インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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某ニュータイプになってしまいましたが悪しからず


第三十二話 学園最強は伊達じゃない!

「報告終わったーー!!」

「お疲れ一夏君。」

 

学園祭におけるクラス代表の仕事は報告書の提出なのだが、一夏君はそれを纏めるのがちょっと苦手な為、手伝ってあげたのだった。

 

「しかしさ、織斑先生があんな笑ってたの初めてみたよ」

「俺も久しぶりに見た」

 

ご奉仕喫茶の立案がラウラだと知ると、織斑先生は声を上げて笑ったのだ。周りの先生も変な人を見るような目で大口開けて笑う織斑先生に目をとられた程だ。

 

「さてと、この後どうするか?」

「うーん……更織さんのところに行って訳を聞かないと」

 

「その必要はないわね」

「!!!」

(誰だっ!)

 

いつのまにか背後を取られていた為、僕は焦って右腕の袖を捲りオメガアームカッターを展開した。因みに僕は普段の構えをしてるけど一夏君は篠ノ之流合気道柔術の構えをしていた(編入して箒さんが引っ越すまでの間一夏君が何かやらかすたびに箒さんにやられていたのを目に焼きついてしまっているから)

 

「いきなり何なんですか!」

「いつのまにか背後に……一夏君この人やっぱり強いっ!!」

「二人とも落ち着きなさい。二人に用があるのに来たのにここまでされたら困るわよ」

 

ガチ目に焦っていたものの敵意はない事の確認が取れ、腕を元に戻す

 

「す…すみません!!」

「ごめんなさい更織さん!!」

「楯無で良いわよ。後二人はちょっと避けてもらおうか」

 

「「えっ」」

 

すると何やら三人の女子が襲撃してきた

 

「更織ぃぃぃぃぃぃぃ!」

「織斑一夏は兎も角水澤悠を強制的に生徒会に入れるとは言語道断っ!!」

 

剣道部の佐山さんと料理部の増田さんが更織さんの右手に竹刀左手にフライパンで塞ぎ、

アニメ研究部の篠木(しのき)さんが掌を合わせた後丸い円状の気の輪を作り出してそれを飛ばした

 

「死ねぇーーー!!!!」

「おいそれキ◯ドライバーじゃね!?」

「タ◯レスwww」

 

しかし更織さんは竹刀とフライパンを掴んで二人に当てさせて自身は当たらないと言う鬼畜戦法を見せた後、竹刀を構えて九つの斬撃を篠木さんに叩き込んだ

 

「更織先輩……それって」

「飛天御剣流奥義・九頭竜閃よ。」

「それはダメですよ!!」

 

竹刀を地面に置き、更織さんは二人の前に扇子を広げ仁王立ちをする

 

「生徒会長の条件は……常に生徒の長であるには最強であれ、と。」

「おーー」

「凄い……!!」

 

その扇子には《最強⭐︎》って書いてあった

 

 

「取り敢えずこの三人を反省室にぶち込んでおくからちょっと待ってて」

「あ、わかりましたー」

(悠って柔軟性高いよな)

 

女子三人を軽々と反省室に投げ込んでドアを閉めた後、更織さんは手招きする

 

「ここを出るまで反省してなさい。」

「はぃぃぃ……」

「さっ、二人ともついてきなさい」

 

生徒会室に向かうまでの間、更織さんが話題を提示してきた

 

「それで……俺と悠に何の用ですか更織先輩。」

「楯無で良いわよ。まず織斑一夏君、今回は成り行きとはいえ君に迷惑をかけたじゃない?」

「あと悠にも迷惑かけてません?」

「そう。だからお詫びとして」

 

腕を後ろにくんだままクルンとこちらを向いた更織さんは変わらない笑顔を浮かべていた。

 

「一夏君のISのコーチをしてあげよっかなーって。どう、嬉しいでしょう?」

「いや、いいです」

「一夏君っ!?」

 

おいおい生徒会長さんからのスカウトを断っちゃったよ

 

「今さっき見たでしょ?私は生徒会長だからいろーんな人に狙われてるの//か弱い私には守ってくれる騎士(ナイト)さんが必要なのよ」

「「さっき生徒会長は最強であれとか言ってませんでしたか」」

「ハモって言わないの」

 

先程乱闘したとは思えない爽やかな笑顔はなおも健在だった。

 

「まあそんなこんなで、生徒会長は学園の頂点。常に最強である生徒会長は何時でも襲ってオッケー。見事打ち倒したら生徒会長になれる、ということなの」

「世紀末?」

「会長は覇王だった?」

「覇王は一夏君のお姉さんじゃない?」

 

僕達は考えただけで冷や汗を感じた。

 

「一夏君は自覚はないけど学園祭部活動一位の景品だからね」

「そうか?」

「あら自覚なし?」

「自覚っていうか。俺ってそんな賞品価値あります?」

 

まだ言うのかお前は。

僕が呆れてると更織さんは隠すことなくスパッと言ってくれた。

 

「あるわよ。こんなことになるぐらいに」

「いい加減に認めたらどうかな織斑一夏君」

「言葉にトゲがあるのは」

「気のせいじゃないよ?僕は本気だよ」

「そこまで言うならそうか……」

 

ある程度察しがつくようになって良かったと思った矢先、目的地に着いた。目の前の扉は重圧感がありながらも立派である。

 

といっても自動ドアではないので設備的にはこっちのほうがレトロだが。

 

「いつまでぼんやりしてるの」

「眠………夜………遅」

「しゃんとしなさい」

「らじゃー………」

 

ドアから聞こえてきた声に僕と一夏君は何かに気づいた。

 

「ん?今の気だるげな声は………」

「まさかのまさかの!?」

「ああ、彼女のこと知ってるんじゃない?」

 

更織さんがドアを開けるとそこにはまさかの意外な人物が!!

 

「ただいまー虚ちゃんー、本音ちゃんー、」

「お帰りなさい生徒会長。」

「あ!!おりむー、みずさーやっほー!」

「のほほんさん!?何でこんな所に!?」

「あだ名で言い合うなんて仲良しね」

「いや…そのー覚えてなくて、のほほんとした雰囲気をしてたからのほほんさんで……」

「あぁ!おりむーひどーい!!みずさーは覚えているよね?」

布仏本音(のほとけほんね)?」

「正解ー!!ハイタッチしよーぜうぇーい!」

 

一夏君に覚えられていなかったのほほんさんは僕が名前を言った事で機嫌を取り戻した

 

「でも何で知ってたのー?」

「仲良くなるためにみんなの名前覚えていたんだ」

「西◯みほかー!!実は私も戦◯道をやっててー」

「本音、ちょっと面白くない嘘はやめなさい。」

「分かったよお姉ちゃん」

「お姉ちゃん!?」

 

僕と一夏君が呆気に取られていると更織さんが紹介してくれた。

 

「あぁ彼女の名前は布仏虚(のほとけうつほ)。生徒会会計を務めてもらっているわ。」

「初めまして二人共、妹の本音からは聞いているわ」

「織斑一夏です。」

「水澤悠です。て言うか姉妹で生徒会をしているんですか?」

「もちろーん。布仏家は更織家のお手伝いさんだよー」

 

追加で更織さんが説明を補足する。

 

「生徒会は朝である生徒会長は最強でないといけないんだけど、他のメンバーは定員数になるまで好きに入れていいの。だから、私は幼馴染みの二人を入れたの。」

 

すると僕に更織さんが手を差し出してきた,

 

「ようこそ生徒会へ。これからよろしくね悠君。」

「よっ……よろしくお願いします!!」

 

握手をした後、更織さんは座るように誘導される

 

「でも僕はまだ納得がいってないのがあるんです!」

「悠……」

「僕は今まで制限されて生きてきました。でもアマゾンとして覚醒し、突然駆除班と言われるアマゾン駆除チームに配属になったりと色々と振り回されました。ここに来てまでこんな目に遭わされたので僕が納得がいく説明をお願いします。」

 

結構ガン詰めされたが楯無はその心意気を受け取り教える事にした。

 

「分かったわ悠君、君の意思無しで生徒会に入れた訳は主に二つ。」

「二つ…………?」

「一つ目は周知度は同等って事よ。といっても悠君は人間寄りのアマゾンだから実質的に人を喰べると言われるアマゾンとは上を行く存在、それが危ないと感じたからよ」

「それが今回の俺の争奪戦と何か関係が……」

「悠君と一夏君の人気は等しいのよ、一夏君はビジュアルとその性格。悠君は人間時とアマゾン時のギャップとそれによる強い正義感と穏やかな性格が人気よ」

 

人気が等しいと分かったがそれでもわからないと思っていたが、再び説明が続く。

 

「二つ目……と言ってもここからが本題と言ったほうがいいかしら」

「何かあるんですか?」

「君たちが入学してから異変が起きまくっている事があってね。ゴーレム襲撃事件、VTシステム暴走事件と色々な事件を解決してくれたわ。」

 

一学期の時にあったなぁと思い出に浸っていたが、次の話により全てわかった

 

「最初二人は同率の脅威を誇っていたが,一年の臨海合宿時に暴走した軍用ISの福音の破壊時の功績により第一級ターゲットとなってしまったわ。」

「第一級ターゲット……?」

「裏社会における脅威カーストのトップに君臨するレベルのことです」

「悠君には申し訳ないけど夏休みの間に野座間製薬が参加したIS企業パーティの最中、逃げ出した実験体アマゾンが妹さんの水澤美月が誘拐及び暴行事件が起きた」

「何ですって!?美月ちゃん大丈夫なのかよ!」

「うん。何とか全治したらしい」

「強すぎだろ!でもよかったー」

 

一夏がほっと胸を撫で下ろしたら楯無が結論を述べる

 

「結論は悠君をいち早く保護する為に生徒会に所属させてもらったってわけよ。」

「そ……そこまで考えていたなんて………捲し立ててすみませんでした!」

 

僕は立ち上がって謝罪した。そうしたら更織さんは許してくれた

 

「そこまでしなくていいのよ悠君。」

「楯無さんって何でも知ってるんですね」

「勿論色んな事を知っているわ。」

「じゃあ悠役の人が《自主規制》」

「お゛ぉ゛ぃ゛!」

「でももう一個問題が残ってるんだよねー」

「それって……」

「一夏君だよ」

 

それは何故一夏君がこの場に呼ばれたのかと言う事だ。

 

「まあさっきも言った通り。交換条件としてこれから学園祭までの間まで私が特別に鍛えてあげましょう。ISも、生身もね」

「あの遠慮します。さっきも言いましたけど、コーチなら沢山居るので」

「ふーん」

 

意味ありげに会長は一夏から僕に目線を移した。

実際問題、一夏の特訓というのは以下の通り。

 

箒さんは擬音祭り。セシリアさんは細かすぎてNow Loading状態。鈴さんはで感覚で動かす事を強要(まぁある程度わかる)

ラウラさんは鬼スパルタ。シャルロットさんの教え方はまじで勉強になるのだが、

最大の問題としては各コーチの相性の悪さ。基本よっぽどの事がない限りマンツーマンにはなれない。

 

片方が教えているともう片方が乱入し、一夏君そっちのけでバトってしまい次第には一夏君VSコーチ二機という変則マッチができあがる。

一夏の特訓より一夏君へのアピール合戦に発展、優先されてしまうのだ。

 

当然この状態に看過できず僕が一夏君を教えるとか言ったら全員が僕を倒そうとしてくる(箒さん、セシリアさん、鈴さんあたりは何とかなった)

 

それにより更織さん直々に教えてくれると言う事だ。

 

「じゃあ私のコーチは必要ないと?」

「ええ」

「でも君は弱いままだよね」

 

あまりにもさらっと。当たり前のように言われた一夏はムッとする。

 

「それなりには弱くないつもりですが」

「ううん、弱いよ。無茶苦茶弱い。自分でも気づいてるんじゃない?」

「そんなこと」

「専用機持ちの中では間違いなくワースト一位だわ。少なくとも、誰かを守れる程強いとは思えないかな」

 

弱い……一夏君は確かに弱いかもしれない、でもそこまで言うのは違うのではと感じ、話を遮る

 

「ちょっと待ってください……更織さんそれは無いですよ」

「悠君?」

「一夏君は弱い。でも一夏君は一夏君なりにやろうとしてるんですよ!」

「悠…お前っ!」

 

「どんな事があろうと!僕の親友を傷つけるのは許さない!!」

 

更織さんが暫しの沈黙した後こう答えた

 

「でも一夏君が弱いのは否定しないのよね」

「うん。だって彼は僕に二回負けてますもん(六話・三十一話)」

「庇ったつもりじゃ無いのかよ!」

 

悠にトドメを刺されて落ち込むも更織さんは追い打ちをかける

 

「SEの調整もできないようじゃ何回も負けるのを理解しない。一夏君はまるで織斑先生(ブリュンヒルデ)の威を借りる弱者そのものよ」

 

ピン、と空気が張り詰めた。

顔を見ずとも隣に座る一夏が怒気を発したのを感じる。

 

「今なんて言ったんですか?」

「言葉通りの意味だけど?」

「俺には誰かを守る事が出来きず、千冬姉の威で出来ているということですか?」

「ええ、良くて守られるのが関の山ね」

 

それの言葉により一夏君の心に火がついた

 

「じゃあ、勝負しましょう!俺が負けたら従います!なんでもやってあげますよ!その代わり、俺が勝ったらさっきの言葉は撤回してください!」

「うん、いいよ」

「一夏君っ!!」

 

にこりと笑った会長の顔には『罠にかかった』と書かれていた。

 

のほほんさんは拍手を、虚さんは眼鏡を上げ、僕は心配になった

 

(ごめん一夏君、君を本気にさせるにはこうするしか無いんだよ)

 

 

ーー♢ーー

 

「更識先輩」

「楯無でいいわよ。なに?」

「なんですかこれ」

「柔道着よ?」

「それは分かります」

 

場所を移り変わり、一夏と楯無会長は畳道場で向かい合っていた。両者とも道着に着替えていた。何故か僕も着替えていました。

あと布仏姉妹たちは別用でいません。

 

「ISじゃないんですか? てっきりアリーナに行くものだと」

「ISで戦ったら冗談抜きで私が勝っちゃうけどいいの?」

「……いくら先輩だからって大言壮語がすぎるんじゃないですか?」

「一夏君、どうやら更織さんはロシアの現国家代表だぞ」

「国家……代表?」

「何でそれもわかんないんだよいい?更織さんは謂わば昔の織斑先生だと思ったほうがいいよ」

「まじか!!」

「まだルーキーよ。ルーキー」

 

一夏君はISに関する事は何故か疎く、セシリアさんと初めて出会った時代表候補生って何だ?って質問してセシリアさんが呆れていたのを夜竹さんから聞いた。本当に大丈夫か?

 

もう一個説明をするためにバススロットからタブレット端末を取り出して更織楯無に関する情報を一夏君に教える

 

「更織楯無。年齢17歳 IS学園生徒会長兼ロシア国家代表。

わずか最年少で現国家代表であったログナー・カリーニーチェをボコのボコにして代表の座をもぎ取ったと言う伝説を持つ自他共に認めるべき最強と呼ぶべき存在。」

「あら紹介してくれるの嬉しいわね」

「ね?一夏君これ聞いて勝てるの?」

「………やってみるしか無いだろ!」

「よし行ってらっしゃい」

「任せろ!!」

 

一夏君を見送るとついに始まった。

 

「さて、勝負の方法だけど、私を床に倒せたら君の勝ち、逆に君が続行不可能になったら私の勝ちね」

「あの、いくらなんでもハンデつけすぎじゃ」

「大丈夫。私が勝つもの」

「………」

 

先程のカミングアウトで少しだけ頭が冷えた一夏だったが。こうもぼろ糞に言われては表情が険しくなるのは必然だった。

 

「遠慮しませんよ」

「何時でもどうぞ」

 

先ずは出方を見ようと徐々に間合いを詰める一夏。対して会長はなんと無防備に棒立ちで一夏を待ち受けていた。

怪訝な顔をしながら間合いを詰めた一夏は会長の腕を掴んだ。

 

瞬間。

 

「え?」

「は?」

 

一夏が宙に投げ出されていた。

 

「ぐへっ!」

「一夏君大丈夫!?」

「おう………」

「先ずは一回。さっ、まだ始まったばかりよ」

 

「ぐはっ!」

「これで5回、まだやる?」

「当たり前、です!」

「ほいっ」

「うわぁあ!」

 

ドシンとまた一夏君が床に叩き伏せられる。

先程からこれの繰り返しである、一夏が掴んだ次の瞬間には一夏は床と一体になってしまっている。

とてつもなく強い。この人には弱点がないのではないかと錯覚してしまうほど。

 

「はい、これで6回」

「まだまだ!!」

 

一夏君の気迫は充分、しかし何度も打ち付けられてるせいで疲労もたまってきているだろう。

はいー7本目入りましたー

 

「七回目。もう降参したら?」

「ゼーハー………これで、最後にします」

「ん、潔いのは良し!」

 

再び相対する二人。

ふと一夏君の荒い呼吸が収まった。カッと目を開いたその姿は今まで見たことない何かを放っていた。まるで僕のように

 

「だぁぁぁぁっ!!!」

 

更織さんに向かって走った一夏君は更織さんの腕を掴み、胸元に手を伸ばすもまた体制を崩される。またさっきと同じように床に投げ出されると、俺は思っていたが。

今回の一夏君は崩された体制を強引に踏みとどまって耐えた。そのままバネのように更識さんに肉薄した。

 

「でやああーーっ!!」

「何……ってうわぁ!?」

 

型もなにもない直列猛進かと思いきやおもいっきりぶん回した後、更織さんは突然平衡感覚を失い、狼狽えた末一夏君の手はついに会長の胸元を掴んだ!

その技の正体は篠ノ之流合気道柔術であり一夏君は一ヶ月間の同棲の末に生み出した究極の技(笑)である。箒の技と悠の気迫を兼ね備えたその技は一時的に学園最強を凌駕した!

 

「いけっ!」

「おおおおっ!!」

 

そのまま投げ飛ばすような勢いで体制を崩そうと腕を思いっきり振った。

 

「ひゃぁぁ!一夏君のエッチ!!」

「「あっ」」

 

勢い余って道着の前を思いっきり開いてしまい、更織さんの形のよいバストとレースの下着が覗いてしまった。

 

「え、あの、その、これは!!」

 

突如のラキスケに一夏君は狼狽して数歩下がる。先程の怒りなどもはやそこにはなく、はっきり言って全身隙だらけの状態。

 

「ここまでするとわね………お姉さんの下着姿は、高くつくわよ」

 

タッと今度は更織さんが一夏君の懐に入り、一撃。一夏の体が浮いたあと、そのまま連撃を叩き込み、吹き飛ばした。

 

「速いっ!」

「ぐはっ!!」

 

叩きつけられた一夏君は一瞬身動きしたかと思うと、グッタリと床に身を投げだして動かなくなった。

返事がないただの屍のようです

 

「おいしっかりしろ一夏君!!おーい!」

「ふー……あの合気は焦ったわよ。次は悠君の番よ」

「えっ!僕ですか!?」

「当然よ。一夏君の仇を取らないわけ?」

「………」

 

突然の指名に驚いてしまったがよくよく考えたら一夏君の次的にも僕しかいないので従う事にする

 

「分かりました、ルールは同じでいいですね」

「構わないわよ。そ・れ・と、変身した状態で私に挑みなさい。」

「……分かりました。」

 

アマゾンズドライバーを装着した後一瞬意識がまたあの時の意識内領域に居た。

 

 

『ヨウ……』

「また君?今回は何のよう?」

『オレノ力ガ必要ジャナイノカ?』

「悪いけど今回は僕がやる。人間を傷つけたくないからね」

『ソウカ…ナラ一ツアドバキスヲヤル。』

 

 

 

 

全力デ叩キ潰セ

 

 

 

 

間が空いたと同時、僕はこの場が震えるシャウトを発しながらもアクセラーグリップを捻る

 

 

「ヴォォォォ!!アマゾンッッ!!!」

『O・ME・GA EVOLU - E - EVOLUTION!』

 

オメガに変身した後、僕は獣の構えを取ったが更織さんはある提案をして来た。

 

「悠君は勝ったら何が欲しいか言ってちょうだい」

「映画鑑賞用シアターセットください」

「だいぶ高めのやつを行って来たわね」

「それかカフェテリアのゴールデンフラペチーノで」

「振れ幅すごい事になってるわよ!」

 

更織さんも構えを取る事で両者が睨み合う状態になる

 

「ハァァッ!!」

(来たわね)

 

更織さんに向かって走り、手を掴もうとするも足払いで倒されるがブレイクダンスの要領で足を引っ掛けようとするが避けられる

 

「結構荒々しいのお姉さん好きよ」

「ヴェアアアアア!!」

 

立ち上がり徒手空拳を駆使して隙間を余すことなく五発叩き込む、これも止められる。

足払い、から掌底、手刀、回し蹴りがどれも当たらない、と言うか全て止められてしまう。まるで蜃気楼みたいだ

 

「ハァッ!………!?」

「流石一夏君の友達の中で格闘戦に秀でているわねそれでも!」

 

足を掬われた後片手を掴まれて同様に背負い投げが決まる

 

「ウワァァッ!」

「はい一本取ったわよ」

「まだまだあっ!」

 

即座に立ち上がり拳打に手刀に回し蹴りなど色んな技を駆使するがそれすら叩き落とされ、それを察知し距離を取る

 

「流石ね悠君。洗練された動きの中で力があるように感じるわ。」

「はぁ……はぁ……」

「でもその動きは駆除対象のアマゾンのみにしか発揮しないわね」

「だったら何なんですか……!!」

「人間相手にもそれが出来るようになると凄いかもね」

 

その言葉を皮切りにオメガの雰囲気がガラリと変わった

 

「そうですか……なら更織さん。」

「楯無で良いのよ悠君」

「死んでもおあいこですよ」

「え」

 

「ダゥァァァァァ!!」

 

走り込みオメガは今までの空手戦法からシフトチェンジし、シンプルな暴力の中でさらに洗練された動きに更織さんから冷や汗が出てくる。

 

(嘘……ここまで変わるなんて思ってなかった。悠君は凄いわ!!)

「ヴォラァァッ!」

「ならばこちらも同じ手でやるのみy………!?」

 

拳を払いのけ,そのまま道着を思いっきり捕まれた。

楯無は冷や汗をかいた。

 

道着を掴むオメガの手を払うも勢い余って道着がはだけ、ブラがあらわになる。

胴着の中に内包されたきめ細やかな少女の魅力を放つ胸元。

だが先程狼狽した一夏とは違い、オメガはそれに見向きもせずに楯無を地に伏せようと攻撃してくる。

今の彼の目には楯無を倒すことしか考えていないのだ。

 

「ちょっとはる……」

「(アナタヲ……タオス!!)」

「!!!」

 

いや、そんな生半可なものではない。一瞬でも気を抜いたら自身の命が刈り取られる。そんな非日常的な気迫が彼にあったのだ。

楯無は自分を侮っていた。まさかアマゾンとはいえ穏やかな雰囲気を持つ彼からこの爆発的な戦闘能力に驚かされる羽目になるとは思いもしなかった

 

「ごめんね悠君っ!!」

「何ッ……ってぐはぁっ!」

 

ゼロ距離で楯無の最大火力で寸勁と攻めの消力(シャオリー)を同時発動させてオメガに当てる事に成功し、そのまま壁に激突するのが当たり前だが

 

「ハッ!」

「何っ!?」

 

なんと壁を踏み台にしてそのまま飛んできたのだ

 

『VIOLENT PUNISH』

「ハァァァッ!!」

 

右腕のアームカッターが肥大化しておりそのまま掻っ切るつもりだったが楯無はギリギリで回避するも頬を少し掠めた。

 

「へぇ……お姉さんの顔に傷をつけるとは悠君やるわね」

「はぁ……はぁ……ゴホッゴホッ!」

 

するといきなり変身が解けていきなり咳き込んだかと思ったらまさかの吐血していた

 

「は…悠君ごめんなさい!すぐに医務室に連れて行くわ!」

「さら…しき……さん……頬が…切れてる……」

「そんなのどうでも良い!とにかく運んでいくわ!」

 

楯無は残る力で放置されていた一夏と悠を運んで行った。

 

 





刃牙ネタや色んなネタを詰め込みすぎましたwww
これ大丈夫かな 

因みに一夏君と悠君の戦績はと言うと

一夏・3勝6敗2引
悠・4勝3敗2引
です。

好きなアマゾンライダーは??

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