インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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前回までのあらすじ
クラス対抗戦及びゴーレム襲撃事件を終え、悠は母の水澤令華への報告として家に一時的に帰宅する事に。
そしてフランスからの代表候補生として、金髪の美少年であるシャルル・デュノアが転校してきた。二人目の男のIS操縦者とあって、女の子達は興味津々。一夏と悠は何かと行動をともにするが、シャルルは大きな秘密とは………


第五話 ELUSIVE EMBRACE〜ボーイ・ミーツ・ボーイ〜

「しかし暑いなぁーーー」

 

日曜日。僕はジャングレイダーを走行しながらある場所へ向かう。駆除班に入ってからやIS学園へ編入された時は忙しかったからというかもう戻らないって決めてたけど

 

「一夏君が友達の家に行ってるらしいから僕も報告みたいな感じでね」

 

長時間掛けて水澤宅に着くと玄関から義理の妹である美月と遭遇した

 

「悠!!」 

「美月!!」

 

最初に目が入ったのはやけに気合が入った私服だった、半袖のワンピースに小さいカバンを持っている

 

「今日何処か行くの?」

「うん!友達と遊びに行くの。悠がIS学園での活躍がテレビで特集されててさ、友達がいっぱいできたんだ!悠のお陰だよ」

「そう。美月が幸せそうで良かったよ。」

「もう時間だし行くね」

「いってらっしゃい!!」

 

僕は美月に友達ができてて良かったと思っている。今まで僕に依存してたからね

 

そのまま玄関へ上がり靴を整えて脱ぎ、母さんの仕事室へと向かう

 

「ただいま母さん」

「おかえり悠、座りなさい」

 

僕の母さんは野座間製薬の特殊研究開発部長にしてアマゾン関連プロジェクトの最高責任者だ。

この世界の情勢でアマゾンに関する仕事の責任者として任されることがある

 

「悠、IS学園はどう?」

「最初困惑したけど一夏君がいるから助かってるよ」

「そう、あなたの活躍も聞いているわ。襲撃して来た無人型IS《ゴーレム》の破壊に成功したらしいじゃない」

「うん………」

「私は貴方を誇りに思ってる。これからも友を大切にして勉学に励みなさい。」

「うん。」

「それと学園に帰ったら織斑先生のところへ行きなさいいいね?」

「わかった。母さんも体調管理しっかりね」

 

そう言い部屋を出ていった。

 

「…………それにしても悠にISをつけるなんてどういうことかしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

「おう入れ。」

 

僕は織斑先生にある場所へと連れて行かれた。

 

「何か用ですか?」

「水澤、お前の戦闘能力に目が光るものがある。ISはISにしか勝てないというがお前はゴーレムを織斑、凰と戦って勝利した。」

「つまり……?」

「お前にISを渡すと言うのだ。」

 

それを聞いた瞬間僕は時が止まった。

 

「僕に………IS?」

「そうだ。」

 

一夏君やオルコットさん、そして凰さんと同じく専用機のISを与えられるのだ。

 

「取り敢えず袖を捲れ、アマゾンズレジスターを付け替える」

 

僕は織斑先生の言う通りに袖を捲り座ると女性職員というかナース服の人が現れ、僕の口にタオルを突っ込ませる

 

「〜!?〜!?」

「ごめんね水澤君ちょっと痛いよ」

 

アマゾンズレジスターの留め具を外すとべりりりりりりと音を立てる

 

「ん゛ん゛ん゛ー!!??!??」

 

引き剥がした所を拭き取り、その上に新しいレジスターを付け替える

つけるところは赤ちゃんが予防接種する時のスタンプ型だが、一面に針がびっしりと刺さっているまるで剣山みたい。

 

「ん゛ご゛ぉぉぉ!!!!」

 

何とか付け替えた途端女性達は去っていった

 

「はぁ……はぁ………」

 

痛みの代償に今までつけていたレジスターに眉毛耳を表すように青のラインが入ったデザインのものに付け替えられた。

 

「済まなかったな水澤、女尊男卑のせいで扱いが雑い、何せお前はアマゾンだ何かしら感情があるだろう。まぁ私は違うがな。」

「終わりですか………?」

「あぁ帰っていいぞ。」

 

付け替えたところを触りながら帰っていった悠を織斑先生は見ていた

 

(拭き取った時にもう再生していたな………流石野座間の最高傑作)

 

 

 

「えっほえっほえっほえっほ一夏君と篠ノ之さんにISもらったって伝えなきゃ。えっほえっほえっ…………」

「冗談じゃない!!山田先生!!引越しします!!!」

 

突如篠ノ之さんの怒号が飛んできたので、駆け走る

 

「えぇっ!?今ですか!?」

「篠ノ之さん!どうしたの?」

「山田先生に引越しすることを告げられて一夏はどう思うと聞いたら「お前も俺と一緒なのしんどいだろ」と!!」

「はぁ!?だからって怒る必要な……」

「あぁ!?」

 

えげつない修羅場に山田先生は焦りと目に涙を浮かべていた

 

「一夏君、これは多分君が悪い。篠ノ之さんも頭ごなしに怒りすぎだよ。先生の目の前でさ。」

「…………そうだったな。済まないな一夏、但し食堂のデザートは奢れ。」

「ええっ…………まぁいいや」

 

三人部屋だったが今日から二人部屋となった。

 

「それにしても悠にとってはいいんじゃないか?ベッド使えるし」

「ううん。ソファでも良いよて言うかよくない」

「そうか?」

 

一夏君の鈍感っぷりに呆れた1日で専用機をもらったことすら言えなかった

 

________________________

 

ってあれ…………ここ何処だ?確か部屋で寝てたはずなんだけど

 

僕は何故か周りに石とか水草が生え、岩魚が泳いでいる空間に居た。

 

『ハジメマシテダナ、ミズサワハルカ』

「ってうおわぁっ………であれ?」

 

いきなり知らない人かと思いきや緑色の体表に赤い棘が生え、オオトカゲを思わせるシルエット…………

 

「もしかして……僕の中の僕?」

『アァソウダ。オマエハイマISヲテニイレタハズダ。』

 

IS………あぁそうかアマゾンズレジスターを付け替えたやつか。

 

「そうだけど……何で君がここに?」

『オレハオマエノISガ具象化シタ存在。タダシナマエハナイ………』

「名前………確かにつけてないかも」

『アシタデモイイカラ登録シトケ。』

「じゃあ君も考えてよ」

 

水音が滴る中、二人で考えた末に名付けたのは……

 

 

加速を意味し,ギリシャ文字の最後の文字を取って………

 

 

《アクセラオメガ》にする事にした。

 

「これ好きかも!!」

『オマエニシテハセンスガタカイナ。』

「ありがとう!僕の中の僕!!」

『ジャアナ。』

 

 

__________________

 

 

翌日

クラスは例の無人機の事件でクラス対抗戦が中止になって落ち込んでいたが……山田先生から良いニュースが出た。

 

「えーみなさん!!今日は転校生が来ますよー!」

「え?転校生?」

「この時期に珍しいね」

「どんな子なんだろう」

 

転校生と聞いてみな盛り上がる

 

「それでは入ってきてください!!」

 

入って来たのは身のこなしの良さそうな少年、髪が少し長いため結んでおり、清潔感を感じさせる

 

「皆さん初めまして!フランスから来ました。シャルル•デュノアです!」

 

その転校生はフランスの代表候補生であり一夏君や僕と同じズボンタイプの制服で金髪の美少年だった。

 

「お、男?」

「はい!僕と同じ男子が二人いると聞きましたが………」

 

「きゃあああああああああああ!!!!!」

「うるさっ」

 

クラスメイトは僕が来た時のように盛り上がりを見せた

 

「きゃー!!イケメン!イケメンよ!!」

「しかも守ってあげたい子犬系!!」

「織斑君は爽やか系、水澤君は大人しい系とは違うタイプよ!!」

(僕そんなふうに思われてたんだ………)

 

しかし喜びは続かないなぜならSHRである

 

「騒ぐな静かにしろ。」

 

静かになった。え?織斑先生は鬼◯辻無惨なの?

 

「よし。ではこれから二組との合同練習だ。くれぐれも遅れないように。織斑、水澤。デュノアの案内をしろ」

「はい!」

「分かりました。」

 

移動時間となった時、案の定シャルルは話しかけて来た。

 

「君が織斑一夏君?僕は……」

「あぁ悪りぃ今そんな時間じゃないんだ」

「続きは更衣室でね。」

 

三人は教室を出ていった

 

「俺達の着替える場所がアリーナの更衣室だけだからさ、時間がないんだ」

「へぇーそうなんだ。」

「げっ!?一夏君、シャルル君!あれ!!」

 

しかし道を塞ぐ者達がいた。シャルルに興味がある女子達だ!

 

「いた!織斑君と水澤君と例の転校生!!」

「であえであえ!!」

 

おいおい時代劇かよとツッコみたくなったがそれをシャルルが制する

 

「ごめんね。僕達は急いでるから。また別の機会で」

「「「はーい!!」」」

 

そう言うと女子達は道を開けてくれた。

 

「急げ急げーーー!!」

「ねぇ織斑君、どうして僕達はあんなに目をつけられてるの?」

「そりゃあ男子は俺達三人でウーパールーパー状態なんだよ」

「うーぱー……?」

「日本における珍しい生き物のこと。シャルル君の出身国のフランスだとグレートハムスターみたいなものだよ」

「あぁ、成程ね!そうなんだ………」

 

その後難なくと言ってもいいのか更衣室に着いた。

 

「よし着いたな!俺は織斑一夏、一夏で良いぞ」

「僕は水澤悠、よろしくねシャルル君」

「宜しくね一夏、悠。僕はシャルル・デュノア、シャルルで良いよ」

 

自己紹介してる場合じゃなかった

 

「やべぇ時間がねぇ!早く着替えないと」

 

服を脱ぎ始めた時だった。

 

「うわぁ!!」

「シャルル君どうしたの!?」

「何でもないけど…………早く着替えてね……」

 

こいつ何で恥ずかしがってるのと思いながらも気にせず行く

 

「見ないけど……早く着替えろよ」

 

そう振り向いたらシャルルは見ない間にISスーツに着替えていた。

 

「早っ…………」

「どんなコツがあるんすか?」

「な……何もないよ?ははっ……ははははは……じゃ!先に行ってるね!」

 

そう言いそそくさとアリーナのグラウンドへ行った。

 

「何かおかしかったかなぁ?」

「一夏君、これ毎回着替えるより着ていた方がいいと思った」

「天才かよ」

 

 

そうしてグラウンドに着いたけどセシリアに毒突かれたのはさておき

 

「それでは二組との合同練習を始める!」

クラス一同「はい!!」

「よし、ではまず戦闘を実演するため凰!オルコット!専用機持ちだからすぐ始められるだろう。前に出ろ」

 

呼ばれた鈴とセシリアは気だるげだった

 

「面倒いなぁ……何で私が…………」

「なんか見せ物みたいですわ……」

「……お前らちょっとはやる気を出せ。好きな人にいいところ見せたいだろ?」

「「なっ!!!」」

 

二人は一夏に目線を向けるとフィルターがかかってるのか応援してるように見える

 

「ここはわたくしセシリアオルコットの出番ですわ!!」

「どんな奴でも蹴散らしてくれるわ!」

「ねぇ一夏、織斑先生何をしたんだろう」

「さぁな」

 

「それと水澤、お前もだ。」

「はい!!」

 

悠は何かと気合が入っていた

 

「あら?悠さんISスーツの色変わりました?」

「え?気づいた?!」

 

悠のISスーツは黒を基調とし、下半身に赤のライン、上半身に緑と同じ赤の線が入っている

 

「はぇーこれで悠もIS操縦者の仲間入りってことね。それで戦う相手は誰?」

「わたくしと鈴さん、もしくは悠さんでもいいですわよ?」

 

いやセシリアに悠はまずいだろと皆思ったが千冬が声をかける

 

「お前ら落ち着け、いいか相手はな……」

 

ビュウウウウウン!!!

 

ISの飛行音が上から聞こえて来たが何かおかしい

 

「あっ!!みんな上を見て!!」

 

そう言い皆が上を向くとISを装着した山田先生がこっちに向かってくるでないか!!

 

「うわああああ!ど、どいてくださああああい!」

「えっ……ちょっと………ぐわあああ!!」

 

一夏君は避けきれずにそのまま衝突していた

 

「い、一夏君ーーー!!!!!!」

 

悠が駆け寄ると落下地点からは一夏と真耶が重なっていた

 

「いってぇ………ってうわぁ!?」

「そのぉ……織斑君?せ、先生を押し倒すなんて禁断ですよ………//」

 

山田先生が顔を赤らめていた理由は一夏が山田先生のデカプリンレベルのおっぱいを揉んじゃっていたからである

 

「じゃ……立ち上がりま……ってうおわぁ!!」

 

セシリアのビームライフルが当たりそうになった

 

「あら、惜しいですこと」

「危ねぇだろ!!」

 

セシリアの表情は笑顔でありながらも冷徹な感情丸出しである

 

ガシン!

 

「………待てよこの音って」

 

鈴の双天牙月が連結された音を聞いた瞬間一夏は血の気がゾッと引いた

 

「この変態!!!!」

「ってうわああああ!!!」

 

これはまずいと思った悠はドライバーを装着し変身する

 

『O・ME・GA』

「ヴォォォ!!アマゾンッ!!!」

 

それと自らのISを展開する

 

「はぁぁっ!!」

 

双天牙月を蹴り飛ばし、一夏を庇うように構える

 

「悠……その姿は!?」

「これが僕のIS、名前はアクセラオメガだよ。」

 

悠のIS姿に皆目を奪われる

そのISは黒を基調としながらも緑と赤が混じっており、翼はアマゾンオメガの横に似たデザインだ。

 

「………山田先生!!三体一で勝負しましょう!!」

 

そう言いオメガはアサルトライフルを呼び出す

 

「分かりました……!!手は抜きませんよ!!」

「実力をお見せしますわ!!」

「覚悟しなさい!!」

 

数分後……………

 

悠達は全滅していた

 

「セシリアぁ!!アンタビット飛ばしてるだけで何もしないじゃないこの馬鹿!!」

「なんですってええええ!?そもそも二人とも前に出過ぎですのよ!」

「まぁ……一撃は与えられたから」

 

そう、悠はあの山田先生に攻撃を当てることに成功しており

 

まずはアマゾンレイドを投げ飛ばし、その上にアサルトライフル《FK−3》で単発モードにして当てることで加速させ、山田先生を掠める

 

「しかし水澤君のあの攻撃は少し焦りました」

 

そう言い眼鏡を直す山田先生に惚れかけた悠であった。

 

「山田先生凄い……!!」

「まぁ山田先生は元日本の代表候補生だ。」

(成程………それであの強さは納得がいく)

 

その後の訓練は訓練用ISの操縦にあたってハプニングお姫様抱っこしたり千冬に怒られたが、問題は片付けにあたってだ。

 

「くそう許すまじ女尊男卑……!!!」

 

一人で訓練機の打鉄を運ぶ羽目になった一夏は悠とシャルルに目を向けると

シャルル班の女子は

 

「デュノア君に重労働させないぃ!!」

「「「おー!!」」」

 

そう言いそそくさと運んでおり悠班は

 

「よいしょっと。あとは僕に任せてよ」

「水澤君力すごーい!!!」

「流石アマゾン!!」

 

軽々と持ち上げており、この時初めて悠が羨ましいと思った。

 

 

 

そして昼飯の時間になった

 

「で……何で貴様らがここに」

 

学校の屋上ので俺と箒で弁当を食べるつもりだったがセシリアと鈴もついてきてシャルルにもついてこさせたのだ。

 

「楽しそうだから着いて来た」

「そのまんまの理由ですわね……」

「私の弁当を食べる約束も忘れたわけじゃないからね!

 

そう、鈴は一夏の約束を果たす為に来たのだ。

 

「あのー僕も居ていいのかな?」

 

一夏の隣にちょこんと座り蚊帳の外にいたシャルルは申し訳なさそうに呟くが、それに悠が答える

 

「いいんだよ何故なら僕達はチームみたいなものだからね」

五人「チーム?」

 

突然出て来た言葉に悠以外は疑問に思う

 

「あぁごめん、ここ(IS学園)に来る前に僕駆除班に属しててさ、毎日が命懸けだったんだ。でも僕と同じアマゾンの友達は仲間に拘っててさ、駆除中でも仲間が怪我を負うと心配してくれるぐらい優しいんだ。」

 

悠にとってここは安全だ。でも駆除班の時に得た仲間意識、最初僕はあまり馴染めないと思ったけど戦っていくうちに徐々に馴染めて来て、この経験が今に繋がっている

 

「………長話になっちゃったね。さ、食べよう!!!!」

 

こうしてランチタイムが始まった

 

「オープンthe弁当!!!」

 

鈴はタッパーを開けて皆に酢豚を見せびらかした。あ、これテンション高いな。

 

「おお!酢豚じゃねーか!!久しぶりに食べたかったんだよ!!」

「そ…………それはよかったわ……」

「な!!なら私もだ!!」

 

箒も負けずに唐揚げが入った弁当箱を開ける。

 

「おお!箒の唐揚げだ!!美味しそう!!!」

「ならわたくしの料理も食べてくれます?イギリスにも美味しい料理はあるのですよ?」

 

セシリアは持ってきたバスケットの中身を見せた。

 

「これがサンドイッチ………!!」

「なんだよ悠、サンドイッチもしかして食べた事ないのか?」

「うん。でもまずは唐揚げからいただくね。」

「だね。」

 

三人は唐揚げを食べた瞬間感激する

 

「う、美味い!料理の腕を上げたな箒!!」

「て……照れるではないか……///」

「これパリパリしてて塩っぱい!」

「タンパク質の吸収効率が高いし美味しいよ。隠し味に何か入れてるでしょ?」

「おっ!よく気づいたな!!おろしニンニクと大根おろしを揉み込ませたのだ。」

 

箒の唐揚げが圧勝と感じた鈴は一夏達にタッパーをテーブルに置く

 

「味には自信があるわ!!さぁ!今すぐ!」

「分かってるってぱくっ………美味い!腕を上げたな!!」

「えへへへ……//( ◜ᴗ◝)」

「酸味があるけどいける!シャルル君も食べてみてよ!」

「本当だ食べやすい!!」

 

そしてついにセシリアの番だ、

 

「エッグサンドいただきまーす!!」

「僕はベーコン!!」

「なら僕も!」

 

二人はそれを食べた瞬間、一夏は青ざめ、悠は感情を無くした

 

「どうですか?」

「あぁ美味しいよ………」

「独特だね………」

「これでイギリスにも美味しい料理が……」

「ねぇオルコットさん。これ誰が作ったの?」

 

無表情で質問する悠にセシリア以外が冷や汗をかいた

 

「普段料理を作らないわたくしが直接作りましたのよ!一夏さんは喜んで食べていら…………」

 

悠はベーコンサンドを一気に食べ飲み込みセシリアに不満をぶつける

 

「はっきり言って美味しくない!!こんなもの僕の友達が食べたら「うわぁ〜ん!べちょべちょしてるぅ〜」って言うかもしれないし、コンビニのやつの方が断然美味しいと思う!!!!」

「………………………………………( ゚д゚)」

 

セシリアは悠の言葉の猛攻を受けてフリーズする

 

「…………あっ!!ごめんなさいオルコットさん!!言いすぎた!!」

「そ……その通りかもしれませんわ………チーン」

「セシリアぁぁ!!!!」

「返事がない、ただの屍のようだ。」

「やかましいわよ箒」

 

こうしてランチタイムは怒涛の展開が広がって終わった。

 

翌日……………

 

「えー今日皆さんにお知らせです!……またお友達が来ますよ…………。」

 

少し落ち込んだ口調で告げた。

「えー?また転校生?」

「二連続このクラスだなんて珍しい」

「ねぇ一夏君、何かおかしない?」

「うーん何か仕組まれてるかもな」

 

ざわざわするクラスに山田先生は静かにさせる

 

「皆さんお静かに!!とにかく、ドイツから来た転校生のラウラ・ボーデウィッヒさんです!」

 

また現れた転校生は身長は鈴と同じぐらいかそれ以上かの身長で、銀色の長髪で眼帯をしており、ジャイアントロボの敵組織の幹部か、世紀末の軍隊の大佐がつけてそうなデザインだ。

 

「ボーデウィッヒ、挨拶しろ」

「はい、教官。」

 

一夏はラウラの教官という言葉に引っかかった。

 

「何か知ってるの?」

「あぁ、たしか千冬姉はドイツの軍の教官として派遣されてた時期があったんだよ。」

「成程………」

「ラウラ・ボーデウィッヒだ。よろしく頼む。」

 

ラウラと呼ばれる少女は俺の元に近寄り俺の頬に憎しみを込めてビンタしようとしたが僕が咄嗟に腕を掴む

 

「………その手をどけろ」

「こっちのセリフだよ……!!!!」

「お、おい悠よせ!(まずいこの殺気はセシリアの時と同じだ!という強くなってない!?)」

 

睨み合ったのちに手を離しラウラはこう宣言した

 

「織斑一夏………!!私は認めない!貴様が教官の弟である事を!水澤悠!!貴様は駆除すべきアマゾンだ。」

「…………お前っ!!!!」

 

悠は暴走しラウラに掴みかかるが一夏と数名の周りの女子が押さえ込む

 

「水澤君だめだよ!!」

「目を覚ませよ悠!!」

「オマエハァァァッ!!コロス!!ユルサナイ!!」

 

最初の馴れ初めは地獄へと化した。果たしてどうなることやら………

続く




ここまで読んだ貴方に祝福を!略してこよた

というわけでしてついにラウラ登場ですよまじで
最後の悠らしくないセリフとラウラのセリフはその後の展開につながるかもしれないので目を離さないように!!
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