魔法少女ナンバーワンにあこがれて   作:黒影時空

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元になった『愛と正義の魔法少女にあこがれて』はクオンが出て間もない頃に完結した作品でした、その為当時はマジレンジャーの指輪使いも出てなかったし、まさか追加戦士の名前が『真白』になるなんて思いもしませんでした。

印魔真銀の由来はマジレッドを代表する魔法『ジルマ・マジーロ』からです。


ナンバーワンとかよそでやってくれませんか

「さて! 改めて私の名前は印魔真銀! この指輪に選ばれし戦士であり、貴方達で言う所の魔法少女って感じの女の子!」

 

「いや違う違う、絶対お前は魔法少女という括りとは違う!!」

 

「うん、君めちゃくちゃ戦隊ヒーローだからね分類は……局長も何考えてるんだよー!」

 

 何故かマジレッドに変身する能力を持っていた真銀と名乗る少女はそのままトレスマジアと合流して話をしていた、変身したあとちょっと理解が追いつかないマジアベーゼはそのまま逃げ出したのでそのままの流れでポチのテント近くに集まる。

 そして、いざ戦闘が終わってみるととんでもないことに気付く。

 

「……あれ、うちの局長って君を帰らせる手段考えてるのか?」

 

「え? 私は普通に魔法で帰れるから大丈夫だけど」

 

「それ法律とか大丈夫?」

 

「どこでもドアとかは代金払えば許可通るから大丈夫だよ、世界も近そうだし俺たちの不備だからお金も出すし……そ、それよりもだ! これを見て!」

 

 だがポチは時空監理局として気になるのはあの掌のようなアイテムと指輪だった、何故マジレンジャーの姿になれるのかやその姿についても気になるらしくまず最初に見せたのは『魔法戦隊マジレンジャー』のマンガだった、最初にトレスマジアに別世界の情報であることを前提で見せると本にある赤い魔法使いの変身者が真銀という存在ではなちことで異常性が分かる、真銀にも隠すことではないらしく全部包み隠さず教えてくれた、その上でマジレンジャーの話が面白かったのか読み込んでいる。

 

「わたし達は向こうで指輪の戦士って呼ばれているの、それぞれに指輪の力があって願いを叶えられるんだけど……その為には他の指輪の戦士を倒して頂点にならないといけないの、この本みたいに兄弟がどうとかインフェルシアっていうのは聞いたことないわね……」

 

「つ、つまり俺が知ってる世界とは別? ゴーカイジャーみたいなタイプ? まだ届いてない作品だ……いったい何なの君の世界の戦隊って」

 

「それは分からないのよ、私が前に戦ったやつに戦隊考古学っていうのを調べてる人が居たんだけど……私にはよく分からない内容だったわ」

 

「時空ってそんな人達までいるのね……」

 

「でも貴方達トレスマジアは私にとっては仲間みたいなものって思ってるから安心して! 指輪の戦いには関係ないみたいだし!」

 

 真銀はトレスマジアにフレンドリーに接してくれるがポチはどうにも気になることがあった、魔法少女と称してこの人を世界に招き入れた、異文化交流のつもりだろうか? 

 更にポチは予知能力がある……彼女に関するものだとすると指輪の戦士が現れたのか、それだとして……そちらはトレスマジアの味方とは断言できない。

 改めて時空監理局として申し訳ないと謝罪しつつ今後の動きを警戒する、まさかこの仕事でここまで面倒な予感がすることになるとは……と疲弊するポチだった、こういうのはたくっちスノーの役目のはずなのに……という所でポチは自分の本来の仕事を思い出したので真銀にもタイアップグッズのことを頼んでみた。

 

「え? 私のタイアップ商品? いいわねそれ面白そう!」

 

「でも貴方、マジレンジャーって他でも見たって言わなかったかしら」

 

「あっそうかあっちで小津兄弟とも話しないといけないのか……うん、ちょっと考え直さないと、それでマジアマゼンタにもタイアップグッズをね! まず菓子パン辺りから」

 

「めげない! どうしようもう受けちゃう?」

 

「流されんな!」

 


 

 そしてそのもう片方、招かれた方はそのままこの世界で同じように生きていた、そして何の縁かローレンと同じバイト先に居たのだ。

 予算がギリギリである以上監理局のエリートといえどこの場で働くしかない。

 ただしこのバイトだいぶ曲者であり人付き合いというものが全く感じられない人を寄せ付けなさそうな男だった。

 

「お客さん……来ませんね」

 

「そうだな」

 

 彼の名前は遠野吠。

 ちょっと真銀と同じ世界ではぐれアルバイターとして細々と生計を建てており、そしてローレンと一緒に働いている。

 そして彼の財布は毎日なけなしのバイト代しかないのでここで稼いで生きていくしかないというわけである。

 無愛想な男が担当するコンビニにうてなとキウィが来店、ついこの間現れた魔法少女が『なんか違う』感じで軽めにショックも受けたうてなを慰めるために何か良い感じのモノでも買ってあげようというところである。

 狙いはやはりコンビニのくじだ、キウィは万札を束にしてレジに叩きつける。

 

「金ならある、トレスマジアの一番くじ景品の箱ごと全部持ってこいや」

 

「いやちょっとそこまで買わなくても……」

 

「こういう時はどうすればいい?」

 

「ルール上1人10回までだったような? だから1万ジーカでお釣り出す形で」

 

「そういうことだ、全部は出さん」

 

 吠は金を貰いローレンがトレスマジアくじを用意する、うてなはキウィの金でこれをやっていいのか戸惑う様子も見せるが自分の為にしてくれたのでと手を入れようとした瞬間コンビニに銃声がしたかと思うと覆面男が現れてコンビニ内はパニックになる、時空犯罪者に休みなどなく数はいくらでもいる、現在のポケモンの100倍の数はいる。

 

「全員動くな!! おとなしくしやがれ!!」

 

「ひいいいもう最近の治安悪すぎ!」

 

 さすがに強盗相手ではうてなとローレンもビビって裏に隠れてしまうが恐れ慄くことを知らない吠は手を挙げることもしない、キウィも銃弾くらいなら余裕と思っているが客に被害が及ばないようにローレンが顔だけ出す

 

「う、動かないでください!! 時空監理局です! トレスマジア呼びますよ!」

 

「じ、時空監理局!? そんな贅沢傲慢野郎のクソ野郎共がこんなコンビニでアルバイトなんかしてるわけねーだろ!!」

 

「俺達の組織そんな扱いなの!?」

 

「消えろ、お前のような奴に払う金なんかねえよ」

 

「金なんかいらねえんだよ! この店にあるトレスマジアくじのグッズ全部持ってこい!!」

 

「くじが欲しいならお前も1万出せ!」

 

「俺はA賞のマジアマゼンタの限定フィギュアが欲しいんだよ!!」

 

 吠は当然ながら強盗相手に一歩も譲らない、うてなはキウィの袖を引っ張って今のうちにこっそり逃げ出そうと裏に回るがその瞬間聞き捨てならない言葉が聞こえて立ち止まった。

 

「お前、あの男知ってるのか?」

 

「えーっとU級時空犯罪者のゴウバイヤー、時空では名の知れた悪質な転売ヤーですね」

 

「他世界の人々にもお金を出させて提供させているだけだ!」

 

「は? 転売?」

 

「いいからマジアマゼンタのフィギュアをよこ……」

 

 ゴウバイヤーが話してる最中に鞭が首を絞めて外に追いやられていく、外ではマジアベーゼがガチの殺意でゴウバイヤーを鞭で締め付けながらプロレス技を仕掛けて今にも背骨を折りそうな勢いだった、トレスマジア以外でここまでガチガチにやるのも慣れたものである。

 

「転売するような人間は私がこの世から消し去ってやりましょう……ああいけませんいけませんいけません、純粋なファンの気持ちを、それもくじの景品を売りさばいて利益にする輩はこの場で粛清されるべきです、ちょっと今回はマジでやります」

 

「いいぞベーゼちゃん!! この瞬間だけならみんな味方してる!!」

 

「まっ、まま、マジアベーゼ!!? なんでA級時空犯罪者まで都合よくここにいるんだよっ!?」

 

「お店の迷惑になるからもう少し離れたところでやってくれませんか……」

 

「この男の言う通りだ、そいつが犯罪者ならどうなろうと俺の知ったことではないが別の所でやれ」

 

「悪の組織に倫理観とか説いてんじゃねーよ、金出すから一通りよこせ」

 

「それだと私も大差なくないですか!? あっ私も上限ギリギリまでグッズください」

 

「どこまでも厚かましい奴らだ」

 

 吠はエノルミータの煽りに乗って近づき、真銀が持っていたものと同じ形のアイテムを取り出して構えを取る。

 

「俺のバイトを邪魔するなら容赦しねえ、後で給料として請求しておくか」

 

「べ、ベーゼちゃんあれって……」

 

「いや……ちょっ……嫌な予感が」

 

「エンゲージ!」

『ゴジュウウルフ!!』

 

 吠はリングを使用して赤色の戦士へと変身する、改めてこの姿でエノルミータと戦おうとするがベーゼにとっては真面目に相手したいタイプではなかったのでゴウバイヤーを徹底的に痛めつけた後にお金を改めて回収して急いで退散していった

 

「……いなくなったし戻るか?」

 

「一応この方を放り込めば謝礼金入りますよ」

 

「なるほどな、貰えるもんはいただいておくとするか」

 

「それより今の変身って一体……?」

 


 

「はあはあ……何ですか今の私達の世界観にそぐわない人、プリティな作品の1時間くらい後の方みたいな!」

 

「最近のベーゼちゃんの周りこんなのばっかじゃん、てかアイツ普通にバイトしてたしまた絡まれるんじゃね?」

 

「ぐぬぬ面倒な……これからも私達はトレスマジア相手で頑張っていきますよ!」

 

 今更ながら買ったクジの商品を受け取ってないことに気付いてないが変身した以上仕方ないと、ベーゼとレオパルトは本物のトレスマジアと戦おうという気構えで時空通販局からいつものように物品を注文している間に都合よくトレスマジアが来た、例の如くポチと真銀を連れて。

 なんというかここ最近はこういった事が多くてお互い苦労する。

 

「はあ……トレスマジアは嬉しいですが貴方は変身ヒロインとしてジャンルが違うんですよね……なんなんですか指輪の人って流行ってるんですか?」

 

「どういうこと? もしかして指輪の戦士がここに?」

 

「確かあの辺りでバイトしてたんじゃないですかね知らんけど、赤い狼みたいな」

 

「げっあそこ漆黒くんがバイトしてるところじゃん! ごめんマゼンタ達あとよろしく!」

 

「あとよろしくというか、元々貴方達が部外者なんですけど!?」

 

 真銀にとっては指輪の戦士、ポチにとってもまだ謎の多い世界の出来事なので情報を知るべくコンビニへ向かう。

 考え直してみると最近トレスマジアと戦うと必ず直ぐ側にあの男が居るので若干ジェラシーを感じる眼差しでこっちをみる、個人としてはお付き合いとかは好きにしていいと思っているが人の大事なポジションにずけすまけと上がり込むのはなんかこう気に入らないみたいな顔をしていた、主人公ツラしてるつもりないからと言ってその立場は烏滸がましいとは思わんのかねとオタク目線。

 

「最近あの男と仲良いですね皆さん」

 

「おうおう天下の魔法少女が男作るとかスキャンダルだぞ」

 

「死んでも御免やあんな銭ゲバ陰謀論者、お前らの息の根止めたあとに一緒に地獄に落としたる」

 

「彼の地獄行きは確定なのね……いやその、悪い人ではないのよ? 悪い人ではないだけで……」

 

「二人ともそこまで言っちゃダメだよ!」

 

「んじゃあま……さっさとやっちまうか!!」

 

「上等や!!」

 

 レオパルトが撃鉄を弾き開戦、アズールが水分から氷の剣を作って一気に飛ばすがベーゼの所に届く前に粉々に砕けてしまう。

 別の方向からも飛ばしたりブーメランのように形を変えてみるが、そのすべてが途中で砕けて届かない。

 片っ端から攻撃を仕掛けてもまるで見えないバリアが貼られているかのように

 

「だったらこれならどう!?」

 

 砕かれる原因を調べるために水分をひとまとめにして頭上で 雨のように放出させると……その正体が見えた。

 ベーゼたちの目の前に見えない物から水滴が滴って守っているものがあった。

 

「もう見抜かれましたか……さすがマジアアズール、やってしまいなさい星壁獣サメレオン!!」

 

【星壁獣サメレオン】

 元にしたもの:ブルーシャークパーカー

 値段:3200ジーカ

 能力:透明化、地中遊泳。

 

 ベーゼが合図を送ると地面を泳ぐ二本足のカメレオンとサメを合わせたような怪物が姿を現しトレスマジアに襲いかかるがサルファがサメレオンの顎をがっちりと受け止めて捕食を阻止する。

 

「口を開けなくすれば噛めないやろ!」

 

「ワニじゃないんだから!」

 

「でもこれはチャンスよ! サルファが抑え込んでいれば透明化しても逃げられないわ!」

 

「あの服結構したわりにはなんか弱いなぁ……所詮はパーティーグッズか」

 

「やっぱりこの手のテコ入れは上手くいかないのかなぁ……ってそうじゃなくて! サメレオンこっちです! 私とドッキング!」

 

 サメレオンは地面に潜ってサルファの拘束を突破してベーゼはサメレオンを羽織るように一つになると、ベーゼがサメレオンと一緒に透明になってしまう。

 透明になった彼女がどんな酷いことをするのか大体察せられるので咄嗟に大事なところを触られないようにガードするがマジアアズールはちょっと期待していた。

 だが忘れてはいけない、ここにはレオパルトもいるので体を守ろうとして無防備に隙を晒すような動きをしてしまえばどうなるのか。

 

「ぶちまけろ」

 

「ちっ!」

 

 容赦なくショットガンをぶっぱなしサルファがバリアを展開。

 弾を撃ち込めばベーゼにも当たってしまうのではないか? と思うかもしれないが愛の力と気合で綺麗に避ける……何よりベーゼは既にバリアの内側に入っているので自由気ままに……。

 

「捕まえた☆」

 

「う"うあっ!」

 

 透明ベーゼがサルファの耳をつまむ、更に脇やうなじにも手を伸ばして見えないままじっくりと愛撫する。

 本当なら踏んでやりたいがバリアで集中出来ずひたすら好きなように弄ばれるだけ、マゼンタやアズールが助けようとしてとレオパルトは容赦なく銃火器を放ってくるがアズールは真っ正面から弾丸を受け切る。

 

「げっ……そういえばこのドMはカウンター技持ってるんだったな、こうなったら必殺! ベーゼちゃんがアタシ専用にプレゼントしてくれた特製の星壁銃を……!」

 

 

「待ちな!」

 

 声がするので来てみるとなんと先ほどのゴジュウウルフ(吠)とマジレッドが組んで現れた。

 これにはレオパルトさえもまたお前かしつこいなオメーもみたいな顔でウザそうに見る、ベーゼに関しては透明でも邪気が若干伝わってくるくらいだ、後ろにはポチやローレンの姿まで、しかし通話中なのか何やら焦った様子だ。

 

「貴方達どうしてここに?」

 

「私も指輪争奪戦しようとは思ったんだけどここの悪の組織倒すほう優先したほうが良い気がして……ほら、これから先付き合ってくことになるし」

 

「先に面倒な奴から片付けるってわけでな、やらせてもらう」

 

「アタシらからすればめんどくせーのお前らの方なんだけど……ごめんベーゼちゃん、こいつらしばくからちょっと抜けるわ!」

 

「サメレオン! レオちゃんを援護して!!」

 

 自分で楽しむことより邪魔者退治を優先したいベーゼはサメレオンをレオパルトに着せると姿が消えて容赦なくミサイルを直撃させてくる。

 ゴジュウウルフはこれくらいの攻撃は指輪争奪戦で慣れているので自力で耐えるが透明になったレオパルトに攻撃が当たらない、マゼンタが援護しようと近付いて背中合わせになる。

 

「いいのか? 俺はお前の敵じゃないが味方でもないんだぞ?」

 

「でもあれはあたし達の相手でもあるし、巻き込んじゃ悪いから……」

 

「……それで言えばこいつもそうか、透明になったアイツをお前らはどうやって暴いた?」

 

「あそこのアズールが水をこう色々出来るんだけど、雨を出して水滴で……」

 

「アズールというのはあのボコボコにされてるやつか?」

 

「お"っ!! そこ凄い!! じゃなかったこれ以上の抵抗はおっほ!!」

 

「アレ多分見ちゃいけないと思うわよ……って雨ね! だったら私がジルママジーロで雨雲を錬金して……」

 

「それだけ分かれば充分だ、お前はあのミサイルをなんとかしろ」

 

「えっ!? ぐええ!!」

 

 ゴジュウウルフは立ち止まりミサイルをマジレッドを身代わりにして動き回り……足元や周囲を確認しながら飛び上がり爪を振り下ろすと力強く吹っ飛び、一瞬のうちにサメレオンが爆散してレオパルトが姿を現した。

 

 

「げはっ……!! こ、こいつどうやってアタシの姿を!」

 

「俺はこの姿になってから鼻がよくなってな、雨の匂いでお前の場所がわかった」

 

「匂い!? んなもんで……雨の匂いなんてたかが知れてるだろ!? 鼻まで犬で出来てるのか!?」

 

 掌の剣が首筋まで届きこのまま行けばゴジュウウルフがWINNERとなるがそんな都合良くいくわけがない、というよりは何かがおかしい。

 ベーゼは気分で『星壁獣』を作った、それはあくまで魔法少女相手に愉しみながらついでに邪魔な余所者を排除するためである、だが魔法少女を相手している場合てはないと判断すればその愉しみさえも放棄させて怪物を作る。

 それはファンシーさやいやらしさもない、星壁獣のような遊び要素もない、鞭を一振するだけで周囲の適当なものからモンスターを生み出す。

 マゼンタは咄嗟にモンスターを止めようとするが、全員がモンスターに気を取られた内にレオパルトが星壁銃を足元に放つことでブラックホールを生成しベーゼはレオパルトの手を握りながらブラックホールに入り、モンスター達は幻影のように消え去った

 

「赤色のヒーローみたいな男、貴方の名前は?」

 

「……遠野吠だ」

 

「そうですか、貴方のこと覚えましたよ……それではまな」

 

「アタシも覚えたぞオオカミ野郎……この屈辱いつか晴らしてやるからな!!」

 

 こうしていつものようにエノルミータは撤退した、しかし全員のムードはどうにも優れない。

 今回はしっかり優勢な結果で終わったというのにマゼンタの心にはもやもやしたものが残っていたが何かに気付いたポチが血相を変えてマゼンタに耳打ちすると途端に彼女も顔が真っ青になっていく。

 そんな様子を見せればアズールやサルファも黙ってはおらずポチを問い詰めるが一旦話が出来る場所に移動という形になり、さりげなく無関係ですよと言わんばかりに変身を解いてさっさとバイトに戻ろうとする吠もサルファが引っ張って逃さないようにする。

 更にはまた更に人影を見つけたので剣を構えるが、歩いてきたのはいかにも優男のような青い青年と黄色の仏服に身を包んだ眼鏡の男性。

 

「吠くんどうしたの? 争うような音が聞こえたんだけど」

 

「ノーワンがいた痕跡はないな……それとその方達は?」

 

「魔法少女ってやつなんだってよ」

 

「あっ、あの……遠野さんの知り合いですか」

 

「まあ知り合いで済ませるには少々複雑な事情でね……ほら、帰るよ」

 

「ああ」

 

「ま……待ってください!! 帰るってどこに!? だってこの世界は……」

 

 ローレンが何か言いかけてポチが引き止める、手招きして吠とマゼンタに自分が持っていたオリジナルの『魔法少女にあこがれて』のマンガの裏表紙を見せる、そこに写っているのはゴジュウウルフだけではない、青、黄、緑、黒の五人が競い合う物語、タイトルは『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』……。

 ポチが見てきた中でマンガに合併版なんて存在しない、しかもこのまほあこはついさっき真銀への説明のために見せたものと同じ、これが突然変化したという事はつまり……。

 

「や……やりやがったあの男……! 全く要素に繋がりもない2つの世界、『魔法少女にあこがれて』と『ゴジュウジャー』を……彼女達が住んでる世界ごと合体させやがった!!」




ここから先は完全新規展開、ゴジュウジャーとまほあこ世界がごちゃごちゃになった空間でうてなと吠はどう奮闘していくのか?ご期待ください
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