インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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前回までのあらすじ

「学年別トーナメントで優勝したら、一夏とつきあえる」という噂が広まり、色めき立つ女子たち。そんな中、ドイツ第三世代機「シュヴァルツェア・レーゲン」を纏ったラウラが、鈴とセシリアと悠に戦闘を持ち掛ける…。

⚠︎途中ショッキングなシーンがありますのでご了承ください


第七話 GLORIA GRYPHUS〜グリーン・バイオレント/ブラック・デストロイ〜

「…………朝か。」

 

僕はシャルル君が部屋に割り込まれたので篠ノ之さんが暮らしてた時と同じソファで寝ていた。

 

…………………僕は誓ったんだ。

 

シャルル君の事情。僕はこの事を死ぬまで守り通す。

 

「その為にも学年別トーナメントに優勝しなきゃ。」

 

そう言い僕はISスーツの着た上で夏服用制服を着て、この部屋から教室へと向かっていった。

一夏君達は僕が出ていく寸前で起きたので何とか一緒に行く事ができた。

 

「それでそれで!!あの噂ってのは本当なの!?清香!」

「本当だって!!この噂、学校中で持ちきりなんだよ!」

「このトーナメント願いが叶うって!」

「あの本音ちゃんが言ってたから間違い無いよ!!」

「いやぁ〜それほどでも〜〜」

 

クラスメイトがその話をしている中悠達が入ってきた

 

「おはよー」

「おはよう。」

「お前ら何の話してんだ?」

「うわぁぁ!お、織斑君と水澤君とデュノア君来てたんだ!」

「? 何でそんな焦ってんだ?」

「一夏君、世の中には僕達が蚊帳の外になるような話題があるんだよ」

「学年別トーナメントに関する噂は跡が立たないからねー」

 

こうして授業が終わった一夏達は第三アリーナへ向かおうとする

 

「一夏君、シャルル君」

「悠?」

「どうしたの?」

「ちょっと僕先に行ってていい?」

「何だよ一緒に行こうぜ」

「ガチでトイレ行きたんだけど」

「なら先行ってていいよ。僕と一夏は後から来るから」

「助かる」

 

駆け足で行っていった悠の後ろ姿に一夏は何かしらの嫌な予感を感じていた。

 

その頃第3アリーナでは………

 

「あら?鈴さんじゃないの?随分と早いですわね?」

「あたしこれから行われる学年別トーナーメントタッグマッチに優勝するために練習に来たんだけど!」

 

皆が放課後の自由にしてる中、鈴とセシリアはISスーツに着替え、自主練しに来た。

 

「ほほぅ………もしかしてあの噂の件で?」

「なっ!そんなわけ無いじゃない……………とぼけても無駄だったわねあぁそうだよ!一夏と付き合う為に決まってるじゃない!!」

「二人とも何の話してるの?」

 

「「ひぎゃあああああっ!?!?!?」」

 

突然、悠が来た事で鈴達はあり得ないぐらい驚いた。

 

「びっくりした………」

「それはこっちのセリフ!」

「もしかして悠さんも?」

「いいや僕は一夏君達より先に行ってた。それよりさ、この中で誰が一夏君に相応しいか戦ってみない?」

 

それを聞いたセシリアと鈴の耳が立つ

 

「へぇーあんたの口からそれが聞けるなんてね!」

「上等ですわ!!」

 

そう言いセシリアはイヤーカフスから、鈴はブレスレットからISを展開させる

 

「鈴さん。その挑発的な性格は負け犬の特徴でしてよ?」

「どう言う意味よ!こごでけっち……」

 

(まずい!何が来る!)

「みんな伏せろ!」

 

その瞬間悠達に爆風が起きた

 

「何よ!!」

「危ないですわね!」

「……………あいつは!!」

 

煙が晴れ、目の前に漆黒のIS、《シュヴァルツェア・レーゲン》を纏ったラウラ・ボーデウィッヒの姿であった。

 

「シュヴァルツェア・レーゲン………ッ!!!!」

「ラウラ・ボーデウィッヒ………!!」

「どう言うつもり!?いきなりぶっ放して!」

「ほう、これがイギリスのブルー・ティアーズと中国の甲龍、そして開発されたばかりでデータがないアクセラオメガことアマゾンオメガか。データで見た方が強そうだな」

 

それを聞いた瞬間鈴とセシリアの逆鱗に触れた。

 

「へぇ……!つまりあたし達が弱そうって言いたいんだ上等よ!!新入りがイキリ散らかしやがって!セシリア!悠!!こいつを此処で潰すわよ!」

「一時休戦ですわ!悠さん準備はよろしくて?」

「あぁ、分かってるよ!」

 

朝食は済ませたので悠はアマゾンズドライバーを装着する

 

『O・ME・GA』

「ヴォォォ!!アマゾン!!!」

『EVOLUーEーEVOLUTION!』

 

爆風を起こして変身完了したオメガはアマゾンサイズを呼び出し鈴に投げ渡す

 

「これを使って!」

「サンキュー悠!!皆んな行くわよ!!」

 

一方その頃一夏とシャルルは自主練の為第3アリーナへと向かっていた

 

「悠のやつ思ったより早く起きたな」

「ねー。でもそれぐらい本気なんだと思うよ」

 

二人を数名のクラスメイトが駆け抜けた

 

「第3アリーナで模擬戦だって!」

「専用機同士の他にあの水澤君も!!」

「まさか……!」

「行こう!一夏!!」

 

二人は急いでアリーナへと向かっていった。

 

「…………何だよこれ!!」

「ひどい………」

 

二人の後に箒が到着し、その光景に絶句した

 

「箒!!」

「一夏!!これはどう言う事だ!!」

「分からねぇ!!俺とシャルルは学年別トーナメントに向けての練習をしに来たらこの様だ!!」

 

観客席の一部は破壊されており、バリアも一部穴が空いている

 

「織斑君!!あれ!!」

「凰さんにオルコットさん!?」

「ラウラ・ボーデウィッヒ……!!」

 

クラスメイトの声により、一夏達は鈴とセシリアはボコボコにされており、オメガはラウラの斜め後ろに吹き飛ばされていた状況に絶句した。

 

「しかし………あれは私でも予測できなかったぞオメガ。」

「ぐっ………!!」

「ぐぬぬぬ!!」

 

鈴とセシリアのアーマーは一部損壊しており、それに対してラウラは多少のダメージでピンピンしていた。

 

「でも残念、貴様は終わりだ。」

 

ラウラはオメガを放置して掌に刺さったアマゾンレイドを引き抜き、動かない鈴の翼に突き刺した!!

 

「ぐあああっ!!今よ!!」

「くっ!」

 

セシリアはゼロ距離でミサイルを発射し、鈴と共に回避する。

 

「しかし……結構脳筋ねあんた」

「緊急の判断ですわ……それよりも悠さんを!!」

 

煙が晴れる直前に高出力ビームが二人に直撃し、セシリアと鈴はリミットダウンしてしまう。

 

「「きゃあああああ!!!!」」

「鈴!!セシリア!!」

「ひどい………!!」

「………!!」

 

箒はあまりの凄惨な現場とラウラの姿に自分と重なってしまった。

 

 

箒が剣道を嗜んでる理由は自分の暴力性を抑える為であり謂わば抑止力であった。

しかし一夏と再開する前の大会で優勝したものの対戦相手は大泣きしており、自分は暴力で叩き潰したと思い、嬉しくなかった思い出がある

 

 

「ねぇ二人とも!!悠が動いた!」

「何だって!?」

 

オメガは徐々に立ちあがろうとするがダメージが尋常じゃない、

腕のアームカッターは擦り切れており、緑の身体は切り傷まみれだ。

 

「………しぶといなソードビットすらも弾き落としたことは評価しよう化け物。」

「あぁそうだよ…………僕は化け物さ。」

「何?」

 

その言葉はラウラを止めた。

 

「確かに僕はアマゾンという名の人喰いの化け物、但し僕は今まで人を食べたことが無い。むしろ食べようとも思わないね。」

「じゃあ何故人間といようとする!」

「守りたいと思ったからだ!!」

 

オメガの慟哭は観にきたクラスメイトや一夏、シャルル、箒すら固唾を飲んだ。

 

「此処にきて!僕は今までの闘争本能を抑える方が出来なかった……けどみんなと一緒にいると楽しいんだ。それを守りたい!けど君は僕と同じ暴力性を抑えきれてない!」

「ほう……」

「みんなに手を出す前に狩る……………だからぁぁぁ!!」

 

そう言った瞬間オメガの右腕のアームカッターが水色に輝き出した

 

「…………これは?」

 

それを見た一夏はあることに気づく

 

「俺の零落白夜そっくりじゃねーか!!」

「でもなんで!?」

 

オメガは構えながら突撃し、翼から噴射した

 

「あれは瞬時加速!?」

「アアアアアア!!!!」

『VIOLENT PUNISH』

 

オメガは最初は構えながら走っていたが両翼のエンジンが火を吹きスピードが乗り始める

防御すら捨てたオメガの牙突の様な突きにラウラに冷や汗が浮かぶ

 

「くっ…………舐めるなぁぁぁ!!」

 

ラウラは掌が焼けるのを承知でオメガの右腕を掴み、左手のプラズマ手刀を発動させる

 

「死ねっ……………化け物ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

グサァッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

「ゴブファ!!!!!?????」

 

ラウラはプラズマ手刀でオメガの腹部をぶち抜き鮮血が舞い散った

 

「ゴブッ……ゴハッ…………!!」

 

オメガのSEは0%であり、その状況下でISの攻撃を受けたオメガの腹部は貫通しており、血が滴っていた、

 

「水澤君!!!!」

「きゃあああああ!!!!!」

 

周りは悲鳴と泣き声に満ち、挙げ句の果てにはグロテスクな様子に吐いている子もいるヤバい状況となった!

 

「悠っ!!!!」

「いくら何でもやり過ぎだよ!!」

 

ラウラはオメガの腹部に刺さった手刀を引き抜き、手にこびりついた血を振り払い、地面に付着する。

それに伴いオメガは数歩下がったのち仰向けにぶっ倒れた

 

「……………!!!」

「一夏?」

 

一夏の手は真っ赤に染まっており、それぐらい握りしめていた

 

「よくも………!!よくも悠をォォォォォォ!!!!!」

 

バリアを割り、白式を展開した一夏はまずは鈴とセシリアを様に運び込んだ

 

「大丈夫か鈴!セシリア!!」

「えぇ……大丈夫でしてよ」

「ったくあんたはいつも……それより……悠を……!!」

 

一夏は悠に目線をやるとISが解除されアマゾンオメガ の状態で仰向けに血に馳せていた

 

「よくもやってくれたなぁぁぁ!!!!!!」

 

そう言い一夏は零落白夜を発動し、切り掛かるつもりだった!

 

ガキィィン!!

 

その場に割り込む人物がいた

 

「きょ、教官!?」

「千冬姉!!!??」

 

IS用近接ブレードで一夏とラウラの間を制して止めた。その光景に皆は申し訳ないと思いながら悠よりそっちに目がいった。

 

「お前達、模擬戦とはいえ破壊したり特別強化特待生を半殺しなんて有り得ないぞ。続きは学年別トーナメントでな。」

「教官がそうおっしゃるのなら。」

 

そう言いラウラはISを解除した。

 

「分かったな織斑」

「ええっ……」

「返事ははいだけだ!!デュノアも」

「わかりました。」

「では学年別トーナメント当日まで模擬戦は禁止だ。解散!!!!」

 

そう言い、皆が帰る中一夏はISを解除して悠に駆け寄った

 

「悠!!しっかりしろ!!」

「凰さん達は僕と篠ノ之さんが運ぶから!!」

「あぁ!まかせた!」

「織斑、水澤を私に渡せ。これはまずい状態だ」

「ちふっ……織斑先生、たのみました。」

「分かっている」

 

一夏は悠を千冬に託した後走っていった。

 

(千冬姉全部おかしかったな…………)

 

一部始終を仁は別の観客席から目撃したが,何も言わずに立ち去った。

 

 

 

 

その後一夏とシャルルは鈴とセシリアのお見舞いに保健室へと行った

 

シャルル「二人とも大変だったね」

「でも悠さんが……」

「あいつムカつくわ!トーナメントでボコボコに……」

 

見舞い中に山田先生が入室してきて二人にこう告げた。

 

「残念ですが凰さんとオルコットさんは出れません!ISの損傷率が高い為出られません!」

「そう………」

「分かりました」

 

此処で一夏が悠の話題を繰り出す

 

「っていうか二人とも悠のこと見てるじゃん」

「当然ですわ!!」

「でもあいつ心配で………もしこのまま死んじゃったらどうしよう……」

「鈴さん………」

 

鈴は布団をくしゃくしゃに握りながら涙がぼとぼとと流した。

 

「あいつはね……優しいのよ、でもね自分がアマゾンである立場でありながらも人間であろうと努力してるって織斑先生から少し聞いたのよ。でも……でも……あんな仕打ち無いわよ!!このままじゃ悠はどうなるのか分かんない!」

 

その涙は布団まで染み込み始めるが一夏は鈴の肩を手に置いて話し始める

 

「んだよ鈴、お前らしくないぞ。悠はきっと戻ってくる」

「そうだよだから信じようよ。」

「……んぐっ、分かったよ。」

 

しかし保健室のドアが開きクラスメイト達が一斉に流れ込んできたのはまた別の話……

 

 

ーー♢ーー

 

 

IS学園には最新医療が集結した手術室があり、そこは一直線へと走っていく女性がいた。

 

「はあっ……はあっ……悠!!!!」

 

悠の母親である水澤令華は悠が意識不明の重傷を負ったと言い今駆けつけたのだ

 

「水澤本部長さんですね。手術は終わりましたが………」

「悠!!」

 

手術スタッフを押し除けドアを開けるととんでもないことが起きていた

 

「もぐっ……ぱくっ………ボリッ、ボリッ………」

 

手術台に乗り上半身裸で食べ物をバクバク食っている悠の姿だった

 

「悠……?」

 

そこに遅れてきた千冬は令華に説明する

 

「水澤本部長、貴方はとんでもないものを創り出しましたね。」

「じゅ…重症と聞きましたが」

「なんと彼は自己修復の為に鶏の手羽先にハンバーガー、クリスピーに焼き鳥を買って来させそれを食べていくうちに徐々に自己再生した。」

「ほっ……」

 

令華は安堵のため息をつき、それに悠が食べながら気づいた

 

「母さん!もぐもぐ、僕は大丈夫だからね。」

「良かったわ悠。では織斑先生、悠をよろしく頼みますよ。」

「任せてください」

 

そう言い母さんは帰っていった。それと同時にある疑問が湧いてきた。

 

「あのっ織斑先……」

「水澤、お前は申し訳ないがトーナメントに出るな。ISの損傷率が高いのと、ボーデウィッヒの件でまた面倒ごとを起こすと困る」

「はい………」

 

そう言い畳んだ制服を渡す。

 

「ほら、制服だ着替えながらでいいから何だ?言ってみろ」

「ボーデウィッヒさんってどうしてあんなに暴力的なんですか?」

「それか、まぁ一言で言うなら未熟者だな。」

「未熟者………」

「一夏にしか話してなかったが私はドイツ軍に居た。ボーデウィッヒはその時の教え子だ。」

「…………」

「あいつは昔は落ちこぼれだったんだがな、今見ると傲慢というか自信過剰になってしまった。私にも責任はある。」

「成程………ボーデウィッヒさんにもボーデウィッヒさんなりの矜持があると」

「早く直して欲しいものだが……境遇も相待って拗れてる」

「………はぁ。」

 

悠は着替え終わっていてしかも腹部の傷は完全に消えていた。

 

「でも先生……自分の線引きに悩んでいるんです。人間は良い人悪い人がいて手を出したらダメなんだと」

 

駆除班にいた時、当時ヒモニートであった仁さんはこう言った

 

 

「俺は人とアマゾンを殺す線引きをしている。何も傷つけず自分の手も穢さない。優しい生き方だけどな、何の役にも立たないんだなぁ…」

 

 

それがこういう意味なんだと今理解した。

 

「そうか………お前にも悩みってものがあるんだな。それをこれから見つけていけ。」

「はい………」

 

僕は手術室から出ていき、散歩する

 

「………………」

「君が水澤悠君ね。」

「………誰ですか?」

 

先輩かな、水色の髪に扇子を持ち佇む女性が立ち塞がってきた

 

「2年の生徒会長、更織(さらしき)楯無(たてなし)よ。」

「はぁ。」

「それにしてもよくそんな怪我しておいて生きて来れたわね。流石アマゾンといったところかしら?」

(この人……第三アリーナでの出来事を知ってるんだ……)

 

更織さんは掴みどころのない性格をしていて仁さんに近しいと感じた。

 

「いきなり話しかけてきてなんなんですか。」

「悠君、悩んでるでしょ」

 

何故か見透かされており僕は素直に答えるしかなかった。

 

「……はい。僕は人間に手を出さず悪い人間から守る考えって間違ってるのかなって」

「うーん…………お姉さんに難しい質問ねぇ………」

 

数秒の間が開くと更織さんは『相手の声に従え』と書かれた扇子を広げた

 

「ふざけてます?」

「いーや全然、自分の判断で決めるのもいいけど時には相手の判断も受け入れてみるの。わかった?じゃ、またねー」

 

そう言い僕を通り過ぎていった。

 

「面白い人だったな…………」

 

散歩を続けていくと保健室付近にたどり着き保健室からぞろぞろとクラスメイトが出てきた

 

「はぁーぁー………織斑君とペア組みたかったなぁー」

「でもデュノア君と織斑君のペアは絵になるし良いけどね………」

 

すると一人のクラスメイトが僕を発見した

 

「あっ!!水澤君だ!!」

「み……みんな。」

 

するとドドドドドドという勢いで僕に向かってきた

 

「水澤君!?大丈夫なの?」

「うん平気だよ。」

「水澤君に似た何かじゃないよね?!?!」

「ゲ◯ターロボアークの時の武蔵じゃないんだから」

「ウズッ……エグッ………実は水澤君が死んじゃったと思っちゃったんだぁぁぁぁぁ!!!(大泣き)」

「かなりん泣きすぎ!」

「心配ありがとう。」

 

僕がみんなの対応していたら一人のクラスメイトがこう提案してきた

 

「あっ!ねぇねぇ水澤君!!学年別トーナメントのペア募集してるんだけどさ、私と組まない?」

「あっずるーい!私とだよね?」

「みずさー頼むよぉ〜!!」

 

だけど僕はトーナメントに出れない訳を言うとがっかりされたものの承知してくれた。

 

「そっかー」

「でも生きててくれて良かったよ。」

「うん。でもみんなで一夏君を応援しようね」

「「「はーーい!!!」」」

 

そうして皆去っていった。

 

「……………」

 

部屋に戻ろうと保健室を通り過ぎようとした時怒号が飛んだ

 

「ちょっと!!何あたしらを無視してんのよ!!!!!!」

 

入り口からベッドまでよく声を上げれるものだと感じ、泣く泣く入ることに

 

「ごめん………」

「悠さん!!よくご無事で!」

「うん、凰さん何悶えてるの?」

「ケガシタバショガ…………ツッタ………」

 

あぁ無事かと思った悠はセシリア達にあることを尋ねる

 

「…………ボーデウィッヒさんについて考えてるんだ。」

「あいつに!?」

「わたくし達や悠さんにやられましたもの!!許さない訳ありませんわ!!」

 

当然だ。凰さんは打撲、オルコットさんは火傷、僕は腹部貫通(て言うか一番僕が重症)を負わされているからね。

 

「でもさ、よく考えてよ何かしら訳があってそう言うことをしたとも捉えられない?」

「…………確かに」

「あぁもう!!そんな難しい考えしてたら眠くなってきた!悠はもう帰れ!」

「だね。じゃ、お大事にね」

 

立ち上がって退室しようとした時鈴に呼び止められた

 

「………セシリアもシャルルも一夏も悠を心配してた、でもピンピンしてて損したと思ったけど、声が聞けて嬉しかった。」

「凰さん…………ありがとう。じゃあね!!!」

退室した悠を見届けた二人であった。

 

 

 

 

はたまた一夏とシャルルは自室に戻っておりあの時のことを話し合っていた

 

「ったく一夏ったら無理しちゃってー。」

「しょうがないだろ?悠がやられていて見ていられなくなったんだよ」

「でもその優しいところが一夏の良いところだよねー♪」

「お前なぁ………時間だし着替えるか。」

「だね。」

 

しかしここでアクシデントが起きてしまった

 

「うわぁ!?」

「シャルル!!ってうお……!!」

 

シャルルはお尻を突き出した状態で転んでおりピンクのパンツが顕になる

 

「……っぅ!足がズボンに引っかかって……ってな!!」

 

一夏は必死に目を伏せたがもう遅かった

 

「一夏のエッチ……」

「ごめん。」

 

シャルルは即座に立ち上がって履き直した。

ガチャリとドアの開く音がしたので振り向くと悠が入ってきた

 

「二人とも……………ただいま!!!!!!」

「「悠!!!!!!!!!!!」」

 

二人は悠に抱きついてそれぞれ心配したことと一夏がラウラに攻撃しようとしたことを聞いた。

その後お菓子パーティをしてしまったのはまた別のお話………

 

 

 

 

そして始まった学年別トーナーメント当日!!!!!!!!

 

「沢山人がいるなぁー!」

「三年生にはスカウト、二年生は一年間の成果の確認にきてるからね。」

「二人とも頑張ってね!!」

 

しかし一夏にはある疑問が残っていた。それは箒についてだ。

 

(てか箒は誰とペアを組んだんだ?たしか抽選で行われるって…………)

 

「あ、対戦相手でた…………ってえ?!」

「うそぉ!!?」

「……こいつは!!」

 

 

女子更衣室ではというと………

 

(まさかあいつと組むなんてな…………)

 

 

篠ノ之箒&ラウラ•ボーデウィッヒVSシャルル•デュノア&織斑一夏

 

 

「まさかこうなるなんてな……!!」

「二人とも気を引き締めてね」

 

続く………




ぬぅわああああんつかれたもぉぉぉん!!

サプライズ?で楯無さんが出てきましたね。でもキャラがおかしくない?って思ったそこの君!!大丈夫だ!!後々おかしくなる!!
さてついに学年別トーナメント開催という訳ですが悠の出番は少なくなるかもです。
それでは次回もお楽しみに!!!!
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