インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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脳内構図で一番盛り上がるぞ


感想や誤字報告とかしてくれよ!!


第五十五話 静かなる始まり

二年前…………

 

ここは野座間製薬のある部屋。

 

そこは培養室でありある物が培養されていた

 

「やった……!!ついに!ついに私の………最高傑作が生まれた!!」

「ご苦労だね水澤君」 

 

喜んでいた令華の後ろから野座間製薬会長の天条隆顕。この頃は車椅子は座っておらず、覚束ない足取りで杖をついて歩いてきた

 

「ほぉ………まさか驚いたよ。アマゾン細胞に人間の遺伝子を入れるとはねぇ。」

「お陰様ですくすく育っております。ほら」

 

培養ポットには緑色の化物が胎児のように身を屈めていた。

 

しかしそれが胎児だったらの話だ。大きさは181cmぐらいの大きさのある生物だ。

 

「この子の細胞を使ってあることをしたいのだがいいかね?」

「ある事とは?」

 

隆顕が合図すると野座間の社員が医療ベッドで寝かせられている少女を押しながらやって来た

 

「どちらで?」

「わしの孫娘だよ。」

「孫娘……ですか?」

 

孫娘がいる事は令華にとって初耳だった。しかし孫娘の状態がかなりひどく、無数の管が繋がれていて酸素マスクからの吐息が見るからに死にそうなのだ

 

「これを移植したらどうなることかと気になるかい?」

「か、構いません」

「出来れば早くで良い。そのアマゾンから細胞を頂かせてもらう」

 

その発言に令華が反応した

 

「アマゾンと呼ばないでください。この子には名前があるのですから」

「何故だ?鷹山仁と作った実験体アマゾンとは違うのかね?」

「私の遺伝子を入れて作ったのですから私の子供です」

「なら名前をなんて言うのかい?」

 

自分の遺伝子を入れたアマゾンに息子と称して名前をつけてるあたりこのアマゾンを作った人達は頭がおかしかった。

 

「悠………………水澤悠(みずさわはるか)

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

「悠さん!学食に行きましょう!」

「朝から元気だね」

「そう言う悠さんどうしたんですか?眠そうにして」

「ごめん嫌な夢見ちゃったんだ」

 

あの後嫌な夢を見ちゃって三回深夜に起きると言うハプニングが起きちゃってるんですよ。おじいちゃんかて

 

「そうですか。でもそれを言い訳にして授業中に寝ないでくださいよ」

「わかってるよ。心配ありがとう」

 

学食に着き、僕はハンバーガーセット。綾音はステーキ定食を食べてた時だった。相変わらず一夏ヒロインズが花を咲かせていた……が!!

 

「えっ!?一夏の誕生日って今月なのですの!?」

「お、おう」

「いつ!?」

「9月の27日」

「日曜だね!?」

「そうだって。ちょっと落ち着けよシャル、セシリア」

 

そんな驚くことかなと一夏は引き気味だがそんなの知る訳がない

恋するヒロインズには正に馬の耳に念仏かつ寝耳に水。

 

「「え一夏君(さん)誕生日なの(ですか)!!」」

「いきなり来たのかよ!」

「よ、ラブラブ」

 

鈴さんの煽りに悠は別に仲良しだしとツンデレで、綾音はちょっと照れていた

悠、その反応は否定して無いのと一緒なんだよなぁ

 

必死で脳内に叩き込むシャルロットと高級な純白の手帳で9/27と二重丸でメモってるセシリアの隣でハッシュドビーフを食べていたラウラがスプーンを置いた。

 

「一夏、そういうことはもっと早くに言え。戦場に置いて情報の遅れは即死に繋がるんだぞ」

「俺の誕生日で何故戦いが始まるんだ」

「5対1と見せかけてサバイバルバトルだよね」

 

残念ですが既に牽制射撃が始まっています。

手遅れです。

 

「とにかく早く言え。こっちも準備があるんだ」

「わりぃ。別に大したことじゃないかなって」

「………まあいい。問題はこいつらだ。知っていたのに黙ってそのままやり過ごそうなんて思っていただろうからな」

「「ギクゥ!」」

 

口から効果音出てきた幼馴染みコンビ。

楽しくなってきました。

 

「べ、別に隠してたわけではない!聞かれなかったから答えなかっただけだ」

 

目が泳ぎまくって渦巻き発生してますね

 

「そうよそうよ!聞かれもしないのに喋るとKYになるじゃない!」

「この場合のKYは空気を読まないではなく、K(空気を)Y(読んで)が正しいですわね」

 

あーあ、バレちゃったなぁ!!

 

「とにかく一夏さんは9月27日は空けといてくださいな」

「絶対空けとくのよ!!」

「あ、ああ。その日は中学の友達が祝ってくれるから俺の家に集まる予定なんだけど。みんなもくるか?」

「もちろん!何時集合?」

「四時くらいかな。ほら、当日ってアレだろ?」

「キャノンボール・ファストだな。」

「キャノンボール・ファスト?何それ?」

「そっか悠は知らないもんな」

 

ISの高速バトルレース「キャノンボール・ファスト』。本来なら国際大会として行われるそれだが、IS学園があるここでは少し状況が違う。

市の特別イベントとして催されるそれに、学園の生徒たちは参加することになる。

 

といっても専用機持ちが圧倒的に有利なため、一般生徒が参加する訓練機部門と専用機持ち限定の専用機部門とにわかれているのだが。

学園外でのIS実習となるこのイベントでは、市のISアリーナを使用する。臨海地区に作られたそれはとてつもなくでかく、二万人以上を収容できるらしい。

 

「前にどこかのアイドルがコンサートを開いたが満員にすることはできず、それ以降ライブなどの使用申請はないらしいぞ」

「当たり前でしょ。IS用のアリーナだし」

「だとしたらキャノンボール・ファスト用に高機動調整が始まるんだよな。具体的に何するんだ?」

「基本的には高機動パッケージのインストールだけど一夏と悠と箒には無いから駆動エネルギーの分配調整とかスラスター出力の調整。紅椿に至っては展開装甲の調整だね」

「ダメだ頭痛が痛くなるな………」

「同じ事言ってるぞ」

「流石シャルロットさん。わかりやすい」

「高機動パッケージっていうと、セシリアみたいなやつか。」

「ええ。わたくし、ブルー・ティアーズには高機動戦闘を想定したオートクチュールが用意されておりますわ」

 

ストライク・ガンナー。通常出力なら白式・雪羅や紅椿にも匹敵するスピードを出せる特注品。

 

「フフフ、実は今のわたくし向けに改良が施されてるらしいのです。楽しみですわ」

「マジかよすげぇ!!」

「セシリアさん見せてくれよん」

(クレヨン?)

「残念ながら当日までのお楽しみということで」

 

焦らしてくれるねぇ

BT適正値に合ったやつだろうね

 

「ということは、セシリアはこの中で一番高機動戦闘に慣れてるってことだよな。今度超音速機動について教えてくれよ」

 

マズい!一夏ヒロインズは自分が教えようと思っていたばかりにたらりと汗を流した。

だが一夏君の言うとおりことそれに関しては一日の長がある。ヒロインズ各員はセシリアの出方を伺った。

 

「………申し訳ありませんが、一夏さんの要望にはお応え出来ません」

「あぁそうか。」

 

普段なら乗り気なセシリアさんだけど何だかおかしかった。

どうやら放課後になると一人でビットの鍛錬を一人黙々と続けていると聞いている

 

「もしかして……」

「そう。わたくしはまだ納得いきませんわ……」

「セシリア……」

 

セシリアはあの時サイレント・ゼフィルスにやられてしまったが為にそれのリベンジに燃えていた。

 

「何としてもBT兵器のフレキシブルの取得を目指しますわ!!」

「頑張ってねセシリアさん!!応援してる」

 

なんか綾音の視線が怖いような

 

「別に忘れてないからね?」

「知ってますよ。」

「一夏、僕のリヴァイヴは高機動パッケージはないけど、増設ブースターで対応するんだ。一夏が良ければ僕が教えるよ」

「お、そうなのか。じゃあシャルロットに」

「ちょいまち!一夏!今度あたしのとこも高機動専用オートクチュールがくるのよ!だからあたしとやりましょ!」

「それなら私も姉妹機である『シュヴァルツェア・ツヴァイク』の高機動パッケージを調整して出してくれることになっている。本国に長く居る分、開発も進んでいる」

「待て!白式がパッケージを装備できないなら同じく装備できない私が一緒に練習した方が身になるのではないか?」

 

待て待て待て待て!鈴さんのオートクチュール?!シュヴァルツェアツヴァイク!?気になる単語が出て来たぞ!

 

「ねぇねぇ鈴さんラウラさん!それについて教えて教えて!!」

「「少し黙って(ろ)悠!!」」

「うわぁぁぁぁぁぁ綾音ぇぇ!!」

「は、悠さん!!?」

 

二人に黙ってろ言われて僕は綾音に泣きついてしまった。鈴さんは兎も角ラウラさんに限っては労基に相談だ♪

 

「ううっ………うぅっ!!」

「はいはい泣かないですよー」

 

さっきまで争っていた鈴さんとラウラさんはまじか……の顔で見ていた。

 

「ううっ…ママぁ……ってこれやったら気持ち悪がられるから辞めるか」

「賢明な判断ですよ」

 

すると二人はハッとしたのか一夏君にアピール合戦を行う

とまぁあのまな板女とお腹ドリル穴生成女のことを放っておいてきく

 

「綾音はどうするの?打鉄部門と同じ専用機部門の二つ出るのに打鉄・天ノ座間に換装機能あったっけ?」

「打鉄の高軌道用パッケージに天ノ座間に合体するように造られた天ノ座間専用スペシャルパッケージを使います。その名は………んん?!?!」

「あ、綾音!?それに箒さん!?」

 

なんと箒さんが後ろに回って手で口を押さえていた

 

「んんんんー?!?」

「二人が黙ったようにお楽しみにしとこう!な?」

「は、ははひへー!!(は、離して〜)」

 

自分の我儘だと思ったのでやめといた。と言うかセシリアさんとシャルロットさん以外の皆んなは揉めてるなぁ波乱になりそうだよ

 

あ、波乱と言えばそういえば!

 

「そうだ。一夏君は楯無さんから聞いてると思うけど。みんなに伝えておくことがある」

「なに」

「今回のイベントはスポンサーの他にも一般客が大勢くる。それと平行して、思わぬ妨害工作が来る可能性もある」

「まさか、亡国機業(ファントム・タスク)が仕掛けてくるのか?」

「勿論確証はないし、どちらもあり得るしそれだけの話。だけど可能性はゼロではないってことだけ覚えてほしい」

「わかった」

 

それにあのアマゾンの正体が何なのか知りたい。実験体か人間の遺伝子を持つアマゾンかのどちらかの可能性がある。

警戒しとくに越したことではない。

 

「そういえばさ、みんな部活動に入ったんだよな?」

「いきなりだなぁ」

 

そう、学園祭が終わって直ぐに部活に入ってない専用機組に限らず生徒の多くが部活入りしたのだ。

部活入部の期限が迫っていたのもあるが。何よりも一夏君と僕の部活派遣が原因なのは言うまでもなかった。

 

部活勧誘のポスターの多くには『織斑一夏の部活派遣に立候補します!』と書かれたぐらいだ。

結果は大成功。多くの部活は新入部員の勧誘に成功したのだ。

 

「私は最初から剣道部だがな」

「幽霊部員だったろ」

「う、うるさい!最近は頻繁に顔を出している!」

「おぉ」

「冷笑するな悠!!」

「してないよ」

 

一夏君のツッコミに顔を赤くしながら答える箒さん。

聞いた話によると、あの破茶滅茶系剣道部部長からあからさまな「もっと来てくれないかな?」的な花札占いの結果を示されたのだという。

 

「鈴は?」

「あたしはラクロスよ!何処に入ろうかなーってブラッとしてたらヘッドハンティングされたわ!」

「凄いじゃないか理由は?」

「見るからにすばしっこそうだって」

「ああ、納得した」

「なによその言い方。なんか文句あるわけ?」

「違う違う。普通にそう思っただけだ」

 

どうしても一夏にツンツン気味になってしまう鈴。これも二人の仲ゆえなので気にしない。

 

「鈴さんラクロス部に入ったのかぁ。異名は疾風迅雷かな?鈴さんらしいよ。」

「さっすが悠分かってるじゃないの!!」

 

現に部活入りした鈴さんは行きなりポイントゲッターの素質を見せ、エース入りも視界に入っているという。

 

「シャルロットさんはたしか………」

「僕は料理部」

「料理部か!俺と学園祭で回ったとこだな。噂だと悠と鈴と綾音さんと回ったって聞いた」

 

一夏君それどっちだよ。噂と聞いたは別だからね?

 

「う、うん。日本の料理を覚えたいし………そして一夏の胃袋を掴もうかなって………」

 

料理部の出し物のスローガンは見事にシャルロットの胃袋を掴んだようだ。

だが先に掴むのは肝心の言葉を聞かない一夏君の鼓膜なのではと言おうとしたが踏みとどまった。

 

「そうかぁ料理部かぁ。応援してるよ」

「悠の胃袋も掴めたら良いなぁ」

「私の存在を忘れた訳ですか?」

「「それはないよごめん。」」

「ラウラは茶道部か?」

「な、何故わかった!?」

「いや、だって。なあ?」

「「うんうん」」

 

自他共に認める織斑教官大好きっ子のラウラさんが織斑先生が顧問を勤める茶道部に入るのはある意味必然だった。

 

例に漏れず新入部員が入ったらしいが。

 

「てかラウラ正座大丈夫だったのか?臨海学校の時大変だったろ?」

「私だって成長する。あれから必死に練習したのだ」

「ああ、そういえば部屋だと正座で居ること多かったよね」

「教官の前で無様を晒す訳にはいかなかったからとても有意義だったと言えるだろう。それに軍で受けた拷問に比べればなんてことない」

「いや正座は別に拷問じゃないからね?」

「副官の前でもな」

 

ラウラさんのアーミージョークに引くついた。

部屋でも正座かぁ。一夏君の家に来た時もメンタルが強すぎる

 

「そういやセシリアは?お前も帰宅部だったろ?」

「お嬢様だから部活動しないかなと思ってた」

「悠それセシリアを侮辱してると思うのは私だけか?」

「その言い方止めてくださいまし。わたくしはブルー・ティアーズのテストに時間を使いたかったのですから」

「悪い悪い。で、何処の部活入ったんだ?」

「当然、英国が生んだ国民的スポーツ、テニス部ですわ」

「なんともらしいものを」

 

正確な起源は古代エジプトに遡るが、コートを使った通称ロイヤル・テニスの発祥はイギリスにあるらしい。

 

「へえ、もしかしてイギリスに居た頃から?」

「はい。ハイスクール時代では蒼の王女(ブルー・プリンセス)の異名で呼ばれるぐらいの実力者でしたのよ」

「それは凄いな。俺テニスなんてやったことないや」

「同じくだよ」

「なら一夏さん、悠さん。部活に来るときにわたくしが教えて差し上げても宜しいですわよ」

「おおっ、そんときは頼むわ」

「はいっ」

 

ニコリと笑うセシリアさんを見てなんか安心した。

そう言えば綾音を忘れていた。文化祭の時に生物部のブースに行ったらしい。僕はそこで酷い目に遭いました。アゴ太郎をいつかステーキにしてやる。

 

「そう言えば綾音は何の部活に入ったの?」

「生物部です。」

「やっぱりか……」

「生物部に入るのに何でそんな嫌な顔するんだ?」

「いや別に構わないんだけどさ、文化祭の時にセシリアさんとそこに行ったらコモドオオトカゲのアゴ太郎に指を噛みちぎられそうになって」

「あのアゴ太郎ですよね?私には顎を出すぐらい懐いてました。」

「え、すご」

「他の動物も懐いてくれてそれから生物部にスカウトされました」

 

そりゃああの喰人生物(アマゾン)の最高傑作である悠を手懐けている為妙に納得が行くのである

 

「と言うのも私将来は生物関連の仕事に就こうとしまして」

「あぁ、悠と同じ野座間製薬のお嬢様だもんな」

「はい。悠さんを守る為に野座間製薬の会長となって色々とするのです。」

「へぇ、綾音さんって将来を見据えているんだな」

「一夏君も誰を選ぶかの将来を見据えた方が良いよ」

 

そう言った瞬間一夏ヒロインズの視線が一夏君に一点集中。恐ろしいなまじで

 

「………じゃあ俺は部屋に戻るわ」

「待て、誰が指南役になるか決めてないぞ」

「そうよ!逃げようたってそうはいかないわよ!」

「構わず逃げるぜ!」

「「あ、待てっ!」」

 

一夏君逃げ足早くなりましたね。花丸です

 

「それにプレゼント買わないと行けませんわねぇ……わたくしは練習で……」

「うーん………私も追加パッケージの件で買う時間が無いな」

「私も楯無さんに一夏と出力調整で忙しいからなぁ」

 

3人が悩んでいると鈴さんが胸を張って言い始めた

 

「どうやらあたしの出番ね!!」

 

シャ「その声は!」

悠「津田コトミ!!」

 

それを聞いた鈴は悠の首を締め上げる

 

「誰が脳内思春期女じゃごらあああ!!」

「アッ…ガッ…リン…ヨセッ」

「鈴さん落ち着いてください!!悠さんが死んでしまいますよ!!」

 

綾音が何とか止めてくれた。

 

「ゴホッゴホッゴヘッ」

「ったく良い加減にしてよね!」

 

こいつは中国を背負ってるのにそんなことして良いんかと思った箒、セシリア、シャルロット、ラウラの四人だったが……

 

「誕プレのプロと言えば私!!悠!シャルロット!買いに行くわよ!」

「え、それってまずいんじゃ……」

「あ」

 

いきなり鈴さんは僕の手を引っ張って顔を近づけた

 

「あのー悠、聞きたいんだけどさ?」

「何?」

「綾音ってもしかして…………メンヘラ?」

「んな訳ないでしょ只々僕が大好きなだけでしょ?」

「それが問題なのよ!!」

 

綾音はラウラ曰く悠の悪口を言う奴は容赦なく殺すとか言ってたらしくもしかしたら危ない目に遭うかもしれない。悠が。

 

「具体的にどうなんだ?」

「それはねぇ……」

 

 

こっから鈴の妄想なので悪しからず

 

 

「まぁ…………他の人達と遊んできたんですか」

「ち、違う!!そうじゃないんだ綾音!!」

 

目にハイライトがない状態で彼女はホルスターから仕込み剣を抜き取り、悠は後退りする

 

「やめて……いやああああ!!!」

 

場面は切り替わり一夏が自分の部屋に戻ろうとしてる時にドアのレバーに何かビニール袋が掛けられていた

 

「何だ?これ……綾音さんから?」

 

『一夏さんへ。生レバーの差し入れです。何のレバーかは………秘密です』

 

すると前から何かが歩いて来たのだか悠だと分かった

 

しかし悠は壁にもたれかかって歩いており、紅に染まったお腹を抑えており、制服の上に滲み出ていた。

 

 

「………っ!!お、おい大丈夫か悠!!」

「えせ………僕の………!!」

「…………まさかこれって!!」

 

 

「その後悠が死んで一夏は泣きながらレバニラにして食べ……」

「鈴さんッ!!!!」

「「うわぁぁ!!!」」

 

いきなり後ろから綾音が立っており怒り心頭に発していた

 

「悠さんのこと好きですけどそこまで管理したりしません!!」

「いやぁ……これは……」

「けど一つだけ言えます。私は悠さんにはいろんな人と関わって欲しいのでそんなメンヘラなことしません。ぜひ行って来てください」

 

何とか許可を得る事に成功したので明日行く事にした。

 

「もう!一夏で取り合うのは良いけど悠にも同じようなことしないの!」

 

シャルロットは怒って小さくほっぺを膨らます。

  

「………………」

 

つん。と悠はシャルロットの頬っぺたを突いた。

 

シャル「!!?!?!?!?!?」

「あぁごめん可愛くてつい」

「はははは悠!?!?流石にやりすぎだよっ!!」

「グボハアッ!!!⁉︎⁉︎」

 

照れたシャルロットはそのまま発勁を悠に撃ち込み、壁にぶっ飛んでった

 

「えええええ?!?」

「え……?……え?」

「あぁごめん鈴に教わったんだ。てへへ」

「てへへじゃないよ………」

 

 

ーーー♢ーーー

 

 

生徒会の業務仕事と熱帯魚の水槽の掃除と餌やりを終わらせてから自分の部屋に帰ろうとしたその時!

 

「いってぇ!!」

「っ!!」

 

女子とぶつかるハプニングが起きてしまいぶつかった女子にやらかしてしまった

 

「大丈夫っ!?」

「……平気」

 

そこにいたのは髪は水色、眼鏡の奥の瞳は紅玉の赤。

頭にはISのヘッドギアみたいな髪飾りにしては大きめのアクセサリー(どちらかと言うとアームドアーマーDE)を付けた女の子だった。

 

あれ?と言うかこの子の雰囲気どっかで見たことあるぞ?

 

「………あまり見ないで」

「あぁごめん。」

 

外見もおとなしめで若干ネガティブより、喋りなれてもいないみたい。

あとなんだその目の隈が黒いな……絶対寝不足だって

 

「あーあ、こんなにも書類落としちゃって。ほんとごめん」

「良いよ……別に」

 

即座に拾い上げると設計図らしきものに目が入った。

 

「これって打鉄の設計図?何で持ってるの?」

「言いたく無い……て言うか返して……」

「あぁ、ごめん。」

 

持っていたものを渡すとそそくさと逃げていった。

 

 

ーー♢ーー

 

 

とまぁこんな事があって部屋に着いたんだが……

 

「お邪魔してるわよー」

「………ふ、不法侵入者っ!!」

「相変わらず切り替えが早いわねぇ私好きよ」

「仁さんかよ」

 

楯無さんが部屋にIN。

不法侵入するなら一夏君の部屋に………いやいまは一夏君と同居中だったか。

 

「なんかようですか?暇潰しなら一夏君にやってくださいよ」

「ご安心を、ちゃんとからかった後にシャルロットちゃんにバトンタッチしてきたから」

 

順当に修羅場作って退散したなこの人。

 

「で、何か用ですか」

「亡国機業が動いてて、この監視カメラの映像を見てほしいのよ」

 

扇子からスクリーンが写されて一つずつ映像が流れる。

 

一つは基地内の廊下にて羽織っている外套を来た少女と黒いコートを着てその上に黒いマントを羽織っている男が基地にいた部隊を蹴散らしてる様子。

 

二つ目は外からの映像で第三世代機のファング•クエイクとアマゾンMが戦闘し鉤爪らしきものでクエイクをスクラップの如くズタズタにしている映像

 

「これって………」

「ええ、例のアマゾンよ」

 

すると綾音が帰って来た。

 

「って楯無様!何してるんですか?」

「あらぁ綾音ちゃんごめんねぇお邪魔してます」

「何を見てるんですか?」

「綾音には関係………あるか」

 

例の映像を綾音に見せた後綾音は何か考え始める

 

「うーん………野座間製薬はあんな生物じゃないデザインのアマゾンを作った記憶はありませんね。」

「だよね?ベルトもシグマのアマゾンズドライバーのやつとは似てそうで似てません」

「悠君、シグマタイプって何?」

「第四のアマゾンに分類され、人間の死体にアマゾン細胞を移植して生物兵器として成り立たせる最悪のアマゾンタイプです。」

 

すると綾音が目線を逸らした

 

「あぁごめん。こう言う悲しい話は苦手だよね。僕も辛いよ……」

「ああ……そうではなくて」

「ほーら、そんな悲しい顔しないの。綾音ちゃん。後でいい事教えてあげる」

 

 

何するか知らないけどある程度警戒しておいた

 

 

「それじゃあ私帰るからねー」

 

そう言い残し去っていった楯無さん。うーん神出鬼没すぎる

 

「楯無さん!!」

「はい?」

「帰る前にある人とぶつかっちゃって………」

「誰とぶつかったの?」

「楯無さんと同じ……水色の髪ってうぉっ!?」

 

するといきなり肩を揺さぶってきた。早い早い

 

「簪ちゃんとあったの!?なんで!?怪我を負わせてない?」

「大丈夫ですって!!とにかくやめてください!」

「……そう。なら私は帰るわ」

 

今度こそ帰って行った。もしかしてシスコンか?美月と同じか

 

「そう言えば綾音なにしてたの?」

「ちょっと鷹山さんとお話をしてきました」

 

何してんだ綾音!?怖いぞあの人は!

 

「ええっと……どうだった?」

「面白い方でした!」

「でもねぇ中華喫茶の時に仁さんに対して殺意ダダ漏れで接客したらしいじゃん」

「それは謝りました。」

「よく話しかけたね」

 

どうやらアマゾン殲滅を目標とする仁さんに愛する人の力説したらしいけど七羽さんがいるおかげか話が弾んだらしくその後堂々と僕を守る発言をしたらしい

 

「綾音………相変わらず心が強いね」

「色んなことに遭いましたらね。」

 

確かに沢山の手術を受けたにしてはやけに元気だな。

まぁ考えるのもやめとくか

 

「あとさ、何であの時一緒に行こうと提案しなかったの?」

「専用パッケージの準備です。」

「なるほどねぇ。」

 

シンプルな理由でしたとさ

 

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