石油王()に転生したので全力でメディア様に媚びる   作:Una

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第16話 心臓

「衛宮切嗣……今ようやく貴様を外道と理解した」

 

 切嗣は、転がっているケイネスの首を眺める。

 

 ランサーがケイネスの令呪によって自害した後、半身麻痺で車椅子に乗ったケイネスと、彼の乗ったそれを押す婚約者であるソラウの姿があった。

 

 ランサーが自害するところを見て半狂乱になりかけたソラウであったが、切嗣が暗示の魔術で意識を乗っ取り、車椅子を押すだけのロボット状態にしたのだ。これは暴れる彼女を守るための処置であるためセルフギアス・スクロールの宣誓には抵触しない。

 

 そこに、セルフギアス・スクロールの使用を通信機越しに聞いていた舞弥がステア―AUGによる1分間に850発のフルオート射撃を二人に浴びせた。50メートルほど離れた工場の別棟からの射撃だ。事前の打ち合わせ通りに殺害してくれた。

 

 ケイネスと車椅子で身体が影になっていたソラウはその眉間と脳天に計2発の銃弾を受け、脳漿をコンクリートの地面にばら撒いた。

 

 正面から銃撃を受けたケイネスは奇跡的に生きてはいたがそれは時間の問題だった。銃弾がたまたま心臓と頭部を避けていたというだけで、鉄の嵐を浴びた肋骨も肺も腹腔臓器もぐちゃぐちゃに混ざり合っていた。介錯を願うケイネスの首を刎ねたのは、セルフギアス・スクロールに縛られた自分ではなく己のサーヴァントだった。

 

「道は違えど目指す場所は同じだとそう信じていた私が愚かだった」

 

 聖杯戦争が開始して4日目。おおよそここまで魔女モルガンの手のひらで遊ばれている。こうして通信機を見破られて誘導されて、こちらの対応は後手に回っている。

 

 しかしキャスターのマスターが拠点としている教会を爆破したのだ。これはキャスター陣営も予想外だったろう。

 

 舞弥が使い魔で監視していたが脱出した人間はいなかったようだ。カタコンベのような地下室があったところで逃れようがない。あの爆発であれば、地下だろうが隠し扉の奥だろうが、隅々までその1000℃超過の炎に焼き尽くされたか酸欠で窒息死しているかのどちらかだ。

 

 もし殺害できていなくても、やつらの陣営の中心であるだろう遠坂時臣は始末できた。元代行者の言峰綺礼と中東出身の魔術師であるアトラム・ガリアスタの二人が、雇い主の死んだこれ以降も同盟を維持できる可能性は低いだろう。

 

「答えろ切嗣! 万能の願望器を求める真の理由はなんだ⁉」

 

 切嗣は煙草を燻らせて考える。

 

 アイリはどこにいるのか。

 

 普通に考えれば、キャスターが持つ別の拠点にいるのだろう。

 

 キャスターのクラススキルには陣地作成というものがある。自分に有利な陣地、魔術師であれば工房を短時間で作成することができるスキルだ。さすがにそんなものを教会の中に作るとは考えづらい。キャスターが自身の工房を構築し、その中に聖杯の器として保管されているだろう。

 

 しかしそれは厳重な隠蔽も施されているはずだ。魔女として世界的に知られるモルガンが本気で隠そうと思えば、人間の魔術師風情では見つけられない。

 

 御三家やケイネスのようにわかりやすい場所に拠点を構えていてくれればサクっと爆破できるのに。

 

「たとえ我が剣が聖杯を勝ち取ったとしても……それを貴様の手に託す羽目になるのだとしたら私は……!」

 

 そういえばさっきから英雄サマがなんかうるさい。

 

 つい今の今まで物騒な大剣を振り回して殺し合いをしていたためか、無駄にテンションが高い。

 

 相手にしていられない。そう判断した切嗣はちょうど舞弥が運転してきた黒いワンボックスに乗り込み、後部座席に背を預けた。

 

 その次の瞬間、切嗣と舞弥の体が宙に浮いた。

 

 何があったかといえば、いつの間にか姿を現していた正体不明の漆黒の騎士、バーサーカーが両腕を車体にめり込ませて大上段に持ち上げ、セイバーに向けて振り下ろしたからだ。

 

 車体全体が黒と赤に染まっている。バーサーカーの手が触れていることで宝具化している証だ。

 

「AAAAAAARTHURRRRRRRR!」

 

 バーサーカーがワンボックスをセイバーめがけて振り下ろすと同時に咆哮をあげた。

 

 それに対しセイバーは真っ向から聖剣を振り上げた。宝具化したワンボックスと正面から打ち合い、鼓膜を貫く金属音が廃工場に響く。

 

 鍔迫り合いの形で互いに静止した状態のセイバーが叫ぶ。

 

「今のうちに脱出を!」

 

 切嗣と舞弥はバーサーカーとは逆側のフロントドアを開け、宙に浮いているワンボックスから転げながら飛び降りた。

 

「ここは私が!」

 

 それを見てセイバーが重心を変え、鍔迫り合う向きを回旋させる。自分が舞弥と切嗣を背にする形だ。

 

 しかしセイバーは自分の力が化かされる感覚を覚えた。セイバーの意識がわずかに背後の二人へと逸れた瞬間を見計らって、バーサーカーがワンボックスの壁面の軸をずらしたのだ。

 

 壁面に沿ってセイバーの聖剣が滑る。その先にあるサイドミラーに手首をひっかけられ、日本武道でいう合気の要領でセイバーは重心を大きく前に崩された。そのまま無様に転倒するような愚は犯さなかったが、踏みとどまったセイバーを真横からワンボックスのフルスイングが襲う。剣でなんとか受けて直撃は防ぐも、踏ん張りが利かないセイバーの小柄な身体はそのまま轟音とともに吹き飛ばされ、廃工場の奥へと頭から突っ込むはめになった。

 

「くっ……⁉ あ」

 

 窓ガラスを突き破り、薄い壁を砕いてさらに奥へ。埃と瓦礫の上へと叩きつけられたセイバーは、巻き上がる埃のせいで遮られる視界を確保するために風王結界でもって埃を部屋から一掃した。

 

 視界が開け、状況を把握できるようになる。

 

 その空間は資材置き場かなにかだったようで、バーサーカーに振り回されていたワンボックスが5台は並べられそうな広さがある。隅には鉄の資材や鋭利な工具などが埃を被ってそのまま置かれている。

 

 その手前に、見覚えのある女性が壁に寄りかかるように地べたに座り込んでいた。

 

「アイリ、スフィール……?」

 

 セイバーが呟いた。白い髪、紅い瞳、ワインレッドのシャツ。どれも見覚えのあるものだ。

 

 壁から突き出ていた鉄筋が、アイリスフィールの胸を背後から貫いていた。

 

 口から血を垂らしている。胸部が動いていない。瞬きをしない瞳孔は完全に開き切っていた。

 

「そんな、なぜ……」

 

 セイバーは茫然と呟いた。

 

「AAAAAAARTHURRRRRRRR!」

 

 忘我したセイバーの耳朶を、バーサーカーの叫びが貫く。ワンボックスカーを片手で持ち上げたまま、荒々しい足音を立てながら狂乱の騎士が迫る。

 

 

 

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 セイバーがアイリスフィールを死んだものと誤認しているのを見て、老朽化してスカスカとなった天井に潜んでいるアサシン物作り三人衆が、音の出ないようにハイタッチを交わし合っていた。

 

 

 

 造 形:メディア殿、セイバーの奴がすっかり騙されておりますぞ

 露 塗:一画目の令呪で命じたセイバーとマスターの分断も成功しましたしな

 medeia:計画通りね。死体が偽装だって見抜けるはずがないわ。生前も同じ手法で私は息子の死を偽装したのだもの。これに加えて『仮死』のハサンの技も参考にさせてもらったし

 わたし:さすがですメディア様。あ、バーサーカーがセイバーに迫ってますよ

 medeia:頃合いね。二画目の令呪を切るわ。

 

 

 ──第二の令呪をもって命ず。宝具『無毀なる湖光』を解放しなさい。

 

 

 

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 セイバーは体を震わせながら、アイリスフィールの遺体をバーサーカーから庇うように立ち上がった。

 

 守ると誓ったはずだった。冬の城で、剣の誇りに懸けても守ると。

 

 聖杯を獲ると願われた。自分と、マスターである切嗣のためにと。

 

 守りたかった女性は目の前で息絶え。聖杯を共に獲るはずの男はただの外道だった。

 

 雪のように儚く健気な彼女との誓いは、言葉は、何も叶えることができなかった。

 

 失われた悲しみは自責の念となり、怒りへと昇華して目の前の敵へと向けられる。

 

 はずだった。

 

 投げつけられたワンボックスカーを己が聖剣ではじき返し、セイバーは憤怒を込めてバーサーカーを睨む。たとえすでに息を引き取っていても、せめてその遺体は辱められるわけにはいかないと。

 

「バーサーカー、貴様がアイリスフィールを……ぇ」

 

 その怒りが保てたのは、バーサーカーを覆う隠匿の黒い霧が晴れる瞬間までだった。

 

 霧が晴れる代わりのように、右腕から一振りの漆黒の聖剣が露わになる。

 

『無毀なる湖光』。セイバーが振るう『約束された勝利の剣』と対をなす、精霊から委ねられた至高の宝剣。

 

 それを担う英雄は、古今東西含めて一人しかいない。

 

「そんなに……私が憎かったのか……朋友よ……」

 

 セイバーが膝を折る。埃と瓦礫に塗れた廃工場の床に力なく座り込む。

 

 それはまるで、年相応の少女にしか見えない哀れを誘う有様で。

 

 そんなセイバーに向かって、バーサーカーは容赦なく『無毀なる湖光』を叩きつけた。

 

 

 

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 medeia:気高い女の子が心折られる様はあれね、いいわね

 造 形:え

 露 塗:え

 研 磨:え

 わたし:引くわぁ……さすがにそれは引くわぁ

 AUO:否、わかるぞ婚活魔法少女よ。まるで褥で花を散らされる処女のようだと言いたいのであろう? わかるわかる実によくわかるぞ

 わたし:よかったですねメディア様、理解者がいて

 第0番:おめでとうございますメディア様! 英雄王様と分かり合えるなんて! お礼言っておいた方がいいですよ! 

 medeia:えぇ……はい。ありがとうございます英雄王様

 AUO:ははは、気にするでない。おっと、我今所用があるゆえ失礼するぞ

 

 

 

 ご満悦だなあ金ぴか。人の家だけじゃなくて連絡網にもこうして勝手に入ってくるし。

 

 つうか今何してんだろ。『虫飼』の使い魔で作った監視網にも引っかかってないみたいだし。

 

 

 

 medeia:あ、マスター。セイバーのマスターを確保できたみたいよ。もちろんセイバーとの契約も持たせた私の宝具で解除したみたいね

 わたし:お、さすがです

 鉄 縄:はは。人間にしてはやるようですが、我ら捕獲ハサン四死天の前には無力なものです

 

 

 

 捕獲ハサン四死天とは、『鉄縄』『追補』『千里』『遠見』『鳶影』の対象の追跡・捕獲を得意とする五人のハサンたちのユニット名だ。最近彼らハサンたちは所有スキルや二つ名の相性でいろんなユニットを組んで活動するようになった。

 

 四死天なのに五人なのは、どこのユニットにも入れない『鳶影』が一人で泣いているところを捕獲四死天のメンバーが誘ってあげたのだとか。

 

 お前ら仲間外れ嫌うよね。いいことだけどさ。

 

 で、バーサーカーを突撃させて分断させたセイバーのマスターを捕獲四死天で確保したところに、彼らに持たせていた『破戒すべき全ての符』によってマスターとサーヴァントの間にある経路を切断したわけだ。

 

 

 

 medeia:ランサーのマスターコンビの死体も回収できたし、楽しみが増えたわ

 わたし:何に使うんですか? 計画にないんですけど

 

 

 

 ケイネス先生を生き返らせるとかやめてほしいんだけど。あのねっとりした性格普通に嫌いだし。むしろ聖杯戦争の後に起こるだろうエルメロイ家の資産や研究成果の流出ボーナスに参加していろいろ手に入れたいところなんだけど。ガリアスタの財力をフル活用して全部買い取ってもいいし。いや買い取れる額かはわからんけど。

 

 

 

 medeia:秘密よ。あなたに悪いことは起きないようにするから心配しないで

 

 

 

 本当かなぁ……。そのウキウキな声が逆に不安なんだけど。

 

 

 

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「あ……」

 

 切嗣とのパスが切れた。

 

 供給されていた魔力の流れが途切れてしまっている。今後マスターからの魔力供給は期待できず、この身に残った貯留魔力のみで戦わなければ……否。

 

 それ以前に、マスター……切嗣は、死んだのだろうか。

 

 それ以外の可能性は考えられない。自分から契約を切る理由もないだろうし。

 

 ああまで苛烈で、冷酷な手段で以て聖杯を求めていた男が、生きたまま聖杯を諦めるなんてあるわけがない。

 

 ランスロットの振るう『無毀なる湖光』に嬲られ、飛ばされ、叩きつけられ。

 

 もはや平衡感覚すらあやふやな状態で、セイバーは朦朧とした意識の中考える。

 

 これが友の本心なのか。私をそこまで呪っていたのか。

 

 違うと言ってほしかった。自分の理想を、あなたにだけは肯定してほしかった。

 

「AAAAAAARTHURRRRRRRR!!」

 

 そんな願いが、ランスロット本人によってことごとく否定される。

 

 魔力をひたすら回復に回し、『無毀なる湖光』をどうにか受け止める。魔力放出を行使しながらでなければろくに受けることもできないランスロットの猛攻を前に、セイバーの貯留魔力はあっと言う間に目減りしていった。

 

 次の一撃は、受けることすらできない。魔力放出に回す魔力も、身に纏っていたはずの銀の鎧を形成することすらもはやできない。

 

 

 

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 ──第三の令呪をもって命ず。セイバーを羽交い絞めにしなさい

 

 

 

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 その時、己の宝剣を振るうのみだったバーサーカーの動きが変わった。

 

 剣を手放し、両腕を広げてセイバーに掴みかかった。

 

 セイバーの直感スキルが働く。

 

 今しか逆転の機会はないと。今こそ最後の力を振り絞らねば勝利はないと。

 

 それと同時に警鐘も聞こえる。逃げろ。決してこの機会に乗ってはならない、乗ればそれが自分の敗北だと。

 

 セイバーにはもはや考える力すら残っていない。ただ希望に縋るように、直感スキルに従って『約束された勝利の剣』を前に突き出した。

 

 魔力放出も何もない。女の矮躯から繰り出される、剣の切れ味に頼るばかりの情けない刺突。本来であればこんなものがランスロットに通じるはずもない。『無毀なる湖光』で弾かれて切り捨てられる展開が容易に想像できた。

 

 しかし、そうはならなかった。

 

 ランスロットは自分の意思に関係なく、突き出されたセイバーの剣にその身を自ら差し出すように間合いを詰めた。

 

 そんなことをすれば、当然セイバーの剣がランスロットの胸を貫くことになる。そんな自明の結果に、セイバー自身が驚愕した。

 

 なぜそんなことを。なぜ自分から死ぬようなことを。

 

 そんな困惑に溺れている間にもランスロットはその体をセイバーに近づけていく。『約束された勝利の剣』がさらに深く、深く、ついには根本まで突き刺さってしまった。

 

 困惑に支配されて剣の柄から手を離せないセイバーを、その腕ごと、そしてその細い肩ごと。ランスロットは全力の力を込めて抱き潰した。

 

「があ、あああ⁉」

 

 魔力放出がなければ外見相応の筋力しかもたないセイバーの体を、バーサーカーの狂化スキルと『無毀なる湖光』の効果でA+ランクとなったランスロットの筋力で抱き上げ、全力で羽交い絞めにすればどうなるか。

 

 まず両肩が外れた。

 

 次に鎖骨が折れ、上腕骨が折れ、肋骨が3本4本とまとめて砕けた。

 

 もはやセイバーは悲鳴すらあげられない。

 

『約束された勝利の剣』で霊核を破壊されているのに、四肢から現界が解けているのに、そんなことに全く執着せずにセイバーを破壊するためだけに力を込め続けている。

 

 あと何秒か。この苦痛が終わるまで。言い換えれば、ランスロットが消滅するまで。

 

 なぜ自分は耐えているのか。守ると誓ったアイリスフィールを守れず。勝ち残っても共に聖杯を分かち合うマスターは唾棄すべき外道で。そもそも、マスターすら死なせて失い。故国を滅ぼし。そばにいた友の苦悩にすら気付けず。

 

 サーヴァントとしての自負も。騎士としての誇りも。王としての矜持も。

 

 何もできず、全てを失い……戦う理由も、もはやない。

 

 セイバーは、最後の抵抗の意思すら折れたことを自覚した。

 

 確固たる意思でもって維持していた現界が解れだす。肉体の強度がさらに落ちていく。あと数秒、自分が消滅すればこの地獄のような時間は終わるはずだ。

 

 そして、その地獄のような苦痛の時間は唐突に終わった。

 

 衝撃は、セイバーの背中からだった。

 

 鎧も纏えず、粉々に折れた肋骨に守られることもなくなっていた、無防備な心臓が最も衝撃を受けた。

 

 その衝撃の意味を理解しようと視線を背後に向ける。

 

 そしてセイバーは今度こそ衝撃に目を見開いた。

 

 自分の背後にいたのは、自分だった。

 

 自分と全く同じ顔、同じ魔力、同じ外装。モルガンやモードレッドなど目ではない、鏡のように瓜二つな存在が、自分の背中に右腕を突きこんで、セイバーの心臓を霊核ごと抜き出していたのだ。

 

「な」

 

 紅く輝き脈動するセイバーの心臓を、その襲撃者は自身の左胸に当てている。すると心臓はゆっくりと襲撃者の胸の中へと溶け込んでいき、そして完全に取り込まれた。

 

「な、にもの……」

 

 セイバーが言葉にできたのはそこまでだった。

 

 セイバーと、彼女に抱き着いていたバーサーカーは、霧のように宙に溶けて消えた。

 

 




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