年末年始予定がないので、更新できそうな時は更新します。
それと今回少しだけ長めです。
レースカーである、JZX100 チェイサーの整備がおわり、いつでも走れる状態にまで持ってこれた。これで試走が出来るようになればいい感じだ。先生達と作業工程を確認する。
「うちのレースカーにスポンサーが就くことになったからステッカーをボディーのどこかに張れるようにしてくれ」
「はぇ~スポンサーなんて、凄いっすね」
「なんでも、うちの学生がバイトでお世話になってるみたいだぞ!しかも頑張りが良いとお褒めの言葉をもらった。先生は嬉しいぞ」
「誰だろうね?」
そんな良い子がうちの整備科にいるのか。てか、そんな金持ちがスポンサーって凄くね?どこの誰だか気になる。
「先生~スポンサーってどこっすか?」
「まだ言ってなかったか」
「早く言ってくださいよ~」
「スポンサーはな、スターライト学園だ」
おいおい…マジか…バイト頑張ってる子って俺かよ!
「それでな、一週間後にスターライト学園でチェイサーのお披露目会と交流会が開かれることになった」
クラス中が大歓喜である。あちらこちらで、可愛い子と飯が食えると大喜び。
「だが!失礼のないようにすること!いいな?」
「Yes!ボス!」
なんか俺嫌だな~…
△▼△
『ってことがあってね…一週間後クラスの皆とお邪魔するね』
『じゃあ!奏太くんに会えるの!?』
『そうなるね』
『楽しみだな~いつもと違う奏太くんがみれるのかな』
ユリカは、凄く楽しみにしている。奏太は自分が怖い目に合うのが想像つくため、憂鬱である。
『でもユリカに会えるし、俺は嬉しいよ』
『私も奏太くんに会えるから///』
『流石に皆の前では吸血鬼のユリカ様なの?』
『こんなに甘えん坊なのは奏太くんにだけだもん!』
嬉しい、俺の彼女めちゃ可愛い。
『ユリカ一週間後に行くからね!待っててね』
『待ってるよ』
ユリカとの電話が終わり、レースカー制作により一層気合いが入る。
△▼△
一週間後
やってきてしまった。この日が。しかもバスでうちの学校まで迎えにくるらしい。俺は車両の搬入があるためバスには乗れない。多分バスの運転手はジョニー先生なのだろう…
「お前らー!迎えが来たぞ!挨拶して乗れ!」
みんなジョニー先生に挨拶して乗っていく中、俺は運転席の窓から挨拶する。
「ジョニー先生!おはようございます」
「杉崎ボーイ!キミは乗らないのかい?」
「車両運搬チームだからトラックで行きます」
「OK!先に行って待ってるぜ!」
「皆のことお願いします」
しれっと、いなくなり積載車に戻り、準備に取りかかる。こちらの準備ができたのでスターライト学園に向かうことにした。
△▼△
スターライトでは、一人ソワソワしているのがいた。ユリカである。
「ユリカ何か緊張してるのか?」
「こ、このユリカ様が緊張するわけないでしょ?」
蘭には見破られていた。
早く奏太くんに会いたいのに…
皆で出迎えを待っているとバスが入ってきた。
「あのバスに杉崎くん乗ってるかな?」
「いちご!探しにいってみよ」
「ユリカちゃんも行こ!」
「ユリカ様よ!」
日傘を差して出ていく。
「みろ!星宮いちごちゃんだ!」
「あおいちゃんもいる!」
健司は、大喜び。
「あ!ユリカ様だ!」
「残念…このバスには奏太はいないんだよな」
バスが止まり、みんな降りていく。
「お待ちしておりました。学園長の光石織姫です。今日はよろしくお願いします」
先生が挨拶して、交流会場へと案内された。珍しく俺達もみんな落ち着いている。いや、違う。カッコつけてるだけだなと、春斗にはわかった。
「本物のあおいちゃんだ~」
「はじめまして!霧矢あおいです」
「今日はよろしくね」
「こちらこそ!杉崎くんは?」
「あいつ別動隊だから、もうすぐだと思うんだけどな」
「そうなのね…」
「ユリカ様もう少しで来ると...あ!来た!」
その声と同時にユリカは顔を上げる。そこには作業ツナギを着た奏太が積載車からチェイサーを降ろしていた。
「お~い!奏太!ユリカ様が待ってるぞ!」
「今行くよ!」
奏太は積載車からチェイサーを降ろし、エンジンをかけてユリカの前に乗ってきた。
「お待たせ!」
「ユリカ様が待ってたぞ!」
「か、奏太!遅かったじゃない…///」
「道が混んでてさ…」
ヤバい…///どうしよ…///車運転してる奏太くんカッコいい///
「みんなは?」
「交流会場に先にいると思うけど」
「おっけ!俺ドライバーだから運転して登場するんだって!みんなとまた別だよ~」
「杉崎くん凄いね~運転できるなんて!」
「凄いっしょ!いちごちゃんも俺達のこと応援してね」
「するする~!ね!ユリカちゃん?」
「あ、当たり前じゃない!奏太は私のナイトなんだから///」
「ん?ドユコト?」
健司と春斗が食いついてきた。
「あれ?知らないの?ユリカちゃんと杉崎くんお付き合いしたんだよ!」
「「なんだってー!?」」
「そ、そうよ!なにか文句あるなら、このユリカ様に言いなさい!この前みたいに奏太に酷いことしたら…本気で血を吸うわよ!///」
「ということです」
「奏太め…羨ましい…」
「春斗、俺達にも春は来るかな…」
「今のままじゃ来ねーよ」
「とりあえず2人とも後で話聞かせてな!」
「ユリカ様もお話聞きますからね!」
「なんでも答えるわよ」
2人が会場に入り、ユリカといちごが奏太に話しかけてきた。
「奏太くん…///カッコいいね…///」
あれ!?さっきまであんなに吸血鬼だったのに。
「ユリカも今日の服装可愛いよ」
「うん!これ新しく買ったの!奏太くん喜んでくれると思ったから///」
「ユリカちゃん幸せそうでいいな~」
「いちごちゃんだって可愛いから彼氏できるよ!」
「ユリカちゃんに言われると嬉しいな///」
奏太の担任が奏太に指示を出す。
「杉崎、搬入だ。よろしく頼むぞ」
「はいよ先生。任しとき!2人ともあとでね!」
「カッコいい姿見せてね!」
ユリカといちごは会場に入っていった。
アクセルを煽り、発進する。会場の外にチェイサーを準備して入場を待つ。
△▼△
会場では、レースについて発表しており、健司と春斗が担当していた。
「では!我々の戦闘機!チェイサーの登場です!」
会場はスターライトのデカいドームで行われており、好きなようにやっていいと織姫学園長から許可が出ていたので奏太は思い切り車をブン回した。
もうスピードで会場に入り、ドリフトして会場を驚かせた。
「奏太のヤローマジかよ…ちょーかっけぇじゃん…」
「ユリカ様いるからだろうな」
奏太はドリフトしながら会場のコースを一周する。ステージの前では定常円を描いて、カッコ良く決めた。
「ユリカ、杉崎カッコ良かったな」
「うん!」
蘭とユリカは奏太のパフォーマンスに感激していた。
「いちご今のみた?車が横に滑ってたね!」
「杉崎くん乗せてくれないかな?面白そう!」
呑気ないちごとあおいである。
ステージには、奏太が上がってきた。
「えっと…みんな俺のこと知ってるから、あんまり自己紹介はいらないよね?ドライバーの杉崎 奏太です。一生懸命頑張りますし、1位目指して走ります!」
杉崎くーん!がんばれー!など色んな方面から激励が飛んでくる。
ユリカはどこにいるんだ?とステージの上からユリカを探していると、いきなり客席から一人の女の子が立った。
「奏太!絶対に1位を取りなさい!これはユリカ様からの命令よ!」
マイクでユリカから激励が飛んできた。
「ユリカからのお願いは絶対に聞かないとだもんね!」
「わかってるならいいわ!」
ユリカちゃ~ん!彼氏さんにもっと言ってあげなよ!
ユリカ様!今日の杉崎くんはどうですかー?
在校生から色々と飛んでくる。そしてなによりも、クラスの男達が俺を殺意の目で見てくる。やめろ、本番中だぞ。
「え、えっと…///きょ、今日の奏太はカッコいいわよ…///いつもカッコいいけど///」
隣に座っている蘭は、やれやれっといった感じだ。
「ユリカありがとうな!今日のその新しいワンピースすっごく似合ってるし、可愛いぞ!」
「ふぇ!?///ありがと…///」
「はいはい!その辺にして、では我々自動車整備士科一同頑張ります!」
奏太は急いでステージから下りて、チェイサーに乗り込み車両を移動させた。
△▼△
交流会では、昼ご飯をみんな食べていた。女の子達みんなそんなに話さないのかなって思ってたけど、結構喋っている。ユリカの肩を叩く。
「どうしたのかしら?」
「ユリカ周り見てごらん。結構みんな喋るんだな~って思って」
「確かにそうね」
「健司なんてあおいちゃんと盛り上がってんな」
「アイドルオタク同士だからじゃない?」
俺達2人は隅っこのテーブルで静かに飯を食べていた。俺達整備士科の連中はみんな嬉しそうに話している。カエデちゃんは、色んなテーブルでマジックしてるし、おとめちゃんも、らぶゆーを広げてるし、健司と春斗はいちごちゃん達と盛り上がってるし、いい感じだ。
「藤堂先輩!杉崎さん!お疲れ様です」
「あかりちゃん!」
「お二人ともお似合いですね!羨ましいな~って思ってて声をかけちゃいました!」
「大空もお似合いの人がいるじゃない?」
「せ、瀬名さんですか!?///」
「そうよ」
「い、いや!瀬名さんとはそんな感じじゃ…///」
「へぇ~あかりちゃんにも気になる人がいるんだ」
「年の差ありすぎですよ!」
「愛に年の差なんて関係無いわ」
「そうですかね///えへへ///」
「まだ中学生だから時間はあるよ」
「そうよ!どんな人が自分に会うのかよく考えなさい」
「はい!」
あかりちゃんは本当に良い子だな。きっといい人が見つかるさ。
△▼△
交流会も無事終わり、帰る準備をする。奏太は車を積載車に積んだりと大忙し。それ隣で見守るユリカ。
「ちょいといいかい?ユリカ様」
「アナタは確か…春斗くん?」
「そうそう!奏太のことなんだけど、よろしくな。あいつすぐに無理するからさ」
「やっぱりそうよね」
「この前だって左手大出血だったんだから。多分見たでしょ?包帯グルグル巻きのやつ」
「えぇ、見たわ」
「休憩無しで作業した結果があれだからよ。ユリカ様、頼むよ」
「任せなさい」
「そういってくれると思ったよ!それと良いこと教えて上げるよ」
「なにかしら?」
「奏太のヤツ、案外コスプレ好きみたいだよ。喜ばせたいなら着てみるといいよ」
「そ、そうなの…///感謝しなくもなくもなくもないわ!///」
「おー!テレビでよく見るヤツだ!」
流星高校みんなは、バスに乗り、帰っていった。みんな手を振り別れを、告げていた。
「よし!俺達も帰るか!先生運転よろしくっす~」
「杉崎早く乗れって…野暮だったな。彼女ちゃんが待ってるぞ」
「ん?ユリカどうかしたか?帰ったら後で連絡するぞ?」
「奏太くん、レース頑張ってね…///それと無事に帰ってきてね///」
「約束するよ///」
「うん!約束!」
△▼△
その夜…ユリカの部屋に誰かが来た。
「はーい!誰かしら?」
ユリカは扉を開ける。
「大空です」
「どうしたのかしら?とりあえず入りなさい」
「お邪魔します」
「なにかあったの?」
「実は…さっき…スミレちゃん達とゆっくりしてたんです。その時に…好きな人の話になって、みんなでどんなことするのかな?って話した時にひなきちゃんがエッチな事するって言ってたんですけど…///ホントですか?///」
「はい?」
「杉崎さんとエッチな事しました?」
「ま、まだしてないわよ!///」
「こんなこと聞けるの藤堂先輩だけしかいないんです!」
「でしょうね…彼氏いるの多分私だけだし…」
「私達の年でエッチとかしてないのって遅いんですかね?」
「そんなことないわ、そういう事は大切な人としなさい。だから遅いとか早いとかは関係無いと私は思うの」
「藤堂先輩…」
「そういう事に興味を持つ年頃だもの。私だって興味ないって言ったら嘘になるわ」
「杉崎さんとエッチな事したいんですか?」
「シ、シたいに決まってるじゃない…///」
「最近そういうエッチな事ばかり考えちゃって…私っていけない子なんですか?」
「そんなことないと思うけど…」
「そうですかね...」
「多感な時期だから仕方ないわ。今はゆっくりと自分を見つめなさい」
「はい!藤堂先輩ありがとうございました!」
「このユリカ様が相談に乗ってあげたんだから感謝しなさい!」
「藤堂先輩、夜遅くにありがとうございました」
「構わなくってよ」
あかりは、ユリカの部屋から自室へと帰っていった。
△▼△
季節は秋に代わり、少し寒くなってきた。
「秋は落ち葉が多いな…」
落ち葉掃きをやっていると、いちごちゃん達がやってきた。
「杉崎く~ん!焼き芋食べる?」
「え!いいの?」
「ジョニー先生が焼いてくれているの!」
「食べようかな」
「あとでジョニー先生が持ってきてくれるからバイトが終わったら学食においで~」
焼き芋か~時期的に美味しいよな。食の秋だもんな。
「それとユリカが探してたぞ」
「OK!蘭センキューな」
いちご達と別れ、バイトに勤しむ。
△▼△
バイトが終わったため、焼き芋を食べに学食に来た。ユリカが俺を探しているみたいだが…どこにいるのだ?
「奏太!こっちよ」
「あ、ユリカだ~」
ユリカを見つけたので、駆け足で近づく。
「俺のこと探してたって蘭から聞いたけど…」
「うん…///実は...デ、デートに行きたいの…///」
「良いじゃん!行こうよ!」
「その為には、変装とかしないとだから…」
「アイドルだもんね」
「しかもお付き合いしてるのはバレては、いけないから」
「そうだね…いいこと!思い付いた!俺の家に来る?」
「奏太くんの家に!?」
「吸血鬼キャラ忘れてるよ…」
「私、行きたい!」
「じゃあおいでよ!学園からだったらすぐそこだし」
「うん!楽しみだな…///」
初めて出来た彼女を家に呼ぶのって結構緊張するな。
「可愛いお洋服来てくね!」
可愛い…笑顔が素敵。
「いつ予定空いてる?」
「えっと~お仕事があるから...この日なら大丈夫だよ」
「OK!楽しみだね」
「一緒に見たい映画があるんだけど…///いいかな?///」
「いいよ、見よっか」
「うん!」
早く約束の日にならないかと思い始めた。
「この後用事あるから、先に戻るね」
「りょーかい!」
ユリカは奏太にキスをして別れを告げる。
「またね~」
その現場を見ていた子がいた。
「杉崎くんとユリカちゃんってラブラブだね」
「あおいちゃん!?見てたの!?」
「うん!最初からずっとね!」
「は、恥ずかしい///」
アイドル博士はこういう所も見てらっしゃるのね。
「スキャンダルは見逃せないよ」
「スキャンダルじゃ、ありません」
この子、可愛い顔して怖いな…
△▼△
ユリカは蘭の部屋に向かっていた。
「蘭さん、居ますか?」
「ユリカか?どうしたんだ?入りなよ」
「実は...相談が...///」
「いいよ、聞くよ」
ユリカを部屋の中に入れ、相談を聞く。
「あの…///下着を買うのを手伝ってほしくて…///」
「下着!?ユリカまさか…」
「実は近い内に奏太くんの家に行くから...もしも…そういう雰囲気になった時に見られても恥ずかしくないヤツ欲しくて…///」
「じゃあ明日、学校終わったら見に行くか?」
「はい!」
「今はどんなのつけてるんだ?」
「えっと…白です」
「青いのとかどうだろうか」
「いいかも!」
「明日楽しみにしときな」
ユリカは蘭と別れて自室に戻ってきた。
「奏太くんはどんなのが好きかな…///」
ちょっとエッチなヤツか…それとも可愛らしいヤツなのか…本人に聞いてみたいけど恥ずかしい。
「と、とりあえず持ってる下着確認して、明日買う色考えなきゃ!」
クローゼットを開けて確認すると、白か緑しかない。
「やっぱり、青かな…それとも赤とか!ん~?」
考えても答えは出ない。明日蘭に決めてもらおう。今日はもう寝て明日に備えることにした。
更新できそうな時は更新するスタイルに変更します
最近カエデちゃんがキテます。