インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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第六十八話 人喰い(アマゾン)に染まる

突如レース場を襲撃したISの手により祭典は惨状になった。

 

歓声は悲鳴へと変わった。

応援は怒号へと変わった。

狂喜は恐怖へと変わった。

日常は非日常に変わった。

 

自分は安全だ、そんな考えが吹き飛んだ瞬間。

アリーナのシールドに守られてるなんてそんなことお構いなしに観客は出口へと駆け込んだ。

 

落ち着いて避難してくださいと呼び掛けるスタッフの声は誰一人届くはずもなく、我先へと逃げていく。

 

「きゃっ!」

「蘭ちゃん大丈夫!?」

「は、はい、」

 

老若男女お構いなしに、そこには優劣など存在せず、まだ中学生の蘭はぶつかった衝撃でよろめき転びそうになった。

 

「このままじゃ危ないから端に行くよ!」

「落ち着いてますね……」

「だってこれよりも怖いもの経験してるし」

 

しかしそんなのお構いなしにレーザーが発射された音に蘭はビクッと身体を震わせた。

蘭は先程の襲撃者が一夏に向けて発砲したことを思い出した。

 

(一夏さん………大丈夫なのかな)

「ねぇ蘭ちゃん。」

「はい?」

「やっぱり怖い……でも安心して」

 

震えながらも蘭の手を握る美月。年上として年下を守らないでどうすると覚悟を決める

 

「悠が何とかしてくれる。だって悠は強いんだから」

「美月さん……」

「兎に角走るよ!」

「はい!!」

 

美月がいるおかげで蘭は少し安心したが不安は残ったままである

 

「っあごめんなさい!!」

「大丈夫?お姉さんについて来なさい」

 

水色の髪の女性が二人をある場所に案内する、その場所は用務員室

 

「ここにいてて。訳を聞かれたら生徒会長に言われたからって言っといて」

(生徒会長!?私よりかっこいい……)

 

しかし美月はいきなり案内されたので警戒した。夏休みの誘拐事件を学習したからだ

 

「貴方は誰なんですか!!もしかして………この騒ぎの……」

「あぁ警戒させちゃってごめんなさいね。私は一夏君と悠君の知り合いだから安心して。」

 

そう言い残して彼女はドアを閉めた。

 

「……………安心しました」

「そうだね」

 

ーー♢ーー

 

「BT2号機!今日こそここで!!」

「あっおい待てよセシリア!!」

「セシリアさんっ!!」

 

ゼフィルスを見るや突貫するセシリア。その目は闘志と使命感が宿っていた。

 

「各機セシリアさんをフォロー!数で囲め!それと奴のビット捌きに翻弄されるな!」

「「了解!」」

 

綾音やセシリアさんやみんなを追い詰めた襲撃者。叩き潰したい気持ちを押し込み皆に指示を出す

 

ブルー・ティアーズのスターライトMK-Ⅳと紅椿の空裂がゼフィルスに向かう。

襲撃者は特に回避することなく不適な笑みを浮かべ、シールドビットのエネルギーバリアで射撃を弾いた。

 

そしてゼフィルスの腰にマウントされたビット六基が射出、手持ち火器のスター・ブレイカーを合わせた射撃が光の雨となって降り注いだ。

 

「うわっ!」

「くっ!なんて正確な射撃だ」

 

そして後方から攻撃しても的確にシールドを置かれるか回避される。

ビット使いの利点は一対多を想定出来ること。そのなかでもこの使い手は相当のやり手だ。

こちらにも同型機のセシリアがいるが、彼女は今通常のビットは使えず、今も大型ビット2基を飛ばしているが。手数の差は歴然だった。

 

更に。

 

「うあっ!曲がる!?」

「これがフレキシブルか!ログでは見たけど、歪曲率が想像以上だ!」

 

奴にはセシリアさんにはない特異技能、|偏光制御射撃『フレキシブル》を使う。

一度撃たれたレーザーのどれかが360度何処へでも曲がりくねり、なかなかゼフィルスに近づけないでいる。

 

フレキシブルを相手取るのがここまでとは。

 

「やってくれるなぁ……!!一夏君は何とか膠着状態に持ち込んで!」

「分かった!」

「シャルロットさんはルートを作れ!」

「援護するぞシャルロット!」

「了解!」

 

シャルロットがアサルトライフルで牽制、ラウラがレールカノンで進行ルートを構築する。

 

弾幕が薄れたところを一夏が突っ込んだ。

襲撃者ーーエムは直ぐにフレキシブルを一夏に向ける

 

「うおぉぉぉ!!」

 

着弾の瞬間一夏が霞衣を展開。

向かってくるレーザーをかき消し、その身体に零落白夜を纏った雪片弐型をぶち当てた、がエムはスター・ブレイカーのバヨネットでガードした。

 

「くっ!狙いはなんだ!亡国機業(ファントム・タスク)!」

 

一夏の質問を意に介さずバヨネットで弾いたのち回し蹴りを繰り出す。

 

「っ!なんのっ」

 

それをすんでのとこで回避した一夏が回転の勢いで雪羅のクローで斬りつけるが紙一重で躱された。

 

ライフルを向けられ一夏は霞衣を発動。

だがスター・ブレイカーから出てきたのはレーザーではなく実弾だった。

スター・ブレイカーはスターライトMK-Ⅳと同じく実弾とレーザーを使い分けれるタイプだった。

 

霞衣を素通りする実弾に一夏は地に弾き飛ばされた。

 

「なに!?ぐあっ!」

「フン、茶番だな」

「乱入してその言い草はねえだろ!」

「っ!」

 

一夏と入れ替わる様にオメガのアマゾンブレイドがゼフィルスのスターブレイカーを受け止める

 

「よくもやってくれたな……!!」

「貴様かっ!!」  

 

 

 

ーーー◇ーーー

 

 

 

観客席の一角、観客が避難したにも関わらずただ一人サングラスの奥から戦闘を眺める赤いスーツを着こなした女が居た。

 

「流石ね、エム。これだけの相手と渡り合えるとは。といってもいつもみたいに攻めきれてないわね。調子悪いのかしら、それとも」

 

IS学園専用機の練度が数的有利に比例してしまっているのか。

 

耳元のゴールドイヤリングを光らせるその女性はレース開始前に楓とぶつかった女性だった。

 

「しかしファーストとセカンドマンも良い動きをするわね。エムに接近出来るなんて………ん?」

 

ポケットで震えるスマホを取り出し、画面を見て息を吐いたあと耳に当てた。

 

「どうしたのマグナリオ」

『早くエムにあれを使わせたらどうだ?ぎゅうぎゅう詰めになったお陰で実験体の反応が高まっている。』

「もう使い時ね。因みに貴方はどこにいるの?」

『お前の向こう側だ。』

 

向こうを見るとそれぞれ逃げ惑っては人混み中から王の風格をした男が立っていた。

 

「…………そうね。エムに連絡する」

『あぁ助かる』

 

 

電話を切り終えたマグナリオは素敵な笑いを周りにわかるように上げた。

 

「お前……何で笑ってられるんだ!!」

「何でって………お前らの本性がわかってしまうからなぁ!!」

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

『VIOLENT PUNISH』

「ハァァッ!!」

 

ビットを回避しながらもオメガはエムを追い詰める

 

「お前……強くなったな。」

「ハァッ!!」

「だが弱い!」

「グハァッ!!」

 

エムに至近距離でスタープレイカーが至近距離で当たってしまう

 

「悠さんっ!!」

「綾音来るな!!」

 

双剣を構え助けに来た綾音もビットの餌食を食らう

 

(だとしてもあのビットがうざすぎる)

「そうだアマゾン。貴様に地獄を見せてやる」

 

そう言い観客席の方に謎の装置を向ける

 

「まさか………やめろ!!」

 

オメガの言葉も虚しく謎の装置から粉塵が撒き散らされ、それが逃げ惑う人達に降り掛かる

 

「何をした!!」

「お前は気づいている筈だ。観客席の中に実験体が巻き込まれてるのをな!」

「嘘だろ…………」

 

 

観客席から一気に異常が発生した

 

「っぐ………ぐああああああ!!」

「あ、貴方!?ってきゃあぁぁっ!!」

 

100体以上の実験体が確認されたが、アマゾンと接触した人間もいきなり覚醒し合わせて2800人ぐらい増加した

 

「ふはははははは!!!まさに地獄絵図だな」

「よくもぉぉぉぉ!!!」

 

悠は何となく感じていた。キャノンボール開始前に会った僕のファンと名乗る人達。

 

あれが逃げ残った実験体だと知っていた。

だけど僕はそれを見逃した。僕目当てで観に来たんだから見逃した。

 

だがそれが仇になってしまった

 

「よそ見をするな」

「ぐわぁぁ!!」

 

6基のビットのレーザーがオメガの身体に直撃し地面に撃墜されてしまう

 

「「「「「悠!!!!!」」」」」

「「悠さん!!!」」

 

そのまま後を追いオメガの上に立つ

 

 

「………っ!!」

「私はお前を…………殺したかった!!」

「グハァァッ!!」

 

そのままオメガの腹部にナイフを突き刺し、動けなくする

 

「よくも悠さんを………はぁぁぁぁ!!!!!」

 

ゼフィルスの後ろから綾音が斬りかかろうとするが躱されそのまま突き飛ばした

 

「あっ……あ、綾………音………」

「お遊びを続けようかッ!!」

「ブゴホォッ!!!」

 

 

ーー♢ーー

 

 

「丁度いい!!アマゾンの楽園ッ!!!…………あ?」

 

マグナリオが見たのは退場口から一気に4Cの部隊とモグラのアマゾンと一緒に戦いながら喰われるのを回避した一般客を逃がしていた

 

それとおかしいのが三人のアマゾンも人間の味方をしてるという事だ。

 

「これじゃあ時間の問題だな」

 

そう言い腹部にアマゾンズドライバーを装着し、紫色のコンドラーアイを装着する

 

『TERROR』

 

「アマゾン」

 

アクセラーグリップを捻った瞬間周りにいたアマゾンや人が一気に溶けてそれが白色の物体となりそれらがマグナリオの体を包み込む

 

『SCARYー!!ZU!ZU!ZU!ZUKEY!!!』

 

ラファールをつけてない状態で変身した姿は両腕に鉤爪が付いておりその姿はまるで化け物だった。

 

「ッヴァァ!!」

 

するとアリアマゾンが襲いかかるが鉤爪で上に持ち上げた後叩き落としそのままズタズタに引き裂いて殺した。

 

「もう十分なタイミングだ。行け」

 

そう言い掌を上へ翳すとドーム外から7機のコンテナが発射され観客席ごとに配置されそれが開くと中から人型のものが現れた。

 

「新たなる兵士の誕生日だな」

 

そいつらは一気に覚醒した実験体を食事中や戦闘中にも関わらず取り込み,ヘルメットが自動的に装着される事でアマゾンオメガを虐めているエムの前に立つ

 

「さぁ、こいつらをどう対処…………」

 

『ALPHA』

「アァマゾォン!」

『BLOOD AND WILD!! W・W・W・WILD!!』

 

飛びかかってきたアルファのアームカッターを受け止め距離を取り彼と対峙する

 

「へぇ………なかなかやるじゃねぇか」

「貴様こそなアマゾン殺し」

「お前、何が目的なんだよ」

「俺の目的?そうだな………………………

 

 

 

 

アマゾンが上位種族として存在し、人間が家畜の世界を作る事だ。」

 

それを聞いた瞬間アルファはバトラーグリップからアマゾンブレイドを引き抜き逆手持ちで構える

 

「そうか…………なら貴様も狩ってやるよ!!!」

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

地獄絵図とかしたこの場にスコールと名乗る女性はは相変わらず見続けていた

 

「しかし思ったより専用機持ちの動きがいいわね。先程のレースといい、ルーキー達も強くなってるのかしら」

「それはもう、私の自慢の後輩だもの」

「あら」

 

肩にかかった髪を払いながら優雅に振り向いたスコールの先には、IS学園最強の生徒が居た。

 

「日本の更識家の若き当主にしてロシア国家代表。更識楯無」

「そういうあなたはモノクローム・アバターのリーダー、スコールね。亡国機業(ファントム・タスク)実働部隊の一つの」

「あら、そこまで掴んでるの?拍手してあげる」

 

パチパチと子供の成功を喜ぶように手をたたくスコール。

彼女を知っているというのに驚かないのは高い確率で自分と接触することを予見していたからだろう。

 

「レースに参加しないで警備一本だなんて、真面目さんね。若い子は適度に息抜きしないと駄目よ?」

「ご忠告ありがとう。おばさん」

「あら失礼しちゃう」

 

スコールは虚空から出したナイフを数本楯無に向かって投げつけた。

楯無は焦ることなく蛇腹剣、ラスティー・ネイルで残らず弾き飛ばした。

 

「『モスクワの深い霧(グストーイ・トゥマン・モスクヴェ)』だったかしら?もう霧は晴れる季節じゃなくて?」

「それは前の名前、今はミステリアス・レイディって名前なの」

「へぇ、そういうこと」

 

アリーナ内で大きな爆発が起きた。

それに目もくれず一定の距離を保つ二人の目は鋭かった。

 

「助けにいかなくていいの?」

「生憎あっちには現場を任せられる頼もしい生物委員と副会長がいるの」

「水澤悠。作られたアマゾンの中で最高傑作と言われる子ね」

「無駄話はここまでにしましょう亡国機業(ファントム・タスク)。わざわざこんなところまで来て何が目的なのかしら?」

「直ぐにわかるわ。だから私はそろそろお暇するわね」

「させると思うのスコール!!」

 

ラスティー・ネイルがしなり、コールした蒼流旋からガトリングが火を吹いた。

正確に捉えたが楯無の顔色は優れない。それは目の前で金色の繭を展開するゴールデン・ドーンに包まれたスコールの姿があったからだ。

 

「やめましょう?あなたのISは私とは相性が悪い。その機体で私のISを突破するのは至難の技よ?」

「勝てない、倒せない相手なら時には引くことも大事。だけど、必ずしもそれが引く理由にはならない。あの子たちが頑張ってるのに、生徒会長である私が尻尾巻いて逃げる訳にはいかないじゃない?」

 

楯無も腕だけの状態から一瞬でフル装備に換装する。

 

目の前にいるのはオータムとは比べ物にならないレベルの大物。

意地でも逃がすわけにはいかなかった。

 

『AMAZON SCRAP!!!』

 

それと向こう側でも戦闘が繰り広げられおり、人形のものを装着しなかった実験体含めて巻き込んでアルファに裂傷を加える

 

「それと聞きたい事があるんだけど答えてくれるかしら。」

「何よ」

「あのアマゾンとさっき飛来した物達の事!」

 

スコールは教えようか迷ったけど教えることした。

 

「良いわ。まずあのアマゾンはアマゾンM。彼の正体は数多もの並行世界を滅ぼして来た厄災そのもの。」

「並行世界…………パラレルワールドって事かしら」

「そう。この世界に何か違和感を感じないかしら、」

 

楯無は違和感について考え始める

 

「トラロックガスに数年前まで存在してなかった人間の遺伝子を持つアマゾン、そして新型ネオアマゾンズドライバー。時系列がおかしい事になってる事に」

「へぇ………でも厄災が実体化する事はない筈よ!アマゾンが厄災だと言いたい訳!?」

「そうねぇ…………彼が他の世界で見た物をこの世界に持って来たと考えたほうがいいかしら。アニメで例えるなら………旧ハガ◯ン」

 

他の世界の存在。そんな非現実があり得ないが(アマゾンM)の存在が現実と化していた

 

「それと人形兵器はISを使わない操作式パワードスーツ。通称【デュラハン】。だけどそれは99%の未完成のまま射出されたのよ」

「なら何でよ」

「そこにさっき覚醒した実験体アマゾンに装着させる事で完成するの」

「だから出て来た時に頭がなかったのね……」

 

兵器の名前は【デュラハン】

自由自在に動かすとなればビット型より困難だが、単純な命令コードを打ち込めば後は半自動的にAIユニットで動いてくれる。

 

因みに装着されたアマゾンの動かない所まで動かすので確実に死ぬ物だ

 

「これで分かったかしら。私達が何をしたいか」

「………まさか!本来影の情報のアマゾンを公にする事で悠君を社会的に殺すつもり!?」

「そうよ。アマゾンはISよりも危険な存在。消す必要があったからね。それじゃあ私はここを去るとするわ」

「待ちなさい!」

 

しかしその前にスコールの上からレーザービームが飛んできたのだが上を見ると白と黄色のISが飛んできた

 

「チェェェェエストォォォォォ!!!!」

「っ!!」

 

白剣がスコールの尻尾を掠めた。その正体は日本代表の来栖曄(くるすあきら)とエンペラー・アルビオンの姿である

 

「よくもまぁ妹の知り合いの水澤悠君の祭典を邪魔してくれたわね!!細切れにしてやる!」

「日本代表が何故ここに!?」

「妹の知り合いやその知り合いが危ないと感じて来たから飛び込んできたのよ!」

「姉の鑑として尊敬しますよ」

 

曄はそう言いもう一本の白剣を引き抜き二刀流で構える

 

「ほぉ、ならあの子が相手をしてあげる」

 

そう言い上からラファール・リヴァイヴが地に降りて来てアサルトライフル二丁持ちながら構える

 

「それじゃあね」

「待ちなさい!!!」

 

スコールを追いかけようとするがラファール使いは簡単に通してくれない

 

「一つ聞く、貴方は何者よ!」

「…………」

「聞かないのなら………倒すのみ!行くわよ楯無当主!!」

「了解!!」

 

 

ーー♢ーー

 

 

「てめぇ!!よくも悠を!」

「そうだ。お前らに一つ見せたい物がある。」

「世迷い言を!」

「来るぞ」

 

エムが言ったことの意味を理解しようとした時、ISのアラートが鳴った。

 

「え、これって」

「アリーナのシールドが解ける!?」

 

上を見ると、シールドの天辺が徐々に穴が広がり始めた。

 

更に新たなアラート表示が。

 

「今度はなに!?」

「5時方向から飛翔体接近!数7!」

「ミサイル?それとも敵の援軍?」

「来るぞ!」

 

観客席に降り立ち,コンテナから人形兵器【デュラハン】が実験体アマゾンを取り込み、そいつらがステージに向かってくる

 

IS学園の7機がエムから距離を取る。エムの周囲に、ISより一回り大きいサイズの物達が降り立った。

 

女性的なシルエットだが、頭部は実験体アマゾンをメカメカしくした姿でそれぞれが違う頭部をしていた

 

手はダガーと一体になった銃口になっている。目はラインバイザーで覆われ、鎖骨から肩にかけてブレードアンテナが伸びていた。

背中にはバックパックと思われるランドセルユニットが備わっている。

 

その数はなんと700体

 

いくらなんでも多すぎる。地面に立ってる者や浮いてるやつも居る

 

7対1が一気に7対701となった

 

逃げる敵を追うようにロボットはフロート移動で、半分はランドセルユニットのスラスターを吹かし一夏達を追従した。

 

「こいつら!数に物を言わせて!」

「変だよ!こいつらからIS反応がない!」

「ということは純粋にロボット兵器だって!?そんな馬鹿な!」

 

各機がロボット群に射撃を試みた。

だが相手は深く切り込もうとせず直ぐに回避運動を優先して引き気味に戦っている。

 

「ちょっと!今のロボット工学ってここまで進化してんの!?」

「違う。こいつらから電波が飛んでる。遠隔操縦で動かされてるんだ!」

「まさか、これ全部サイレント・ゼフィルスが操ってるというの!?」

「そんなっ………」

「皆狼狽えるな!!」

 

一夏達の士気が下がり始めたが、ラウラが激が飛んだ。

 

「とにかく迎撃だ!コアがないってことはシールドバリアもない!ということは!」

 

ラウラが強引に射線を突っ切り、レールカノンの最大出力で複数体を吹き飛ばす

 

「破壊可能だ!私達の最優先事項は悠を助け出す事!行くぞお前ら!」

「「「「了解!!」」」」

 

その中で綾音は焦燥感に駆られており今までにない心拍数を感じていた

 

(早く………早くしないと………悠さん……悠が………)

 

 

 

私の愛すべき人が殺される……!!!




久しぶりの登場ですね

オールスターかよ
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