地獄ダンジョン膝栗毛   作:氷大根

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第1話 鬼との取引とやり直し

 

 

   第1話  鬼との取引とやり直し

 

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5年前、世界中に謎の建物が急に出現した

人類はこれをダンジョンと呼び、そこに自分から入る人達を探索者と呼んだ

 

現在、世界中にモンスターが溢れる超大型のスタンピードが発生して、人類は危機的状況になっている

人類は沢山の探索者を集め、原因のダンジョンを攻略することにした

 

 

  スカイツリー地獄ダンジョン地下1000階層

 

 

そして、この場所でスタンピードを止める為にダンジョンに挑んだ探索者の中で唯一残った青年と、黒い着物を着た青緑の巨大な鬼が対峙して、上位モンスターとの戦いが始まり…戦いはすぐに終わった

戦いが終わった時には、鬼はその場に座っており青年は下半身が消し飛んだ状態で鬼を睨んでいた

 

 …スタンピードを止める為に…皆の犠牲を越えてって…やっとここまで来たのに…こんなところで…終わるなんて…。

 

 鬼「正直、凄いとは思うよ。上位のオレらがいるここまでこれるなんてさ。だが…相手が悪かったな。オレの相手としてはオマエは弱すぎる。」

 

 「…くそっ…。」

 

 鬼「…ふむ、だがここまでこれたってことは素質としては充分か。おいオマエ、オレと取引しないか?」

 

 「…取…引…?」

 

 鬼「そうだ。オレがオマエを戻してやる。だからオマエは何年かかっても良いから、ここのダンジョンボスを倒せ。」

 

 …戻すって何をだ…?しかも、その見返りが…ダンジョンボスを倒せだと…?俺を馬鹿にしてるのか…。…だが、身体が戻れば…まだ戦える…。…俺のここに来た目的…スタンピードを止めるのとも一致する…。…ならば…。

 

 「…良い…だろう…。」

 

 鬼「よし、取引成立だな。オマエのことがわかるように印を付けてやるよ。」

 

鬼は青年に手を向ける

鬼の眼が光るのと同時に、青年の左手の甲に勾玉の絵と鬼の文字が描かれていく

 

 縁魔「オレの名前は縁魔(えんま)だ。オマエの名前は?」

 

 「…俺の…名前は…流岩……」

 

その言葉と共に、青年は闇に包まれて消えていった

鬼は立ち上がり、その場を去りながら一言呟いた

 

 縁魔「ずっと、待っているからな。リュウガンよ…」

 

 

 

 

青年は自分の部屋のベッドの上で目が覚める

 

 修地「……修地だ。…ってあれ?ここは俺の部屋?」

 

 こうして俺、流岩 修地(りゅうがん しゅじ)は10年前に戻って来ることになったんだ。

 

 

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これは全てを取り零した青年が、もう一度取り戻そうとする物語

 

この物語が後に人類の運命を大きく変える

 

良くも、悪くも、変わってしまうだろう

 

 

 

だが、変えることには代償が伴う…

 

それを忘れてはいけない

 

 

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