インフィニット・アマゾンズ   作:らんくらニキ

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ニューオメガのガチ戦闘です。何なりとご覧ください




第九十二話 憧れをぶち抜くんだ

 

 

 

 

『Q・貴方にとって織斑千冬先生とは?』

 

 

 

 

篠ノ之箒の場合

 

「織斑先生……千冬さんは『超えるべき目標』……かな。それと少し嫉妬している………同じ姉なのに何故こうも違うんだ。

あ、あまり深く言及するな!べ、別に一夏と近しいからと言うわけではないしそういう邪念はあまり無いぞ!」

 

それほとんど言っちゃってるんよな

 

 

 

 

セシリア・オルコットの場合

 

「織斑先生はわたくし達の理想!美しく、強く、優雅で……英国紳士道精神にも通じる気高さをお持ちです。

あの鉄拳は少し痛いですけれどわたくしたちを本気で育ててくださっている証拠であり、わたくしにとって、織斑先生は『理想の女性像』そのものですわ!」

 

随分と熱心ですね。てかあの人教育者として機能した面あったか?

あったわ(自己完結)

 

 

 

 

凰鈴音の場合

 

「千冬さんは少し傲慢なところはあるけど………尊敬はしてる!

超厳しいけどちゃんと先生として見てくれるから嫌いになれない。

あたしも千冬さんみたいに誰かに頼られたいなぁ。あと貧乳いじりしてくるのは納得がいかない。」

 

一夏の嫁への道のりは厳しいですよー。耐えれたらいいね

 

 

 

 

シャルロット・デュノアの場合

 

「織斑先生生は、優しさと厳しさをちゃんと持ち合わせてる人。

家族を大切にする姿を見てると、温かくなるんです。

僕……家族のことで色々あったから……織斑先生の一夏に対する想い、すごく分かる気がして。

先生は、僕にとって『本当の強さ』を教えてくれる先生です。」

 

もうなきそうなんだけど………ッ、グスッ、うっ、ヒグッ、うえっ、んぇええ゛え゛えん゛ああ゛ぁああ゛あ!!!(ナレーションさんは気狂いです)

 

 

 

 

ラウラ・ボーデウィッヒの場合

 

「私なら教官の事ならなんでも話せるぞ!今回は一時間スペシャルだ!!」

 

げ ん こ つ(時間押してるんで早く)

 

「そ、そうだな……教官は強く強かで『憧れ』ているのもあるが、

落ちこぼれの私を変えてくれたとも言っても過言では無い。あの人がいなければ今の私はいない。一夏のせいで教官の華やかな二連勝記録を奪ったあの事件は許せないと思っていたが……今は少し違う。

教官は、私に『人間として戦う』ことを教えてくれた。」

 

いいですねぇ。教え子と師匠の関係がよく見れてます!

 

 

 

 

更織楯無の場合

 

「織斑先生は教育者として流石と言うかなんと言うか………最高責任者として見本を見せてくれるわ。

私も更織の当主及び生徒会長として頑張ってるけど一夏くんや悠くんとか生徒会や他の生徒の身を任せられてる身としては私もまだまだって言ったところだし『責任が取れる理想の大人』ね。」

 

さすが生徒会長〜頼りになる〜。

ずっとこのままでいいのに(後でしばく)

 

 

 

 

天条綾音の場合

 

「私にとって織斑先生は…………嫉妬でした。

心臓病になる前と肝臓の三分の一を切り取る前までは入退院を繰り返して時期がありまして、学校に行くと毎回当時モンド・クロッソ優勝者である織斑先生ばかりの話を聞きましたね

皆が空を飛べるISに憧れに目を輝かせていましたが,私だけは目を輝かせる事は出来ませんでした。

何故自分だけ空を飛ぶ事が出来ないのか、何故彼女は慕われているのだろうかと自己嫌悪に陥りましたね。

けど2年前に悠さんのアマゾン細胞を移植してからはもう今までの印象を覆しました。

昔を否定するって訳にもいきませんが、私にとって織斑先生は『嫉妬からの憧れ』ですね。」

 

長い長い長いって、だいぶ思っていたほど深かった。

 

 

 

 

水澤(みずさわ)(はるか)の場合

 

「僕にとって織斑先生とは『憧れ』………かな。

僕達生徒を守るという教師の身もありながら近接ブレードで一夏君とラウラさんを止めたって聞いた時唖然としちゃったよ。

特に織斑先生は僕の事何故か心配してくれたり話を聞いてくれたしするしいいなぁって思う。

………それにもし僕が暴走した時は止めてくれると助かるな」

 

最後無茶苦茶不穏な感じで終わったんだけど何?

 

織斑一夏の場合

 

「俺にとって千冬姉は家族だ。

親代わりで俺を育ててくれたけど俺のせいでモンド・クロッソ二連勝を逃してまで俺を助けに来てくれた時お前が無事でよかったって言うぐらい千冬姉はお互い大切なんだ。

それと……『憧れ』かな。武器とワンオフ・アビリティーが一緒なのもあるからか俺も千冬姉みたいにもっと強くなりたいんだ!

最近だと俺の事強くなったなって褒めてくれてちょっと嬉しかったんだけど……」

 

 

 

九人のインタビューありがとうございましたー。

いやぁー織斑千冬に対する思いは色々あって感心しますね

織斑千冬先生の教育が行き届いている証拠!

 

でもインタビューを受けた人達にはとあるワードが共通して出てきたんですよ

それは………

 

 

 

 

『憧れ』であると!!!

 

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

 

 

クソッタレ………!!斜めから袈裟斬り入れやがって!

ニューラングアーマーが幾ら硬いといえど左右非対称だから片側は半分ぐらいの強度しかないってのに!

 

「はぁ……はぁ………」

「へぇ、これ食らっても生きてるなんてね。あの男に(へりくだ)ってる中国女は一発だったってのに」

「………鈴さんは女性だ!なのに綾音と同じ扱いしやがって!」

 

怒髪天激怒した僕はニューオメガソードを再び再生成しようとしたその時!

 

『ミステリアス・レイディから緊急通信』

「緊急通信!?」

 

本来試合中の通信は禁止。

それを承知の上でかけてきたということは。

 

僕は切り替えてスラッグスティックボムをSD-3に装填して雨霧の黒桜のハイパーセンサーのジャミングに成功しそのまま距離を取る

 

「繋がった!」

『悠くん無事!?』

「一応何とか!」

『落ち着いて聞いてほしいだけど雨霧沙苗の黒桜にはヴァルキリー・トレース・システムを使っている可能性があるわ』

 

VTシステム………

ラウラさんの奴か!

 

『彼女はそれで織斑千冬の動きをトレースしてるわ』

「だからこんな攻撃が出来るわけか!!」

『おそらく彼女はVTシステムを理由に悠くんを殺す気よ!』

 

裏工作はやめて正攻法で殺しに来たという訳!?

亡国機業(ファントム・タスク)は僕を完全抹消するのに必死なのかよ

 

「それ違法って分かってるならなんで試合中止にならないぃぃっ!!」

 

いま胸を掠めた!これが零落白夜ならやられた。

アマゾン型ISの利点としてはシールドがなくなっても搭乗者が無事ならば半永久的に起動できると言うのがあるが流石に耐えられない!

 

『確定じゃないのよ。前回ラウラちゃんが使ったときは明確に異変があったけど。今回念入りにチェックしても異常はなかったのよ』

「だから踏み込めないっていう!」

『私だって歯痒いわよ!でも確証がなければこっちも迂闊に手が出せないのよ』

「それはそうっ!!」

 

あの時はレーゲンが泥人形みたいになってたから手を出せた。

実際は一夏君と僕が解決したけど

 

シャルロットさんのリヴァイヴからのエネルギーパイパスで限定権現した白式。ほぼ生身だった一夏君がVTシステムの動きを見切ったのは流石すぎる

 

『悠くんがシールド切れになり、それでも襲いにいった瞬間に戦闘教員が取り押さえる手筈になっている。もしくは悠くんがリザインするかだけど』

「はぁ!?そ、そんなの出来ませんよ!」

 

自分の命と比べたら楯無さんの案は最適解だが、ここで自分から負けを差し出せば僕は一生後悔する。

たとえ僕が負け、そのあとVTシステムの存在が露見したとしても。僕が雨霧に負けたという事実は消えはしない

 

だがどうやって勝つ? 

今の雨霧はモンド・グロッソで頂点にたった織斑先生の動き。

このまま削り殺されるのは時間の問題。

 

───本当にそうか? 

 

迫りくる鉄切を即座に回避してその腹に蹴りを入れるが避けられる。

 

先程から感じてる違和感。

覚えのある動き。それを防いだ。

 

何故防げる? 

 

これが本当に織斑先生の剣だというなら何故僕は負けてない? 

僕の戦闘能力がブリュンヒルデに対抗出来てるから? 

 

それは無いと思うが今の僕なら納得がいくかもしれない。

 

何故ISに乗って半年の僕が織斑先生の偽物相手に生き残れている? 

零落白夜ではないから? 

違う、あれが零落白夜のデッドコピーだとしても。織斑先生の剣を防げてる理由にはならない。

 

…………全て納得した。

 

「楯無さん!織斑先生に繋いでください!」

『わ、分かったわ……繋いだ』

『私だ。』

「織斑先生!ラウラさんの時にも使われたVTシステムに使われてるデータは第一、第二モンド・グロッソによるもので間違いないですか?」

『ああ、そうだ』

『それ以外のデータが使われてる可能性はありますか!例えば練習時間だったり、日本代表決定戦や、フリーの対戦だったりとか!』

「可能性はゼロではないが、ほぼゼロだろう』

『くっ!何故そう思うんですか!?」

『私はモンド・グロッソ以外で公の場に出なかった。練習は他人に見せてはいない。代表決定戦も他国に情報が漏れないように秘密裏に行われた』

 

つまり、VTシステムに使われてるのは正真正銘モンド・グロッソでの戦闘データのみだということ。

 

『水澤。あのVTシステムはボーデヴィッヒより更に洗練されたものだ。今上層部に掛け合って、こちらから強硬手段に移ることを打診している』

「いいえ必要ありません。今の情報で勝ち筋は見えました!」

『考えがあるんだな?』

「はい!」

 

あの時一緒だったとはいえ一夏君はVTシステムで暴走したラウラさんを助けたんだ!

だったら僕がそれを打ち破らないでどうする!

 

『成程分かった。やってみろ』

「はい!!」

 

織斑先生からの通信を終えると僕はアクセラオメガに隠された《コード・アクセラレート》を発動

 

雨霧の動きをよく見る

その動きは素人目から見ても驚異を覚える太刀筋だ。

 

横からの攻撃をよける、下からくる、弾く。

突き、耳元を通るが、当たらない。

 

「まぐれがぁ!」

 

右、左、右上、下、上、左。

 

その全ての斬撃を受けることなく避け続けた。

 

「何故当たらない!」

 

雨霧が焦り始めても太刀筋はぶれることない。寸分の狂いもなく剣は振るわれる。

動かしてるのはVTシステム。雨霧はシステムに身体を貸してるだけにすぎない。

 

そこに血は通っていない。

魂も信念も何一つ籠っていない。

 

今ので全て見切った僕は左腕のアームカッターで鉄切を受け止めたと同時に反撃。

 

「グッ‥…ガバァッ!!」

「………!!」

 

蹴り飛ばした後箒さんの紅椿にシームレスシフトした穿千を模倣生成しそのまま雨霧に直撃した後綾音の(アメ)雷弓(ライキュウ)を速射。

 

「な、何で!何で当たんないのよ!」

「うるさい!!」

 

(アメ)双剣(フタツルギ)にチェンジし,二刀流で押し切った後高速切替(ラビット・スイッチ)よろしくの如く【ガルム】と重機関銃【デザート・フォックス】を模倣生成し、弾幕の暴力を雨霧に与え続ける

 

(一旦模倣生成はやめるか)

 

それとなんか腹が立ってきた

 

初めて織斑先生と出会った時、どんな人か分からなかったが僕には強者の覇気が佇んでおり一眼で分かった。

一夏君が入学当初、織斑先生が現れ自己紹介した途端クラスメイトの女子達は一気に湧き上がったと言う。

中でも北九州からきたクラスメイトもいてびっくりしたとのこと。

 

後から僕がインフィニット・ストラトス/ヴァーサス・スカイで裏技コマンドで打ち込んで使えてしまった暮桜の搭乗者だと知り,僕は表に出すことなく織斑先生に憧れを抱いた。

 

なのに雨霧さんは普通に嫌いだ。

ラウラさんのVTシステム発動は織斑先生への渇望と言うのはまだわかるとしてこいつは僕や一夏君やクラスメイトの憧れで僕を殺そうとするなんてほんと腹が立つ

 

「当たらない!なんで!!?」

 

これ以上当たるものか。当たってやるものか。

 

その攻撃。動き、立ち回り。

僕はそれをゲームで理解した。

 

「行くぞ、一方的だ」

 

 

 

ーーー◇ーーー

 

 

 

「悠のやつ、見切り始めてる?」

 

序盤劣性だった決勝戦。

雨霧の猛攻の前に倒れると思っていた悠はふいに攻撃を避け始め、ボコスカ攻撃し始める

 

避ける、とにかく避ける。

そして動きを最小限に確立させると斬撃の合間をすり抜けて攻撃を当てていく。

攻撃が当たるとわかれば更に攻撃の密度を上げて追い詰めていく。

 

「多分悠さんは織斑先生の動きだと分かったんですよ!」

「でもそこまでいくものなの?あたしも織斑先生と付き合い長いけど流石に見切れないわよ」

「「同じく」」

 

皆は何故悠が考え始める。すると一夏が目を見開く

 

「分かったぞ!あいつたしかゲームの裏コマンドで千冬姉を使ってた!」

「何だと!?」

「あたしや弾がやった時は裏コマンドなんて無かったはずよ!」

「悠凄いことしてる……!」

「驚いた……我が副官にしては凄すぎるぞ……!」

 

その様子に綾音は目が離せなかった。自分らしく、そして憧れの人を超えるかのように。

 

「この勝負………悠さんが勝ちます!絶対に勝ちます!!」

「あぁそうね。」

「後もうちょっとだよーー!!!!」

 

勝利を確信した一夏達はニューオメガに応援を送る

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

「っ!!」

(嘘!何で,何で当たんないのよ!)

 

黒桜の攻撃はニューオメガとアクセラオメガに当たらないというかむしろ肩で受け止められたりとかアームカッターで相殺されたりと寧ろニューオメガの勝ちが確定してた。

 

「あんたなんか私達女性の象徴とも言えるこの力で倒してやるってのに!」

「別にこれはあんたの力なんかじゃねーよ!」

 

さらに無言の圧力で圧倒的な暴力を雨霧にぶつける

 

「早く解除した方が身のためだぞ………お前は織斑先生じゃねぇ!!皆の先生の栄光を使うなんざ本人以外認められてねぇんだよ!!」

「っ!!」

 

僕はいつのまにか口が悪くなっていた。また言われるか言われないかもうどうだって良い

 

「それに勝ちは確証してんだよ!さっさと解除しろ!」

「そんな訳あるかあああ!!」

 

雨霧は一瞬解除を躊躇うも、距離を取ろうとする。しかし雨霧の目に映るのはニューオメガなのだが、何だか悪魔が迫ってくるように見えた

 

「ヴゥルッ………!!!」

「……こっち来るな!はああああっ!!」

 

鉄切による刺突攻撃。しかし僕は即座に回避する。

《コード・アクセラレート》を発動したニューオメガはゾーン状態に入っており、ニューオメガの生粋の闘争本能と水澤悠の雨霧沙苗を倒すと言う意思が混ざり合っているのだ。

 

「そんなものは見えてるよ!」

 

すかさず足に蹴りを入れられるも、バランスを崩しながらもVTシステムは即座に機体を立て直し反撃し、胸を掠めてしまう

気持ち悪いぐらい綺麗にスラスターを小刻みに動かし斬撃の体勢を整える。

 

「負ける筈がない!この力は最強なんだからっ!!」

 

だが、暮桜はそんな動きはしなかった。織斑先生の性格的にありえないと思ったからだ。

これを見て一夏君はどう思うだろうか。自分が不利になった時、織斑先生はどう突破しただろうか。あんな雑魚のように抵抗しただろうか。

 

本人の感情を置き去りにした無機質な刃を握りしめながら、暮桜の皮を被った黒桜が一直線に向かってくる。

 

そんなあべこべにぐちゃぐちゃな姿についに堪忍袋の緒がブチ切れた。

 

「いい加減にしろ!!」

 

それはVTシステムを使い続ける雨霧に対してか、暮桜の模倣をするVTシステムに対してか。はたまた両方か。

 

上段から襲ってくる黒桜の鉄切を手で挟んだ。

 

「これ以上僕や一夏君達の憧れに泥を塗るなああああああああ!!!!」

 

即座に翼を甲龍の龍砲に模倣生成し、ノーモーションで高出力の衝撃砲を雨霧に撃ち込み吹き飛ばす。

 

「ISのブレードを」

「白刃取りだとっ!?」

「すげぇ………」

 

観客席が一気にざわついた。

ISでの白刃取りなど、早々お目にかかれる物じゃない。

たとえ相手の動きを完全に掌握していたとしても、並大抵の技術ではない。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁまぁぁぁぁぁぁぁぁぎぃぃぃぃぃぃりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

 

しかし奴を圧倒的に叩きのめす為に僕は雨霧に近づく

シールドを減らす為にSD-3で撃ちまくる。

奴はもう後がないのか闇雲に振り回すだけだった。

 

「競技試合でアンリミテッド仕様。そしてそれを検知させないジャミング装置。マジでせこすぎるって」

「この世は弱肉強食。弱い男は強い女に食われる。それがこの世界なのよっ!!お前が死ねば、私はあの子の仇を取れる!!」

 

自分がした訳じゃないんだけどねぇ。まぁそこんところは分からないってか

 

雨霧は突き技を僕に目掛けてやるも、僕は回避と同時に左右のアームカッターの生え方の違いを利用し,てこの原理で鉄切をへし折った。

 

「な……っぐふぅごはぁっ!!!」

 

折れた瞬間に身を乗り出しすぎた雨霧に掌底、ストレート、折れた鉄切による攻撃も蹴り飛ばし、身を乗り出した瞬間膝蹴りを叩き込む。

 

「ごはぁ……!!」

 

搭乗者保護機能ガン無視で僕はあらゆる手を尽くして雨霧をボコボコにしていく。日頃の恨みを晴らしたかったからだろうかな

 

「はぁ……はぁ……」

「ヴゥゥ……!!」

 

ニューオメガの唸り声で雨霧は恐怖するも投げ捨ててもう一本引き抜いた。

限界までシールドエネルギーを注ぎ込んだ最高出力の鉄切

あれを食らえば残ったシールドごと僕ごと傷を負わせる可能性あり。

最悪死ぬ。

 

「フッ!!」

『AMAZON PUNISH』

 

ネオアマゾンズドライバーのアマゾンズインジェクターを押し込み,左腕のアームカッターが肥大化する

 

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

「ヴェアアアアア!!!!」

 

瞬時加速(イグニッション・ブースト)で迫る黒桜にこっちも瞬時加速(イグニッション・ブースト)で迎え撃つ。

 

振るわれる紫の軌跡。

黒き刃で切り裂こうとする翠の軌跡。

 

すれ違う二機は互いの刃を振るった。

 

「せえあぁっ!!」

「かっ!?」

 

黒桜の刀は腹部を掠めるも

アクセラオメガのアームカッターはブリュンヒルデの影を切り裂いた。

 

「馬鹿な………私は……最強の力を……」

「最強は積み上げたものにしかない称号だ。」

 

ゆっくりと空中で倒れ、落ちる黒桜と雨霧を見下ろした。

 

「僕の勝ちだ。受け止めな」

 

『4組、雨霧沙苗 リミットダウン。勝者 1組、水澤悠!!!』

 

試合終了のアナウンス。

僕は高々に右拳を掲げた

 

 

 

 

ーー♢ーー

 

 

 

女性権利団体事務所にて

 

 

「さ、沙苗が…………負けた!?」

『えぇ。レインからの報告だと水澤悠の勝利。あれはVTシステムもバレてるわね」

「そんな馬鹿な!ありえないわ!」

『とりあえず伝えたわ。じゃーねー』

 

♪がつきそうな軽い口調のまま切られた通話。そしてその後送られた試合の動画ファイルを見て雨霧沙織は狼狽出す

 

「か………会長?」

「急いで沙苗の保護と弁護士をお願い!」

「は、はい!!」

 

足早に退出した秘書。

その様子とは裏腹に雨霧沙織は頭を抱えていた

 

(なんなのよ!!あのアマゾンが作り出したVTシステムは完璧と言っていたのに!)

 

モノクローム・アバターに属してるアマゾンであるマグナリオを恨みながらもどうしたら良いか考える沙織であった………

 

 

 

 

 

 

「どうだ?俺が作ったVTシステムとやらは?」

「良かったけど負けちゃったわ。」

 

電話を終えたスコールはマグナリオと話していた。

 

「それにしても貴方大丈夫なの?」

「何がだ?」

「貴方の模倣生成って水澤悠と同じ負担がかかるんでしょ?」

「いや、問題ない。俺の体にあるアマゾン細胞は一味違ってな。人間の遺伝子を持っているからアマゾンの力を存分に引き出す事が出来る。」

 

するとマグナリオは立ち上がり、何かを持ってくる

 

「───!」

「これは?」

 

袋から外すと出てきたのは亡国機業の存在をキャッチしたエージェント。

そのエージェントは必死に抵抗する

 

「俺たちの存在を嗅ぎつけた裏の人間ってとこだな。」

「それをどうするつもりよ。」

「決まってるだろ。」

 

マグナリオの顔が大きな口になり、エージェントを舌を伸ばして捕まえる

 

「や……やめろ!金か!?金ならある!組織の情報…………うわあああああああああああああ!!!」

 

そのまま捕喰した。骨ごと喰いつくし、歯が血飛沫塗れになりながらもよく噛んだ後、何かを吐き出した。

 

「な、なによそれ」

「あぁこれか?俺が変身に使うコンドラーアイだ。」

 

まさか変身道具がこんな風に作られたなんて思いもせずスコールは吐きそうになる

 

「そ、そうなのね…………ちょっと気分が悪くなってきたわ」

「あぁ、休むと良い」

 

貴方のせいだけどねって言おうとしたが,言うのも面倒くさい為彼の言う通りに部屋から出て行った。

 

「…………さて。この身体も馴染んできたな……うん?」

 

マグナリオが写っている鏡が何者かに書き換えられる

 

「……大人しくしていろと言ったのに」

『お願いだ…………やめてくれ!俺は人なんて食べたくないのに!』

「今の身体の主導権は俺だ。この世に生まれた事が消えない罪に相応しい!だからとっとと失せろ。」

『なんだと……ふざ』

 

何者かが激昂しそうになったが,マグナリオは鏡に写る何者かを消し飛ばした。

 

「…………この身体を活かしているのは俺だと言うのに」

 

マグナリオの顔と鏡に写る顔が違う理由。それが厄災とも呼べる彼がこの世界に来た理由に起因するのであった




Huluで仮面ライダーガヴお菓子の家の侵略者が配信されました

いやぁーこの映画ね復活のテガソードの印象を覆しちゃうぐらい衝撃がえぐかったっすね

甘ゾンズだろって言うコメントがあってよくまぁ流せたものですよ

アマゾンズらしくないこの作品もどうぞよろしくお願いしますね

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