魔法少女ナンバーワンにあこがれて   作:黒影時空

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一応原作はまほあこなのに、ここ最近はゴジュウジャー要素濃くない?という判断で急遽まほあこ要素を何倍にも増やす計画を立てました。


ロコムジカ死す!今まさに黒に還る刻

 

「ありがとっしたー」

 

「おい、そんな態度また店長に見つかれば何を言われるか分からないぞ」

 

 赤ちゃんになったマジアベーゼがレオパルトと戯れていたり、ブライダンやゴジュウジャー達がニセモノ指輪に翻弄されたり、トレスマジアがクオンAIコンツェルンの作り出す魔法少女の調査をしたりと各陣営が独自に動き出している中……吠は普通にコンビニバイトをしていた。

 漆黒は最近仕事がないのでコンビニで働く気力もなく姿を見ていないが、代わりに吠より前からこのコンビニでバイトをしているという田中という女性と共に仕事をしていた。

 そして田中は融合先の別世界出身のため、せっかくなので吠は暇な時間には彼女から色んな話を聞いたりしていたのだが……ふと、こんな事を聞いた。

 

「なあ、エノルミータとかいう悪の組織やってるやつあるだろ?」

 

「…………それがどうした?」

 

「なんというか……俺はそっちのこと全然詳しくないからな、お前みたいな元の世界の奴から見てどんな奴らのかって気になった、そういえば直接やりあったことはなかったしな……」

 

「エノルミータか、随分と落ちぶれたものだ……これでも昔は世界征服を掲げ数々の魔法少女を葬ってきたものだが、それが今ではただの戯れと化している」

 

「そうだったのか? 彼奴等見てるとそんな風に見えないがな」

 

「……現総帥マジアベーゼとは直接戦ってないと言っていたな、ひょっとするとお前、最近よく見かける指輪のなんとやらか?」

 

「まあそんなところだ、最近はエノルミータとも戦うかもしれねえとか世界が滅ぶとか色々言われて面倒になってきたが」

 

「見てみるか、マジアベーゼが実際何しているか」

 

 田中はスマホを横向きにして動画を再生、近頃はSNSを開けばどこでもエノルミータとトレスマジアの戦闘が保存されているのかちょっと確認するだけで残されている。

 画面が小さいので覗き込もうとするがすぐに吠もやめておいたほうがいいことに気付く。

 マグロのような怪物がマジアマゼンタと戦闘したかと思えば中身が分離して肉片が襲いかかったかと思えばマジアベーゼにひん剥かれてマゼンタはあっという間に女体盛りが完成して上機嫌になる。

 ……忘れているかもしれない、あるいは偶然吠は彼女の変態性を垣間見ることはなかったのか。

 どっちにしてもこれが本当のマジアベーゼの戦い方なのだ、男ならこういう時喜ぶのか? いや、吠はあまりのおぞましさに引くほうが勝った。

 自分たちの世界と融合する前にはトレスマジアが普段こんな戦いをしているのかと……いやよくよく考えてみれば自分たちのノーワンとの戦いも大概こんな感じだったのかもしれない。

 

「案外あいつってノーワンとそんな変わらないのか……?」

 

「奴の思考回路を理解出来るわけがない、それを周囲は肯定した目で見るのだから世の中は腐っている」

 

「悪の組織なのにそんな目で見るやつが前からいたのか?」

 

「むしろだ、お前の世界と一つになってから前体制のエノルミータを評価する人間を見るようになった、この世の中を恨み過激な手段を用いても世直しを実行する当時の奴等を必要悪とするものなんて当時の私には想像だにしなかった……そろそろ休憩開けるぞ」

 

 吠は田中からエノルミータに関して色んなことを聞けたが、その一方で今後あんなものを見てきてマジアベーゼとやれるか不安な所もあった。

 確かにSNSで検索してみるとエノルミータとトレスマジアの戦いを撮影している人間は山ほどいるし、世界の命運を握る戦いというよりは娯楽感覚で鑑賞しているようだ。

 そしてさらに検索していると、魔法少女が複製されているという噂やあれこれも出てくるがゴジュウジャーの情報は少ない、好き嫌いではなくあの世界の彼女達にとっては無関心なようにも見える。

 こんな感性をしているからユニバース戦士やノーワンが出てきても何の問題も起きていないのか? 

 

(そういえば……トレスマジアがノーワンと戦ってた時も呑気に観戦してたよな、雰囲気が違うってやつか)

 

 吠はいつものようにテガソードの里に帰る、明日はまたアルバイトに行くか就活か、それともブライダンかエノルミータと戦うのか? 

 少し厄介事も多いが何事もなく平凡な毎日の物語……ポチが望んだ『永遠なる平穏な物語』を主人公は歩く。

 帰り道で一瞬はるかとすれ違ったが吠は香水の匂いに覚えがある気がしたが気付くことはないだろう。

 

 しかし、時空に生きる人間は永遠に続いて尚且つ面白い展開を望んでいる。

 ポチに瓜二つな銀色の神の男は吠を見下ろすように本を広げて彼の様子を観察している。

 

「いつぶりだったかなぁ、吠の姿を確認するなんて……まったく、ポチとローレンが何してるのかと思えばこの体たらくだしなぁ」

 

「いや〜でも俺の方もちょっと調節間違えたかな? なんかこう情勢が戦隊に偏りすぎちゃったな、バランス取るの難しいなぁ」

 

 男は屋根の上で1人でにホワイトボードを立てて現在状況と勢力図を立てながら確認して原因を探っているとすぐに分かった。

 ゴジュウジャー、ユニバース戦士、指輪、クオンAIコンツェルン、ブライダン、ノーワン……マスクドヒーロー世界の宿命ではあるが、こちら側だけ人数や勢力が多すぎてトレスマジアやエノルミータが割を食う形になっている。

 ヴェナリータがリングを利用したりマジアベーゼが星壁獣というものを作ったり、会社で複製魔法少女が生まれたりしているがそれらもゴジュウジャーに偏った力である。

 

「これはちょっとまずいな……でもあの子が言うにはアレがアレだし、まだ頑張ってもらいたい……となるとゴリ押しで増やすしかないか」

 

 おはじきマグネットで勢力図を確認した男はマジアベーゼの代わりにしていた物を何個も増やしてペタペタと貼り付ける。

 いずれ『イミタシオ』は現れるだろう、その時にパンタノペスカを出してやればいい。

 それだけでは足りないのでどうすればいいか、せっかくだからマジアベーゼでも増やしてみるかという。

 神の戯れは終わらない、そして2世界の神は未だ目覚めない。

 

 


 

 翌日、吠は突然田中に連れられて大きなお屋敷まで歩かされていた。

 急にいい感じに稼げるちょっとした話があると持ちかけられたのだ、めちゃくちゃ怪しいが金は欲しいので吠は受けることにした。

 

「本当に大丈夫なんだろうな? なんのスキルもいらねえってこんな高そうなところで……」

 

「心配はいらん、何のスキルも必要としない学歴も問われない……そういえばお前学歴ってどうなっている?」

 

「ああ……小学ギリギリ卒業出来たかぐらいか」

 

「お前よくあのバイト受かれたな……というかどんな家庭環境!?」

 

 軽く雑談を挟みつつ門を開けると何人もののメイドがお辞儀をしてレッドカーペットが敷かれてゆっくりと緑色の髪をした眼鏡の女性が歩いてくる。

 いかにもな登場だが田中は何か知ってるのかしかめっ面になる。

 見るからに住んでいる世界が違う、前もってドレスコードが必要なことは聞かれているので黒いスーツの正装で着たが……吠に緊張という言葉はない。

 

「雇い主か?」

 

「ええ、お話はかねがね伺っています、私は桃森百花(もももりもも)と申します、以後お見知りおきを」

 

「お嬢様……」

 

「ええ、仕事については中で……」

 

「……おい、一応この世界じゃ結構な金持ちだ、粗相のないようにしておけ」

 

「分かってるよ」

 

 吠は導かれるように屋敷の中に入っていくが、まるで拾われた捨て犬のように警戒心をゆるめず周りを確認する。

 一応常識はあるので『簡単に儲かる仕事』=怪しいという認識ながらここに来て、「じゃあ田中も一緒にこの仕事受けろよ」となんとか道連れにするファインプレーで現在に至るが……。

 

「それで俺は一体どうすればいい? 簡単な仕事とは聞いているが闇バイト的なことなら力づくでも帰らせてもらう」

 

「それだけの力を見込んでのお仕事ではありますわ♡確かに少々危ない所もありますけども……はいコレ」

 

「ん? なんだこれ……スマホ?」

 

 吠が部屋の奥で百花から渡されたのは最新式のスマートフォン、中を確認するとアプリは百花に繋がるチャットとカメラぐらいしかない。

 自然な流れで田中の手にも同じスマホが。

 

「おいちょっと待て!? 本当に私もやる流れなのか!?」

 

「遠野様は貴方と一緒じゃないと怪しくてやってられないというので……さて簡潔におアルバイトの説明をしますと、これから先魔法少女との戦闘が始まればそのスマホで魔法少女のお写真を撮って私に送るようにしてくださる?」

 

 百花のアルバイトの説明だが、これから先魔法少女との戦闘……ここでいえばトレスマジアがエノルミータとくんずほぐれつだったりすったもんだするような戦闘のベストショットを撮って気に入りそうな物をチャットを通して送ってほしいという、ある意味普通の人には出来なさそうな仕事だ。

 

「戦場カメラマンみたいなものか? それだったら俺はゴジュウウルフに変身すりゃ余裕で撮り放題だ」

 

「あっその件に関してちょっと注意点を……ゴジュウジャーとやら並びにその関係者が写った写真なんて送りつけてこようものならアレですわよ? 私の理想の空間に不純物は必要ありませんことよ〜」

 

「急に思想強くするのやめろ百花」

 

「あ……アレってどうなるんだ? アイツらを撮らないようにって」

 

「実践してご覧なさい」

 

「はいお嬢様」

 

 百花が指を鳴らすとメイドが現れたかと思えば取り出したのは鉛筆、それをこうなんかねっとりとした手つきで持ったかと思えば別のメイドが用意した電動の鉛筆削りの中にゆっくりとちょっとずつ内部へ……。

 

「やめろやめろやめろやめろ!! 私の方が見ていて痛くなってくる!!」

 

「よく分からねえがとんでもなくやべぇ脅しをされてることは分かった! 金持ちの発想力怖え!」

 

 


 

「……ロコちゃんあれ何?」

 

「いや、ロコに聞かれても困るから」

 

 そして視点はようやくエノルミータの方向へ。

 久しぶりにブライダンも現れず、ゴジュウジャーも関わってこないところなので本格的に楽しみながらトレスマジアと戯れようという時に3人のパパラッチ。

 吠と田中、あと百花がスマホを持って撮影の段階に入っている。

 別にこの辺りで戦闘を撮影するのは珍しくないことだが、珍しい人が撮影しているので気になって仕方ない。

 

「……まあそれはいいとして今度は何を用意したわけ?」

 

「星壁獣バルンバルーンです」

 

【星壁獣バルンバルーン】

 元にしたもの:その辺にあったアドバルーン

 値段:実質タダ。

 能力:膨張。

 

「前もって聞くけどそれが戦闘でなんの役に立つわけ」

 

「いや戦闘というか最近精神的に疲れてきたので、この星壁獣の力で魔法少女のおっぱいをデカくして挟まれたいなって思ったら生まれました」

 

「あんた時々性欲に直球すぎて最低すぎるもの生み出すわね……」

 

 大きな風船のような怪物がカップサイズを変更しようと襲いかかりマジアベーゼは久々にテンション上げようとする、その様子を百花はそれ以上にテンション高めでスマホ持ちながら高速で何かを弾いている、あまりにも速すぎてその正体が見えてこないくらいで吠もそっちが気になってしょうがないが金の為にも撮影を続けなくてはならない、ゴジュウウルフになって助けたいところでもあるがそれでは彼女の逆鱗に触れてしまう……いや、彼はこういう時自分が不利になっても助けに行くタイプだ、スマホを捨ててテガソードを構える。

 

「悪いな、このバイトは無かったことにする」

 

「えっちょっと!? やるやらない以前にあの至高の領域に混ざろうものならぶっ飛ばしますわよ!?」

 

「あいつに好き勝手されて見逃せるか!」

 

 しかし、簡単に事が上手くゆくはずもなく変身してゴジュウウルフになった途端後ろからヴェナリータに掴まれて空に放り投げられビルの上に着地、以前レオパルトが回収した指輪にウルザードの時のようにベーゼの魔力を注ぎ込んで形を変える。

 

「随分愉しんでいるだろう? こうしてマジアベーゼが己の欲求を満たすほど魔力がどんどん満たされていき、その分をボクがこっそり貰い受けることでこんなものも作れる」

 

「なるほどな……世界征服ってやつはまだ全然諦めてないわけか」

 

「世界征服? ……ああ、どこかでロードエノルメの話を聞いたか、確かに君たちの世界と融合してから今になって彼女の方針を良しとする人間が急に増えた、そんな奴等の機嫌を取る必要も出来て面倒なところだが……話は終わりだ、君に相応しい相手を用意しよう」

 

繧ィ繝ウ繧イ繝シ繧ク(エンゲージ)繝倥ン繝? き繧、繝サ繧ュ繝・繝シ繧ソ繝(ヘビツカイ・キュータマ)

 

 指輪は白銀と紫の戦士『ヘビツカイメタル』に変化してゴジュウウルフに襲いかかり足を止める。

 これでゴジュウジャーは本格的にトレスマジアを助けることが出来ずマジアベーゼの独壇場、バルンバルーンはいつでもバストをバルンバルンに出来る。

 焦らし型なのでマジアベーゼは全く手を出さすにいたがロコムジカとしてはもう呆れ気味だった。

 

「デカい胸だったらレオパルトにでも頼めばいいじゃない」

 

「レオちゃんは1人しかいないじゃないですか!! 私は今4つのでかいおっぱいに挟まれて死にてえ気分なんですよ!!」

 

「もう勝手になさい!!」

 

 しかし抵抗していた魔法少女達も遂に捕まってしまい、マジアサルファがバルンバルーンの毒牙にかけられてしまう、後は針のようになっている先端を突き刺せば見事なデカパイが完成する……はずだった! 

 

「サルファ! 今助けに……助けっへっくし!!」

 

「グエええ!!」

 

 マゼンタが捕まったサルファを助けようとしたのだが近くでバルンバルーンの紐部分が鼻に引っかかってくしゃみしてしまい、その時の勢いで微妙にサルファの胸部から針がズレてしまう! 刺さった時点で膨張は避けられない……しかも偶然にはその位置は絶妙に乳房ではなく鍛えられた胸筋! それが膨張された結果筋肉全体に連動に発達が進行、その結果……。

 

「ぎゃああああああああ!?」

 

「ウワーッ!!?」

 

 サルファの魔法少女服は盛り上がった筋肉で一部が吹き飛び顔筋もなんというか世紀末チックの劇画風になってしまった! 余すことなくムキムキになった姿に目の前のマゼンタは結構ビビったしベーゼも怖すぎて腰を抜かした! 

 筋肉で紐から脱出できたのだが体の感覚がおかしく、アズールに鏡を見せてもらってようやく自分の変化に気付く。

 

「そうはならんやろ!!」

 

「なっとるじゃない!!」

 

「まあこの姿ならカワイさは消えてもおどれらぶちのめすにはちょうどええやろ」

 

「ちょっとアレどうにかしなさいよ!! なんか急に死兆星が見えそうな姿になったんだけど!?」

 

「い、いやだってあんな姿になるなんて思うはずないでしょう!? あのちょっと怖いので魔法で倒してくれませんか?」

 

「てめえら変態に魔法で吹っ飛ぶ資格はねえ!! あたたたたたたたたたぁ────ッ!!」

 

「えっちょっと待ってロコは関係な……うわらっ!!」

 

「ぎゃあああ!! ロコちゃんの大事な所がもう死んでいる!!」

 

 サルファの魔法百裂拳によってロコムジカの立派な乳房の形がとんでもない事になりながら魔力によって爆発(オブラートな表現)した姿を見て慄き逃げようとするベーゼだが巨乳通り越して巨体と化したサルファに逃げられるはずもなくバルンバルーンを破裂させられてうなじ部分のツボを指がめり込むレベルで突かれてしまう。

 

「ひょっ!!」

 

「なんかこの辺りのツボを突いた、そうすることにより……あー……多分明日辺りに背中か凄いことになる!!」

 

「雑すぎませんか? いやあの明日どころか今なんか背中に……魔女の一撃ィー!!」

 

 腰がバキバキに弾け飛ぶような痛みが瞬時に走り文字通り腰砕けになりながらマジアベーゼはロコムジカを担いで去っていく、逃さないように掴もうとしてもアズールに止められてしまう、マゼンタはマッチョサルファのインパクトが強すぎて気絶してきた。

 アズールもアズールで思ったより迫力というか濃ゆい顔とムキムキの身体で大事なところは隠れているがピッッッチピチの魔法少女服を見て笑いを堪えていたがなんとか真面目な顔で答える。

 とりあえず真剣にやっているとはいえその顔でまじまじと見ないでほしい。

 

「……変なこと言うけど、いや顔のことではないのよ、今逃げようとしているあれとは別でマジアベーゼとほぼ同じ反応がするの」

 

「なんやと? そんなことあるわけ……と言いたいがもしそうだとしたら見過ごせん事態や、そっちを優先するで」

 

「あ、ああ……ところでその顔、いつ元に戻るの?」

 

 トレスマジア達も飛び去っていき、ベーゼが消えたことを確認したヴェナリータはヘビツカイメタルを指輪に戻してゴジュウウルフの戦闘データを回収し飛び去っていく。

 

「おい待て! お前は何がしたいんだよ!」

 

「何かをするとか言っていられない状況なんだ、思ったより奴が来るのが早くてね……君こそうかうかしていられないよ、テガソードがどうなるか」

 

「何? お前テガソードのことまで知って……おい、話は終わってねえぞ!」

 

 こうして残ったのは満足しない表情の百花と何やってるんだろうと虚無の顔をしている田中、しかし田中はマジアアズールが話していた『マジアベーゼと同じ反応』の存在を聞き逃さなかった。

 

「百花、お前は一旦帰れ、いつまで魂抜けているんだそんな日もあるだろ!!」

 

「ここ最近そんな日ばかりなのですが!? いつになったら魔法少女がドエロい目にあってお互いに気持ちよく満足できるように」

 

「いいから行けってのもう!! ……指輪の力か、これがどこまで使えるか試しておきたいしな……増えたマジアベーゼか、面白い」

 


 

「大変だ吠っち!! コレ見て!!」

 

「あ? なんだこりゃ……マンガか?」

 

「ベーゼちゃんが増えた!!」

 

「ごめん今それどころじゃないレオちゃん!! 湿布貼ってありったけ!!それとロコちゃんの胸を緊急手当!!」

 

「社長……!! は、派遣した魔法少女2人がマジアベーゼに敗北したと報告が!」

 

「そうか充分だ、新しい物を回せ」

 

 

「見つけた……見つけましたパンタノペスカ様!! あの、私は栗栖タカミといいます! たかみっちと呼んでくれると……」

 

 男は眺めるように周囲の騒ぎを確認する、各地で長い旅でも始まるかのような大きな予兆が連鎖爆発のように発生していく。

 これから先うてな、はるか、吠は絶え間ない大きな試練に巻き込まれていくことになるだろう。

 男の背後に現れたのは……ポチだった。

 

「こんなところで何をしているんですか……局長」

 

 

 銀髪でのほほんと常におちゃらけて笑い、ポチと瓜二つで……うてなと吠の世界を無理矢理融合させた全ての元凶で、キラメイジャーのユニバース戦士こと栗栖タカミの協力者。

 その名は時空監理局局長シャドー・メイドウィン・黒影。

 彼が遂に表舞台に立ったことで、うてな達の物語はより一層歪み始める……。

 

「ポチぃ、君のやり方じゃスローペースすぎる、俺が来たからにはこの世界は怒涛の日々だ、これくらいやらないと……戦いって感じがしないよね」

 

「何をしたのかって聞いてるんだよバカ局長」

 

「いやちょっとまだマジアベーゼを7人に増やしただけだから、まだ俺としてはこれからだから……」

 

「ななにんにふやしたあぁ!?するっていうとつまり!?」

 

「実質エノルミータが7つに増えることになります!これで戦力偏り問題は解決だな!」





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