え?『異世界日本国召喚』の方はどうした?そっちに関しては後々リメイクする予定です。はい、またリメイクです。
さて、短め駄文ですが、それではどうぞ。
第1話「緊急首脳会談」
西暦2026年 1月21日
ベルギー王国 ブリュッセル首都圏地域 ユストゥス・リプシウス会議室
旗ポールに掲揚された様々な国旗に囲まれ、数多の国々の首脳陣が険しい表情で配布された資料を反芻する。
資料に記載された文章は、到底現実とは思えない内容であったが、それは実際に起こっており、各国首脳がこの会議室に招集されるのは最善の判断だった。
「衛星画像が送られてきた。映すぞ」
この会談の司会進行役を務める欧州連合理事会議長フェルステーフが、設置された大型スクリーンに映像を映す。そこには、
「……これは一体……」
どこかの国の首脳が思わず呟く。それに釣られ、次々に口々と他の首脳らが呟いていく。
「どう考えても地球ではないな」
「アフリカも、南北アメリカも消えてしまったのか……」
「見ろ。大陸に灯りが見えるぞ。文明があるのか?」
「だがアイスランドの北の大陸には灯りがないな」
「未開の地ということか?」
様々な意見が交差する中、フェルステーフが場を制止する。
「諸君、静粛に。……さて、この事態に対し、我々は一切の対処方法を知り得ないのが現状だ」
彼の重い言葉に、各国の代表が渋々ながらうなづく。
これが現在のユーラシア諸国が置かれた現状であり、この事態を解決できなければ、全ての国が大打撃を受けることは間違いなく避けられない。
故に、各国は今だけでも協力し、この状況を打破しなければならなかった。
「我が連合ではこの事態を
その言葉に首脳らが拍手を送る。人口が多いこの地域で、完全な自給自足は不可能だ。他の地域から輸入している穀物や資源だってある。やがてそれらが枯渇したらどうなるか?
最悪残った資源をめぐり、
「今すぐ艦隊を展開できる国はあるか?」
「議長。現在、地中海に《カヴール》を旗艦とする多国籍艦隊を展開中だ。要請があれば、いつでも外交官を乗せ、南方の文明に接触することが可能だ」
イタリア首相ペルッツィの言葉に一同は歓喜する。
「なら、その方針でいこう。南方の文明には、イタリア、イギリス、フランス、スペインを外交担当国とする」
フェルステーフは即時に外交担当国を決め、英仏伊西の代表らは、後方に控える外務省職員に指示を出す。
翌日、地中海を航行中の《カヴール》を旗艦とする多国籍艦隊は英海外領土ジブラルタルにて4ヶ国の外交官を乗せ、南方へと出航する。
これが、地球国家と異世界国家の初の接触となるのだった。
次回は1週間以内に投稿予定です。
誤字脱字報告ありがとうございます!
ロウリア戦争後、ロウリア王国の処遇は?(10月28日まで)
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