PERSONA5 THE ROYAL PARADISE 作:ぎんすた
ヴァンガードのペルソナコラボ、カード枚数がイナイレ多くカードケースがパンパンになりそうで戦慄してます…!!
皆さんも興味あったら是非チェックしてみてください!
(投稿日が運命星戦編公開日な件)
…さて、怪盗団とレヴォルテがついに邂逅して、ジーニアスは気絶してる状態だけど、らぁらことアミが怪盗団と共闘中!!
けど、2組が本格的に組むってなると一筋縄ではいかず…
今回も怪盗団に対して厳しめとも取れそうな、当たりがキツイ描写があります…。
(というか、怪盗団の一部のメンバーも言い返すので泥沼化します)
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
ではなんでも許せる方のみレッツゴー!!
P5主人公名:雨宮蓮
らぁらside
5/18日 水 曇り 放課後
ーマダラメパレス・第二展示室ー
「さぁ、ショータイムだ!」
《推薦BGM『Last surprise』》
ジョーカーの決め台詞と云う名の啖呵と共に、あたし達は敵へ向かって駆け出す。
「オマエら!!敵は祝福耐性持ち、氷結が弱点だ!!」
「知ってるのかしこまっ!!
結構見てるシャドウだから!
氷結の持ちのジーニアスは気絶してるけど…」
「問題ない、俺が弱点を突く。
スカル!!バフを頼む!」
「おっしゃあ!
いくぜ『キャプテン・キッド』!
『タルカジャ』!!」
スカルのドクロの仮面が燃え、それがサーフボードのような感じで海賊船に乗った顔がドクロの海賊のペルソナ『キャプテン・キッド』が現れ、ジョーカーに攻撃力を上げる補助スキル『タルカジャ』をかけた。
それを見たあたしは補助スキルの存在が気になり、マック11を乱射して牽制し、剣で敵を斬りつけながらモナに質問する。
「あ、あれって確かバフをかける補助スキルってやつだよね?」
「アミ、オマエ使ったことなかったのか?」
「うん、弱点つけない時は殆どアイテムでカバーしてきたし、
ジーニアスにまずは弱点を突くのが基本だって教わってたから。
それに、大体殴ればなんとかなってたし」
「思ったより脳筋だなオマエ!
いいか?弱点を突くのも大事だが、補助スキルはバフをかけると味方を強くできるし、逆にデバフ系は敵を弱くするこどできるんだ。
パレスに出てくるシャドウには、弱点のないシャドウもいる。そいつに対してはそういうスキルや、状態異常をかけて戦うのがほぼ必須になってくる。
オマエの師匠から教わらなかったのか?」
「えっと…存在自体は聞いてたけどあたし怪盗になって一週間くらいだし、そういうのあんまり知らないな…」「ワガハイの見立て通りやはりひよっこか…後で師匠に改めて聞いとけ!いいか?今はオマエの師匠が気絶してる分、ジョーカー達をよく見とけ!」
「かしこまっ!」
補助スキルか…そういえば…
「ジャンヌ!そういえば貴方にもスカルと同じ補助スキルあったよね?」
《いきなり何?あるに決まってるじゃない。
作者が忘れてたのもあるけど…
今まで素の物理と銃撃、魔法スキルとアイテムでなんとかなってたから使う機会がなかったってだけ。
気付いたのなら、せっかくだし使いなさい。このまま使わず腐らせるのも勿体ないわよ》
「かしこまっ!
じゃあ…
『ジャンヌ』!『タルカジャ』!」
あたしは仮面を燃やしジャンヌを召喚して、スカルと同じようにタルカジャを発動して自分自身に攻撃力UPを付与した。
すると、力がいつもよりみなぎってくるのを感じた。
「凄い…!力が溢れてくる…!」
《それがタルカジャの効果よ。
それは魔法だけじゃなく通常攻撃や、銃撃にも乗るからいつも通りにやってみなさい。
でも、調子に乗りすぎないことね》
「かしこまっ!!」
ジャンヌの忠告を受けつつ、あたしはさっきと同じように敵シャドウに向かって銃を味方に当たらないよう広範囲に乱射し、怯んだ隙に一気に距離を近づけて剣で何体か斬りつけた。
すると、斬りつけた敵が一発で次々と倒れて消滅していった。
「これがバフの効果…!凄いよ!!」
《ちなみに、タルカジャの効果は長続きしないから気をつけなさい》
「う…いい気分だったのに、このタイミング釘を刺さないで…。
でも、かしこま…」
《事実を言ったまでよ。
ほら、怪盗団と一緒にあいつらを倒して、ジーニアスと一緒に逃げるんでしょ。
項垂れてないでさっさと戦闘に戻りなさい!》
「もう一人のあたしなのにみれぃ並に厳しいな、ジャンヌ…。
そうだね、さっさと片付けるのかしこまっ!」
頭の中に話しかけてくるジャンヌとやりとりを交わしつつ、あたしは彼女の言う通りに戦闘にもどっていった。
「アミのやつ、一人ごと多いけどもしかして、ペルソナと喋ってんのか?
俺ら覚醒した時しかやり取りしてねーぞ。よく喋るペルソナって珍しくね?」
「そうか?俺の『アルセーヌ』も結構お喋りだぞ?」
「マジで?」
スカル、ペルソナと喋るって普通じゃないの?
ジョーカーの『アルセーヌ』は知らないけど、ジャンヌは結構喋るし現実でも隙あらば語りかけてくるから普通だと思ってた…。
「多分、アミのジャンヌがそういうペルソナなんじゃないかな?
あたしのカルメンにも今度聞いてみよ!
ほら!ブヒィっと鳴きな!」
パンサーはそういいながら、女王様のような出で立ちで、鞭を使って華麗に敵を捌いていく。
プリパラでの彼女を知ってる分、セクシーな赤いボディースーツっていう格好も相まってギャップが凄い。
あれ、モノローグ聞こえてた!?
あたしのペルソナに関する常識がどんどん広がってく…。
OP『けっかおーらい』
ーーーーーーーー
邂逅!心の怪盗団とレヴォルテ!!
ーーーーーーーー
《引き続きBGMは『Last Surprise』を脳内再生でお願いします。》
5/18日 水 曇り 放課後
ーマダラメパレス・第二展示室ー
らぁらside
銃や剣である程度敵を一掃しつつ…今はバフがかかってるので、祝福以外のスキルなら通るよね?って理屈で…
ブチッ!!
「御旗を掲げて!『ジャンヌ』!『突撃』!!」
ジャンヌには祝福だけじゃなく、物理のスキルもある。
体力持ってかれるのが弱点だけど、バフが乗ってる今なら…!
CRITICAL!!
よし!一体ダウン!!
ということで…!
1more!
1more発生!ということで…
「お願いします!ジョーカー!!」
BATON TOUCH!!
「ああ!受け取った!!」
あたしは行動権をバトンタッチでジョーカーに譲渡し、ジョーカーのパワーを上げた。
そして…
ブチッ!!
「奪え!!『ジャックフロスト』!!」
ジョーカーがさっきジーニアスがダウンした原因となった語尾がついたペルソナ『ジャックフロスト』を召喚し…
WEAK!
最後の敵の弱点を見事取り、ダウンさせた。
凄い…これが『ジョーカー』…。
そして…
HOLD UP!
敵が全員ダウンしたのを確認し、あたし達は包囲態勢を取った。
「アミ、この後の流れはわかるな?」
「わかってるのかしこまっ!」
「ならば…
行くぞ!!」
ドカ!バキ!ドカ!バキ!
ジョーカーの号令で、みんなで一斉に敵に殴りかかる。
ーTHE SHOW' S OVERー
「フィナーレだ!」
全面赤い景色と弾丸で撃ち抜かれた白とグレーの重なる星を背景に、ジョーカーは赤く目を輝かせて、かっこよく手袋を直しながらフィニッシュを決めた。
ーーーーーーーーーーーー
ー数分後・セーフルームー
戦闘後、あたしは気絶したジーニアスを抱えて怪盗団のみんなと急いでセーフルームに向かい、着いたあとにあたし達は互いの情報を交換した。
その中で、ジョーカー達がプリパラのことをしっかり覚えてることを知り、ジーニアスの正体もしっかりバレてしまっていた…。
「パンサーごめん!!あの時、怪盗団のこと肯定できないって言って…」
「でも、救われた人がいるってわかってくれたじゃん。それだけでも充分だったよ」
「杏…」
「ほら、コードネーム忘れてるよアミ」
「てか、よくよく考えればネオとネクストって名前変えただけの同一人物じゃねーか!!」
「一応細部は変えてたみたいなんですけど…」
「俺はシルエットとかでもしかしてひびきさんじゃないか…とは思ってたけどな…」
「そういえばジョーカーの声、何処かで聞いたことあるような気がするんですけど、何処で聞いたかな…?」
「アミ…いや、らぁらちゃん。俺だ」
ジョーカーが仮面を外して、指をパチンと鳴らすと姿が揺らぎ、変化し始める。
左の前髪をかきあげた赤色のふわふわした髪に、黒曜石のような瞳。
仮面を外した素顔…。
「あああっ!!まさか『レン』さん!?」
「合同フェス以来だな。まさか、パレスで会うハメになるとは思わなかったが」
完全に思い出した。
彼は前に、男プリとの合同フェスライブで男プリ側の出演者として出ていた人気アイドルの『レン』さん…!!
彼とは前に挨拶を交わした程度でそこまで交流はない。けど、一時期男プリに姿を現さなくなったと思ったら最近また復活したことは聞いていた。
でも、そんな彼がまさか、怪盗団のリーダーをやっていたなんて…!
「お久しぶりです!!あたしこそびっくりですよ!!
プリパラのことを知ってるのも納得しました」
「色々ワケあってこうなったんだ。
アップデートの日にちゃんとダンプリに来ていたからな。覚えていて当然だ。
ちなみに、スカルもそうだ」
「部活の合間にな。
あん時マジで色々あったよな、女子プリもダンプリも」
「あはは…」
あの時か…あれはプリパラの一大事だったな…。
「ところでらぁらちゃん…アミはどうしてパレスに入ってペルソナを覚醒させたんだ?」
「それは…」
あたしはペルソナに覚醒した日のことを話した。
突然メメントスに迷い込んだこと、そしてひびきさんを追いかけて命の危機に陥ってペルソナを覚醒させたこと。
「つまり偶然迷い込んで覚醒させたってことかよ!?」
「ラァラと言ったな。それ…いつの出来事だ?」
それを聞いたモルガナが、その出来事がいつか尋ねてきた。えっと…。
「5月9日だよ」
「9日ってことは…まさか…」
「もしかしてその原因俺ら!?」
「…?」
どうやら怪盗団のみんなには心当たりがあるみたいで、スカル…竜司さんが特に青ざめてる。
どういうこと?
「いや、あの時俺らもメメントス来てたんだよ!」
「恐らく…メメントスに入る時にたまたま君が範囲内にいて、俺達が入る時にナビに巻き込まれてしまったんだと思う。すまない…あんなことになってたとは気づかなかった…」
「くっそ…俺らのせいで最悪死者出てたってことかよ…。
俺からも謝らせてくれ…!悪かった…!
礼はいくらでも受ける!」
「あたしもごめん!
怖かったよね…いきなり変な所に迷い込んで、死にそうになって…」
「え!?つまり…」
「やはりか…。
アミ…真中らぁらがあの時イセカイナビを知らないのにも関わらず、メメントスに迷い込んでしまった原因が…
君達怪盗団だったとはね」
「嘘…!
あ、起きてたんですね」
「少し前から起きてたよ。
やっと回復したところだ。
しかし、やはり君達はとんだバカ軍団だな…」
あたしがあの時、メメントスに迷い込んだ原因に気づいたところで、ひびきさんが起き上がった。
「はあ!?バカ軍団だと!?
助けて貰って第一声がそれなんて失礼じゃねーか!?」
ジーニアスの発言に竜司さんが反発するのをよそに、ジーニアスは竜司さんの大声が響いて不快に感じるのか、片耳を塞ぎつつ、レンさん達を怪訝な目で見つめる。
「助けてもらったのは感謝する。
だが、それとこれとは話が別だ。
僕を追いかけて、メメントスの中を進んだのは間違いなく彼女の意思だが、彼女がメメントスに迷い込み、命の危険に晒されそうになったのは君達に落ち度がある…」
「返す言葉もない…」
「以前、パンサーが巻き込まれた時に分かっていた筈だったが、また繰り返してしまったな…。
すまなかった、アミ」
「いいですよ、そんなの。
怖かったけど…メメントスに迷い込んだおかげでペルソナの力を手に入れることができて…こうして、知らないことをしることができた。
それに…さっき助けてくれたから、それで充分返してます!」
「…君がそう言うなら、僕からこれ以上は言わないでおこう。
ただ、今度は気をつけるんだな」
「…肝に銘じておく」
あたしのメメントスの迷い込みの真相の件が落ち着いて、話はこのパレスの話題に移った。
「それで…なんで怪盗団も斑目のパレスに?
もしかして、盗作の噂を聞きつけたから?」
「それもあるんだが…本当の理由は」
「最初にメメントスで改心させた人…中ノ原から依頼があったからだよ。斑目を改心させてほしいって」
「中ノ原…ああ、怪チャンに本名が晒されていたやつか」
「それ。
で、俺らも色々調べてたんだけどよ、その盗作相手が弟子っつーことはてめぇらも知っての通りだけど…」
「その斑目の弟子に、喜多川祐介って名前があるのは見たか?」
「喜多川…あ、祐介さんのことですよね!」
さっき見た認知の弟子たちの絵…。
そういえばその中に…!
「確かいた!あの認知の弟子の人達の中に祐介さんも…!」
「ああ、彼が斑目の盗作の被害者だ。
本人は否定していたけどな…」
「うちら、喜多川くんの目を覚まさせるためにも斑目の改心を目指してるの…」
やっぱり、怪盗団も同じ目的で…。
祐介さんを助けたいのは同じ気持ちってことか…。
「くっ…才ある者は真っ当なチャンスを得られるようになるべきだと僕は思っているのに、それが邪な心を持った奴によって食いつぶされているのは納得がいかない…!」
「ジーニアス…本当に天才大好きですよね…。
でも、あたしも気持ちは同じです!
斑目のせいで、本当の夢を叶えることができない人たちがいるのが苦しいよ…。
絶対止めたい…!」
あたしは怪盗団の目的も聞いた後、改めて斑目を止める決意を固める。
でも、どうやって止めれば…。
「だからこそ、ワガハイから提案がある。
2人共、ワガハイ達怪盗団と組まないか?
アミは新人だがポテンシャルが高いし、見込みがある。ジーニアスは経験者ときた。
ワガハイ達にとっては喉が手が出るほどほしい人材だ。
お前らにとってもメリットが大きい話だと思うが…」
そこに、モナが共同戦線の提案をしてきた。
確かにあたし達の目的が同じ以上、ここは組むのが現実的なんだけど…。
問題は怪盗団のことを実力しか認めてないジーニアスが乗るかどうか…。
あたしは試しに、ジーニアスにこの案を相談してみる。
「あ、そういえば…ジーニアス、ジョーカーのこと、天才だって気になってましたよね?
これ…チャンスじゃないですか!?」
「だから、他2人がバカだから組まないと言っただろう!」
ですよね!!!てか即答!!
そう言うと思ってましたよ!!
組むのが現実的だってジーニアスもわかってる筈だけど…。
ジーニアスはプライドが高いから、まだ自分が認めてもいない怪盗団とは、まだどうしても組みたくないみたい…。
「んだとゴラァ!!」
「あたし、英語は得意なんだけど!?」
当然、竜司さん…スカルと杏…パンサーは抗議する。
せっかくモナが現実的な案出してるけどね?
バカ2人ってもしかして…スカルとパンサーのこと…?
ていうかパンサー、ツッコむとこそっち!?
「でも、バカと組まないっていう割にはあたしと組んでますよね?」
「それは利害の一致と君にペルソナ使いの才を見いだし、怪盗として育てる価値があると判断したからだ。それとこれとは話は別だ」
「斑目の件でも利害の一致は十分にしてると思うんですけど…」
「一致してるからこそだ。
幾ら提案が現実的だとしてもはっきり言って、怪盗として君達は未熟だ。
連絡通路などという、誰かに何を聞かれてもおかしくないところをアジトにするし、機密事項を大声で喋ってる。
僕も君達が彼処に制服姿で集まってる所を見たことあるが、同じ制服の集団が連絡通路の同じ箇所に長時間居座るなんて、却って目立つ行為だ。
メメントスで戦うところは拝見して、連携もしっかりしているし、戦える実力があるのは認めるし、基礎を踏んでる奴がいるのも承知の上だが…。
肝心の怪盗の基本たる、危機管理がなっていない!!」
ジーニアス曰く怪盗団には『怪盗としての基本が抜けている』。
それを理由に頑なに首を縦に振ろうとしなかった。
長年怪盗をやってきたからこそ、彼らが怪盗としての基礎をちゃんとしてないことが許せなかったのだろう。
「…!」それを聞いた現実の姿に戻っていたジョーカーは仮面の奥の瞳を見開かせ険しい表情を浮かべ、掌が震えていた。それをよそに、ジーニアスの指摘を聞いたモナが「はぁっ!?」と勢いよく飛び出した。
「オマエ、ワガハイのアジトのセンスに文句をつけるのか!?
人が多すぎるからこそ、隠れ蓑になるんだよ!!」
「それが僕からしたらアジト選定の見込みが甘いと言ってるんだ!!
アジトは普通、機密事項を安全に話す所を選ぶだろう!!
隠れ蓑にできるといった理由で、何故人目につきやすい場所になるんだ!!」
「集まりやすさも考慮してんだよ!!」
アジトの考案者であるらしいモナとジーニアスの喧嘩が始まってしまった。
うわぁ…一気にムードが嫌悪に…!
「つーか、語尾っつー特殊な弱点持ってて、さっきまでダウンしてた奴に言われたくねーな!!
アミが加わるまでどーやって、一人で戦ってきたんだよ!!」
「…!語尾が弱点なのは確かだが、怪盗としてもメメントスへの出入り歴も僕の方が先輩だ!!
怪盗のかの字もなってない君達に言われたくないね!!」
「んだとゴラァ!!
怪盗やってた年数だけでマウント取るんじゃねーよ!!
俺らだって必死にやってんだぞ!!」
更にスカルの地雷を踏んでしまったらしく、口論は更にデッドヒート。
ジーニアスとスカル…水と油な気がする…。
あたしはどうすればいいか悩み、近くにいるパンサーにモナの案をどう思ってるか聞くことにした。
「パンサー、パンサーはどう思ってる?モナの案」
「ジーニアスには腹立つし、スカル達の気持ちもわかるけどあたしは賛成。
アミと一緒に戦えるしね!
でも、うちら怪盗団は全会一致がルールだから、ここにいる全員が承諾しない限り…組むのは無理かも」
全会一致…怪盗団にもそういうルールがあるんだ…。
なら、今の状況を考えるとめっちゃ難しそうな気がする…!
だって…。
「俺だって、助けた恩を仇で返すようなこんな奴と組みたくねぇわ!!」
「組みたくないのはこちらの台詞だ!!
馬鹿と組んだら、 こちらの品格が下がる!!」
「なんだと!?ワガハイ達を馬鹿にする気か!?」
この調子だし…。
「俺もパンサーと同じ意見だが…。
今の状況で組むのは不味いと思う」
ジョーカーの意見も最もである。
ジーニアスとスカル&モナが並行線の
状態でこのまま組んでも、指揮系統が乱れて絶対戦闘に影響が出る。
しかも現実よりも感情やプライドを優先したせいで、喧嘩に発展して話し合いが全然進んでない…!!
ジーニアスはプライドが高すぎるし、スカルは沸点が低いのか冷静になれてない…!
しかも、モナまでこの状態…!!
「…………!」
のん、みれぃ、大人げないって…このことを言うんだね…!!
ブチッ!!
「……3人とも…
い"い"加"減"に"し"て"く"だ"さ"い!!」
あたしは持ち前の大声で、いつまでも喧嘩してる3人に思いっきり怒鳴った。
「アミ…?」
「…びっくりした…。
そういえば、お前は天性の大声の持ち主だったな…」
「「「…!?」」」
パンサーとジョーカーも、喧嘩してる3人もドン引きしてるけど知ったことか。
「3人共、そうやっていつまで経っても長時間喧嘩して、探索に使える時間を潰すつもりですか!?
それにお互いに意地張って口喧嘩して並行線だったら、例え組んだとしても上手くいかないです!!
だったら、勝負しませんか?
あたしとジーニアスのコンビ…レヴォルテと怪盗団で」
「え!?」
「は!?」
「アミ!?何を言ってるんだ!?」
「戦うってここでかよ!?」
「ていうか、どうしてそういう発想にいくんだよ!?」
あたしのとんでもない提案に他のみんなが度肝を抜かれた状態だった。
でもこうしないと、いつまで経っても状況は絶対に動かない。
「モナ以外のあたし達プリパラアイドルは、ライブで時にぶつかり合うこともありましたよね?
それが異世界での物理を使った喧嘩にシフトしただけです。
それに言うじゃないですか。
お互いにぶつからなきゃ、わかんないこともあるって」
そう、ただ話し合ってきただけじゃない。
あたし達はライブで色々ぶつけ合って…それでお互いに色々わかったこともあるんだ。
話し合いで並行線なら、ぶつかり合えばいい。
それだけの話だ。
「それにあたし、ここでやるとは一言も言ってませんよ?
ここでやったら、喧嘩以前にあたし達が仲良く終わりますよ?
あるじゃないですか。
ここ以外に、イセカイナビで入れるとっておきのいい場所が」
あたしはスマホを取り出し、イセカイナビが起動中の画面を見せる。
それを見て、ジョーカーがはっとなった。
「…!メメントスか…!」
「そうです、そこで喧嘩するんです。
あたし達と怪盗団で。
優劣をつけるためじゃなくて、お互いを知ってわかり合うために」
多分自分自身、喧嘩しっぱなしのジーニアス達への怒りで恐ろしいくらい頭が冷静になってると思う。
こうしないとダメだって直感で思えるほどに。
「…俺は賛成だ。
どの道、目的が一緒なら俺はアミやジーニアスとも組みたい。
なら力を知る意味でもこの喧嘩、乗る意味がある」
以外にも、この案に一番最初に乗っかってくれたのはジョーカーだった。
彼は不敵に笑い、立ち上がる。
「ジョーカー…」
「私も賛成!
アミと戦うことになるのは正直辛いけど…喧嘩してるあんたら3人が並行線のままなのが良くないのは、私もわかる!!
それに、喧嘩した後仲直りしてアミと一緒に戦えれば私にとってはwin-win!」
「パンサー!!」
ジョーカーに続いてパンサーも案に乗ってくれた。
残るはジーニアス、スカル、モナの3人(モナは人なのかわかんないけど)だけど…。
「…全く、力を使った喧嘩という、野蛮な手段は好きじゃないが…ジョーカーが乗ってしまったら…こちらも呑まざるを得ないな…。
いいだろう。
これを利用して君達怪盗団に、怪盗とは何かを教えてやろう」
「上等だゴラァ!!!
その高飛車な態度へし折ってやるぜ!!」
「手段が喧嘩して解決って物騒すぎるだろ!!
…仕方ない!!我らの力見せてやる!!」
みんなそれぞれ渋ったり、すぐ乗っかったりだけど、提案に賛成してくれた。
よし!!
「かしこまっ!
じゃあ、メメントスで喧嘩してお互いすっきりしようってことで決定!!
あとお互い、喧嘩が終わるまではパレスの探索を中断するって感じで良いですか?」
「はぁ!?なんでテメェがそれ決めんだよ!!」
「だって、こんなことになっちゃったし、お互いターゲット被ってるし、もし一緒に組むことになって情報に格差が出ちゃったら大変なことになりますし…。
何より、喧嘩で全力出せなきゃ意味ないですよ?」
「成る程…お互いフェアで行こうという訳か…。そういう理由なら僕は賛成だ」
「ぐぬぬ…パレス探索中断は痛手だが…喧嘩に全力を出すって意味なら仕方ない…呑んでやる!!」
「俺もそれに賛成。
何より、怪盗の大先輩であるジーニアスに俺の全力をアピールできるなら本望だ」
「私はどっちでもいいよ!
こうなったら、負けないから!」
「みんな…ありがとうのかしこまっ!」
ということで、パレス探索は一時中断することになり、1日空けて2日後にメメントスでの大喧嘩をすることになったのだった。
ーーーーーーーーー
その後…
ーひびきのリムジン内ー
「全く…勝手な真似をしてくれたものだよ。
野蛮な手段を持ち出すのはスマートじゃない」
「すみません…」
あの後あたし達は現実に帰還し、あたしはひびきさんから、リムジン内で今日の行動についてお小言を受けていた。
あれがあの喧嘩を収める一番の方法だったんだけど…勝手なことをしたのに代わりはないので、素直に説教を受けるしかなかった。
「だが、僕が語尾で弱点を突かれた時に君が怪盗団と協力しなかったら、僕達が全滅してたのは事実だ。
そこら辺は助かった。感謝するよ」
「…!ありがとうございます…!」
「…今日に関しては僕も熱くなりすぎたし、ジョーカー…雨宮蓮が君の提案に乗った以上、僕も従わざるを得まい。
これ以上は不問にする。
次からは勝手な行動は慎むように」
「かしこまっ!」
結局今回はお互いに非があったということで、お小言はここまでになった。
そして、話題は例の喧嘩へと移った。
「で、ところで怪盗団との喧嘩はどうするべきか対策を立てるべきだな。
雨宮蓮…ジョーカーは特に複数のペルソナを扱うし、君の弱点である呪怨属性のペルソナも持ってる。
僕達には、属性が少なくワイルドがないからそこら辺がかなりハンデになるぞ。
アイテムで補えるとしても数が限られてくる」
「そうですね…呪怨はキツイです」
「それに、怪盗歴は君が一番浅い上に、手の内を彼等に見られてる。
君も一部を見てるし、対策は必ず立ててくるぞ」
「うっ…そうだった」
「だからこそだ。
明日は、アイテムを揃えにいきつつ模擬戦形式で特訓を行う。
少しでも戦闘の腕を上げて、君は彼等に近づくんだ。
それに、言い出しっぺは君だ。
少しでも腕を上げて、彼等を唸らせるんだな」
「…!かしこまっ!」
ーーーーーーーーーーー
蓮side
ー渋谷・連絡通路ー
「おいおいおい…とんでもねーことになっちまった…。
ジーニアスはスゲー腹立つから、言われっぱなしも嫌だし、喧嘩にはのっかるけどよ!?
パレス探索まで勝手に中断させられんのは、まだ納得いかねぇ!!」
「まだ納得してないの?
パレス探索したら、喧嘩に全力出せないってらぁらも言ってたでしょ!」
パレスを出た後、俺達は連絡通路に集まっていた。
『はっきり言って、怪盗として君達は未熟だ。
連絡通路などという、誰かに何を聞かれてもおかしくないところをアジトにするし、機密事項を大声で喋ってる。
僕も君達が彼処に制服姿で集まってる所を見たことあるが、同じ制服の集団が連絡通路の同じ箇所に長時間居座るなんて、却って目立つ行為だ。
メメントスで戦うところは拝見して、連携もしっかりしているし、戦える実力があるのは認めるし、基礎を踏んでる奴がいるのも承知の上だが…。
肝心の怪盗の基本たる、危機管理がなっていない!!』
さっきセーフルームでひびきさんに言われたことが頭をよぎる。
怪盗の基礎がなってない…か…。
痛いところを突かれたな…。
確かに、俺達は怪盗としてまだまだ未熟だからこそ、あの言葉は俺の心にかなり響いた。
彼女は俺達より怪盗歴が長い大先輩だから、言葉の重みが違う。
そこは素直に受け止めないといけない。
だからこそ…。
「みんな、明日はパレスのことは一旦忘れて、もう一度怪盗とは何かについて考えてみないか?
ひびきさんの言ってたことは事実だし…。
喧嘩の対策も考えたい」
俺は皆に向かってこう提案する。
ああ言われたからこそ、俺達は『怪盗』ってものに対して今一度向き合わないといけない。
そんな気がしたんだ。
「オマエ…アイツの言葉を素直に受け取るんだな」
「ひびきさんにはひびきさんなりの怪盗としての誇りがある。
同業である俺達がそれを踏み躙ったことをしたのは、紛れもない事実だ。
俺達はひびきさんの怪盗としての在り方を学ぶ必要がある。そう思う」
「あいつから!?けどよ…」
「私もそれ思った!
私もらぁらと組みたいけど…その上でひびきさんを理解するのは避けて通れない道だって思うんだ。
発言はいちいち上から目線だけど、彼女は悪い人じゃないと思うんだ
それに、ひびきさんが見ている怪盗の世界も知りたい!」
「レン…アン殿…。
ワガハイはアイツにワガハイなりの怪盗の流儀を示したい!!
だから、明後日の喧嘩ワガハイの全力をアイツにぶつける!!」
「上等だ!!
俺らで勝って、アイツの鼻あかしてやろうぜ!」
俺達も、明後日の喧嘩へ向けて舵を切ることになったのだった。
ところで…あのバカでかいリムジン、ひびきさんのか?
ーーーーーーーーーー
ー翌日ー
5/19日 木 雨 放課後
ー紫京院家・シミュレーションルームー
らぁらside
あたしとひびきさんは渋谷等でアイテムを買い揃えた後、模擬戦形式で特訓を行っていた。
「やあっ!!」
あたしは勢いのままにひびきさんに向かって真っ直ぐ突進し、木剣を横に振り払う。
だけど…
「甘いっ!」
動きを読まれていたのか、避けられてしまった。
「…!」
そして一瞬の油断の隙に、あたしの喉元にひびきさんの木剣の剣先が迫った。
「勝負ありだな。
勢いがいいのはいいが、動きが単純で読まれやすいのが君の弱点だ。
これじゃ、明日の喧嘩は先が思いやられるな」
「くっ…すみません…!」
「謝るな。思ったことを率直に言ったまで。
言っただろう、手数や人数ではこっちの方が劣ると。
なら、僕達は技術や経験、先読みで彼等を上回るしかない」
「先読み…ですか?
あたしは南委員長やひびきさんみたいに頭はそんなに良くないですよ?」
「そう自分を卑下するな。
先読みは思ったより難しいことじゃない。
『自分だったらこの盤面でどう動くか、相手の立場になって考えてみる』ことが先読みの基本だ」
「相手の立場になって、考える…!」
ひびきさんの言葉を聞いて、何かピンと来たような気がした。
「何か掴めたようだな。
よし、続けるぞ!
僕から一本取れたら及第点を与えてやろう」
「かしこまっ!」
こうして、模擬戦の特訓は帰る時間ギリギリまで続いたのだった。
ーーーーーーーーーー
蓮side
ー渋谷・駅前広場ー
「怪盗とは何か…か。
考えてみると、簡単わからないものなんだな」
雨の日に広場に出て考えてみても、思いつかないものだな。
それに…夢で言っていたあいつの言葉が気になる…。
『彼女達はお前にとって、新たな運命の扉を開く存在になるかもしれない』
あいつの言葉の真相は一体…。
ED『INFINITY』
次回予告
ひびき「お互いを知るための喧嘩…。君、随分野蛮な方法を思いつくな…」
らぁら「あたし達もライブでぶつかりあったから今こうしてわかりあえて、一緒に組めてる。
怪盗団に対しての方法が普通の喧嘩に代わっただけです!
杏ごめん。本当はライブでぶつかりあいたかったけど…これしか思いつかなかった」
杏「らぁら…あんたがその気ならあたしもあんたと真正面からぶつかる。
友達だからこそ、手を抜くのはナシ!」
らぁら「臨むところのかしこまっ!
ジョーカー、スカル、モナ、みんなにも絶対に負けない!」
竜司「お前…マジで正気かよ…。しゃーねぇ…ひよっこだからってやるからには手加減しねぇぞ!」
蓮「同じ気持ちだ。
それにひびきさん、貴方とも手合わせできる機会は中々ない。
貴方に今の俺の全てをぶつけます」
ひびき「ジョーカー…君が出てくるなら話は別だな。わかった、らぁらの提案を呑もう」
モナ「…オマエラ…パレス攻略中に何やってんだよ…。
でも、こうじゃなきゃわかり合えないこともあるってことか…」
らぁら「次回 PERSONA5 THE ROYAL PARADISE
『レヴォルテと怪盗団 わかり合うための大喧嘩!!』
目指せ、反逆の革命!!」
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あとがき
という訳で、第6話いかがでしたか?
怪盗団が本格参戦し、らぁらのピンチを助けて彼女と共闘!!
(ひびき様気絶してたけど。)
補助スキルすっかり忘れてたのはガチです。
でも、おかげでらぁらちゃんも怪盗としてまた一歩成長できました。
(前回終盤から)らぁら&ひびきのコンビ『レヴォルテ』が遂に怪盗団と邂逅したということで…。
ここからがこの作品の本番です!!
怪盗団と2人が出会ってこそ、この物語が動き出す合図です。
そして、大事なセーフルームのシーン。
1話でらぁらがメメントスに迷い込んだ原因は『怪盗団がナビを起動したところにらぁらが偶然鉢合わせて、らぁらのスマホに入ったイセカイナビがメメントスの音声を拾ってしまった』ことが真相です。
実は1話で蓮達がメメントスに入ろうとしてる描写がありましたが、気づきましたか?
そのシーンです。
おかげでらぁらはひびきを追ってメメントスに潜り込み、命の危機に晒された末にペルソナに覚醒しましたが…らぁら本人が結局許したので、これ以上の追求は無しということになりました。
そして、問題の大喧嘩のシーン。
5話で怪盗団のことをボロクソ言ってたひびき様が、今の怪盗団に誘われてすぐ仲間になるか?って言われると…
最適解だとわかってても、本人のプライドも高いのですんなり仲間にならないよね…。
ということで、案の定竜司やモナと大喧嘩になり、らぁらに竜司&モナ共々一喝され、メメントスでの喧嘩と言う名の勝負に発展いたしました。
ペルソナ5単体だったらこうはならなかったと思いますが…これはプリパラとのクロスオーバー。
互いの主張の違いから口喧嘩に発展するなら、思いっきりぶつかるしかない!!
というか、こういうぶつかり合う喧嘩は大抵のアニメだと避けて通れない道です。
らぁらちゃんだからこそ、思いつけた解決策かと思います。
大声設定久々に活かせてよかった…。
そして、特訓のシーン。
らぁらは先読みは得意じゃないですが、ひびきにより『先読みでも相手の立場に立って考える』ことを知り、何かひらめいた様子。
果たしてこれが喧嘩にどう繋がるのか…。
更に今回は初めて怪盗団サイドも書かせていただきました。
キャラ達が勝手に喋って台詞がぽんぽん頭の中に浮かぶのでめちゃくちゃ書きやすかったです。
ひびきの言葉を重く受け止めた蓮は、怪盗とは何か今一度問い直すことに…。
そして、夢の中に出て来た『あいつ』…。
ペルソナファンの方々ならすぐ察しがつくかと思います。
次回登場するのでお楽しみに。
そして、次回は文字通りのレヴォルテvs怪盗団の大喧嘩へ。
果たしてどうなるのか…次回もお楽しみに。
感想お待ちしております。
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