恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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3話目です
あおいちゃん推しですが蘭ちゃんも推してます

今回はあおいちゃん回です
可愛い子と2人乗りしてみたいです!青春って感じしていいと思います。

ご存知の方もいるとは思いますが2ケツって2人乗りの事を言います。


アイドルと2ケツするのは穏やかじゃないですよ

 バイトにも慣れてきて、一人である程度だが仕事を回せるようになってきた。今日は寮の回りの落ち葉掃きをしてほしいと織姫学園長からのお願いだ。女の子達にはアルバイト清掃員って認識されてるみたいで挨拶してくれるようになった。最近は、お兄さ~ん!こんにちは!とか、杉崎くん!やっほ~など気軽に挨拶してくれるのである。これには奏太もニッコリである。

 

 みんなが挨拶してくれるのがここ最近で一番嬉しい!鼻唄を歌いながら掃除をしていると、後ろから誰かが近づいてきた。

 

「そこにいるのは、杉崎くんかな?」

 

 名前を呼ばれたので振り向くと青い髪ををサイドテールにしている子がいた。

 

「あおいちゃんだ!おつかれさま!今日はお仕事じゃなかったの?」

「おつかれさま~今日は雑誌の取材だけだからもう終わったんだ!今その帰りで寮に戻ってきたの」

 

 仕事帰りでしたか!今日も可愛いあおいちゃん

 

「そっか~じゃあ早上がりのときはゆっくり休んでよ!俺は寮の回りをキレイにしときます!」

 

 ビシッと敬礼してみる。

 

「うむ!良い心掛けだね!頑張ってね!」

 

 あおいちゃんも敬礼してくれた!警察系のドラマに出てるから敬礼が似合いますな~とほんわかしていた。あおいちゃんに応援されたら頑張るしかねーだろ!!早く終わらせてやる!パパッと落ち葉を集め、ゴミ捨て場に持っていく。今日はこんなもんだろ。じゃああとはゆっくり控え室に帰るだけだと思っていたら、校内放送が鳴った。

 

「杉崎君 杉崎君 至急学園長室に来てください。繰り返します。杉崎君 至急学園長室に来てください。」

 

 終わった。俺なにかやらかしたか…?なにもやってないぞ!とりあえず学園長室に急行だ!!

道具を片して、ダッシュで敷地内を駆け抜ける。そして学園長室についた。

 

 コン!コン!コン!「杉崎です!」

 

「入ってちょうだい」

「失礼します」

 

 入室と同時に土下座をした。

 

「大変失礼しました!俺、何かしましたでしょうか?」

 

 渾身の謝罪をした。返答は無い。相当怒ってらっしゃるのか。クビが決まったかな。

 

「何か勘違いしてないかしら?とりあえず頭を上げてちょうだい。あなたにお願いを頼みたかったのだけれど」

 

 なんですと?やらかしてなかったのか。それなら良かった。ホッと胸を撫で下ろす。

 

「何か騒ぎを起こしたのかと勘違いしました ところでお願いとはなんでしょうか?」

「その事なんだけど、ドリームアカデミーに届け物をして欲しいの。本来であればジョニー先生がいつも行ってくれるんだけど今日は生徒の引率で、しかも渋滞で帰ってこれないみたいなの。私が行きたいのだけれど、このあと私も外にでなくちゃ行けないから杉崎くんにお願いできるかしら?」

「もちろん!任せてください!何を届けますか?」

「とても助かるわ!この書類をドリームアカデミーの夢咲ティアラ学園長に渡して欲しいの。よろしくお願いするわ。ドリームアカデミーには杉崎くんが行くことを伝えておくわ」

 

 大役を任された!では、準備していきますか!作業着から制服に着替え、バイクの準備をする。

駐車場で、エンジンをかけて出掛けようとしたら

 

「おーい!杉崎くん待って~!!」

 

 ん?声が聞こえるぞ?誰だ?とキョロキョロしていると青い髪を揺らしながら走ってくる。

あおいちゃんだ!

 

「どうしたの?あおいちゃんなにかあった?」

 

「お願い!私を後ろに乗せてドリアカまで連れてって!」

 

 おいおいおいなんて申しまして?後ろに乗せて?夢か?これは夢か?

「私、これからドリアカにいってきいちゃんに会わなきゃなんだけど、本当ならジョニー先生が連れていってくれるはずだったんだけど引率から帰ってこなくて困ってたの!」

 

「いいよ!後ろに乗りなよ!ヘルメットはあるかい?」

 

 私、杉崎奏太は免許を取って一年経過している。よって2人乗りが可能なのである。

 

「これ、撮影で使ってたバイク用のヘルメットあるよ!」

 

「じゃあ被ってもらって、準備できたら行くよ!」

 

 後ろにあおいちゃんを乗せることになった。こんな可愛い子と2ケツなんて青春か。嬉しくて泣きそうだ。

 

「OK!いつでもいいよ!」

 

「しっかり俺の腰を掴んでね!危ないから気をつけてね!」

 

 そう言って門を出た。目指すはドリアカ!安全運転でいくよ!

 

 学校をでて30分ぐらい運転したら到着した。ここがドリアカか…スターライト学園とは全く違う。スターライトよりでかいか?てか海沿いとか凄いな。

 

「あおいちゃんついたよ~俺、警備の人に通行許可貰ってくるから先に行きなよ!」

「杉崎くんありがとう!男の子と2人乗りとか穏やかじゃない!」

 

 本当に穏やかじゃないと思う。こんなに可愛い子と乗れたのだから。警備員から通行許可を貰ったので早速、夢咲ティアラ学園長に会いに行こう。

 

 受付窓口でスターライト学園で渡された証明書を出し、スターライト学園の人間であることを証明した。すると受付窓口の方が学園長室に案内してくれた。

 

「ティアラ学園長!スターライト学園からお客様です!」

「入って~!」

 

 なんかフットワーク軽そうな返事だな。織姫学園長と違う感じが新鮮だな。受付の方が扉を開けてくれた。

 

「失礼します!スターライト学園よりお使いで来ました!杉崎 奏太です!」

「待っていたわ!あなたが杉崎 奏太君ね!私はドリームアカデミー 学園長の夢咲ティアラです!」

 

 これはまた美人だ。うちの学園長といい、夢咲ティアラ学園長といい、アイドル学校の学園長は美人が多いのか?

 

「これ、織姫学園長から渡された書類になります。」

「書類ね!ありがとう!杉崎くん!」

「いえいえ。それほどでもありません。私はこれで失礼させていただきます。」

「せっかく来たのだから紅茶でもどうかしら?」

 

 ティアラ学園長からお茶を誘われた。じゃあ、少しだけお言葉に甘えよう。

 

「わかりました。では、少しだけお邪魔させていただきます。」

「そうこなくっちゃ!ちょっと待っててね!」

 

 ティアラ学園長は鼻唄を歌いながら紅茶の準備をしている。この人うちの学園長と違う凄味を感じる。どんな人なのか気になる。

「お待たせ!どうぞ!」

「ありがとうございます」

「学園に男の子がいるの新鮮でいいね!」

「女子校ですからね。でもスターライト学園で女の子しかいない環境には慣れました」

 

 本当に慣れた。最初は凄くビビりちらかした。みんな暴走族っていうし。

 

「バイク乗れるなんてステキね!私も乗ってみたいわ。杉崎くんはどうしてスターライト学園に?」

「家の近くでバイトを探してたら、たまたまスターライト学園の清掃員のバイトがあったので応募したって感じです。」

「なるほど~!ドリアカにもそういう子が欲しいわ!」

 

 この人、無限に喋るぞ。でも話方が凄く上手い。流石、学園長なだけある。あれよあれよと会話が進む。気付くと結構時間が立ってしまった。長居するのは良くないから、帰ろう。

 

「あまり長居するのも悪いので今日は帰ります。お邪魔しちゃってすみません。」

「こっちこそ、引き留めちゃってごめんなさい!外まで見送るわ」

 

 準備をしてスターライト学園に戻ろう。そういえばあおいちゃんはどこだろ?帰ったかな?と思っていると

 

「杉崎くん!ちょうど良かった!ごめん、またバイク乗せてもらってもいいかな?」

「あぁ!構わないよ、それじゃあ帰ろっか」

 

 夢咲ティアラ学園長に別れを告げ、スターライト学園に帰る。道が空いているので20分で帰ってこれた。

 

「杉崎くん!今日は助かりました!バイクって気持ちいいんだね!」

「でしょ!風を感じながら走るのは格別だよ」

 

 2人で喋っているとジョニー先生が来た。

 

「杉崎ボーイ!今日は助かったぜ!センキュー!それと学園マザーから伝言だ!今日のバイトはおしまいです。だ!」

「りょーかいっす!では、帰ります!お疲れ様でした!」

「あぁ!Good-bye!」

 

 今日は帰ろう。学校もあってバイトもあったしな。

 

「杉崎くん、私も寮に帰るね!また乗せてね」

「もちろん!またね!」

 

 奏太と別れたあおいは、ニコニコ笑っていた。

 

「もしかして、昨日蘭がニヤニヤしてたのはこれね…これは穏やかじゃないですな~」

 

 あおいは、今すごく悪い顔をしている。寮までの道をスキップで帰ったのであった。

 

 家に帰った奏太はあおいちゃんと2ケツできたと自室でガッツポーズしていた。




3話ありがとうございました。
あおいちゃんメイン回でした。ドリアカのみんなも出していきたいと思います。
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