え!ゼットンくん   作:地球防衛高校卒業生

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出したいモノ出す最高だな


第五話「霧の中の出会い」

 風鳴翼は、焦っていた。

友を失い、夢を失い、防人(サキモリ)としての誇りを失った。

それは、焦りと生み出して心を蝕む闇が

風鳴翼を、包み込むようにその思考を鈍らせていた。

ただ己自身が剣となり腕を振るう。

心など要らないのだと・・・

 

「小娘なにを悩んでいる?」

そこに霧と共に現れる謎の男

「いきなり剣を向けてくるとは・・・」

「その年でかなりひねくれておるな」

 

持っているのは修行用の木刀とは言え顔に向けられてこの余裕・・・

こやつ強者!!

と同時に後ろに下がり態勢を立て直す

強者(ツワモノ)と気が付かず剣を向けての油断」

「おぬしもう3回くらい死んだぞ」

木刀を振りかぶろうとすると手の中に無い。

 

「ホレお主の獲物は、こちらにある」

その古めかしい言葉遣いともに私は、相手を睨んだ。

「なんと野ざらしの(カタナ)様な小娘じゃな」

 

「防人の(つるぎ)たるこの身には、その言葉は祝福と受け取ろう」

彼は、鼻で笑い言い捨てる。

「はぁ、今のお主には皮肉も通じんか」

 

霧の中の衝突だが、彼女の闇は鬼を呼び覚ます。

「ん!小娘避けろ!!」

その言葉と共に後ろから風切り音が来る。

避け振り向くと・・・更に濃くなった霧の中

 

【そこには、鬼が笑っていた】

 

 

「お前は、宿那鬼(すくなおに)か?」

木刀を構え私の前に立つ男

 

「あれは、やはり鬼なのか!!」

だが男は質問に答えず鬼に問う

 

「お前は妖の様だが更に面妖な混ざりものだ!!」

そして無言で木刀で切りかかる

 

「ノイズと同じ・・・位相差障壁!!」

この化け物は鬼の形をしたノイズだったのだ

 

男は、攻撃が当たらないことで木刀で相手の剣を防御するが想定以上の力に吹き飛ばされる。

頭の中に、ノイズが現れたならシンフォギア装者として防人として戦わなければ・・・

 

Imyuteus amenohabakiri tron(イミュテウス アメノハバキリ トローン)

 

「なぜ纏えない!!」

そして、恐怖で動けないのを鬼型ノイズは、嘲笑いゆっくりと近づいてくる。

 

彼女・風鳴翼は、その纏う闇が濃く濃くなっているのを陰に潜む鬼は喜んだ。

鬼型ノイズの(けん)の一振りがその命を狩ろうとした時

 

周囲に鐘の音が鳴り響く

 

その音は、まるで平和への福音(ゴスペル)様だった。

同時に、その音で周りの霧が晴れ、鬼型のノイズが苦しむ

 

先ほどの男が、鐘を手に持ち私の前に立つ

「さっきは、すまなかったな小娘」

「今のアヤツは、(それがし)には、少し荷が重いの・・・」

何かを迷いながら考え込む

「それにこの道具は、(それがし)には、十全に使えんの」

左腕の鐘を自分には使いこなせないと判断する。

 

「策はお主に体を返すぞ」

 

殤不患(ショウフカン)殿!!」

 




「RAIMEI」っていい曲だよね
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