノヴィザー社社長であるミスター・ノアールとちょっとぶつかってそれに関して言及されたの」
状況に納得するものの二人は相変わらず睨み合っており、ノアールの後ろからボディーガード二人が後ろから止めようとする
「それと我がイノヴィザー社はAIによる補助の開発にも成功しててなお前の欠点ありの人工生命体と兵器運用のドライバーを製造してる貴方たちとは違うのだよ!!」
イスラエル、AI、IS……………成程全ての合点が合わさった。
かつて臨海合宿で突如とした実戦に駆り出された軍用IS《
(あれのせいで一夏君や皆んなが酷い目にあったんだ!!!それなのに……!!)
「それにこの私に喧嘩を売るなんて馬鹿馬鹿しい。格闘技を習ってるからね」
「いえいえ喧嘩なんて有り得ませんよただ離してくれただけで充分ですから」
「舐めやがって…………!!!!」
ノアールは顔をいきなりストレートをかましてくるが悠は避けて掴むと同時に背負い投げをした。
「ごはぁ!!」
「社長っ!!!」
ボディーガード二人が押さえつけようが睨み付けて退ける
「な……何でだ!?」
「ひとつ言っときますよ……補助AIを作ったのは本当ですよね?」
「あぁ!そうだとも!」
目元まで近づいて見つめた。
「あんたの緩いセキュリティのせいで簡単に突破された後ハッキングされてんじゃねーよ」
「ひぃぃぃ!!!」
「悠ぁっ!!」
突如として美月と藍來が駆け寄ってきた
「み……美月!!!」
「ってうぉ!?」
ノアールを即座に立ち上がらせ、悠は美月に詰められる
「何してるの!!お母さんにバレたら何て言うの!!」
「ごめん……」
すると何か思ったのかノアールは悠を煽ろうとする
「私に対してコケにしてたのに妹に対してこの態度とは情け無い!」
「あぁ、貴方の行い悠君のISスキャナー越しに見てたから。シャルロットちゃんを捲し立てていたわね?ちょっと来なさい」
「ひぎゃあああああ!!!」
ノアールが藍來に連れて行かれるのを横目に美月は話を続けた。
「悠は優しいんだからこんなことしなくてもいいのに………」
「そうだよね……ごめんね美月。シャルロットさんが危なかったからこうしただけで……」
「安心して美月。悠は僕の為に動いてくれたから」
「ったくヒヤヒヤしましたわ」
あの後ダンスの時間であり僕は三人と交代ずつ踊った。
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「結構疲れました…………」
「お疲れだな。」
「まぁ楽しめたしいいんじゃねーか?俺なんか女子に話しかけても上手く行かないぜ」
「俺は五人の連絡先をゲットした。」
「ウッソだろおい!!」
女子三人はそれぞれ別行動に出ており、今は一休みである。
しかしそれは長く続かなかった。
突如窓ガラスが割れてコウモリアマゾンが入ってきた!!
「うわぁ!!」
「な………なんだ!!」
もう1匹の蝶アマゾンはステンドグラス状の鱗粉を照明に目掛けて分散させ一瞬暗くなる。
「きゃああああ!!!」
「美月っ!!!」
コウモリアマゾンはそのまま美月を連れ攫い脱出する
「おいおいマジか………って悠!?」
悠はパーティ会場の出入り口から駆け出し、五人に説明する
「皆さん!僕は美月を追いかけます!!」
『ええっ?』
『無茶ですわ!!』
『分かるのね?』
「はい!!」
『俺達は参加者を非難させる!その間に行きな!!』
悠はジャングレイダーに乗った後ヘルメットを被り、感覚だけで美月とコウモリアマゾンと蝶アマゾンを追う。
「待っていろ美月ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
疲れました!!