福岡にある『食IN猫』。そこに三人の呪術師が派遣された。
「せっかく福岡に来たんダ。少し遊ぼうゼ」
「俺はいいけどスズが嫌なんじゃないか」
死神が遊びたそうにしている。アキラはスズのことを気に掛ける。
「……遊ばない、敵を早く倒そう」
スズの言葉を聞き死神は遊ぶのを諦める。
アキラ、死神、スズの三名が福岡に来た。
アキラと死神は特級、スズは一級。
「スズは特級にはならないの?実力的には十分行けると思うけど」
「なりません。別に階級とかには興味ないですし」
スズの答えに死神が首をかしげる。
「変わってるナ」
「はい、よく言われますね」
三人は話しながら、アジトへと向かった。
…………
しばらく歩いていると、アジトが見えてきた。
「あれが敵のアジトだ。三人とも気を付けてね」
ツカサが三人に言った。
アキラを先頭にし、その後ろを死神とスズがついていく。
……??
中に入ったはいいものの、
「誰もいないのか?」
アキラが疑問に思う。
中には誰もいなかった。
「遊びにでも行ったんじゃねぇカ?」
死神があたりを確認しながら言う。
「帰ってくるまで待っときましょう」
スズが提案する。
「そうだね。待った方がいいかも」
アキラがスズの提案に乗った。
死神も文句はなさそうだ。
――――ん?
後ろから気配がした。
三人がそれに気づき振り返る。
そこには、猫の耳をした人物が立っていた。
性別は不明だが、女よりの顔をしている。
お尻あたりには尻尾もついている。
「勝手に入ってくるとはずいぶん失礼ですね」
殺し屋とは思えないセリフを吐いてきた。
「俺たちは、お前らを殺すために来たんだから勝手に入るなと言われてもなぁ」
「アキラ、こいつなんか変だナ」
死神が不思議そうにしている。
「う~。お腹がすきました。ちょっと食事に行ってきますね」
は?
三人とも困惑していた。
いや、一人平然としているものがいた。
「アイスレオン」
スズの放った言葉と共に、氷が襲う。
「やばっ」
間一髪で氷を躱す。
「スズ、お前容赦ないナ」
「はやく殺っちゃおうよ。二人とも手伝って」
スズがやる気満々にしている。
「食事に行く前に名前くらいは教えておきましょうか。僕の名前は甘噛ましろです。では」
マシロが名前を伝えすぐさまどこかへ行ってしまった。
「むぅ、二人が攻撃しなかったせいで逃げられたじゃん」
スズが少し機嫌を悪くする。
アキラがスズを励ますような声をかける。
「おいツカサ。あいつは追った方がいいのカ?」
「奴は何を考えてるかがわからん。ひとまずは撤退でいい」
三人はツカサの指示を受け、帰ることにした。
少し経ち、ツカサにカナトからの報告が入った。
新潟にある殺し屋『海兵器』、カナトがそこに向かった。
鴉羽冥(からすばめい)がいた。
メイとカナトが戦った。
カナトが優勢だった故に、メイは逃げることを選択した。
などが、ツカサへの報告だった。