恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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 3人目は、あおいちゃんにしようかと思います。
まだまだ頑張ります!



Goddess of the Future
先生!僕、アイドルに興味無いんですけど…


「明日、結婚式だよ」

 

「そうですな~」

 

「時間の進みって早いよね~」

 

「俺達、高校の頃に出会ったよな」

 

「そうだね、奏太!」

 

「あおいも、こんなに可愛くなっちゃって…///」

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃん!」

 

「本当の事だ」

 

 俺のベッドを裸でゴロゴロしているのは、スーパーアイドル 霧矢あおいだ。明日俺達は結婚式を挙げる。今はその前日の朝、昨夜エッチをしていたせいで、そのまま寝てしまった。なので、お互い何も身に付けてない。

 

「ねぇ!今日予定無いし、昔話しようよ!」

 

「いいけど…服着ない?」

 

「いやだ!このままがいい…///奏太を感じたいから...///」

 

「可愛すぎるな…///」

 

「奏太さん、穏やかじゃないですな…///」

 

「どこ見て言ってんだよ!」

 

「え?ちん…

 

「ストップ!女の子がそれを口にしてはいけない!」

 

「昨日の夜はバンバン言ってたのに~!」

 

「それはそういう雰囲気だったから…///」

 

「じゃあ…出会った頃から話を始めますか…!」

 

 2人が出合ったのは、高校生の頃だ。奏太がスターライト学園でバイトをやっていた時だ。

 

△▼△

 

 高校2年の5月ぐらいの事だ。この時期より前には出会っていたが、仲良くなったのはこのタイミングだろう。

 

「いちごちゃん、手伝ってくれてありがとう」

 

「暇だったし、気にしないで!」

 

「最近、何故か風が強くてゴミが飛んでくるんだ」

 

「まだ始めたてのバイトだから大変でしょ?私で良ければ手伝うからね」

 

「助かるよ~、そう言えば…あおいちゃんは?」

 

「今日はお仕事!そろそろ帰ってくるんじゃないかな?」

 

「いちご~!」

 

 青い髪を揺らしながら走ってくる子がいる。

 

「あおい~!」

 

「お疲れ様!杉崎くんも!」

 

「あおいちゃん、最近忙しいね」

 

「ドラマの撮影が立て込んでおりまして…」

 

「売れっ子アイドルは流石ですな」

 

「まだまだこれからもアイカツ頑張るよ!」

 

「あおいに負けないよ~!」

 

「私だっていちごに負けないよ!」

 

 親友であり、ライバルでもある、この2人の関係性に憧れる。お互いがお互いを高めあっているのが素晴らしい。

 

「そういえば、杉崎くんって好きなアイドルとかいないの?」

 

 あおいは、ふと思った疑問を奏太に投げ掛ける。スターライト学園なんて、右向けばアイドル、左向けばアイドルがいる。アイドル好きなら心臓が持たないだろう。

 

「それがね…アイドルって何故か興味無いんだよね…可愛いとは思うんだけど…」

 

「だからスターライト来ても平然としてるんだ!」

 

「でもあおいちゃんとか、いちごちゃん、蘭とか、いつもいるメンツはクラスの皆が好きだから知ってたよ!」

 

「じゃあ、その中なら誰推し?」

 

 あおいちゃんが、いきなり質問してきた。正直皆可愛い。皆の事を応援しているので誰か1人なんて決められないが、強いて言うなら…

 

「あ、あおいちゃん…///」

 

「やった!ファンGET!」

 

「杉崎くん!私は!?」

 

 いちごちゃんがグイッと近づいてくる。

 

 めっちゃ近い///すげぇいい匂いがする…///

 

「もちろん…!いちごちゃんも応援してるよ…///」

 

「私もファンGET~!」

 

「てか、時間やば!早くゴミ集めないと!」

 

 お喋りに夢中になっちった!早く集めないと織姫学園長に怒られる!あの人、怒ったら絶対に怖いよな~。

 

 片付けを終わらせて終了報告をする。ギリギリセーフ…間に合った…

 

「そう言えば、杉崎くん」

 

「はい?」

 

「霧矢にアイドルについての授業をお願いしてあるのだけれど、アイドルを知らない人から見たらどんな感じなのかフィードバックが欲しいわ」

 

「俺で良ければ生徒役を引き受けますよ!」

 

「助かるわ!日程は近いうち連絡します」

 

「はい!」

 

 アイドルについての授業をあおいちゃんが、するのか…凄いな…流石アイドル好きだな。とりあえず学食で待ってるあおいちゃん達と合流だ!

 

△▼△

 

「というわけで生徒役になります」

 

「任せて!アイドルについて授業するよ!」

 

「あおい先生の登場だな」

 

「これまでにも何回もやってるもんね!」

 

「そうなのか~」

 

「杉崎は、何故アイドルに興味が無いんだ?」

 

「何故かな?特に理由は無いと思うけど…毛嫌いとかじゃないよ!みんな可愛いと思うし、つい目で追っちゃったりするよ!でも興味を持てるキッカケが無いのかな?」

 

「じゃあ!この霧矢あおいが興味を持たせてしんぜよう!」

 

「よっ!あおい先生~!」

 

 霧矢先生に授業をして貰ったら興味持てそうかな?それはそれで新たな趣味となるから良いんじゃないかなと思う。

 

「あおいのアイドル知識は本当に凄い。杉崎が思ってる以上にな!」

 

「これは楽しみだ」

 

 授業の日を楽しみにしよう。

 

△▼△

 

 あおいちゃんに指定された教室で待つ。放課後なのに授業受ける気分になってきた。ドキドキしながら待っているとピシャン!と教室のドアが開かれた。

 

「お待たせ!杉崎くん!」

 

「わ~お///」

 

 あおいちゃんが、女性用スーツを着て現れた。しかもスカート。そのスカートからスラリと伸びる足。タイツを履いているのが何故かエロく見える。それに眼鏡を装着している!?何とも可愛い…!

 

「穏やかじゃない目で見られてる気がします…///」

 

「霧矢先生が可愛すぎるので、保健室行ってきていいですか?」

 

「ダメで~す!」

 

 両手で×を作ってウィンクされた…///惚れてまうやろ…///

 

「大人しくしときま~す!」

 

「よろしい!授業始めます!」

 

 霧矢先生の号令により、挨拶して授業が始まる。まずアイドルの必要性について話が始まり、アイドルがいることによって色んな人が元気付けられるということらしい。それに伝説のアイドルユニット マスカレードを紹介してくれた。2人組の内、片方が見たことある人だった。

 

「先生~!このマスカレードって片方、学園長に似てる気がしますが…」

 

「流石杉崎くん!正解!当時の芸名はヒメ。現スターライト学園の学園長である光石織姫先生だね!」

 

「学園長じゃない方の人は?」

 

「当時の芸名はミヤ!解散後の行方は誰も知らない…けど私は知ってますが諸事情により教えられません!」

 

「ほ~!2人とも可愛いな~!」

 

「でしょ~!何と言っても……

 

 霧矢先生のスイッチを入れてしまった…話が止まらない。

 

「先生!次!次行きましょ!」

 

「コホン!では、次に紹介するアイドルは~!」

 

 プロジェクターから写し出されたアイドルが、マスカレードから別のアイドルへと切り替わる。

 

「知る人ぞ知る!アイドル界に彗星のごとく現れて駆け抜けて行ったアイドル!活動期間はそこまで長くないけどマスカレードと同じくらい人気があったであろう!マイちゃん!」

 

「あ~!かーちゃんか」

 

「そう!杉崎くんのお母さ…ん!?何て言った!?」

 

「だから、これうちのかーちゃんだって」

 

「えー!嘘ー!穏やかじゃなさすぎる~~!」

 

「ほら、証拠写真」

 

 奏太がスマホを取り出して、現在のマイの姿を見せる。

 

「全然変わってない…老いていない!?」

 

「かーちゃん元気だよ」

 

「こ…今度会わせて!!!」

 

「え…いいけど…」

 

 凄い食らいついてきたな…そんなにうちのかーちゃんって凄いのか?

 

「サ、サイン貰えるかな…?」

 

「してくれると思うよ」

 

「やった!」

 

「授業の続きを…」

 

「あ!そうだね!」

 

 霧矢先生によるアイドル授業は、とても分かりやすく、初心者の俺でも楽しかった。

 

「杉崎くん、授業どうだったかな?」

 

「すげぇ面白かった!」

 

「ホント!?嬉しいな!」

 

「少しだけアイドルに興味出てきたかも」

 

「じゃあ、私とアイドルツアーしよっか!」

 

「アイドルツアー?」

 

「今注目のアイドルから地下アイドルまでライブ巡りだよ!」

 

「あおいちゃんと一緒なら絶対に面白い!俺も行きたい!」

 

「うん!行こ!」

 

「先生、挨拶して授業終わらせましょ」

 

「じゃあ、起立!」

 

 2人で挨拶してアイドル授業が終わる。あおいちゃんが教壇から降りようとした時、ヒールが引っ掛かり転けてしまいそうになる。それ見た奏太は素早く駆け寄る。

 

「わぁ!」

 

「危ない!」

 

 2人ともドスンッ!大きな音を立てて転けた。あおいに駆け寄り、奏太はあおいを抱き抱える。抱き抱えなかったらあおいは、危うく怪我するところだった。

 

「あおいちゃん!怪我ない?」

 

「う、うん…///怪我無いよ…///」

 

「ふぅ~!危なかった…ん?」

 

 奏太の左手が何か柔らかい物を握っている。フニフニとしていて、揉み心地が良い。

 

「んっ…///あまり強く揉まないで…///」

 

「もしかして…これ胸…?///」

 

「うん…///」

 

 素早く離れて、土下座をする。

 

「申し訳ございませんでした!切腹でも何でも致します…」

 

「わざとじゃないの知ってるから謝らないで…///初めて男の子に揉まれたから驚いちゃっただけ…///あははは…///」

 

 こんな事しちまったら、あおいちゃんに嫌われてしまう…それは絶対にイヤだ!

 

「本当に申し訳ございません…」

 

「大丈夫だから!もう気にしないの!ほら!いちご達待ってるから戻ろ?」

 

「ありがとう…あおいちゃん…!」

 

 ラッキースケベって世の男性は喜ぶのかもしれないが、喜べるものじゃないって事に気づいた。

 

 あおいと一緒に寮に戻ってきた奏太。

 

「あおい!おかえり~!」

 

「ただいま、いちご!着替えてくるね」

 

「は~い!あれ?杉崎くん元気ない?」

 

「なんと言いますか…色々と事件があったんです…」

 

「私で良ければ話聞こうか?」

 

「いや…大丈夫だよ…///」

 

「変な杉崎くん」

 

「気にしないでくれ…///」

 

 いちごちゃんに言える訳がない。あおいちゃんの胸を揉んでしまったなんて。そんなこと言ってしまったらゴミを見る目で見られてもおかしくない。

 

「お待たせって…杉崎くん、元気出して!ほら!ご飯食べに行こ!」

 

「あおい?杉崎くん何かあった?」

 

「その…ちょっとした事故がありまして…///その…いちご、耳かして」

 

 ゴニョゴニョと小さい声で、あおいがいちごに説明する。

 

「そういうことがあったんだね!私だってあおいのよく揉んでるよ」

 

「それとこれとは別なのでは?」

 

「まぁまぁ!ご飯食べて元気出そ!」

 

 あおいちゃんは気にしてないって言ってくれてるし、気にするのはやめよう。お腹空いたし、ご飯だ!

 

△▼△

 

 3人で学食にやってきた。そういえば今日は、蘭の姿を見ていない。

 

「蘭どうしたんだ?」

 

「蘭ならお仕事で沖縄に行ってるよ」

 

「羨ましいな~!私も沖縄に行きた~い」

 

「沖縄か…確かに行きたいな…」

 

 修学旅行の行き先、沖縄だった気がするな…スターライト学園にも修学旅行ってあるのか?

 

「スターライトって修学旅行無いの?」

 

「あるよ!3年生で!」

 

 あおいちゃんが答えてくれた。スターライトも3年生で行くのか。俺達と同じだな。

 

「行き先は?」

 

「まだ決まってないみたい…」

 

「杉崎くんは?」

 

 イチゴパフェを食べているいちごちゃんが聞いてきた。

 

「俺達も3年で行くけど、行き先確か沖縄だった気がする」

 

「私達も沖縄が良いな~」

 

「沖縄だったらワンチャン合流できるよね」

 

「沖縄で杉崎くんと遊びたい!」

 

 そう言ってもらえて嬉しい。俺も沖縄の海であおいちゃんと遊びたい。

 

「飯も食ったし、そろそろ帰るよ」

 

「私達も寮に戻ろっか」

 

「また明日ね!」

 

「「バイバ~イ!」」

 

 奏太は荷物を持ってバイクに向かう。

 

「いちごが食べ終わったら帰ろっか」

 

「あと少しだよ~」

 

 美味しそうにイチゴパフェを食べている。あおいが机の上のゴミを纏めていると鍵が置いてあった。

 

「あれ?杉崎くんバイクの鍵忘れてっちゃった!私届けてくるね」

 

「は~い!」

 

 あおいは、鍵を握りしめて奏太の後を追う。

 

△▼△

 

「あれ?鍵が無いぞ!?落とした!?困ったな…」

 

 明日も学校あるのにな…バッグの中か?

 

 バッグを開けてもどこにも無い。

 

「マジか…」

 

「お~い!杉崎くん!」

 

「あおいちゃん!?どうしたの?」

 

「バイクの鍵忘れてるよ~!」

 

 あおいは、走って奏太に追い付いた。

 

「申し訳ない…ありがとう」

 

「気にしないで!これで無事に帰れるね」

 

「寮の前まで送るよ」

 

「大丈夫だよ!敷地内だし!」

 

「ほら!早く後ろ乗って!」

 

「ヘルメット無いし…危ないよ?」

 

「俺の被って!」

 

「じゃあ失礼するね!」

 

 あおいが奏太の後ろに乗る。乗り方に慣れを感じる。

 

「あおいちゃん乗るの慣れてる?」

 

「撮影で乗ってるからね!」

 

「しっかり掴まってて!」

 

「うん!」

 

 あおいを乗せ、RZが走り出す。敷地内なのでスピードを出さずゆっくり走る。

 

「いちごが、学食で待ってるから学食までお願い!」

 

「はいよ!」

 

 ゆっくりと学食まで走る。後ろにあおいちゃんが乗ってると思うとドキドキする。それに背中にフニュっと柔らかい感触がする。あおいちゃん、めっちゃくちゃいい匂いする。

 

「杉崎くん、心臓バクバクって凄い音してるよ」

 

「そうかな?」

 

 あおいちゃん笑いながら言ってますが、あなたを乗せてドキドキしてるんですよ!

 

「もしかしてドキドキしてるの?可愛いね」

 

「女の子に耐性が無いの!」

 

「あ!着いた!」

 

 学食の前であおいを降ろして、お別れをする。

 

「今日は、授業楽しかったよ」

 

「私も!アイドルツアー絶対に行こうね!」

 

「もちろん!じゃ~ね!」

 

 奏太は、そのまま敷地内を出て家に帰った。

 

「あおいだけズルい!私もバイク乗りたかった!」

 

「鍵を届けた特権です!」

 

 杉崎くんって女の子に慣れてないんだ…///そういう私もあんまり男の子に慣れてないからドキドキしちゃった…///

 

「あおい?どうしたの?遠く見つめて」

 

「なんでもないよ!部屋に戻ろ!」

 

「うん!」

 

 杉崎くんと、もっと仲良くなりたいな…///




 胃腸炎になりました。トイレから出られません。
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