恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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もう年末ですね

一年って早いですよね
また来年も書くのを頑張ります


雨が止んだから

 時刻は夜の19時である。 未だに雨は止まない。

ユリカは、まだ寝ており、起きる気配は無い。 奏太は廊下のベンチでスマホをイジりながら寝そべっている。 雨の音が心地よく、ずっと聴きいていられる。

 

「たまには、こんな日も悪くないかな」

 

雨の音をちゃんと聴くことなんてあんまりない。 気にしたことすら無い。 やることもなく、なんとなく音を聴いてみようと思っただけなのに、やけに落ち着く。

 

「この状況どうしたものか... まだ19時か... 寝るには早いしな、暇だな~なにもすることないしな~動画でも見て、暇を潰すかな...」

 

バイクの動画を見て暇を潰すが、すぐに飽きてしまう。

 

「どうしてだろ... すっげぇ飽きてきた...」

 

天井見て、ぼーっとしていると、奏太の部屋の扉が開いた。

 

「杉崎くん... ベッドごめんね...」

 

「ユリカ様!大丈夫?」

 

「うん!ありがとうね...///」

 

気絶したユリカが起きてきた。

 

「まだ雨はやむ気配がないよ...」

 

「そうだね...///」

 

「俺の部屋に誘っちゃってごめんよ...」

 

奏太はユリカに迷惑を掛けたと思って悲しそうな顔をして謝る。

 

「謝らないで!私、杉崎くんとお喋り出来て嬉しいし...///」

 

「そういってもらえて嬉しいな」

 

「まだ... お話しできる... よね...?///」

 

「うん...///」

 

今のユリカ様なんだ?可愛すぎるだろ...///めっちゃ心臓がうるさい。

 

部屋に入り、ソファに座ると、ユリカが奏太に質問してきた。

 

「こんな素の私を見てどう思う?」

 

「いつもと違くて新鮮って感じかな」

 

「あの設定は吸血鬼になって弱々しい自分を隠してるの... 大好きな漫画の吸血鬼みたいになれたらいいなって思って始めたんだ」

 

あの吸血鬼キャラにもちゃんと訳があるんだ。

 

「大好きな漫画?」

 

「うん!吸血鬼の恋人って漫画なんだけど... 小さい頃から好きなんだ!」

 

聞いたことあるかも...

 

「確か、少女漫画だよね」

 

「そうだよ!読んだことある?」

 

「少女漫画は読んだこと無いんだよね」

 

「そっか...」

 

ユリカは少しシュンとして、下を向く。 ユリカの反応を見て奏太は焦った。

 

「漫画好きだから読んでみたいな~なんて...」

 

「ホント!?漫画貸すよ!」

 

一気に明るくなった。 顔が近くて奏太はユリカの唇をずっと見てしまった。

 

プルプルとしていてめっちゃキレイな唇だ...

しかも、ユリカ様いい匂いする...

 

「あ...!ごめんね... 近かったよね///」

 

「いや、なんか良いもの見せていただいてありがとうございます」

 

「杉崎くんのえっち...///」

 

「べ、べつにそんな目で見てないよ!///」

 

本当だ。 そんな目で見てないぞ。

 

「杉崎くんって恋したことある?///」

 

「年齢=彼女いない歴です...」

 

「え!?そうなの!?」

 

「はい... そうです... ずっと車とバイク漬けの人生だったからさ」

 

「意外かも、私ずっと女の子との経験いっぱいあるのかもって思ってた」

 

「それが無いんだよね」

 

「私も男の子と接することなかったから」

 

「アイドルだもん、それこそ機会が無いよね」

 

「スターライトは女子高だからね。 でもこうやって杉崎くんとお喋りしてるのも、すっごく緊張したんだから!」

 

奏太とユリカはずっとお互いの事について喋った。 この時間のお陰で2人の距離は、かなり近付いた。

 

「あれ?もう21時半?流石に寝ないとだけど... 雨は変わらないね...」

 

「だね...」

 

寝床をどうするか... 同室で寝るのも悪いしな... ヘタに一緒に寝て疑われるのも嫌だし...

 

「ユリカ様はベッドで寝ていいからね」

 

「杉崎くんはどうするの?」

 

「俺は床で寝るよ」

 

「一緒にベッドで寝よ...?///」

 

「はい...///」

 

ユリカの一言に頷くしかできなかった。 これ以上拒否しても、それはそれでおかしいもんな。

 

△▼△

 

俺は今、夢でも見ているのだろうか... 隣に超人気アイドルの藤堂ユリカ様が寝ている。 緊張していると俺の後ろからユリカ様が声をかけてくる。

 

「杉崎くん起きてる?」

 

「起きてるよ」

 

「雨の音、すごいね...」

 

「まだたくさん降ってるね」

 

俺の心臓の音、ユリカ様に聞こえてるんじゃないかってぐらいドコドコしてる。 本当に聞こえてないよね...?大丈夫かな?なんて1人で心配していると、勢いよく雷が鳴った。

 

「キャー!」

 

ギュッとユリカが背中を抱き締めてきた。 雷で驚いてくっついてきた。

 

もしかしてユリカ様に抱き締められてる...?

 

「ユリカ様大丈夫だよ...」

 

体の向きを変えて正面からユリカを抱き締める。

 

「これなら怖くないよ」

 

「杉崎くんありがとう...///」

 

俺、ユリカ様を抱き締めてる... マジで... てかめっちゃ可愛い。 本当にこれ現実?夢じゃないよね。 色々考えているとユリカから寝息が聞こえてきた。

 

「落ち着いたから寝ちゃったか」

 

俺も眠くなってきた... そのまま意識を手放すことにした。

 

△▼△

 

眩しい... 鳥の鳴き声が聞こえる... 朝かな...

 

ゆっくり起き上がろうとしたが、上がらない。 体の左側に重さを感じる。

 

「おはよ... 杉崎くん」

 

驚いて少しピクッと体が震えた。

 

「お、おはよ... ユリカ様」

 

「ふふふ今、私を見て驚いてたね」

 

「寝ていると思ったからね」

 

「杉崎くんの寝顔可愛かったよ」

 

 ふにゃっとした可愛い笑顔で言われてドキドキさせられた。

 

「顔真っ赤だよ~」

 

「ユリカ様だって寝顔可愛かったよ」

 

「恥ずかしいから見ないで~!」

 

時計を見てみると朝の8時だ。 夏休みだから活動開始もスロースタートで構わないだろな。

 

「朝ごはんどうする?」

 

「そうだね... 学食やってるけど、私たち2人で行ったら怪しまれるよね...」

 

そうだ。 女子高なのに、しかも夏休みの朝から学食に俺が女の子と現れたら怪しまれる。

 

「迂闊に学食に、俺は行けないな...」

 

しかも今日はバイト休みだ。

 

「私が持ってきてあげる!それならバレないよね!」

 

確かにそれなら誰かに見られても自室で食べるのだろうと思ってくれる。

 

「それだ!」

 

「じゃあ、支度するね」

 

ベッドからユリカが立ち上がる。 ワンピースが捲り上がっていてパンツが見えていた。

 

「うわー!ユリカ様!下!下!///」

 

「え?キャー!」

 

見てしまった... ユリカ様のパンツ... 白だったな...

 

「えっち...///」

 

「不可抗力だ!」

 

ラッキースケベが多くないか?正直パンツ見えたのはすっごく嬉しい。 ユリカは髪を直して、学食に向かう。

 

「よし!杉崎くん行ってくるね」

 

「お願いねユリカ様」

 

部屋を出たユリカは、すっごく嬉しそうだ。

 

杉崎くんといっぱい喋れた。 しかも一緒に寝ちゃった...///お泊まりだよ///まだ心臓がドキドキしてるよ...

 

△▼△

 

学食についたユリカ。 ここからは吸血鬼キャラに切り替え、学食に入っていく。

 

「おはよう、ユリカ」

 

前に蘭がいた。

 

「あら、蘭じゃない。 おはよう」

 

「昨日はどうだったんだ?」

 

「特になにもないわよ?」

 

「そんな訳ないだろ。 だって部屋に帰ってないのに」

 

「ちょ!アナタ!なんで知ってるのよ!」

 

なんでバレてるの!?

 

「だって昨日の夜にユリカに借りた本を返そうと思って何回か行ったのに鍵がずっとかかってたからな」

 

昨日の夜に蘭が来てたのか...

 

「雨が強すぎて彼の部屋から出れなかったのよ...」

 

「ほぉ~なるほどな。 結構仲良くなれたんじゃないか?」

 

「ま、まぁそれは... ね...///」

 

「もしかして何かあったか?」

 

「と、特には無いわよ... うん... なにもないわ...///」

 

「何かあっただろ...」

 

「あったわよ...」

 

「なにがあったんだ?言ってみな?」

 

「一緒に寝たの...///それにパンツ見られた///」

 

蘭の顔がキョトンとしている。

 

え?あのユリカだぞ... 吸血鬼の末裔で600年生きてるユリカ様だぞ... 寝た?男と?え!?それって... 所謂セックスというやつなのか!?だってそうだろ... パンツ見られたってそういうことか!?

 

「蘭?アナタ勘違いしてるみたいだけど私まだ処女よ...///」

 

「あ、なんだ!アタシの勘違いだ!エッチはしてないんだな」

 

「普通に寝ただけよ... それにベッドから起き上がったらワンピースのスカートが捲り上がっていてパンツ見えちゃったのよ...///」

 

「ユリカの言い方に問題あるぞ」

 

「う、うるさい!血を吸うわよ!」

 

「悪かったって!ユリカ、彼が好きなのか?」

 

「す、好きなのかな...?///」

 

「良く考えてみるといい」

 

蘭と喋っていて朝御飯の事を忘れていた。

 

「早く持っていかないと!蘭先に行くわ」

 

「あぁ!杉崎によろしくな」

 

蘭と別れ、適当にご飯を購入して奏太の部屋に戻る。

 

△▼△

 

「杉崎!戻ったわよ!」

 

眠そうな奏太が出てきた。

 

「ゆりかさま、おかえりなさい...」

 

「ほら!ご飯持ってきたから」

 

「ありがと...」

 

 二度寝して眠そうな奏太を押し込み、部屋に入る。 机の上に持ってきたご飯を並べて、眠そうな奏太を席に着かせる。

 

「食べるわよ」

 

「吸血鬼のユリカ様に戻っちゃった」

 

「なによ?ダメかしら?」

 

「ダメじゃないけど... 素の状態も好きだから...///」

 

「へぇ~アナタ完璧にユリカ様の眷属になったわね」

 

「もう立派なまでにね」

 

「じゃあ... 今日だけはこっちの私でいようかな?」

 

「あ!それそれ!」

 

「早くご飯食べよ!」

 

「うん!ユリカ様ありがとうね」

 

「いいんだよ!泊めて貰ったからそのお礼だよ」

 

ユリカが買ってきたサンドイッチやサラダ、卵焼き、コーヒー、ソーセージなど食べてお腹を膨らませていく。

 

「「ご馳走さまでした」」

 

「食器片してくるね」

 

「本当なら俺も行きたいんだけど... ごめんよ」

 

「すぐ帰ってくるから待ってて」

 

なんだか一緒に住んでるみたい。 同棲みたいだ。

ユリカ様っていい奥さんになりそうだよね。 素のユリカ様を見ていると癒されるんだよな。

 

△▼△

 

「ありがとうございました」

 

「朝からたくさん食べたね~」

 

「お、お腹空いちゃって...」

 

学食の人に誤解されている。 男の子の分とは言えないから私が食べたことにするしかない。

 

「ユリカちゃんだ」

 

「いちごちゃん!おはよ!」

 

「あれ?吸血鬼キャラは?」

 

「ゴ、ゴホン!今のは忘れなさい... じゃないと血を吸うわよ!」

 

「ん?なにかあった?」

 

「い、いや、な、なにもないわー!」

 

「あれ?走っていっちゃった...」

 

早く杉崎くんの所に帰らなきゃ

 

△▼△

 

「た、ただいま... はぁ... はぁ...」

 

「ユリカ様?走ってきたの!?」

 

「そ、そうだよ...」

 

「走らなくても良かったのに、俺は何処にも行かないよ」

 

「早く戻りたかったから...///」

 

「そう言ってくれて嬉しいよ///」

 

「杉崎くん今日は何か予定ある?」

 

「何もないよ?」

 

「私、バイクに乗ってみたいな」

 

「どこかドライブいこうか!」

 

「うん!」

 

「ワンピースだとバイクは乗れないから違う服装がいいかな」

 

「着替えてくるね」

 

「駐車場で待ってるよ」

 

「うん!」

 

ユリカと別れ奏太はバイクの準備をする。

 

△▼△

 

「お待たせ!」

 

「待ってたよ」

 

バリバリと音を鳴らし、RZ350はいつでも発進できる状態にしておいた。 ユリカは初めてのバイクで緊張しているが、同時にワクワクもしていた。 奏太がバイクを跨ぎ、ユリカが後ろに乗る。

 

「最初は怖いと思うけど、俺の背中にギュッと掴まっててね」

 

「うん!」

 

ユリカは奏太の背中をしっかりと握り、準備を整えた。

 

「じゃあ、いくよ!」

 

奏太はゆっくりとバイクを走らせ、徐々にスピードを上げる。

 

「どう?怖い?」

 

「ううん!すっごく気持ちいい!」

 

ユリカは初めてのバイクに乗ったが、こんなにも凄いものなのかと驚いている。 ニュースとかでバイク事故を良く見るが、ちゃんと乗れば怖いものでは無いんだなと認識を改めた。

 

「どこにいこっかね」

 

「私、杉崎くんの学校見てみたい!」

 

「え?いいけど、なんも無いよ?」

 

「行ってみたい!」

 

「おっけー!」

 

奏太は一段ギアを下げて、スピードを上げていく。

 

△▼△

 

奏太が通う流星高校についた。 夏休みなのでほとんど人はいない。 いるのは補習のやつらのみ。

 

「ここだよ」

 

「こんなにデカいんだ...」

 

「スターライトには負けるよ」

 

流星高校も中々デカい。 普通科など様々な科があるため、校舎も必然的にデカくなる。

 

「中に入ってみよう」

 

「私、部外者だけどいいの?」

 

「うち結構適当だから気にしなくていいよ~」

 

「それは防犯上危なくないかな?」

 

いつもの駐車場にバイクを止めて、校舎に入る。 使いなれた玄関に靴をしまい、サンダルに履き替える。

 

「校内上履きじゃなくて、サンダルなの?」

 

「え?そうだよ?逆にスターライトみたいに学校指定のブーツで1日過ごす方が珍しいよ?」

 

「そうかな?」

 

「案内しますよ、お嬢様」

 

「よろしくね」

 

普通科の校舎は至って普通の校舎のため、ザックリと説明した。 そして我らが通う自動車整備科の校舎へと来た。

 

「ここが杉崎くんのクラス?」

 

「そうだよ!我が自動車整備科へようこそ!」

 

「すごーい!色んな車が置いてあるね!でもこの車だけなんかおかしいよ?」

 

「この車は俺達自動車整備科がレースに出るから今制作してるんだ」

 

「レースでるの!?」

 

「ドライバーは俺だよ」

 

「杉崎くん運転できるの!?」

 

「免許は無いけど運転は出きるよ」

 

「え?」

 

「サーキットを走るだけだから免許いらないんだ。 公道を走るためには必要だけどね」

 

「じゃあ応援しなくちゃね!」

 

ユリカと工場を見学してると補習の生徒が眠そうな目を擦って2階から降りてきた。

 

「夏休みだってのに補習とかありえんわ」

 

「俺と健司はサボったからな~」

 

「お前ら!補習か?」

 

補習の春斗と健司に挨拶してやるか。

 

「奏太なにしてんだよって... そっちの女の子はどちら様?」

 

「めっちゃユリカ様に似てんじゃん」

 

 健司はアイドルオタクだからすぐにバレると思ったけどバレなかった。

 

「は、はじめまして... 藤堂ユリカです」

 

「そっくりさんかな?モノマネ上手だね。 奏太もこんな可愛い女の子どこで引っかけてきたんだ?」

 

「バッカ!ホンモンじゃねーかよ!!」

 

 健司の目にはバレた。 流石です。

 

「てめぇ... どういう関係だ!春斗!チェーンブロック持ってこい!吊り上げてやる!」

 

「ここに準備できてます」

 

 いつの間にか奏太にチェーンが巻かれていた。

 

 ちなみにチェーンブロックとは、エンジンなどを吊り上げるために使う天井から垂れ下がってる鎖にフックがついたクレーンである。

 

「おい!やめろ!俺を吊るな!!」

 

「うちのクラスの掟はわかってるよな... 彼女出来たら、まず報告だろ?」

 

「彼女はまだ彼女じゃない!!」

 

「そ、そうだよ!まだお付き合いしてないよ!杉崎くん可哀想だよ!」

 

「ユリカ様が言うなら... 下ろすか」

 

「死ぬところだった...」

 

「ユリカ様はなんで、奏太とご一緒に?」

 

「杉崎くんの学校見てみたくて連れてきてもらったの」

 

「いつもの吸血鬼キャラを見せていただいてもいいですか?それとサインも」

 

「いいよ!じゃあ... このユリカ様に血を吸われたいの?」

 

「うわーー!!ありがとうございます!!」

 

「「帽子にサインください!」」

 

 ユリカは健司と春斗の帽子にサインを書いた。2人とも大喜び。

 

「これでレースカー制作やる気出たな!」

 

「とりまエンジン組む?」

 

 2人ともこう見えて中々にセンスがある。2人とも手先が器用だし、細かいところにまで目が見えている。 なので細かい作業はこの2人に任せるのが良い。 先生のお墨付きなのだが、座学を良くサボる。

 

「よろしく頼むよ。 バケモンみたいな1J期待してる」

 

「任せな!」

 

「奏太はドライバーだからな、俺達の作った車でどう走るかイメージ固めとけよ?足回りはお前のチームの仕事だからな」

 

「夏休み明けまでにはイメージは完成させる」

 

「じゃあ、補習いくわ」

 

「ユリカ様もまた来てね!」

 

「また来るね!頑張ってね!」

 

 春斗達と別れて俺達は工場をぐるっと回って帰ることにした。

 

「杉崎くんのあの車は何て車なの?」

 

「あの車はチェイサーって言うんだ」

 

「かっこいい名前!」

 

「初めてのレースだけど優勝を狙うよ」

 

「応援させてね...///」

 

「ありがとう///嬉しいよ///」

 

2人でバイクに乗り、スターライトに帰ることにした。

 

△▼△

 

 スターライトについたので、ユリカを下ろした。

 

「今日はありがとうね」

 

「こっちこそありがとうだよ」

 

「気をつけて帰ってね。 おうちついたら連絡してね」

 

「吸血鬼じゃないユリカ様と過ごせて良かったよ」

 

「たまにはユリカ様もゆっくりしたいのよ!」

 

「最後の最後に出てきた」

 

 2人で笑いあった。

 

「また今度のバイトでね!」

 

「えぇ、またね」

 

 奏太はユリカと別れてバイクを走らせた。

 

「やっぱり好きなんだ... 杉崎くんのこと...」

 

 ユリカは自分の気持ちを自覚した。

 

「ど、どうしよう... いきなり胸がドキドキして止まらなくなっちゃった...///」

 

 ユリカは顔を赤くしながら部屋に戻った。




ユリカ様ハッピーバースデーでしたね!

年内の更新はお休みになります
また新年向かえたら頑張ります
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