俺達2人は、同棲を始めた。蘭は大学生に、俺は専門学校に進級した。2人とも専門学校も大学も近いため、中間地点で、マンションを借りた。今日は進級して、最初の夏を迎えたある日のこと。
「今日も蘭さんは激しかったですな」
「最近大学と仕事に追われて…溜まってたから///」
マンションの壁が分厚くて助かったよ。壁薄かったら喘ぎ声丸聞こえだよ
「てか、暑くね…」
「アタシ達、裸なのにこんなに暑いか…?」
「クーラー動いてるのに?」
あり得ないぐらい暑い。エッチした後だから汗かくのは分かるけど、終わってから結構時間が過ぎたよ…
「今日は、このまま寝ちゃお」
「服着ろ!夏とはいえ風邪引くぞ」
「そう言う蘭さんだって、下着姿で寝ようとしてるじゃん」
「アタシはブランケットあるから、いいの!」
「ズボンぐらい履くか」
渋々ズボンを履いた奏太。
なんだかんだ、2人とも上手く生活できている。最初は2人とも不安だったが、協力しあっているので問題ない。
「電気消すぞ」
「奏太…こっち来て…///」
「はいはい…どうしたの?」
「余韻に浸りたいんだ…ぎゅーさせろ…///」
「どうぞ///」
なんだか…眠くなってきた…寝ちゃお…Zzz
△▼△
「朝か…眩しい…今日も暑いな」
窓から外を見ると、セミの鳴き声が響いている。朝なのにこの暑さ…夏だなって感じがする。
「かなたぁ~…おはよ…」
「蘭起きた?」
「ぎゅーして」
「はいよ」
寝起きの蘭は赤ちゃんだもんな~すぐに甘えに来る。
「目覚めたか?」
「覚めた!」
朝の支度をするため、2人揃って洗面台に行く。今日は土曜日のため、専門学校は休みだ。蘭はどうなんだろ?
「蘭、今日は仕事や学校は?」
「今日は両方休みだ」
「今日はなにしよっか」
「買い物とかも終わってるしな…」
「これといって買い出しもないし、1日暇な日かな」
リビングでTV見ていると、大空お天気が始まった。
「あかりちゃんも、頑張ってるね」
「大空も、いちごに負けないくらい輝いてるな」
あの、あかりちゃんも高校生か…中々にぶっ飛んだ中学生だったよな…
2人でTVを見ていると、チャイムが鳴った。
「誰だ?こんな朝早くに」
「アタシが出るよ」
蘭がチャイムに出てくれてるから、コーヒーでも淹れようかな
奏太がコーヒーを淹れる準備をしていると、玄関からドッタンバッタンと音がする。
「何事!?ってかーちゃん!?」
「うぇぇぇん!蘭ちゃぁぁぁん!」
「舞さんが大泣きしているのだが…」
「とりあえず中に入りなよ」
「ありがと…ぐすん…」
△▼△
「なにかあった?」
「パパとケンカしちゃったの…」
「珍しい~」
「確かに、舞さんとハヤテさん仲良いもんな」
「なんでケンカしちゃったのよ?」
「パパがね…「ママには青のお洋服が似合う」って…でもママは、「別の色がいいな」って言ったら、「ママは絶対に青!」って」
「それで言い合いになったのね…」
なんじゃ、この夫婦…
「そう言うことでしたか…」
「蘭ちゃん、ママはどんな色が良いかな…」
「舞さんは確かに青も似合いますが、ここは別の色で攻めて、ハヤテさんを納得させましょう」
「うん…!」
どっちが年上なんだ…
「奏太、舞さんの洋服を買いにいくぞ」
「え!?マジで!?」
「蘭ちゃんお買い物行こ!」
「86の鍵、貸してくれ」
うちの蘭は、こう見えてマニュアル免許を取得している。なので俺の86を運転できる。
「あ、はい…」
「舞さん行きましょ」
「蘭ちゃんカッコいい…流石、美しき刃…///」
「奏太も行くぞ」
「へ~い」
3人で買い出しに行く事になった。
△▼△
86に乗り込む蘭。フルバケでも、お構い無しに座れる。流石です。
「蘭ちゃんお願いね」
「はい!」
発進するのうますぎやろ。普通に運転してるのカッコいい。素敵…。
「蘭ちゃん、運転上手!」
「そうですかね?」
母親が1人で騒ぎながら俺達は、車を走らせる。
△▼△
目的地に着いた。いつも蘭と買い物に来るショッピングモールだ。ここはデカイから服屋もたくさんある。
「蘭ちゃん、手繋いでいい?」
「いいですよ」
え?母上が繋ぐの?俺じゃないの?
「蘭ちゃんと~お買い物~♪」
「舞さんご機嫌ですね」
「俺も蘭と手繋ぎたかったな…」
奏太は2人の後ろを歩く。
「舞さん、ここのお店どうですか?」
「見てみよ!」
奏太は洋服の事があんまり分からない為、2人についていく事しか出来ない。2人とも色んな服を見て盛り上がっているが、奏太はずっと見ているだけ。
「なんでハヤテさんは、青の服にこだわるんですか?」
「それはね…ママが初めてパパと出会った時に青のお洋服着てたからなの。パパはそれで一目惚れして…ママにアタックしたの///」
「そんなことがあったのか…」
「だからパパが青にこだわるのも分かるんだけど、パパに色んな可愛いママを見てほしいの///」
「舞さん任せてください!アタシがコーディネートします!」
2人ともずっとラブラブだもんな…家でもずっとくっついてるし、納得。
蘭は色んな服を持ってきて、舞に着てもらってコーディネートしていく。
「よし!これだ!」
蘭のコーディネートが完成した。
「蘭ちゃんありがと…パパに見せるね!」
「いえいえ、舞さん達にはお世話になってますから」
「蘭流石だな」
「モデルやってるからな」
服を購入して、86に乗って帰り、奏太の実家に行く。
「舞さん、準備は大丈夫ですか?」
「うん…少し緊張する…」
かーちゃんでも緊張するんだな…
「ただいま…」
「ママおかえり…」
親父元気無いな…
「パパ見て…どうかな?///」
「ママ…///に、似合ってるよ///」
「たまには違う色の服着てみたんだけど…///」
「青って決めつけてごめんよ…ママはどんな色の服も似合う、世界で一番可愛い奥さんだよ///」
目の前で何か始まったぞ。
「パパ…!」
「ママ…!」
あ~チューしだしちゃったよ…
「これで一件落着か?」
「だな!」
「蘭、帰ろっか」
「2人の邪魔は、出来ないもんな」
静か~に奏太の実家から出ていき、自宅に帰る。
「アタシ達も、あの2人みたいにずっとラブラブで、いられるかな?」
「いられるさ…」
「じゃあ…今夜も…な…?///」
「今夜もですか?…///」
「ダメか…?///」
「いいよ…///」
「奏太…愛してるぞ…///」
今夜は、あんまり寝れないかもしれない。明日も休みだし、気にすること無いか。
いつまでも蘭と一緒に過ごせますように…
ふと思い付いたので書いてみました。