恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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そろそろユリカルートも終わりにしようと思います




夏ッ!デートせずにはいられないッ!

 頑張って貯金して車の免許を取得した。あとはユリカのお父さんからスープラを買うことを目指してバイトをする。100万って今考えれば結構な額だ。でも頑張るしかない。

 

「どうすれば金が貯められるのか…バイクを売るしかないよな~」

 

 奏太の乗っているバイクを売ればなんとかなりそうだが、売ってしまうと学校に行く手段が無くなってしまう。

 

「でも親父のバイクだしな…ちまちま貯めていくか…」

 

 今日はバイトが無いし、家でゆっくりしようかな?

 

 

△▼△

 

「あ!宝くじ買えばいいんだ!」

 

 奏太は帰り道に寄ったスーパーで宝くじ売場を見つけて一攫千金を思い付いた。かなりのバカである。そんな簡単に大金が当たるはずもない。

 

「とりあえず買ってみるか」

 

 奏太は良く分からないまま、適当に宝くじを買った。

 

 いくら当たるかな?当選日を待とう!

 

△▼△

 

「ってことで宝くじを買った」

 

「奏太ね…本気で当たると思う?ママは思わないね…」

 

「いや!当たるね!」

 

「なんでこうもバカなのか…」

 

 これで1等当選したら1000万だ!早く乗りたい!でも、まずは当たるかどうかだ…正直宝くじで大儲けしようとしてる自分はバカだと思う。

 

「てか当選番号ってどこで見るの?」

 

「アンタね…」

 

△▼△

 

 当選番号発表日

 

「さぁ!見てみようか」

 

「どうせ当たってないよ…」

 

 母親と家で番号の確認する。1000万なんて当たるはずもない。そう思っていた。

 

「ネットで検索して…」

 

 奏太はパソコンで番号を調べる。宝くじも色んな種類があって中々見つけられないでいる。

 

「これだ」

 

「どれどれ?」

 

 奏太が買ったくじの発表ページをクリックする。

 

「え~とね…くぁwせdrftgyふじこlp」

 

「奏太!どうしたの!?」

 

 番号の見間違えか!?いや、合ってるぞ…え!?まじ!?ほんと!?怖い!怖い!

 

「かーちゃん…番号見てみなよ…」

 

「ん?どれ?オンギャァァァァ!」

 

 どこからどう見ても1等に当選している。怖い…奏太は1000万を当ててしまった。

 

「アンタ…当たったことは誰にも言っちゃ行けないよ…当たると詐偽電話とかかかって来るからね…」

 

「当たり前だ…」

 

「後でママと1000万受け取りに行くよ…」

 

「かーちゃん、欲しいもの買ってあげる...」

 

「ママね…バッグ欲しい…」

 

「わかった…」

 

 本当に当たるとは思わなかった…

 

△▼△

 

「本当に1000万手に入っちゃった…」

 

「ママもびっくり…」

 

「パパもだ…」

 

 とりあえず落ち着こうか…深呼吸が大事だよね!

 

「家帰ろうか…」

 

「だな…」

 

「だね…」

 

 三人で家に帰ってきたが、三人とも驚きすぎて何も言えないでいる。

 

「とりあえず車買ってもいい?」

 

「お前が当てた1000万だ…好きに使いなさい。でも変な使い方はしない事、将来に向けて貯めておきなさい!」

 

「親父ありがとう」

 

「でも…思い付きで宝くじ当ててやろうとは普通思わないぞ」

 

「だろうね」

 

△▼△

 

『ユリカのお父さんにお金の準備が出来たから車を買うって伝えてもらえないか?』

 

『本当に準備できたの!?』

 

『もちろん!』

 

『どうやって…?』

 

『あの…宝くじが当たりまして…』

 

『ちなみにいくらぐらいかな?』

 

『冗談抜きで1000万』

 

 通話の向こうでドンガラガッシャンと物音が響いた。多分ユリカが椅子から落ちたと思われる。

 

『ほ、ほんと…?』

 

『うん!』

 

『宝くじって当たるんだね…パパに伝えとくね!』

 

『ありがとうね!』

 

 ユリカのお父さんからスープラを買う時が来た!念願のユリカとドライブデートが出来るぞ!

 

△▼△

 

 準備が出来たとの連絡が入り、ユリカと共にユリカの実家へと来ていた。

 

「じゃあ、これキーだよ」

 

「では、ここにお金があります」

 

「本当に100万円を用意出来たの凄いね」

 

「頑張りました…!」

 

 本当は宝くじが当たったけど内緒にしておこう。

 

「ほら!エンジンかけてごらん」

 

「はい!」

 

 スープラに乗り込み、エンジンをかける。かけた瞬間に1Jサウンドが体に響く。

 

「おぉ…!」

 

「パパの車久々にエンジンかかってるの見た…!」

 

 アクセルを踏み込み、空ぶかしする。低音が響き、奏太のテンションは最高潮に達した。

 

「奏太くん、スープラのこと頼んだよ」

 

「はい!大切に乗ります!ユリカ!ドライブに行こう!」

 

「うん!」

 

 ユリカは、スープラの助手席に座ってシートベルトを付ける。

 

「パパ!行ってくるね」

 

「あぁ、楽しんできてね」

 

「うん!」

 

 奏太は、ゆっくりとスープラを発進させる。発進させ運転していると段々車を買ったのだと実感が湧く。

 

「奏太くん、運転上手だね」

 

「そう?少し緊張する…」

 

「とりあえず奏太くんの家まで行こ、」

 

「おう!」

 

 スープラを走らせると少しずつだが慣れてきた。クラッチ操作も問題なく出来るようになった。ユリカと喋りながら家に向かって走らせる。

 

△▼△

 

 家に着き、ガレージを開けてスープラを停める。

 

「ふぅ~家に着いた」

 

「奏太くんとドライブ楽しかった!運転に慣れてきたらどこかに行きたいな…///」

 

「そうだな~海とか夜景とか見たいよな」

 

「いいね!行きたい!」

 

「ママもユリカと行きたいな…」

 

「うわ!かーちゃん!びっくりした…」

 

 真後ろから母親が声をかけてきてびっくりした。いきなり出てくるなんてお化けか?情けない声を出してしまったぞ。

 

「ユリカ!久々に会った~!」

 

「お邪魔します」

 

「ナデナデしていい?」

 

「うん!」

 

 母親はユリカの頭を撫で始めた。撫でられてふにゃふにゃになってるユリカ。そんな姿のユリカを見て思うがあの吸血鬼のユリカ様はどこへ行ってしまったのか…

 

「これがユリカのお父さんから買ったスープラね」

 

「どうよ!かっこいいっしょ」

 

「これにユリカ乗せて帰ってきたのね~アンタも中々やるね~」

 

 宝くじ当てましたからね!

 

「大事に乗りますよ」

 

「パパも昔こんな感じのスポーツカー乗ってたわね」

 

「そうなんだ…親父バイクしか乗ってないのかと思った」

 

「とりあえず家に上がりなよ!ケーキあるよ!」

 

 母親に案内されて家に入る。家の中ではユリカと母親がずっとアイドルのDVD見て、アイカツトークを繰り広げている。俺は隣で嬉しそうなユリカを見ていた。

 

「そろそろユリカ帰る時間じゃないか?」

 

「あ!そうだね!帰らないと」

 

「送ってくよ」

 

「ありがとうね」

 

「ユリカ~!また遊びに来てね!」

 

「ママ!また来るね!」

 

 ユリカを学園まで送りに行く。2人でドライブに行けるようになった事が嬉しい。ニヤニヤしてしまう。

 

「奏太くん、今日ずっとニヤニヤしてるよ?」

 

「え!?まじ?」

 

「ホントだよ」

 

「ユリカとこうやって車乗れるようになったのが嬉しくて…///」

 

「今年の夏は海に行こうね!」

 

「おう!」

 

「送ってくれてありがと!またね!」

 

「明日バイトだから行くよ!」

 

「待ってるからね!」

 

 ユリカと別れて家に帰る。スープラを少し飛ばしてみようと思う。アクセルを全開近くまで踏み込むとターボが効き始め、シートに押し付けられる。それと同時にエンジンが唸り始める。

 

 あり得ないぐらい速い…これは中々にバケモノかもしれない…お金貯めてサーキット走ってみたい!

 

△▼△

 

 時は過ぎ、夏。今年の夏は、あり得ないぐらい暑い。ニュースでもやっていたが、熱中症になる人が多いみたいだ。確かにこの暑さなら熱中症にもなるだろう。

 

「暑い…」

 

「ミャ…」

 

「ミー…涼しい所に行こうか…」

 

「ニャ!」

 

 ミーと一緒に日陰に入る。日陰に入っても暑いものは暑い。早く校内に入らないと倒れてしまう。それにミーも倒れてしまう。

 

「ミー抱っこしてやるから校内に行こう」

 

「ニャ!」

 

 ミーを抱っこして校内に入る。何と涼しいのだろうか。生き返る涼しさだ。クーラーが効いていて暑さが吹っ飛ぶ。

 

「休憩しよう」

 

「ニャ~」

 

 ミーと一緒に休憩して午後に備える。早く終わらせて帰ろう。

 

 午後は、あまりにも暑いので校内の清掃をして帰ることにした。帰ろうと休憩室を出て、ミーを寮に帰す為に歩いていると、いちごが寮の前にいた。

 

「杉崎くん!お疲れさま!」

 

「いちごちゃんもお疲れさま!」

 

「ミーちゃん、おかえり!」

 

「ミャウ」

 

 寮の扉を開けて、ミーのお家につれていく。お家に入るとミーは、疲れていたのか寝てしまった。

 

「ミーちゃん疲れてるのかな?」

 

「暑かったからね」

 

「ユリカちゃんそろそろ帰ってくると思うけど待つ?」

 

「少し待とうかな」

 

「今お茶もってくるね」

 

「ありがとうね」

 

 いちごから貰ったお茶を飲んで待っているとユリカが仕事から帰ってきた。

 

「あら、奏太じゃない。バイトは終わったのかしら?」

 

「ユリカお疲れさま、バイト終わってユリカを待ってたんだ」

 

「そ、そうなのね///このユリカ様を待つのは眷属として当たり前よね///」

 

「ユリカ来週のお休みの日なんだけど、ドライブに行かないか?」

 

「え!い、行く!」

 

「海行きたくて」

 

「行く!行く!」

 

「じゃあ!海に行こっか」

 

「水着買わなきゃ…///可愛い水着買わなきゃ…///」

 

「俺も水着買いたいから明日の放課後バイト無くてユリカも予定無いなら一緒に行かない?」

 

「うん!奏太くん選んでね!」

 

「ユリカちゃん、キャラ忘れてるよ」

 

「ユリカ様!!///」

 

「今日は家に帰るよ!ミーのことよろしくね!」

 

「任せて!」

 

 その日は、ユリカ達と別れて家に帰宅することにした。

 

△▼△

 

 学校が終わり、車に乗ってユリカと待ち合わせ場所まで向かう。ユリカと約束している場所に来たが、ユリカの姿が見えない。周りを見渡してユリカを探していると後ろから服を引っ張られた。

 

「奏太くん!お待たせ!」

 

「俺も今来たところだよ」

 

「水着買いに行こ!」

 

「ユリカの水着姿…///」

 

「何かエッチな事、考えてるでしょ…///」

 

「そ、そんなこと…あるな…///」

 

「奏太くんのエッチ!///」

 

 ユリカにペシッ!と叩かれる。反応が可愛い。好き。ユリカを車に乗せ、水着を買いに行く。

 

△▼△

 

「どうかな?」

 

「可愛い」

 

「これとかどう?」

 

「可愛い」

 

「奏太くん、さっきからずっと可愛いしか言ってないよ!」

 

「本当の事だしな」

 

「じゃあ!選んでよ!」

 

「この緑の水着がいいな」

 

「じゃあ…///これにする…///」

 

「その水着が1番可愛かった…///」

 

 ユリカは顔を赤くしながらレジに向かって走っていった。この後、奏太の水着も買ったので海に行く準備は整った。

 

△▼△

 

「海だぁぁぁ!」

 

 真夏ッ!天気も良く、お出掛けするには持ってこいの日だ。

 

「奏太くん!日焼け止め塗らないと後でヒリヒリしちゃうよ~!」

 

「あ!そうだった!日焼け止めヌリヌリしないと…」

 

「背中、塗ってあげるよ!」

 

「では!お願いします!」

 

 ユリカは、奏太の背中や腕などに日焼け止めを塗っていく。あまりにも優しく塗ってくれるので少しドキドキしてしまった奏太。

 

「ユリカの背中は俺が塗ろうか?」

 

「お願いね!」

 

 レジャーシートの上に寝っ転がるユリカ。手に日焼け止めを出して、ユリカの背中に塗ろうとしたが展開的に少しエッチだなと思い始めた。

 

 ユリカの背中めっちゃキレイ…///今から、この背中に日焼け止めを塗るのか…///

 

「奏太くん?どうかしたの?」

 

「い、いや!なんでもないよ!」

 

「じゃあ、おねがしま~す」

 

 優しくユリカの背中に塗っていくが、何だかイヤらしい気分になってくる。ドキドキが止まらない。

 

「奏太く~ん…///手付きが少しエッチだよ…///」

 

「え!?そ、そんなことないよ…///」

 

「早く塗って遊ぼ!」

 

「はいよ」

 

 ささっとユリカの背中に日焼け止めを塗る。ようやく遊ぶ準備が出来たので、海に入る。

 

「冷たくて気持ちいい…」

 

「今日も暑いもんね」

 

「海なんて久々に来たよ~」

 

「私も~!」

 

 2人は、その後も海で遊び続けた。浮き輪で浮いてプカプカしていたり、泳ぎで競争したりと海を満喫した。明日も休みとはいえ、流石に泳ぎ疲れてきた。

 

「流石にそろそろ帰るか…」

 

「結構…泳いだね…」

 

「めっちゃ疲れた…」

 

 水着から私服に着替えてスープラに乗り込む2人。スターライトにユリカを送らないといけないので頑張って運転する。

 

「ねぇ…奏太くん、今日楽しかったね」

 

「またどこかお出掛けしようね」

 

「今度は旅館とかお泊まりしたいな~」

 

「温泉いきたいね!」

 

「温泉入って、2人で美味しいもの食べて、2人で思い出たくさん作りたいな…///」

 

「俺もユリカと同じこと思ってたよ」

 

「じゃあ!次は温泉旅行だね!」

 

 ユリカは、奏太の運転している横顔を見ながらニコッと笑った。

 

 ユリカの笑顔は太陽より眩しくて一生大切にしようと思う。




遅くなってすみません。仕事が激務すぎるので中々手がつけられませんでした。

そろそろ次のキャラのルートにチェンジします
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