俺がこの残酷な世界を救いたい   作:ネネネノノ

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13話『ゼロレンジ』

蝶の群れが2人に向かって襲いかかる。

 

「めんどくさいね」

 

アヴィが瓶を投げ、蝶を殺す。

マシロがミレイに近づく。マシロの攻撃をミレイが躱す。

アヴィが瓶を投げる。

 

「毒?!いや、ダメージ系か」

 

「そうさ。これを喰らえば、普通の人間なら死ぬほどの痛みが襲ってくる」

 

ミレイが口から血を流しながら、痛みを耐える。

その隙にマシロが、攻める。

 

「ヤバっ」

 

ミレイは、マシロの猛攻をギリギリしのぐ。マシロは休む間もなく攻撃をする。ミレイが体勢を崩す。

そこにマシロの攻撃が当たろうとするが、

 

「一手遅かったね」

 

マシロの攻撃が当たる前に、ミレイの蝶が襲う。

しかし、

 

「は?」

 

目の前にいたはずのマシロはミレイの背後にいた。

マシロの振るったサンセツコンがミレイに思いっきり当たる。

 

「がはぁ、術式か」

 

マシロの術式――ゼロレンジ。マシロから見て半径1mまでなら、どこでもワープできる。

 

「さすがにこのまま戦うのはしんどいな」

 

「まさか?!逃げる気か」

 

「そういうこと。じゃ」

 

「おい、待て!」

 

マシロが追いかけようとしたが、ミレイは飛んで逃げてしまった。ミレイが飛んだというより、大量の蝶が、ミレイを掴んで飛んでいるという表現の方が正しいだろう。

 

「ツカサ、逃がしてしまったけど追った方がいいかい?」

 

「いや、大丈夫だ。ここは一旦引こう」

 

「二ハハハハ。との事だ。マシロ君、一緒に帰るよ」

 

「そうですね。帰りましょう」

 

アヴィとマシロは『蝶々綺麗』を去る。

 

「マシロ君、いきなりなんだが飲みも行かないかい?」

 

アヴィがマシロを飲みに誘う。

 

「任務が終わったら毎回誘ってきますね」

 

「ニハハハハ。酒を飲むと任務の疲れが取れるからね」

 

「…」

 

「なんだい?嫌なのかい?」

 

「そんなことはないですよ。行きましょう」

 

「ニハハハハ。それは良かった」

 

アヴィとマシロは居酒屋に行く。

 

──────

 

「ニハハハハ。やっぱりお酒はいいね」

 

「アヴィ。酔いすぎですよ」

 

「ニハハハハ」

 

アヴィが酔いながら笑う。

 

「ちょっとトイレ行ってきます」

 

マシロが席を立ちトイレに向かう。

 

「ん?」

 

なんだか外が騒がしいような気がする。

様子を見に行ってみようかな。

 

「あんたねぇ何様のつもりなのムカつくわねぇ。金よ金。金をよこしなさいよ。このクソチンピラが!!あんたみたいな人間が私に歯向かうなんていい度胸じゃない。ぶっ殺してやるわ」

 

ピンク髪の女が騒いでいた。

 

「いやいや、当たってきたのはあなたの方でしょ」

 

絡まれている女の人が少し困惑している。

 

「はぁ?!このアクア様が悪いとでも言いたいの?!本当に命知らずね。いいわ。あんたみたいな馬鹿なヤツはこの私が直々に殺してあげるわ」

 

アクアがそう言って手から水を出した。

すごいスピードで水が女に当たる。

女は水に吹き飛ばされ、壁に押し付けられる。

女は死んだ。

 

──────

さすがにあそこで戦うのは、周りの被害が大きすぎる。

アヴィが酔いを醒めるのを待って、引くことにした。

 

 

 

 

 

 

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