第九十四話 アマゾンはお洒落しちゃダメですか?
クラス対抗戦が終わって、IS学園もすっかり元の風景に戻っていた。
何処から漏れたのかは定かではないか、雨霧がVTシステムを使ったのでは?という噂がもっぱらの話題になっていた。
雨霧の腕に見合わない剣技は全校生徒が見たとおり。
疑心が確信に変わったなら人の認識という物はそこに定着し、噂という曖昧なVTシステムは明確に見える違法システムとして生徒の目の前に残った。
それと同時に。
「水澤君ってめちゃくちゃ強くてびっくりした」
「普段優しいから戦闘時のギャップに惹かれちゃうよね」
「12対5のバトルも水澤君と鷹山さんがかんがえたらしいよ。」
「アマゾンでも二種類いていいよねー鷹山さんは野生っぽくって水澤君は養殖というか人工的というか」
「今のうちにつばつけとく?」
「やめとけやめとけ(吉良の同僚風)、天条さんがゴリゴリに狙ってるらしいから」
相対的に僕と仁さんの評価がV字回復を聞いて良かったと思った。
それにIS学園で最強はあのVTシステムを打ち破ったこの僕という噂まで立ち上がってしまうほど学園は持ちきりになっていた。
僕達の努力が報われたと実感した。
普段の態度、皆の前で話した演説の前で大胆不敵な宣戦布告に数々の実績。
それが繋がって僕の評価となり、学園新聞にもデカデカと特集として載った。
僕の評価は置いとくとして、学園内での男性の評価は改善された。
これにて生徒会の一大作戦は見事に功を奏したのだ。
しかしこのままで良いのだろうか。
皆は水澤悠とか持ち上げられても不満に思わないだろうか?
雨霧沙苗のようなものが消えたとしてもいずれネオ・女性至上主義の会とか現れるかと心配になる
因みに今ご飯をいるのだが二人だけやけに上機嫌な人がいた
「おぉ……すげぇ、もう皮張ってるじゃん」
「ナノマシン技術は世界一ですわ!おっほほほほほ!!」
一人目はセシリア、以前キャノンボール・ファストにてサイレント・ゼフィルスと交戦し
「鈴さん鈴さん!!私のISが完成されるそうですよ!」
「何の報告よそれ」
「早く受領したいんですよー。」
二人目は綾音。キャノンボール・ファスト時の覚醒後、僕が脅しに近い直談判で綾音に完全抑制用のアマゾンズレジスターを付けてもらうことと打鉄・天ノ座間のオーバーホールを願い出たが、まさかの新型IS受領と言うそこまでするのかと言う事態になった。
「それあたしに話してもよかったわけ?」
「もうすぐなんで一応報告したほうがいいかなって。皆さんと練習する時毎回訓練機の使用許可得るの正直めんどくさくなってきましたので」
その言葉は箒だけ理解できたらしい。
あそっかこの人訓練機使ってたなぁ
まぁ平和が1番よやっぱり。でも野座間の新型ISについて何も知らないんだけど何故なんだろうな
因みに一夏というと……
「一夏、セシリアにやったように私に食わせろ」
「ラウラ怪我してないだろ?」
「そうか。ならこうするしか無いな」
するとラウラは自らの右腕をへし折ったがあまりの激痛で少し死にかけたとか何とやら
「お前ら騒がしいな」
「「「「「「織斑先生!!!」」」」」」
「ううっあぁ………きょ、教官………」
織斑先生が先に目が入ったのは自ら腕をへし折って悶え苦しんでるラウラであり,以前セシリアが怪我してた時に一夏に食べさせてたのを思い出した
「お前達、以前オルコットが織斑に食べさせてたのを見てボーデウィッヒと同じ事をしないようにな?」
見事に釘を刺されたヒロインズを横目に織斑先生とその場にいた山田先生と連れて奥のテーブルに向かっていったのだった…
「と言うかラウラそれ大丈夫なの?」
「あ、安心しろ悠………自己修復機能で何とか頑張る………」
「保健室に行ってください(極論)」
とまぁ今日もどったんばったん大騒ぎでしたとさ
ーー♢ーー
ひとまず昼飯を食べ終え、僕と綾音は自室に戻った。
ラウラに至ってはやっぱり保健室に行ったらしいがそんなのはあまり関係ない
「綾音の専用機が完成されるのってほんと?」
「はい!打鉄・天ノ座間のデータが完全集約された新型機ですね」
「それがあればまた僕達と練習できるね」
「もしできたら早く見せてあげたいですけど中身は極秘なので」
「わかった。楽しみにしてるよ」
ここ最近分かったことは僕は綾音に対する対応がちょっとカスになってきてるかもしれない事だ。
これじゃまるで某文学少女シリーズに出てくる元覆面美少女作家さん井上になってしまうよマジで
このままじゃダメだ。僕は残りの一週間でステップアップしなければいけない。綾音には告白の返事とキャノンボール・ファスト後の一夏ヒロインズや綾音を見て好きな子に対するアプローチなんて余裕♪(姫〇莉波)だと思っていた。
だけどこっちから仕掛けるとしたら無理すぎる。だとしたら皆んな凄いな。
「はぁ…………」
「は、悠さん?どうしたんですかこんなに悩んでて」
「よく悩んでるだなんて当てられたね」
「悠さんのことは何でも分かるんですよ。」
…………ダメだこの子完璧すぎる
僕なんかと付き合っちゃってもいいいのか???
「悩みがあるなら聞きますよ?」
「「まず二つあるんだけどいいか?」
「構いませんっ!」
り◯太郎やめてwww
「同居生活が終わってしまうなぁって」
「…………そうですね」
同い年………と言っていいのかな。ここに初めて来た時フローリングが全部和風テイストで驚かされたり、ご飯を作ってくれたり、膝枕してもらったり……一人になって寂しくて泣いたり……
このようなことしといてまだ友達なのおかしいのかな
「それにしてもここでたくさんの思い出を作りましたね!」
「今振り返る思い出もいずれ思い出になるからね」
「まぁ名言」
臨海合宿の時に似たようなセリフ使った時シャルロットさん困惑してたけどね。
「で、もう一つって何ですか?」
「綾音。君の好みの男って………何?」
「え?」
なんか凄いこと聞いちゃってるの僕だけすか??
「な、何故いきなり??」
「良いから良いから。僕はともかく綾音はそういうお年頃♡でしょ?」
「ええっ…………」
楯無さんの真似をして聞いたんだけど僕がやると引かれてしまった。生徒会長になってもう一回しよ。これが本当の下剋上
「好みは………優しくて」
「おぉ」
「ギャップ萌えがあって……」
「うん。」
「たくさん食べて………」
「うん?」
「動物を飼ってる人…………かな?」
うん。それ
僕 じ ゃ ん ! !
まんまそれ特徴当てはまってない!?
「そ、それって………」
「悠さんの事ですよ?」
ば れ て ま し た 。
この子凄いなマジで
「で、何でそれいきなり聞いたんですか??」
「‥別に。僕はそれに相応しいのか聞いただけ」
「へぇーもしかして…………………自分の身なりに自信がないと」
「…………うん。」
すると綾音は微笑み僕の頭を撫でた
「悠さんは悠さんらしくで良いですよ。それに約束の件もあるし私はいつでも待ってますよ」
「綾音ぇ……」
相変わらずこの子いい子すぎないかい?本当にあの会長の孫娘かと疑いたくなる僕だとさめでたしめでたし。
ーー♢ーー
ーー♢ーーが出たってことはそうだよまだ続くぞ
「「イメチェンしたい??」」
「うん。」
後日休日の昼下がり。カフェテリアにて僕は鈴とシャルロットに誘い話を聞いてもらう事にした。
え?悠と近しい人がこいつらだからって選んだのか?と質問を受けそうだが
そうでもないんだよなぁ。
というのも鈴は代表候補生としてファッションモデルの経験があるらしきのと、シャルロットは素でセンスが良い。
だってあの人ラウラの私服購入してちゃんとオシャレさせてるから実績はある。アミューズメントウォーターパークの時のラウラの私服はあの時買ったものだとシャルロットが教えてくれた
「あんたそういうの無頓着だよね。」
「まぁ僕なんて人じゃないし、怖がられるし、アマゾンだしイメチェンしたって何も変わんないんだけどねwww」
「涙拭きなよ?ていうかどう言う心境の変化なのよ」
「やっと代表候補生になって時間が経つんだし身なりを整えたいんだ」
…………まぁもっと目的あるんだけどね。
一夏君や箒さんはともかくぶっちゃけなんかオーラというものがないように感じる
けどそれも理由だけと綾音の前だとかっこいい男になって見直したいんだよ
「つまり、好きな子に振り向かせたいからイメチェンしたいと」
「うん……」
「遠回しに言ってる事全部バレてどんな気持ちよ」
「泣く。」
するとシャルロットは考えだした。
「そう言えば悠の私服ってどんなのがあるの?」
「GLOBA◯ WORKの迷彩ポケット付き長袖ホワイトシャツとかUNITED AR◯OWS green label relaxingのジャストフィットオックスフォードボタンダウンシャツとかブルー系のシャンブレーワークシャツとかかな」
「何よ私服全部センスあるじゃないの。」
「下地は完璧だよ!」
僕はちょっと嬉しくなり二人とハイタッチした。
「オシャレセンス抜群だから後回しにするとして、髪型を変えることだって出来るよ?」
「例えば?」
「自分でアレンジしてみたら。ほら髪型カタログ上げるから」
これに関してマジでシャルロットさんマジで谢谢감사합니다
早速僕はそれを参考にしたのだった
追記・後から綾音に色んな髪型見せたんだけどそれが白熱して気づいたら夜ご飯の時間になっていたんだとさ
好きなアマゾンライダーは??
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