綾音ちゃんのISの名前は由来があります!
詳しくは後書きにて!
「やっぱりいつ見てもここ広いなぁ」
午後授業の実習に向けて一夏はISスーツに着替えていた。
現在男子専用となっているロッカールームは悠と一夏以外いないため静寂に満ちていた。
「だよね。こんな広々としたとこ独占出来るんだし」
「そうかな、俺は落ち着かないよ」
「まあね、よし行こう」
「あ、先行っててくれ。少し白式の状態確認したい」
「確認で遅れないでね」
「分かってるさ」
悠は先に下に着ていたため先に行ったがパラメータとにらめっこした。
「やっぱり雪羅のエネルギー効率が悪いな。セシリアとかに調整してもらったけど。なんとかならないものか」
銀の福音と戦っていた時もエネルギー切れの危機が二度もあった。あのとき箒が絢爛舞踏を発動して駆けつけてくれたがその後悠が槍を投擲しなかったらどうやっていたことやら
ふと、そんなことを考えていると。急に一夏の視界が暗くなった。
「だーれだ!」
「ってその声は楯無さん!?」
振り向いたらまさかの楯無さんがいたので驚く
「何で此処にいるんですか!」
「なにってそりゃあ生徒会長もサボりたくなるわよ。」
「さぼんないでください!」
「それと時間大丈夫かしら?」
サーッと血の気が引き、時計を見て、更に引いた。
もう授業開始から、3分もたっている!!?
「だああぁっ!? ヤバイ! まずい!!」
もう一度楯無さんを見ると消えていた………
信じるか信じないかは貴方次第
ーー♢ーー
「水澤、あの馬鹿はどこに行った」
「まだ更衣室ですが見てきましょうか?」
「いやいい。」
少し恐怖を感じたので一応距離をとっておく
「あれが初代日本代表…凄い迫力ですね」
「でしょ、って言うかISスーツの色合いって何だが心なしか僕のやつ似てるような………」
綾音のISスーツは黒を基調にところどころに紫が入り混じったスーツであり,胸元には緑の縁が描かれていた
「私は紫が好きなので、胸元の緑はアマゾンオメガを意識しました。」
「そうなんだーあとそのホルスターに収納されてある杖って」
「あぁこちらが……」
「すいません遅れましたー!!」
ホルスターから杖を取り出そうとしたその時に全速力で一夏がアリーナを走ってきた。5分の遅刻。
残念ながら中断。後で見せて貰えばいいか。
「一応聞こう、何故遅れた」
「ギリギリまで白式の調整をしてたんですけど。その、えーと」
「なんだ、はっきり言え」
口をモゴモゴと動かす一夏に容赦のない言葉を浴びせる織斑先生の目は身内に向けるような慈悲の心など一切存在しなかった。
まさしく閻魔の大王の貫禄に、一夏も観念した。
「だぁぁぁぁ!突然後ろから更織楯無生徒会長に目隠しをされましたあああ!!」
すると織斑先生は困惑の表情を見せた後に一夏君にこう告げた
「更織のクラスは今授業中だぞ?」
「え、と言うことは抜け出したと言うのは嘘なのか……」
はい此処で種明かし。楯無さんのISはどうやら水分身を作ることができるらしくそれを授業中に遠隔操作してたってオチでした。
白式のチェックってだけ言っとけばいいのに。良い意味でも悪い意味でも嘘つけないなぁ一夏君は
「デュノア。ラピッド・スイッチの実演をしろ。的はそこの馬鹿で構わん」
「俺は構うのですが!」
戸惑っている一夏を他所にシャルロットは愛機であるリヴァイヴを呼び出した。
「あ、あの? シャルロットさん?」
「なにかな、織斑君?」
「ヒぃぃ!は、悠、タスケテ」
「仕方がないなぁ、まずISを翼無しで展開して。」
「おう!」
「後で奢ってね」
「あぁ!」
「はい終わり。」
「ってそれだけかよ!」
その後シャルロットさんに駆け寄りあるものを渡す
「ボルテックカートリッジを貸してあげる。それとこのバリスティックボムはカートリッジと合体したら高電圧炸裂弾になるから使って」
「え…でもこれ死ぬよね?」
「一夏君の耐久度を甘く見ないで、奴は僕がバイクで弾いてもピンピンしてたからな」
「ありがとう助かる」
「しゃ、シャル?」
「GOOD LUCK一夏」
「はっ?」
満面の笑みで両手の銃火器をアンロックするラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ。
「おい悠これって」
「大丈夫、ISのシールドエネルギーは優秀だ。さあ行け一夏君、君は強い。」
「おいぃぃぃ!!」
「覚悟はいい、織斑君?」
「待ってくれこれはその……」
「一夏の甲斐性なし!!」
「ヴぁぁぁあああ!!?」
あの後一夏君の周りが感電で黒焦げになったのはさておき,シャルロットさんに使ってみた感想を求めてみた
「どう?高電圧炸裂弾を使ってみた感想は」
「反動が凄いのと、高火力だけど安全面に欠けるね」
「なるほどーじゃあ後で野座間に電圧調整を求めるよ」
こう言うアドバイスはシンプルに助かる
「では、二学期からは模擬戦の授業を始める。実際にISの動作を体感しあうことで、各々の技術力の向上をはかる」
「あの、織斑先生」
「なんだ天条」
「織斑様はこのままで宜しいのですか?
おびただしい弾痕の真ん中に織斑一夏という屍が転がっている。
シールドがあるぶん当てない心配をしなかったシャルロットの〆グレポンをくらった様は正に爆発オチだった。
後髪型が心なしかアフロと軍曹だったのは黙っておこう
肉親である織斑先生は一瞥すらせずにパンと手を叩いた。
「では、最初に手本を見せてもらう。やりたいものはいるか?」
「はい」
この僕が挙手しました
「水澤行けるか?」
「はい、と言うのも野座間から追加兵装みたいなものを受け取りまして」
「なるほどな。他に立候補者は」
「はい!!」
まぁなんて自信たっぷりなんでしょう手を挙げたのは綾音って綾音!?
「え、てか大丈夫なの?」
「相手はあの水澤君だよ?」
「しかも織斑君より強いんだよ?」
一夏君が目を覚まさなくて良かったと感心しています。
「じゃあ綾音、ラファールか打鉄どっちが良い?」
「安心してください鈴さん。私はアマゾンとわかっているのでISは持っています」
するとホルスターから杖を抜き取り,空中で円を描いてそのまま上に突き上げると光り輝く
「その姿は……打鉄!?」
「はい、IS技術開発局試作型パッケージ
その姿は黒を基調に白のフレームでできており,翼にはブースターとウイングが増設されておりゴツくなった雰囲気を感じさせる
ボディーには赤と紫のラインが入っており何だが毒々しさを感じさせる
「あれ?悠さんの反応が少し薄い気が……」
「あぁ、ごめん実は夏休みの時にそれみちゃったんだ……」
「じゃあ納得です。」
ISを展開した綾音に対し,僕はアタッシュケースからドライバーとインジェクターを取り出し,まずはドライバーを装着する
「あれ?水澤君のベルトが違う」
「本当だー」
「ふっふっふっふっ……進化したのが一夏君だけだと思わないでね!」
悠は何かを注入するような形をしたアマゾンズインジェクターをネオアマゾンズドライバーに差し込み、セッティングするかのようにホルダーを持ち上げ、注入するための上部分を押し込む。
「例のシャウトが来る!」
「シャウト…?」
『NEW・OMEGA』
「アマゾンッ!!」
悠の周りに緑色の爆風と爆炎が起こりその中から悠の新形態
仮面ライダーアマゾンニューオメガが登場する……が、
「えーあのシャウト聴きたかったー」
「何だか水澤君らしくないー」
「ええっ‥…じゃあやります。ヴォォォォアマゾンッ!!」
すると周りが少し盛り上がった
ニューオメガの姿は左右非対称の見た目をしており、オメガの上半身が機械に包まれたような見た目をしている
「ファンサービスじゃ無いんだよ!」
「いけー水澤君!」
それに合わせてアクセラオメガも展開するがその姿も変わっており翼はニューオメガの側面をしていたのを千冬は疑問に思っていた
(アクセラオメガ……アマゾンが使用する前提なのかISも操縦者に合わせているのか……どんな技術してんだか)
悠は構えを取り,綾音と向かい合う。二人とも準備完了らしい
「それでは,始め!!」
綾音は弓形兵装《
「危ねっ………電撃?」
着弾地点をよく見るとスパークが走っており何処かで見たことあるなと思ったらすぐに分かった
「それ、駆除班が使ってる武器と一緒だよね」
「御名答、そもそも天ノ座間はアクセラオメガのデータを参考に作られたもの。容赦はしません!」
再び雷の矢が飛んでくるがシールドを模倣生成し、アームカッターで斬りかかるが、咄嗟に弓で塞ぎ鍔迫り合いが起こる
「つ…強い……!!」
「はぁぁぁ……!!」
「でも終わりじゃ無い!!」
まさかの弓が二本の剣になりニューオメガは斬られてしまうも装甲の厚さでダメージは半減したもののシールドは少し減っていた
「複合兵装って言わなきゃ困るよ……」
「二刀流はお好きですか?」
天ノ雷弓のもう一つの姿《
(綾音は遠近両方いける奴だとして雷の矢は厄介だ、だから間合いを詰めるしか無い!)
『BLADE LOADING』
ニューオメガはネオアマゾンズインジェクターの内部にある薬物を再び注入し、手首が覆われている装甲が展開し、赤熱化した物がぬるりと生えてくるが熱気を振り払うと生成が完了する。
《ニューオメガソード》と呼ばれる専用武器は毎秒10万回の高速振動が切断力を高めている殺傷力に長けた武器
「ハァァァッ!!」
シールドを盾にしながら突撃する。双剣を雷弓にもどして雷の矢を撃ちまくるがそれすら斬り落としてそのまま鍔迫り合いに持ち込む
「結構切り替えが速い!
「それも想定内!」
鍔迫り合いの後は空中戦に持ち込み,ニューオメガはFK-3の弾幕の雨とブルー・ティアーズのビットを四機模倣生成してそれによる同時攻撃に持ち込ませる
「一気に行きます!」
「何っ!?」
ボルテックカートリッジに似たものを矢の先に取り付けそれを撃ってビット四機に当てると同時感電を起こしビット達が消滅した
「セシリアのビットが呆気なかったわね……」
「ま…まぁ悠さんはビットの操作が苦手なのでよしとしますわ!」
「よし!……」
「気を抜いたなっ!」
「はっ…!」
ビット達を破壊された瞬間に間合いを詰め込んでおり横斬りを素早く回避した綾音は弓を再び双剣にかえて斬り合いへと持ち込ませるがニューオメガは体術や徒手空拳を織り交ぜる為綾音は少し押されかかる
その頃地上では一夏が目を覚ましたので箒に状況説明を受ける。
「ていうか綾音さん悠と互角なの凄いなぁ」
「だが今は悠が押してるようにも見えるな。」
「と言うか武器の切り替えの早さが僕と同等かそれ以上だよ。おそらくだけど武器は一つだけどバススロットが一夏のように無い訳もなく、二つの使い方のある武器、複合兵装にすることで切り替えのインターバルを縮めてるからね。」
「確かに弓が分割して双剣になるとしたらだいぶ凄いことになるな」
「一夏、複合兵装と聞いて何か思いつかないか?」
「あ!というか武器の特性俺の雪羅と一緒だ!」
「よく気がついたね一夏」
後からシャルロットも追加で説明を受けていたところで織斑先生から一夏に声をかける
「織斑、抜き打ちだ。打鉄について説明してみろ」
「え、ええ!?」
「さっさとしろ」
そういう解説はシャルロットか打鉄を使っていた箒の役目なのではないかと思いながら、一夏は頭の中の引き出しを引っ張り出した。
「打鉄は第二世代型の日本製ISで、世界シェア二位の機体です。特徴は整備のしやすさと、防御力が高いです」
「他には」
「えっと。今運用されてるISの中で最もパッケージの種類が豊富で、射撃パッケージの【撃鉄】は、長距離射撃命中率の世界記録を保持しています」
「ふむ。教本通りの答えでつまらないが、まあ及第点だろう」
「ど、どうも」
「ではそれを踏まえて打鉄・天ノ座間の特徴を言ってみろ」
「ええっ!」
終わったと思ったらまさかの応用問題が来た。どう見ても当たりが強い姉に、なんかしたっけと一夏は思い返すと。
(あ、俺遅刻したわ)
自業自得でした
「はぁ……はぁ……打鉄がベースなのにやるね……」
「天ノ座間にはアクセラオメガの戦闘データを使っている為動作伝達は人間に近くなっています!」
「ならこいつはいけるかな!!」
「なにっ…きゃぁっ!」
ボルテックカートリッジを装填済みのSDー4の弾撃ち込んで蹴りを入れて麻痺らせた後、スラッグスティックボムとアマゾンブレイドを同時に投擲し、当てて爆発を起こす
今までの動きで一夏は機体特性を理解する
「打鉄は堅牢な装甲を保有しますが装甲を軽量化する事と悠のアクセラオメガの戦闘データを織り混ぜる事で格闘機並みの運動性能を獲得していると思います……」
「ん、お前にしては上出来だな」
「あ、ありがとうございます(やった、千冬姉に褒められた!)」
ろくに褒めやしない鬼教師の姉に褒められたのか一夏は心のなかでガッツポーズ。
この優しいところをもっと日頃から出せれば良いのに。と思っていたら出席簿が一夏の頭を小突いた。
「あいてっ」
「浮かれるな馬鹿者。確かに織斑の言った通りだが天ノ座間は何かもう一個隠しているかもしれないな」
「それって……」
「まぁ見たらわかる。」
「ううっ……ハイパーセンサーにジャミングが…っていつの間に!」
「こいつで止めだァァァ!!」
「まずい…はぁっ!」
綾音は斬りかかるがニューオメガは左肩あたりで受け止めた後、胸元あたりが開いた為、一本の剣を手離す様にボコスカ殴ってニューオメガソードで切り掛かった後手離した後、シールド・ピアスを発動し思いっきり突き刺す。
「ヴォォラァァァァッ!!!」
「しまっ……がはあっ!!」
肩部シールドで防ごうとするがその隙にアマゾンインジェクターを押し込み必殺技を発動する
『AMAZON BREAK』
「ヴェアアアアア!!」
パイルバンカーによる速射で打ち込まれた綾音は吹き飛ばされるが即座に戻った。
「SE38%……ラファール・リヴァイヴのシールド・ピアスでここまで削るなんて……」
「………まだ終わってないよ」
完全に悠の勝ちかと思われた次の瞬間立ち上がり、紫のオーラが滲み出る
「ワンオフ・アビリティー発動!!」
「ええっ!?」
「何っ!!?」
天ノ座間の翼が粒子分解された後、紫色の鴉のような翼が作り直され,綾音は残った剣を構える。
《単一仕様能力発動《天照ノ無双》》
発動した瞬間一気にスピードを上げ、ニューオメガは咄嗟にニューオメガソードで応戦するが叩き折られる
「折れたあああ!?ってぐほぁっ!」
「そのまま倒します!」
「ちょ…ちょっと綾音!容赦無……ぐはぁっ!!」
このまままずいと思ったニューオメガは今できるだけの武装を模倣生成し,全力で応戦する
「流石だね!でもこれは避けられるかな?」
翼を甲龍の衝撃砲とレーゲンのレールカノン左右同時展開で吹き飛ばすがノーダメ
「それでも!!」
(待っていまどんな状態だ……ってえ!!)
ISスキャナーで確認するとまさかのシールドが88%まで回復していた
「ヴォォォァァァ!!ズルいズルい!ダァァァ!!」
「え?」
ニューオメガは荒々しく徒手空拳で詰めていき、容赦なくボコボコにしていく
「ワンオフアビリティー使えるの驚いたけどさ……」
「悠も悠でいきなり戦闘スタイル変えてくるの怖すぎるわよ」
「激しいですわね。」
「これで最後……!!」
「ヴォォォヴァァァァ!!!!」
『AMAZON STRIKE』
ニューオメガはアマゾンズインジェクターを押し込むと同時に走り出し、高く飛び上がり縦に一回転すると、その落下速度を利用したキックを繰り出し、それが綾音にクリティカルヒットする。
「うわぁぁっ!!」
武器を手放してしまうが目を開いたその時
「いたた……はっ!」
ニューオメガがアマゾンスピアを目元まで突きつけていた
「はぁ……はぁ……チェックメイト」
「………私の負けです。」
武器を下ろしてニューオメガと綾音はゆっくりと地上に降りてくる
「初めて戦いましたが悠さんの強さは別格です!」
「綾音もなんだかんだで強くて驚いちゃった。武器とか大丈夫?」
「大丈夫です!」
ISを解除した二人はどちらともなく手を差し出して握手を交わした。
手加減なしの白熱したバトルに生徒のテンションは軒並み上がった。
二人が降り立つと同時に一組二組の生徒は二人、というより綾音に群がったせいでニューオメガは跳ね除けられる
「天条さん凄い!弓で撃ったり二刀流になるのかっこいい!」
「水澤君といい鈴ちゃんとかシャルロットちゃんとかラウラちゃんや天条さんの転校生組は侮れないね!」
「水澤君とどう言う関係?」
「話によっては放課後コース決定よ!」
「いい香りがしますナー」
「あわわわ!悠さーーーん!」
一瞬でもみくちゃにされた綾音達の所を止めに行ったら多分僕はボコボコにされるかなと思い触れずにいようとしたが
すぐさま一夏が駆け寄ってくる
「なんだよその姿滅茶苦茶かっこいいじゃねーか!」
「まぁね。」
「悠さんの戦い方を見させてもらいましたが驚くばかりでしたわ!」
「ほら嫁も悠を見習え!」
「……精進します(泣)」
「涙拭きなよ」
そのあとは各々がグループを作ってISを飛ばしていた。
練習機同士の模擬戦もあったが。一番楽しかったのは専用機との戦闘でした。
打鉄やラファールとは違う第三世代兵装との戦いは今までとは違う刺激があり。班ごとにどうすれば突破できるかと論議が交わされながら模擬戦を行う姿は正に授業の理想系とも言えた。
一番顕著に見えたのは一夏君であり遠距離からボコスカ撃たれまくっていた(まぁ僕も同じ手をくらったけど)
一夏君曰く月穿の射撃練習になったらしい
あっという間にすぐにわく二時限分を使った授業は過ぎた。
汗を軽く流してから他のアリーナに赴く女子や、カフェテリアでスイーツを食べに行く女子もいたが。今回は天条綾音という新しい要素が加わった為、授業終了と同時に自然と彼女に群がっていく。
「天条さんのISの待機形態杖なんでしょ?」
「は…はい。」
「杖で円を描いてるのすごくカッコよかった!」
「まるで剣みたいだった!」
「いやー……剣みたいと言うか……」
綾音は杖のある部分から引き抜くとまさかの刀身が現れる
「剣なんですけどね」
「仕込み杖!?」
「アニメとかでよく見るけど初めてみた!!」
「あ、因みにこれ物を取るときに引き寄せます!」
あの後のほほんさんが貸してと言ってア◯ンストラッシュを打ったり
岸原さんがあなたに!忠誠を誓おう!!ってやろうとしたけど谷本さんと鷹月さんが止めに行ったのはまた面白かった
それと滅茶苦茶間違った使い方をしたと思ったのは僕だけかな?
「悠お前新しい姿見せてくれたけど綾音さんに全て取られてない?」
「それ思った。悠もタイミングと言うのを……」
「ほ、箒やめて!悠のライフはもう0だよ!」
「返事がない、ただの屍のようだ」
悠も両膝立ちで泣きながらも反論する
「そりゃあ知ってたよ!!僕が勝ったのは良いとして見せ場一個も無かったもん!武器は折られるわ、注目が集まらんわでもうメンタルボロボロよ!」
「でもグループ戦の時みんな水澤君強かったって言ってたよ」
「本当?やった自信湧いてきた」
皆がメンタル強者かよと心の中でツッコミを入れた時だか、綾音は皆と打ち解けていたのを僕は遠くから見ていた。
「……なんだか懐かしい気がするよ」
「あぁ悠も編入してきたもんな。」
「悠ってアマゾンだけど人間らしいですわ。」
やっぱり僕は…………
「あの!悠さんのところに行っても良いですか?」
「良いよ良いよ!私たちも詰め寄ったり遊び過ぎちゃったし」
「彼氏さんのところに行って来い!」
「彼氏じゃ無いです!は、悠さ…ひゃあっ!」
綾音が転びそうになるが僕はすかさずキャッチした、え?軽過ぎないかい?
「大丈夫?」
「は…はい。て言うか速いですね……流石アマゾンですね。」
「えっ……あぁそれほどでも」
一夏達は悠にここまで仲良くなりたそうにしてるのは初めてだ
「ね、ねぇ一夏、悠ってこんなのだったっけ?」
「あぁ……変わっちまったな、あいつも」
「お前の感情も相変わらずだな。」
「何でだ?俺はそんなに変わんないぞ?」
「そう言うところよ一夏。」
「ごもっともですわ。」
ラウラが静かに頷いている為、少し?ってなった一夏であった。
「あの!お願いなんですけど学園の案内って出来ますか?」
「案内?なら良いよ!」
「ありがとうございます!それではまた後ほど!!」
爆速で駆け抜けた綾音を後にして一夏達に相談する
「僕案内された事ないからアドバイスくれない?」
「「「「あ」」」」
「一夏、これはあんたがやるべきよ」
「え、俺!?」
当たり前じゃとぐりぐりされてる一夏を横目にシャルロットは何かしら感じていた………
答え合わせ。
テンノスワカン→天ノ座間→ノ座間→野座間
答えは野座間製薬でした!!!!