俺がこの残酷な世界を救いたい   作:ネネネノノ

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14話『元嬉』

愛知県にある『元嬉』。今そこにサク、ヨウマ、ケイの三人が向かっている。

 

「ヨウマさんとケイさんは仲がいいんですね」

 

「まあな。よう任務が一緒になるし」

 

サクの言葉にヨウマが答える。

新幹線で愛知まで来た三人は、組織がいるところまで歩いている。

『元嬉』の組織は、建物の地下にあるらしい。

 

「ツカサ、どの建物だ?」

 

ヨウマが、ツカサに聞く。

 

「次の曲がり角を右に曲がると、ホストクラブがある。そこの地下だ」

 

「よりによってホストクラブか……」

 

場所を聞いてサクは少し嫌な表情をする。

 

「大丈夫だサク。俺たちの目的は殺し屋を倒すことだろ」

 

「それはわかってますよ。ただ……」

 

そんな話をしている間についてしまった。

 

「よし入るぞ」

 

ケイが入っていく。サクとヨウマも後を追う。

お店の人たちが、こちらに気づき、接客しようとする。

するとケイが、店側に用があって来ただけで、客ではないと説明する。

店の奥側に下に行く階段がある。

 

「おそらくこの下に組織がいる」

 

ケイが階段を下りながら言う。

 

「こんな場所にあるなんてな」

 

階段を降りると、扉がある。扉を開けると、組織たちがいた。

 

「誰だ?!」

 

「侵入者だ!殺せ」

 

組織の幹部たちが襲ってくる。

 

「地獄炎(ヘルファイア)」

 

炎が幹部たちを飲み込む。

ヨウマの技で、部屋にいた幹部は一瞬で消し飛んだ。

 

「あれー。君たち呪術師だよね?なにしにきたの」

 

背後から声がした。

 

「お前がここのボスか」

 

ケイが相手の質問を無視する。

 

「えー。無視ですか?質問に答えてくださいよー」

 

「お前の言う通り俺たちは呪術師だ。お前の名前は何だ?」

 

「やはり呪術師でしたかー。俺は初花(はつはな)るいです。」

 

ルイ――見た感じとても若い。

顔も少し幼い。中学生か高校生くらいだな。

 

「ルイ。お前からは敵意が感じられないな。何を考えてやがるんだ?」

 

ヨウマがルイに言う。

 

「ははー。そりゃあ今は戦おうなんて思っていませんしねー」

 

ルイは笑いながら答える。

 

「どういうことだ?」

 

「それを教えるほどのお人よしではありません」

 

ルイはその言葉を残し部屋を出ていく。

 

「ツカサ。追った方がいいか?」

 

「敵が何を考えているか分からない状況だ。下手に追わない方がいい」

 

「よくわからない奴だったな」

 

ヨウマが少し残念そうにする。

 

「とりあえず、あいつがここに戻ってくることはないだろう」

 

「じゃあ、任務は終わりでいいか?」

 

ケイがツカサに聞く。

 

「ああ、いったんは終わりだ」

 

今回の任務はあっさり終わった。

サクは少しホッとする。

 

 

 

 

 

 

 

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