インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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グロ注意です


喰人生物差別主義(アマゾン・カースト)
第七十七話 RAGING REJEC〜駆除、開始〜


 

三,四代の黒塗りのバンが、一台の車を追っていた。

それもそのはず、前方の車に乗っているのが覚醒寸前のアマゾンであるからだ。

 

ことの経緯としては4Cから打鉄2機出撃させ,飛行中蝶アマゾンが捕食してるのを目撃、4Cに連絡が入り絶賛追跡中である。

 

『そこの車、止まれ!』

「ハァ……ハァ……止マル訳ねぇダロ?……」

 

一機の打鉄がポジトロンオメガライフルを呼び出し,車体に向ける

 

「セット完了、発射!!」

 

電圧弾が車に着弾し、電気回路を乱され、打鉄が焔備でタイヤを撃ち抜くとスリップを引き起こし、横転した

 

「くっ……クソ!」

 

蝶アマゾンは車を捨て、そのまま走って行った

 

『逃げたぞ,追え。』

 

車体から降り、サバゲーのような完全武装した女性が上腕部にあるガンマアマゾンレジスターのスイッチを押す

 

「アマゾン。」

『NEO』

 

爆風を起こし、変身完了したアマゾンガンマはインジェクターをセットし武装を出した

 

『BLASTER LOADING』

 

アマゾンガンマブラスターによるミサイル一斉射撃により、蝶アマゾンは怯むも、走り続けたが,右足が吹き飛び転んでしまった

 

「札森、降りるぞ」

「了解ーい」 

 

蝶アマゾンの周りを囲い始め、一斉に銃撃を行う

 

「ャメロ……!辞めてくれよ!……!!」

「声を聞くな!撃ち続けろ!」

 

撃ち続けるも蝶アマゾンは抵抗し,二本の触手を鞭のように操り隊員達は回避し続ける者と当たってしまう者が居た。

 

「オ前達……聞いてクレ、グハァッ!!」

「………お前ら一旦止めろ」

 

黒崎の指示により撃つのをやめた。

単なる慈悲ではなく,アマゾンゼータが潜伏し、打鉄がポジトロンオメガライフルを構えており,油断させた隙に仕留めるつもりだ

 

「で、何か言いたいことがあんのか?」

「お前達………今までこう言うのヲしテ来たのは分かっている……!けどお前達も同じ事をしてるダロウが!!!」

「何……?」

「お前達が普段食ってる豚や牛,鶏は生きていた!命を頂いているのが分かってるノカ!!」

「………」

 

蝶アマゾンの言ってることは大体あっていた、けど人間は時には残酷であり、理屈は時には通じないのだ

 

「アマゾンだって生きている!カッテニ造り、勝手に殺している!!他ニ手があるはずダ!!」

 

人を喰ったにも関わらずこの台詞は核心をついていたのだが,そうはいかなかった

 

「だから………他の奴らを………殺さないでくれ………頼む………」

「あっそ………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「撃て」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電圧弾が再び発射され,蝶アマゾンは撃たれてしまい、悶え苦しむも4Cによる一斉射撃により身体のあちこちが溶け出す

 

「ぐぁぁっ………やめでぐれ……………」

「今だ新田!!」

 

地面から鮫が襲ってくるような音がし、ゼータのアームカッターが迫る

 

『VIOLENT SLASH』

「ハァッ!」

「ぐぎゃあああああ!!!!」

 

上下一刀両断され、数秒間悶えた後、溶けて絶命した。

 

「駆除終了、一旦帰るぞ」

 

黒崎達がバンに戻ろうとするも隊員の二人が話しを始める

 

「ここのところアマゾン狩りの件多くなったよな」

「うん……でもアマゾンの言ってた事って間違いじゃないのかも、世間に公表されたアマゾンの駆除だなんて、俺らが尻拭いさせられてるじゃないか!もっと他の手がある……」

「おい。」

 

それを黒崎は聞き捨てならなかったのか隊員の一人の胸ぐらを掴む

 

「お前……この期に及んでアマゾンの肩を持つってのか?」

「そ……そんな訳」

「殺すのに躊躇してるなら帰れよ。それか別の所に移籍させるからな?」

 

そう言い残し黒崎は隊員を突き放してバンに乗った

その様子に新と藍來は複雑な感情になっていた

 

「藍來……」

「分かってるわよ。私達もいつ殺されてもおかしくないんだから」

「それもそうだが,悠は大丈夫なんだろうか………」

 

因みに渋谷がいない理由は昨日の無断外出らしい。

同じアマゾンでありIS学園に居る悠を心配する二人だった………

 

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

 

 

IS学園食堂にて………

 

「「襲われた!?」」

 

箒と鈴が口を揃えて大声をあげる

 

「あぁ、昨日の夜にな」

「私は知っていたが嫁の誕生日だ。水を差したくなかったからな。」

 

織斑マドカは伏せ、俺は一同に事情を説明した。

昨日はここぞとばかりにラウラは空気を読んでくれたのだ。

 

「サイレント・ゼフィルスの操縦者……悠狙いだったのかもしれないね」

「そうかもな。」

 

今この場にいない悠を少し誉めながらも俺は食べ続ける

 

「それはそうと一夏さん、次は卵焼きをいただけますかしら?」

「ん、わかった。ほら」

 

俺は右腕を負傷した先日の功労者こと、セシリアに食事を食べさせている。利き腕が使えないのも可哀想だしな。

 

「あ、あーん……」

 

ぱくっ。口を手で隠しながら嚼するセシリア。

さすがにみんなの視線が恥ずかしいのか、その顔はわずかに赤い。

 

(まあこの歳で食べさせてもらうっていうのも、気が引けるよなあ)

「……なによ、セシリアってば。わざとらしく箸の料理頼んでさぁ……」

「……パスタを片腕で食べればいいだろうに…………」

 

じーっと腕む鈴と箒の視線を振り払うように、セシリアは咳払いをする。

 

ちなみにメニューは鮭の塩焼きにだし巻き卵、それにほうれん草のゴマ和え、ジャガイもの味噌汁に海鮮茶碗蒸しだ。どれも見事に箸で食べる料理である。

 

「一夏、茶碗蒸しはスプーンで食べれるでしょ?ね、セシリア?」

 

にっこり、シャルがなぜか威圧感のある笑みを浮かべる。

 

「そ、それは……わ、わたくしは左手だとうまく食べられないのですわ!」

「そうか、では私が食べさせてやろう」

「ら、ラウラさん!?ちょっと……せめて冷ましてから………あつつつっ!」

 

くいいっと熱々の茶碗蒸しを載せたスプーンがセシリアの口にねじ込まれる。

こらこら、けが人をいじめるなよ。

 

「…………」

「ど、どうしましたのラウラさん」

 

しかし何故だかラウラはスプーンをセシリアのおぼんにおいた。

 

「静かだ………普段なら悠も巻き込んでるはずだが肝心の悠が居ない際で変な気持ちになる」

「……………そう、だよね。」

 

それに綾音の入院が決まったのと相まって何だか退屈である

 

「悠は綾音の検査の付き添いらしいよ。何やらアマゾン細胞のチェックだって。」

「だから悠のやつ爆速で食べて行ったのか。」

 

因みにこのことは織斑先生も知っているとの事で遅刻するかもしれないと報告は一応入れてある

 

「心配になるな……」

「えぇ。」

 

 

 

 

 

野座間製薬にて……

 

 

 

『異常なし、バイタル数値正常。心拍に異変なし。』

 

 

ガラス越しに検査を受けている綾音を悠と橘は見ていた。検査が終わり次第IS学園の保健室に移転するとの事

 

「天条君のISも損壊してるけど,よく耐えたなぁ。自己再生能力だなんてありもしないのに」

「橘局長……教えてください、綾音はどうしてアマゾンとして覚醒したんですか!綾音はやっぱり……」

「いいえ、違うわ悠。綾音様は人間よ。」

「嘘だ!じゃああの時見たアマゾンは何?今までそう言う素振りは見せなかったのに!教えてよ!母さん!!」

 

悲しい顔をしながらも悠は令華に問い詰める

 

「実を言うとね………綾音様は病気だったのよ。心臓病で生存率が低いぐらい、彼女は死にかけたのよ」

「………」

「だが天条会長の命令で綾音様にアマゾン細胞の移植したの」

「!!?」

 

人間の身体にアマゾン細胞の移植、その方法はまるで仁さんと同じだった。

 

「どうして……!」

「安心して悠、移植に使ったアマゾン細胞は調整され」

「違う!!どうして!どうしてあんなのを移植したんだ!」

 

母さんに詰め寄ろうとするが,橘局長に止められてしまう。

 

「何で………何で生かしたんだ……死にかけの人間にアマゾン細胞を移植するなんて橘局長が考えたシグマタイプと一緒だ!!」

 

しれっと橘局長に毒を吐いたのはさておき、令華は話を続ける

 

「悠……それを貴方が否定したらおしまいよ?」

「え……?」

「彼女の移植に使ったアマゾン細胞はね……貴方のよ」

「え、え?」

 

綾音の身体に僕のアマゾン細胞が使われてると知り,僕は涙を流してしまった

 

「そっか……そっか……だから綾音……僕の事を好きになってくれたんだ……」

 

綾音の居る方のガラスに触った。けど気持ちは複雑と化していた

それと同時に僕に考えが宿った

 

「母さん……………いや水澤本部長、僕の言った通りにしてください。」

「何?」

「一つ、綾音二度とアマゾンに覚醒しないように完全抑制すること。二つ、打鉄・天ノ座間のオーバーホール及びアマゾン・キラーシステムの除去。この二つを行わなかった場合,僕は貴方達を消します,」

 

そう言い睨みつけると橘は分かった分かったと焦りながら言った。

 

「では僕は失礼しますね。それと移送の際は丁重に扱えと言っといてください」

 

この場から去っていく悠を令華は見つめていた

 

「………悠が成長していたわね」

「えぇ、彼が脅威にならないといいですが……」

 

 

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

IS学園1-1教室に戻ったのだが,何故か雰囲気が険しくなっていた

 

 

「遅れてすいませ…………って仁さん!?」

「よぉ悠、元気にしてたか?相変わらずな顔してんな」

 

ここだけ見ると仲良いかも知れないが実際意見が割れちゃってるのが笑えない

 

「てか何でここにいるんですか!」

「アマゾンについて話しておこうとな,ここにいる奴らはアマゾン=お前()だと認識してるからな。」

 

生徒達はアマゾンについては人を食べるけど悠は食べないっていう認識だったが,他の個体がいる事を鷹山仁は知ってもらう為だ。

 

「山田先生、織斑先生。プロジェクター使っていいですか?」

「あぁはい。」

「構わん」

 

プロジェクターにアマゾン細胞の写真が映る

 

「はい、今からアマゾンについて教える。パワーボードで作った奴だから見やすいぞ」

(それ自分で言っちゃうんだ………)

「まずお前ら,アマゾンについてどんなのか分かってる奴いるか?」

「うーん……」

「水澤君みたいに変身する?」

「人以上のパワーがある?」

 

複数のクラスメイトの答えを仁さんは静かに聞く

 

「よし、半分あってるが半分は間違いだ。アマゾンってのは野座間製薬が開発していた人工生命体であり、通称アマゾン細胞。

ウイルス程の大きさをした細胞が人間サイズにまで大きくなったものがアマゾンって言う奴だ」

 

映し出された映像だったが何か違和感を覚えた

 

「それとアマゾンは人間に擬態することができる、今映ってる奴はもしかしたらアマゾンかも知れないな」

「え……」

「確かに水澤君も人の見た目してる……」

「言い方ひどいなぉ」

 

何とかピリついた空気を和ませるが、仁さんはそうさせなかった

 

「ここまで聞くとアマゾンは人じゃない何かだが、問題はなタンパク質を求める。勿論人間のな。」

「に……人間!」

「2年前、研究所で起きた事故が原因で、4000体が脱走。

そこで話した変身能力を使って多くの個体が人間に擬態して社会に潜伏している。」

「あ、質問!人を食べるってなら2年前から殺人事件が多くなっちゃいますよね?」

「着眼点いいな。まずアマゾンは三種類の存在がある、一つ目が第一のアマゾン。まぁ逃げ出したアマゾンこと通称実験体だ。

実験体には左上腕部にあるものがつけられてる、おい悠、見せろ」

「あぁはい」

 

仁さんに立たされて僕はISの待機形態でもあるアマゾンズレジスターを見せる

 

「アマゾンズレジスター、抑制剤入りの腕輪型デバイス。但し2年しか期限が持たない。」

「それって……」

「あぁ、逃げ出したのが2年前だから今だ。10年前にISの登場で女尊男卑の世界になった裏側が人喰いの蔓延る社会にもなったって訳だ」

 

淡々と話すもその説明を聞いてクラスメイト達は怯えたり,泣きそうになってる女子もいる

 

「仁さん……流石に怖がらせすぎじゃ」

「これくらいで良いんだよこれくらいで、そんでもって俺と悠はIS学園に来る前まではこう言うのを駆除していたって訳だ」

 

映像が切り替わり覚醒した実験体アマゾン達の映像が映し出される

専用機持ち達はある程度慣れていたが,やっぱりデザインが受け付けなかった

 

「じゃあ鷹山さんや水澤君はどうなんですか?」

「俺は人間の身体にアマゾン細胞を移植した第二のアマゾンだ。

アマゾンズレジスター無しでも抑制できる。、それでも常人より多くのタンパク質を求める習性からは逃れられず、十分理性で抑制できるレベルとはいえど食人衝動もある、でも安心しろ。俺は人には手を出さないからな。」

 

人を守る。そこだけを聞けば一夏や悠と同じのヒーロー精神の持ち主………だと思ってた。

 

「因みに俺の目的はこの社会に存在するアマゾンの殲滅。勿論こいつ()も入ってる」

「!?」

「な!」

「ええっ!?」

「なんで…」

「ッ!」

「………」

 

皆がざわざわし、動揺が隠せない子とかさまざまな反応の女子がいた

しかしその発言に抵抗者が一人現れる

 

「ちょっと待ってくださいよ!悠は人を食べないって言ったし___」

「言ったろ全部だ。殺して殺して狩りまくるそれが俺の宿命」

 

一夏に続いてもう一人現れた

 

「あの……それ本気なんですか、水澤君は織斑君と一緒に色んな事から助けてもらいました。なのに殺すんですか!」

「鷹月さん……」

「そうだよ!水澤君が可哀想だよ!」

「鷹山さん流石にやり過ぎ!!」

「水澤君に罪があるみたいな扱いをするなー!」

「「「そうだそうだー!」」」

 

クラス一のしっかり者こと鷹月静寐から始まって皆が団結し一斉に非難が殺到するも反論してきた

 

「お前達は個人を見過ぎなんだよ。じゃあもし大切な家族、友達、好きな人が喰われたらどうする? それに悠もISの待機形態とはいえアマゾンズレジスターと同じ機能してるからな。唯一壊れて暴走したりとかしたらどうする」

「…………」

「それに俺はこんな事を言ってるが今は一応悠は味方なだけだし俺は人間の仲間だからな。」

「仁さん………」

「因みに言い忘れたが,俺もアマゾンの殲滅対象だ。アマゾンを1匹残らず駆除してから俺は死ぬつもりだ」

シャルロット「悠を殺した後に鷹山さんも死ぬの…‥?」

箒「なんて無茶苦茶なんだ!!」

 

皆が鷹山仁に対する感情が無茶苦茶になっていた頃、仁さんはいきなり悲しげな顔をした

 

「…………アマゾンを造ったのは俺だ。作るの大変だったんだよなァ……だからさ、可愛いんだよ。だけど俺達は喰われる覚悟が無かっただけだ。その為にアマゾンを殺す。人を喰ったか喰ってないか関係ないんだよ」

「……………」

「では山田先生、織斑先生。貴重なLHRを使わせて頂きありがとうございました。」

 

そう言い残してプロジェクターに刺さったパワーポイントで作成したスライドショーのUSBメモリを引き抜いて教室から退出した

 

仁さんが帰った後、教室に残されたのは仁さんによる狂気の信念と理解できない感情だった

 

「皆んなごめん…………仁さんは知り合いなんだ。僕がここに来る前にさっき紹介したアマゾンってのを駆除してたんだ。」

「ねぇ水澤君………今は楽しいの?」

「も、勿論だよ!臨海合宿も学園祭も楽しかった。でも死ぬのは怖いって思ったことは無い!一夏君や皆がいるだけで充分だよ」

「でも……」

「仁さんは自分達が造ったアマゾンのせいでこうなったって痛感してるからさ、人一倍責任を感じてるんだよ。だから仁さんを責めないで。」

 

皆の前で頭を下げた。

 

「悠が死ぬ………んなもの関係あるか!」

「箒!?」

「皆分かってるはずだ!悠はラウラにお腹を貫通された後どうなったか覚えてるだろ!悠は強い!そんなもんで死ぬわけが無い!」

 

箒さんによる激励で落ち込んでいた皆の雰囲気が少しずつ明るくなった。

 

「そうだよ!だからいつも通りに接しようよ!学園祭の時悠すっごく頑張ってたんだよ?」

「我が嫁の親友でもあり優秀な副官だ!メンタルは強靭だからな、」

「悠さん無しではこのクラスは語れませんわ!そうですよねクラス代表!」

 

最後に一夏君に振られ、一夏は手を差し伸べる

 

「悠………約束しただろ?一緒に強くなるって。だから先に死なせないぞ」

「一夏君………!!」

「さ、山田先生。いつも通り授業を始めますよ……って山田先生!?」

「わ、私 見てたら涙が止まりません〜〜!!!」

「あぁハンカチあげますんで泣き止んでください!!」

 

こうして何だかクラスの団結力が一気に高まったのであった。

 

 

 

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

 

 

 

昼休み。

それは高校生活の中間に位置する、一時間の休息。

午後の授業に向けて昼御飯を食し、そのあとは次の授業にむけて英気を養う。

 

筈なんだよな。

 

「で、水澤。お前大丈夫なのか?」

「いきなり呼び出して大丈夫なのかはどういう事ですか?」

 

四時間目終わりに織斑先生に呼び出されて現在応接室にて絶賛お話中である。

 

「皆がお前を心配していたがそもそも鷹山はお前を殺せないはずだ。そこのところどうなんだ?」

「どうって………何とかなりますよ。たとえ自分の正義を否定してまで生きるような事しませんから」

 

あの事件以降悠の性格が変わってしまったんじゃ無いかと内心思っていたが、案外そうでも無かった

 

「そうか。でも部屋に一人きりになるが水澤大丈夫なのか?」

「………何とかなります。」

「それに最近アマゾン狩りが活発化してるらしいからな。何かあれば相談しろ。いいな?」

「分かりました。」

「話はここで終わりだ。水澤が元気そうでよかった」

 

そう言い残して僕と織斑先生は別々の方向に行った

 

 

 

「いやぁ遅れてごめんごめん」

「悠何があったんだ?」

「織斑先生に呼ばれちゃってさ。今後の事について話してた。」

「千冬姉に呼ばれすぎじゃね?」

「それぐらい悠を心配してる訳だ。」

 

いつものメンツで食べる事にしたのだが,天井に設置されたテレビにあるニュースが映る。

 

『今日のアマゾン駆除数は186匹を超えました。皆さんは安心してお過ごしください』

「…………」

「というかアマゾン駆除にISが導入されたって本当なの悠。」

「本当だけど何で?」

「アラスカ条約の軍事転用に繋がると思うのだがそこはどうなのだ?」

「そこは大丈夫だと思う。アマゾン駆除に使われてるんだからね。あれだよあれ、閃◯のハサウ◯イで消火活動してるジェ◯ンみたいなものだと思ったらいいと思う」

((それ誰が分かるやつなんだ……?))

 

一夏は以前アマゾンを可哀想とか言っていた悠を思い出したが,覚醒し、駆除されるアマゾンについては何も言わないことで本当に未覚醒のアマゾンを大切に思ってるのを実感した

 

「まぁ悠も俺も代表候補生になったし頑張ろうな」

「………そだね。」

 

するとそこに一人の女子がやってきた。

 

「水澤君、これあげる」

「これって……」

 

渡されたのはスープジャー、紺色の小型サイズだがどうやら飲んで使うらしい

 

「スープ?」

「うん。実は作りすぎちゃってさ,あげようと思ったんだよ」

「へぇ……ありがとう。後で美味しくいただくよ」

 

お辞儀した後彼女は僕達の席から離れていった

 

「いきなり渡されたが大丈夫なのか?」

「差し入れにしては唐突だけど………」

「受け取ってしまったからには食べるよ頂きまーす。」

 

生姜焼き定食全部食べた末にスープも飲むのは食欲がバグすぎる

 

 

 

 

 

が。

 

 

「ッ!?ゴホッゴホッ!」

「悠!?」

「ごめん……咽せた。っ!ちょっと待って……!!」

 

悠はそう言い残してトイレに向かっていった

 

「あいつ吐きに行く気!?」

「…………!!!おいこれまさか!」

「どうしましたのラウラさん」  

 

 

悠はトイレに駆け込んだ後吐き出した

 

「…………なんだ……これ?」

 

トイレは真っ赤に染まっていた。今までこんな事起きたはずが無く、困惑してしまう

 

「血………だと……!!」

 

もしこの事がバレたらまずいと思い隠し通そうとしたが、ラウラさんが化学物反応があると即座に言われ皆に保健室行きを強行されたが,焼き爛れた口から喉はレントゲンで検査すると自己再生していたので無事に何とかなった

 

渡してくれた生徒に関しては何故か調べる事ができなかったが、これから悲劇が起きることはまだ誰も知らなかった

 

 

 

 

 

 

 





仁さんって用務員だから立場上どうなるのかって話だけど

織斑千冬・24歳
山田真耶・20歳
鷹山仁・38歳

んんんんめちゃ年上やんけ
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