恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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最近夜になると寒いですね

体調不良に気を付けましょう


応援を力に

 レースが近くなってきた。我々整備士科のメンバーも、毎日慌ただしく作業している。大体の整備は終わって、最終調整の段階まで来ていた。

 

「あと数日の間で調整して、本番だ」

 

 全体終礼で担任が日程確認をする。俺、ドライバーだから頑張らないと!

 

「今日はここまで!あとはピットクルーとドライバーの杉崎で細かい確認をしとけ!」

 

 

 ピットクルーの中には、健司と春斗もいるので心強い。とりあえず集まって、みんなと飲み物を飲みながら確認を進めるが、話していくうちに、俺達作業中に話してるからあんまり無くね?ってことに気付き、解散した。

 

△▼△

 

 その頃スターライトでは、会場に行く応援メンバーを集めていた。

 

「このユリカ様が選ばれるのは当然よね?」

 

「だろうな。杉崎が出るからな」

 

「杉崎くん出るもんね~」

 

「彼氏さんがドライバーだもんね」

 

「カナタが出るからね~」

 

「ユリカたんは、奏太くんにらぶゆ~ですから!」

 

 みんなに言われて赤くなるユリカ。

 

 選ばれたのは、ユリカ、蘭、いちご、あおい、かえで、おとめ、であった。

 

「私達もいきたかったです…」

 

「あかりちゃん私達は、学園で応援してよ?」

 

「そうだぜ!あかりちゃん!」

 

「ユウちゃんも行きたかったよね?」

 

「それはそうだけど…選抜されなかったから、学園の生中継でスミレちゃん達と応援しよ?」

 

「は~い…」

 

 あかり達も呼ばれていたが、選抜から外されてしまった。とても落ち込んでいる。

 

「星宮先輩!私達の分まで杉崎さんを応援して来てください!」

 

「任せて!あかりちゃん!」

 

「藤堂先輩は、杉崎さんのカッコいい姿見れて良いですね」

 

「応援してあげないこともなくもなくもないけど///」

 

「照れてるね」

 

「ユリカ、照れてるな」

 

「うるさい!///」

 

 蘭とあおいに煽られるユリカ様。

 

「じゃあ、選ばれたメンバーは杉崎くんの応援をお願いするわね。それと、もしかしたらインタビューとかあるかもしれないから、覚えておいてちょうだい」

 

 学園長からのお仕事なので、みんなやる気と気合いが溢れてる。ユリカも、珍しくやる気と気合いを見せている。何故なら大好きな奏太が出るからだ。

 

 奏太くん無事に帰ってきて…

 

 ユリカは心の中で、奏太の事を心配した。

 その奏太は今何をしているかと言うと…

 

「やったー!アイス当たった~!」

 

「奏太お前マジかよ!!連続2本目だぞ!」

 

「よくこんな寒いのにアイス食えるよな」

 

 近所の駄菓子屋でアイスの当たり棒を2本連続で当てる奇跡を起こしていた奏太。

 

△▼△

 

 レース前日 

 

「明日、応援よろしくお願いします」

 

「えぇ、任せてちょうだい。杉崎くん頑張るのよ」

 

「はい!」

 

 奏太は担任とスターライトの学園長室で織姫と打ち合わせをしていた。

 

「杉崎、お前よくスターライトでバイトできたな」

 

「俺もビックリっすよ」

 

「杉崎くんは、いつも頑張っていて校内がいつも綺麗です。本当にありがとうございます」

 

「うちのが迷惑かけてないですかね?」

 

「そんなこと無いですよ。むしろこっちが杉崎くんに迷惑かけてないか心配なくらいです」

 

「全然問題ないですよ!むしろもっと仕事ください」

 

 奏太は担任の先生と織姫学園長との打ち合わせが、早めに終わったので、3人で少しだけ話した。

 

「俺達帰ります!今日はバイト無いので!」

 

「えぇ、わかったわ。本日はお忙しい中ありがとうございました。明日よろしくお願いします」

 

「こちらこそありがとうございます。では、明日お待ちしております」

 

 担任と一緒に学園長室を出る。明日はレースのため、体を休めたい。

 

「奏太!待ってたわよ!」

 

「お?ユリカか!お疲れ様」

 

「杉崎、先生は先に帰るからな」

 

「りょ~かいっす!」

 

「その…///明日頑張って…///」

 

「今日は吸血鬼なんだね!」

 

「学校だし///それに…後ろに野次馬がいるから…」

 

 ユリカの後ろを見ると、いちごちゃん達がニヤニヤとこちらを見ているのが分かる。

 

「あ~なるほどね…」

 

「そういうことよ///」

 

「じゃあ…こうしますか!」

 

 そういって奏太は、ユリカをお姫様だっこで抱えて、いきなり走り出す。

 

「ちょ、ちょっと!いきなり何よ!///」

 

「こうすれば2人きりになれるでしょ?」

 

「た、確かにそうだけど…///」

 

 奏太はそのまま走って、いつもの休憩室まで来た。

 

「ここなら誰も来ないよ」

 

「そうね///」

 

「いつものユリカにならないの?」

 

「そこまでいうなら///」

 

 ユリカは、奏太に優しく抱きつく。

 

「頑張ってね…///」」

 

「頑張るよ」

 

 お互いの唇を近づけ、キスをする。

 

「明日応援行くからね!」

 

「カッコいいところ見せてやる!」

 

「うん!」

 

 部屋を出る為、扉を開けると何かに当たった。

 

「いたっ!」

 

「いちごちゃん!?」

 

「いたたたた…ノックしようと思ったら扉がいきなり開いてぶつかっちゃったよ」

 

「杉崎くん!明日頑張ってね!」

 

「あおいちゃんありがとうね」

 

「杉崎、頑張ってこい」

 

「蘭もありがとな」

 

「杉崎くん!これあげる!頑張って!」

 

 いちごに渡されたのは、メッセージ付きのお菓子が沢山入った袋を渡された。

 

「これユリカちゃんが考えたんだよ!」

 

「ユリカ…ありがと!」

 

「さっき渡そうと思ったのに、この部屋に来ちゃったから渡せなかったのよ!このユリカ様からのプレゼントなのよ!感謝なさい!」

 

「もちろんだよ!」

 

「カナタ!明日見に行くよ!Fight!」

 

「かえでちゃんも応援してくれよな!」

 

「明日サーキットで待ってるよ」

 

 みんなに手を振り、家に帰る。

 

 レース緊張するな…でも楽しんでいこう!

 

 

△▼△

 

 レース当日

 

 奏太達はサーキットで準備していた。いつでも走れるようにタイヤだったり、整備をするための工具など、並べていた。エンジンをかけ、暖気をして車の準備もしておかなくてはならない。

 

「おはようございます!スターライト学園から応援に来ました!」

 

「「「「おはようございます」」」」

 

「待ってたよ」

 

「ユリカ様が来てあげたわよ」

 

「応援してくれよな」

 

「ま、まぁ応援してあげないこともなくもなくもないのよ!///」

 

「学園長もありがとうございます」

 

「杉崎くん!頑張ってちょうだい。ところで先生は...?」

 

「今呼びますね」

 

「せんせ~い!織姫学園長だよ~!」

 

 担任を呼び、ピット内の休憩スペースにユリカ達を案内する。

 

「もうそろそろレース始まるの?」

 

「そうだね」

 

「奏太くん!ファイトなのですぅ!」

 

「カナタ!Fight!」

 

「奏太、気をつけて…///」

 

「おとめちゃん、かえでちゃんありがとうね。ユリカ無事に帰ってくるからな」

 

 奏太は車両に乗り込み、レース開始の準備をする。

 

「いちごちゃん達、今日はありがとうね」

 

「あ!春斗くん!頑張ってね!」

 

「1位を目指すよ!」

 

 時計を見るとコースインの時間になっていた。

 

『奏太、通信聞こえるか?』

 

『ちゃんと聞こえるよ』

 

『コースインだ!1位目指すぞ』

 

『おう!』

 

 奏太の乗るチェイサーは、爆音を轟かせピットを離れる。

 

 レース開始の前に、各チームが紹介されていく。

 

「ピット前にみんな並んで!」

 

「うちのチーム紹介なので、スターライトの皆も前に来て!」

 

 いちご達と肩を並べる。

 

『チーム シューティングスターの皆さんです!スターライト学園から応援団が来ております!』

 

「うちのチームだけ凄くね?」

 

「確かに…可愛いアイドル来てるもんな」

 

 各チームの紹介が進んでいく。そしてレーススタートの時間が近づいていく。

 

 奏太は、スタート位置について待機している。

 

「すっごくドキドキする…」

 

『緊張してるか?』

 

『もちろん』

 

『落ち着いていこうぜ。他の出場者も初心者だからな』

 

『おう!』

 

『スタートの時間だ』

 

 始まってしまうのだ。レースが。深呼吸して落ち着く。俺はシグナルが赤から青に変わるのをじっと待つ。

変わるまで長く感じる。早く変われ!と、ウズウズしているとブザー音と共に赤から青に変わった。

 

「今だ!」

 

 チェイサーは唸るように音を響かせ、発進する。スタートダッシュは悪くない。今のうちから上位を目指す。

 

『悪くないスタートだ!』

 

 通信機から春斗の声が聞こえる。自分でも良いスタートができたと思う。

 

「ユリカ様!奏太がスタートしたよ」

 

 スターライトの皆もピットから映像で奏太を見つめる。

 

「いっけー!杉崎くん!」

 

 いちごちゃんテンション高いな~

 

「奏太…」

 

 怪我や事故が無く無事に帰ってきてくれればそれでいいと、祈るユリカ。

 

△▼△

 

 レース中盤、奏太は5位の位置についていた。初めてのレースで5位につけられたのだ。中々に凄いことだ。レースは順調に進んでいるが、奏太含め他の出場者も初心者の為、何があってもおかしくない。

 

『奏太何が不具合はあるか?』

 

『特にないぞ』

 

『このまま無事に終わればいいんだがな…』

 

 通信で春斗と状況確認をしている。1位と2位と3位がドッグファイトをしているみたいだ。こっちも目の前にいる4位と競り合っている。そろそろ抜けそうなんだが…と思っていると4位が操縦ミスをして抜くスペースが出来た。

 

 いける!

 

 奏太は一瞬の隙も見逃さず、見事4位を抜く事に成功した。そのままトップ集団を目指し、加速する。

 

「奏太が4位だ!」

 

 春斗は大声で喜ぶ。

 

「杉崎くん凄い!」

 

「もしかして…優勝しちゃうんじゃない!?そしたら穏やかじゃない!」

 

「頑張れ、杉崎」

 

 ピットにいる、いちご達の応援にも熱が入る。

 

『奏太、見事なオーバテイクだ』

 

『このまま先頭集団に合流してトップを取るぞ』

 

 奏太は加速を続けてやっとトップ集団に合流した。たが、ハプニングは突然やってくる。4位の奏太が、3位の後ろに追い付いた時、2位と3位が接触事故を起こした。

 

 うぉ!マジか!?

 

 

△▼△

 

 ピットで見ていた、健司達は唖然としていた。

 

「奏太の前で派手な事故だぞ」

 

「春斗!通信だ!」

 

「ダメだ…奏太のヤツ、応答しない…」

 

 中継で映像が出ているが、砂煙や車からの出火があり、何も見えない。カメラもずっと事故車を映像に出している。

 

「え…奏太くん無事だよね…?」

 

「ユリカ様…あいつ通信に応答しないんです…」

 

「杉崎くん…嘘でしょ…」

 

「カナタ…」

 

「ユリカたん!かなたくんは、絶対に無事です!」

 

 あのおとめですら声を上げた。ユリカは必死に祈る。

 

「映像見ろ!」

 

 仲間の一声で皆も映像に注目する。事故現場にはチェイサーの姿は無かった。2位と3位の車だけが写し出された。

 

「奏太無事だ!あそこにいないから走ってるぞ!」

 

『みん…きこ…え…る…タイ…ヤ…交換…』

 

『あぁ!準備する!』

 

「奏太から通信!タイヤ交換だ!」

 

 ピットクルーの皆は各ポジションにタイヤを準備させ、ピットインを待つ。

 

 1Jの音が響いて来た。奏太がピットコースに入ってきたのが見える。ピットの目の前で停車した。ピットクルー達は急いでタイヤを4本交換する。

 

「奏太!無事で良かった…何で通信に応答しないんだ!」

 

「目の前で事故られた時に通信機の周波数狂っちゃったのと、通信機がセットしてたケースから外れて壊れたんだ」

 

「オッケーだ!すぐに通信機を交換して1位をぶち抜くぞ」

 

「奏太くん!心配したんだから!」

 

「ユリカごめんな…」

 

「もう…無事でよかった…」

 

「皆も心配かけたな、今から1位取ってくるからそれでチャラってことで!行ってくる!」

 

 奏太は急いで発進する。

 

「本当に無事でよかった…」

 

 ピットの皆も一段落した。

 

「春斗、奏太が生きてて良かったぜ」

 

「マジでそれ。健司もタイヤ交換早くて助かった」

 

「ユリカ様も安心した?」

 

「うん…!」

 

「あとは奏太を信じて待つだけだ」

 

 

△▼△

 

 

 レース終盤。奏太は1位の真後ろでプレッシャーをかけて油断を誘っていた。残り周回も少なくなってきており、早く決着をつけたい。相手も人間だ。粘り強く待てば隙ぐらい生まれる。1位の走っているところをみていると、コーナーを曲がる時にイン側がさっきより空いている気がする。段々集中が続かなくなってきてるのかも…隙をみて飛び込む。

 

 奏太が1位の隙をついて真横にチェイサーをねじ込む。アクセルを踏み、加速する。見事抜くことに成功した。奏太は1位に躍り出て、レースはそのまま奏太が1位のままフィニッシュとなり、優勝となった。

 

「奏太!やったな!」

 

「1位取りました!」

 

 ピットに帰ってきた奏太を仲間が祝う。その輪の中にはユリカ達もいる。

 

「奏太くん、無事に帰ってきて良かった…///」

 

「約束しただろ?ちゃんと1位で帰ってくるって!」

 

「うん!」

 

 ユリカは無事に奏太が帰ってきて安心した。

 

「てかユリカ、吸血鬼モードじゃないじゃん」

 

「う、うるさい!///」

 

「良かったな健司。レアなユリカ様見れたな」

 

「春斗、俺は今猛烈に感動している」

 

 アイドルオタクは優勝よりもレアシーンを見れたことに感動している。

 

「杉崎くん!おめでと~!」

 

「優勝なんて穏やかじゃない!」

 

「流石だな杉崎」

 

「おめでとうなのですぅ!」

 

「Congratulation!Championカナタ!」

 

「スターライトの皆も応援ありがとうね!無事に終わりました!」

 

 応援してくれた皆にお礼を言って表彰式に向かい、優勝トロフィーを授与されて記念撮影をする。

 

「ユリカちゃんは、杉崎くんの隣で!」

 

「ちょ!いちご押さないで!」

 

「おっと!ユリカ大丈夫か?」

 

 転けそうになったユリカを抱き締める。

 

「大丈夫よ。優勝おめでとう。流石ユリカ様の騎士《ナイト》ね」

 

「まぁな」

 

「帰ったらお祝い会するわよ」

 

「パーティーだな!やろうね!」

 

 

△▼△

 

 

 みんな整列して、撮影が行われる。優勝ということもあり、みんな笑顔だった。また一つ思い出が増えた。その後、ピットに戻り撤収準備をする。

 

「杉崎くん優勝おめでとう」

 

「学園長!ありがとうございます!」

 

「藤堂が心配してずっと祈っていたわ」

 

「聞きましたよ」

 

「私も流石に事故に巻き込まれそうになった時は焦ったわ」

 

「俺もっす!」

 

「学園で待ってるわ」

 

「りょーかいっす!」

 

 スターライトの皆も学園に帰るため、サーキットから撤収していく。

 

「あおいちゃ~ん!また会おうね!」

 

「健司くん!またね!」

 

「いちごちゃんも!蘭ちゃんも!おとめちゃんも!かえでちゃんも!ユリカ様も!また会おうね~!」

 

「あの別れの言葉3回目だぞ…誰か止めろよ…」

 

「笑顔で答えてるあおいちゃんにプロ魂を感じる」

 

「奏太!」

 

「ん?ユリカ?」

 

「学園で待ってるわ!」

 

「明日バイトだから行くよ!」

 

 スターライトの皆が乗ったバスはサーキットから出ていく。

 

「あ~帰っちゃった…」

 

「まぁ健司元気出せよ…ほら皆で撮った写真だぞ」

 

「うぅ~」

 

「マジ泣きしてるわ」

 

 俺達も片付けが終わったので学校に帰る。学校についたら荷物下ろさなきゃな…

 

 出発してすぐに寝た奏太。そして寝てる間に学校についており、荷物も全て下ろされていた。

 

「んぁ!?あれ!?いつの間にか学校に!?」

 

「おはよ、荷下ろし終わったから帰るぞ」

 

「奏太はドライバーで疲れてると思ったから起こさなかったぞ」

 

「皆に悪いことしたな…」

 

「気にすんな!みんなで起こさないって決めたからな」

 

「じゃあ、帰ろっか」

 

 待っていてくれた春斗と健司と学校から自宅に向かう。流石に疲れたので家についてすぐに寝た。

 

△▼△

 

 レースの次の日、奏太はバイトの為、スターライトに来ていた。

 

「杉崎さ~ん!優勝おめでとうございま~す!」

 

「あかりちゃん!ありがとうね!」

 

「レースって見てて痺れますね!杉崎さんが追い抜くところかっこ良かったです!」

 

「褒められると照れるな~///」

 

「藤堂先輩、朝から色んな子から杉崎さんかっこ良かったって言われてるみたいでしたよ!」

 

「それもそれで照れるな///」

 

「ほら!噂をすれば藤堂先輩ですよ!」

 

「お~い!ユリカ!」

 

「奏太じゃない。バイトお疲れ様」

 

「ユリカもお疲れ様!」

 

「夜、学食で待ってるわ」

 

「おっけー!」

 

「私この後、ルミナスでレッスンなので失礼します!」

 

「頑張ってね」

 

 ユリカとあかりと別れ、バイトの続きをする。

 

△▼△

 

 バイトが終わり、学食でユリカを探していると窓際の席で夜空を見ているユリカの姿があった。

 

「お待たせ」

 

「待ってたわ」

 

「パーティーしますか?」

 

「始めるわよ!」

 

 奏太が席に座ると、学食のおばちゃん達がケーキを持ってこっちに向かってくる。

 

「ユリカちゃんから聞いたよ~!優勝おめでとう!」

 

「ありがとうございます!」

 

「これはプレゼントのケーキだから食べて!」

 

「やった~!」

 

 奏太は子供みたいに喜んだ。

 

「今日この後…奏太の部屋に行けないかしら?///」

 

「大丈夫だよ!2人でゆっくりしようか」

 

「そうね!」

 

 奏太とユリカは2人だけのお祝い会を始めた。ユリカからのプレゼントとして、料理がたくさん運ばれた来た。その一つ一つの料理を奏太はペロッと食べてしまった。

 

「お腹苦しい…」

 

「そろそろ行けるかしら?」

 

「部屋に行こうか」

 

 ユリカと手を繋ぎ、更衣室にやってきた。部屋に入り、2人ともソファーに座ると、ユリカはすぐ奏太に抱きついた。

 

「奏太くん…!優勝おめでとう…///」

 

「ありがとうな」

 

「事故に巻き込まれそうになった時…怖かったよ…」

 

「あれは俺も少し怖かったかな…」

 

「奏太くん…今日は…甘えてもいい…?///」

 

「いいよ…おいで…」

 

 ユリカは奏太の膝の上に跨がる。

 

「いっぱいチューしたいな…///」

 

「俺もしたい…///」

 

 そこからは2人が満足するまで、唇を重ね続けた。




遅くなってすみません

いつも読んでいただけてありがとうございます!
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