キャノンボール・ファストが行われ、襲撃者の手によってアマゾンの巣窟になったスタジアム。
その上には無数のドローンが配置されておりそっからガスが散布されていた。
「…………………悠?」
そこにいたのは志藤真であり、他の駆除班がバンに乗ったが、彼だけは立っていた。
「ねぇーマコさん行きましょうよー。マモちゃんも一夏君の誕生日会に行くってのにさ。」
「まぁ待てよ。てか悠の様子なんか変だぞ?」
ISを解除し、立ち尽くす悠に志藤は隣に立つ。
「(アマゾンに捕食されたとはいえこの再生能力……相変わらず凄いな)………で、何でここにお前が居るんだ?」
「志藤さん…………ここにアマゾンがいたの知ってますよね。僕はその……見送りに来たんです。」
「見送り?誰のだ?」
「…………このスタジアムにいた僕のファンを名乗る人達」
「まさか………!!」
志藤は全てを察した。福田の情報通りだった。
「キャノンボール・ファスト開催前に僕のファンを名乗る人達が現れて……最初あぁただのファンかと思ったんですよ」
「それの正体が実験体だったってわけか」
「はい………本来なら志藤さんに言うべきなんですけど、皆が楽しみにしていた祭典に泥を塗りたくなかったんです…………これって僕が間違ってましたか?」
悲しみと怒りがこもった悲痛な声に志藤は掛ける言葉を失った。
「あぁ………確かに間違ってるかもしれないがな。お前なりの優しさだろ。周りの迷惑を掛ける駆除なんてありえないもんな。」
「志藤さん………僕もうIS学園に一旦戻ります。」
「あぁ。」
一人になった志藤は今日が何の日か思い出した。
「………………誕生日だなんて言えないな。」
ーー♢ーー
「…………………………………」
ここは野座間製薬国際営業戦略局の傘下の組織である4C本部。
局長室の周りをうろちょろうろちょろする橘雄吾局長が居た。
「局長ー?トイレならあっちっすよ。」
「違ぁぁぁぁぁぁう!!!私は今!とんでもない問題にぶつかってるのだよ!!」
札森の間違いな心遣いにキレる中黒崎は普通だった。
「アマゾンの駆除には成功したし別にいいだろ。てか対アマゾン用ガス兵器があるくらいなら最初から使えっての」
「…………確かにそうだ!でも問題はそこじゃない!!公の場でアマゾンの存在が確認され、隊員の死亡と高電圧弾銃の強奪!最後に大問題なのが………天条会長の孫娘がアマゾンになったことだぁぁぁぁ!!」
「え、あの会長結婚してたんだ。」
「似ても似つかねぇな。」
「あああああああもう私はどうしたらいいのだぁぁ!!!」
ソファにくつろいでいる黒崎と札森とは別に橘は頭を抱えだす
「心配はありません局長。」
すると歩いてきたのは水澤悠の母親でもあり野座間製薬国際営業部本部長水澤令華が現れた。
「アマゾンの存在が公になった事で皆の意識が変わります。それに天条綾音様はアマゾン細胞を移植したので悪しからず」
「た……鷹山仁と同じ……!!?」
「それに…………アマゾンをビジネスとしていたあなたにとってはとても有利な事では無いですか?」
令華の後ろから今度は違う男が歩いてきた。
「貴方は……!」
「み、御堂!?貴様どうしてここに!」
「誰だ?」
御堂と名乗る男はサングラスを取りそれをポケットにしまう
「初めまして。野座間製薬IS特殊開発研究局本部長の
「何故君がここに居る!」
「何故って………アマゾンの新しい活用方法を考えたんですよ。」
御堂はそう言い橘に耳打ちをしたら、橘は歓喜をあげた
「おぉぉぉ!そう言う使い方もあるのかぁ!」
「えぇ。早速取りかかりましょう」
この怪しさプンプンなやつに3人は少し怪しんだとさ……
ーー♢ーー
「………んん」
セシリアが目を覚ますと。白一色の世界。
天井も、壁も、床も。そして自分が横たわるベットさえも。
「ここは………」
横に誰かいるなと思い見てみると綾音が眠っていた。
起き上がると同時に鈍い痛みがセシリアの脳に届く。見てみると右腕が包帯とギプスで固定されていた。
「セシリア!!」
「一夏さん!?」
一夏が身を乗り出しセシリアと間合いが近くなる
「ち、近いですわ!」
「す、すまん!………それにしても良かったぁ。悠がその後サイレント・ゼフィルスを倒す為に俺がセシリアを運んだんだからな」
どうやらサイレント・ゼフィルスとの戦いで気絶した後一夏に運ばれたと聞いてセシリアは顔が真っ赤に染まる
「ど……どうしたセシリア?」
「一夏さん………その時どうやって運びましたの?」
「そりゃお姫様だったみたいな感じで」
「!!!!!」
少し興奮してしまい右腕が痺れてしまう
「だ、大丈夫なのかよ!」
「え、ええ。(あぁ〜〜!思い人に運ばれてわたくしはなんて幸運なのですの!!)」
大怪我の代償がフレキシブルと好きな人がお姫様抱っこしてくれたと言う割に合ってなさそうな事に心中で歓喜したセシリアであった。
「うっ……ここは……」
「綾音さん!!」
「目が覚めましたのね!」
起き上がった途端だが、綾音は凹んでいた。それもそのはず彼女はアマゾンとして覚醒してしまいもう合わせる顔が無いと思っていた
「心底お察ししますわ……」
「私これからどうしたら良いんでしょうか……もう、私は人間じゃ……」
「そんな事ない!綾音さんは今まで人として生きたんだろ!でもそれだけで俺達が軽蔑すると思うか?」
「ありがとうございます一夏さん……」
一夏の励ましにより少し気持ちが落ち着いた。その瞬間ドアが開き、悠が戻ってきたが滅茶苦茶凹んでいた。
「綾音………無事だったんだ。怪我はない?」
「大丈夫ですよ!……ゲホッゲホッ」
「あまり無理しないで。僕が君を止めるためにアームカッターで切り裂いちゃったんだから。ごめん」
「気にしてないですよ!」
「悠遅かったな。」
「取り調べが長引いちゃったんだ。」
「お前流石だよ。ゼフィルスとの戦闘で何とか上空で被害を出さないようにしたもんな」
「あれは無意識で………てか一夏君取り調べは?」
「悠がどっか行ってる間に終わらせた。」
「そっか。」
とまぁ二人が寝ている間に何があったのかと言うと
二人が寝てたのは6時間ほどで、もう夕方だということ。
アリーナに現れた人型ドローン兵器『デュラハン』の動力にはアマゾンが使われていたこと。
箒が新武装を手に入れてデュラハンや実験体アマゾンを一掃したこと。
悠と一夏が市街地飛行、及び戦闘で取り調べをうけたこと。
キャノンボール・ファストは当然ながら中止。
なんかイベントごとに事件が起きてるよな、と。予想してたとはいえ悠も意気消沈した。
「とまぁ色々あったけど何とか解決したな!!」
「そうかな………」
「「?」」
悠が異様に落ち込んでるのを見て皆が違和感に感じた。
「どうしたんだよ悠。さっきから落ち込んでて。」
「わ、私は無事ですよ!それにさっきからなんだかお腹すいちゃって……」
「いや違うんだよ…………あの実験体アマゾンのことだよ」
「それがどうしたんだよ」
「何で…………殺されちゃったんだろう。」
「………な、何言ってんだよ」
悠の突然覚醒したアマゾンを庇う様な発言は一夏を困惑に陥れた。
「だって………アマゾンだって生きてたのかもしれないし、やっぱり可哀想だよ。」
「お前……それ見にきた観客にも言えるのかよ!」
俺は衝動的に悠の胸ぐらを掴んでいた。
皆が危ない目にあったし、セシリアや綾音や皆が危ない目にあったってのに悠はアマゾンの心配をしてるのだ。
「一夏さん!?」
「観客席には蘭や美月さん、色んな人がいたんだぞ!もしも食われていたらどうすんだよ!」
「でもあそこには未覚醒のアマゾンだっていた!アマゾンだから殺されて当然だと思わないで!」
「でも悠はそう言うのを今まで殺してきたんだろ!」
あれは悠を突き放し、悠は尻餅をついてしまう
いままでとは比べ物にならないくらい怒っており、悠の身勝手な発言に納得が行かなかった。
「全部に……同じ気持ちなんて持てないよ……!それ悪いことなの??!」
「………」
「僕はアマゾンなんだよ!同族が勝手に覚醒させられて勝手にデュラハンを装着させられて人を殺させて、挙げ句の果てに殺されてるんだよ!一夏君は僕がどんな気持ちなのか何も知らない!」
「悠お前っ……」
俺から詰め寄ったのに悠の気迫に押されてしまったが。その瞳には涙が滴っていた
「一夏君の…………一夏君の馬鹿!!!」
そう言い残して悠はドアを開けて走り去った。廊下に走る音を残し、保健室には静寂だけが残された。
「悠さん…………」
「一夏さんも言い過ぎですわよ!」
「分かってる……!けど……納得いかないんだよ……!!」
ーー♢ーー
悠の様子を見にきた志藤は関係者としてIS学園に来ていた。野座間からの報告を悠に話しておく事だ。
「悠の奴大丈夫なのか………」
あの時の全部に同じ気持ちが持てないがまた発症したんじゃないかと心の奥底にあった。
が、その不安は実際に起きてしまう
『一夏君の……一夏君の馬鹿!!!』
目の前の保健室から悠が出てきて走り去ろうとした時志藤とぶつかってしまう
「悠お前どうしたんだ?」
「志藤さん…………っ!!」
ぶつかったにも関わらず志藤にすら目を向けずに悠は走り去っていった。
「………」
保健室に入ると三人の男女が静かにしていた
「……………何かがあったんだな。」
「誰ですか。」
「水澤悠の知り合いで駆除班班長の志藤真だ。悠の世話ありがとな。」
(駆除班………悠が前に所属してた組織か。)
「お、織斑一夏です。」
「セシリア・オルコットです」
「うっ……ずずっ……て、天条綾音です。」
(何?会長さんと同じ苗字……?)
志藤が最初に驚いたのは野座間の会長の血縁者とも呼べる人がIS学園にいる事だった。
「天条、お前野座間の関係者か?」
「は、はい。と言うか孫娘ですけど」
「そうか。悠が随分と仲が良いと聞いてな、自社の作り出した
「違います!!」
「冗談だ。すまねぇな。」
一夏は彼が何かを伝えようと感じていた。
「そうだ織斑、お前に話がある」
「話って……」
「悠の事だ。お前、どこまで知ってるんだ?」
「………悠が駆除班で実験体を狩っていた事や感情に身を任せていた事なら」
「そうだ。悠はな、優しいんだよ」
志藤が悠について語る口調は少し優しかった。
「でも……今回のは納得いきません。」
「ならお前達が普段食べてる豚、牛、鶏、魚は生きてただろ?それと同じで殺される者の気持ちがわかってしまうんだ。」
…………全てがわかった。
俺達が普段してる事はアマゾンにとっては同じなんだ。
自分が殺させるかもしれない身だから熱帯魚の飼育が趣味だったり
人に優しく出来るのか悠なんだと。
「志藤さん、俺…!」
「後は自分で蹴りをつけろ。謝るか謝らないかは自分で決めな」
そう言い残し志藤は保健室から出ていった。
「……………行ってください。」
「綾音さん……」
綾音は布団に涙を滴らせながら俺を見つめてきた
「行かないと………気持ちが分からない。喧嘩した時は必ず話し合うんです!!」
「えぇ………綾音さんの言うとおりですわ。」
「……………」
ここで迷ってどうすんだ。悠と一緒に過ごしてたってのに悠の事何にも分かってなかった!
「………あぁ!行ってくる!」
二人を残して俺は保健室から抜け出した
ーー♢ーー
「うっ…ごほっごへっ……」
僕はなんて事を言ってしまったんだ。友達に合わせる顔がない
エムのせいでまだ未覚醒だったアマゾンが強制的に覚醒させられたのを見てられなかったからだ、
僕はこれからどうしたらいいんだ?アマゾンの存在が公なる事でマモル君や藍來さん達はどうなるんだってんだよ!
「何泣いてるんだよ悠。」
「………仁さん?」
するとばったり仁さんと出会したのだが、やたら大怪我しており半分人間で半分アマゾンの彼にとっては再生能力が半分だから仕方がないのだが,
大怪我の割にやたら笑みを浮かべており少し冷や汗をかかせる
「……別に、何もないですよ」
「天条綾音の事だろ?」
「………」
僕が黙り込んだのを見て仁さんはビンゴと呟いた。危機探知が僕より半分劣るのにだ。
「俺も言われちまったよ。轡木さん…………いや、轡木学園長に」
「え?」
「お前や一夏は知らなくて当然だ。ISを扱う学園のトップが男性では難色を示すからよ。女尊男卑という世界に対しての対応らしいぜ」
「は、はぁ………で?何言われたんですか?」
「たしか……『お前の信念は分からなくもないが学園の生徒を手に掛けようとしたのは見過ごせない。途中退出する際のアマゾン狩りの禁止、校内清掃に勤めろ』って言われた。」
仁さん時々見ない理由が分かった。この人用務員として勤務しながらアマゾンを狩っていたんだ。
笑顔で言っていた仁さんに笑顔が消えた。
「お前もしかして……………スタジアムでのアマゾンについて気にしてるだろ?」
「…………!!」
図星をつかれ、僕は少し狼狽えてしまった。と言うか何故仁さんがキャノンボール・ファスト時にここに居たのか僕は理解できなかった
「アマゾンは1匹残らず殺すのは当たり前だ」
「でもあの人達はまだ未覚醒だった!人を食べてないんですよ!!?……ぐぁっ!!」
反論したら仁さんに頭を掴まれた!久しぶりなのも相まって僕は恐怖した
「お前の悪い癖だ……!善悪もなく接して同情する所だ!!」
「あっ……あぁ!!」
「お前はその時何を守れた!何をした!ただ覚醒を助長したサイレント・ゼフィルスを倒し、皆の仇を取れたで済んだらいいのに何可哀想だと言ってんだ……!!」
心拍数が上がってしまう。普段こんな事なんて無いはずなのに!
「お前を後回しにしてる訳忘れたか?アマゾン退治に協力的だからしてるし、IS学園にいるからでもある!覚醒してもしなくてもアマゾンは殺すべきなんだよ!!」
「仁……さん!!」
変更して胸ぐらを掴み壁に叩きつける
「迷ってるならお前から殺してやろうか!!そんな半端な覚悟で戦ってるなら死んじまえよ!!なぁ!!」
泣きそうになった。ただでさえ心がズタボロだってのに容赦なく罵声を浴びせられ心がへし折れそうになった
「悠!!!」
一夏君が走り出し仁さんの手から僕を引き剥がす
「………何じゃましてんだ織斑ァ……!!」
「悠の気持ちを分かってくださいよ!ただでさえ傷ついてるのに傷口に塩を塗るような行為をして!!」
僕の前に庇うように立った
「温室育ちのガキには分かんねぇはずだ……!!」
「あぁ……!でも俺は怖い目にあってきましたからね……!」
仁さんは何か心変わりしたのかほくそ笑んだ後僕達から踵を返した
「今回はこのくらいにしといてやる。だけど一夏覚えておけ、この世界には悠以外の
そう言い残してこの場を去って行った。
緊張からの脱力で体勢を崩しかけたが一夏君が掴んでくれた
「………大丈夫か?」
「うん……」
体勢を直してもらい、暫しの沈黙が流れる。
…………なんだか懐かしい気がする
「あの一夏君っ…」
「悠!!ごめん!!」
「!?!」
突然頭を下げ,僕に謝罪してきた。やべぇ誰も見てなくてよかったマジで
「俺お前の事何にも分かってなかった!お前の辛いって言う気持ちを無視して押し付けた!本当にごめん!!」
「一夏君………場所を変えよう。此処では話しずらい」
「お、おう。」
一夏君を屋上に連れて行き、話す事にした。
屋上はなんだか夕焼けに染まっていた。
「こっちこそごめん。分からなくて当然だよ。」
「なぁ悠。アマゾンって何なんだよ仁さんや悠みたいなのがいるんじゃ無いのかよ」
一夏君の疑問に僕は全てを話す事にした。
「二年前、野座間製薬は細胞研究の末にアマゾン細胞を生み出した。ウイルス程の大きさの人工細胞が人間大にまで成長した人工生命体だ。」
「それがアマゾン細胞………」
「高い知能、身体能力を持つが弱点があって………それが喰人だよ。」
「でも悠や仁さんは違うだろ?」
「それは僕達二人が特殊なアマゾンだからだよ仁さんは人間の体にアマゾン細胞を移植、僕はアマゾン細胞に人間の遺伝子を入れてこうなったんだ。」
だから変身しても理性があったんだと一夏君は理解した
「…………でも同時に悲劇が始まったんだ。施設から4000匹の実験体アマゾンが脱走したんだ。」
「そんな……!」
「でも実験体アマゾンにはアマゾンズレジスターっていう腕輪型の発信機及び抑制剤が入ってんだけど期限は二年しか持たないんだ」
「今から二年前だから………覚醒の時期か」
「覚醒に個体差があるからね、それが東京の街中で彷徨ってるんだよ」
一夏はゾッとしてしまった。普段いる所にアマゾンが潜んでいるとなると恐ろしくなるからだ
「あれ?…………でもそれって」
「あぁ。野座間製薬は脱走したアマゾンを隠蔽する為に駆除に回っているんだ。でも人を喰べるからその脅威を排除するのは否定しない」
そりゃそうだ。もしそれすら否定したら元も子もない
「なら未覚醒のアマゾンならどうなるか分かるよね。勝手に造られて勝手に殺される。母さんはアマゾンはただタンパク質を欲するだけの怪物とか言ってるけどアマゾンだって生きてる。」
「俺達の普段食べてるのって命を頂いているからだもんな,」
一夏君は僕の話を聞いてくれた。こんなこと話しても意味がないのにだ。
「悠の分かった。キャノンボール・ファスト後もそう言うこと考えてたんだよな。」
「うん………」
「この問題俺達が何か出来るって訳じゃ無いけどさ、一人で抱え込んでいいやつじゃ無い」
「でも……僕は人間、アマゾンのどちらでもないんだよ?」
すると一夏君は僕の肩を手に置いた
「守りたい物は守り,狩るべき物は狩る。悠がいつも言ってることだろ?俺なんかは全てを守るって無理だから手が届いて限界まで包み込めるまで守りたいのに悠は全てを守ろうとする。でもそんな一人で背負いこむなって言ったの悠なんだぜ?」
その言葉に救われたのか僕は泣きかけた。最近涙腺がガバガバになってる気がする
「この問題は一旦保留にして他のこと考えようぜ」
「他のこと………………あ!今日一夏君の誕生日じゃん!!今時間は?」
「うん?………どぁあまずい早く行くぞ!」
「セシリアさんと綾音は!」
「何とかして呼ぶ!とにかく行くぞ!」
めでたしめでたし……………
「「…………………」」
保健室に戻るととんでも無い光景が繰り広げられていた
「おりゃああああ!!!」
「い、痛い!!マジで痛い!痛い!やめろ!」
いつものメンツがセシリアさんと綾音の面会に来たのだが,鈴さんが仁さんにチョークスリーパーを仕掛けており、周りのみんなは睨みつけていた
「なぁセシリア。何があったんだ?」
「仁さんがこの部屋に訪れまして……綾音さんに何かしようとしてそれと同時に鈴さんが来まして………」
抵抗しようとしないのは仁さんの信念だもんなぁ……
あの後土下座をさせましたとさ。