恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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映画の大人あおいちゃんいいですよね!


あおいちゃんだけのヒーロー

 あれは皆で街に出掛けた時であった。この日は蘭、いちご、あおい、奏太の4人で行動をしていた。3人とも日用品などを購入するために買い物に来ており、あおいに誘われたので奏太は、3人についてきたのである。

 

「杉崎は、暇だったのか?」

 

「休日はバイトが無いと暇してるよ」

 

「彼女とかいないのか?」

 

「おらん」

 

 紫吹さん…僕は悲しいことに彼女いません…

 

「ふ~ん…///そうなんだ…///」

 

「あおい?どうしたの?」

 

「え!?なんでもないよ!」

 

「変なあおい~」

 

 この前バイク乗った時に、いない感じするなと思ってたけどね…!

 

「今日は、何買うんだ?」

 

「日用品を買い足したいなって思ってな」

 

「なるほど~!だから今日は、こんなに大きいショッピングモール来たのか」

 

 蘭が俺の隣で答えてくれる。流石美しき刃、スタイルが良い。しかもふんわりと花の良い匂いがしてくる。いい匂いだ。

 

 蘭と話しているとあおいが頬っぺたを膨らましてこっちを見ている。

 

「あおい?どうしたんだ?」

 

 蘭があおいちゃんに話しかけるから俺もあおいちゃんを見てみると不機嫌そうなジト目で俺を見ている。

 

「杉崎くん、蘭のこと見てだらしない顔してたよ…」

 

「そ、そんなわけないよ!」

 

「ほんとに~…?」

 

 ジト目でめっちゃ見てくる…

 

「ほ、ほんとだよ…」

 

「そういうことにしといてあげる」

 

 ちょっと不機嫌そうだ…アイドルを変な目でみるなってことかな?確かにそれはそうだ。アイドルオタクはそういう目で見る輩を見ると怒るのか。覚えておこう。

 

「あ!あおい、蘭!ついたよ!」

 

 いちごちゃんが、日用品を売っているお店を見つけ2人に教える。

 

「杉崎も何か買い物あるか?」

 

「特に無いから荷物持ちやるよ」

 

「流石にそんなに買わないぞ?」

 

 3人は、お店に入ってそれぞれが欲しいものをカゴに入れてお買い物をしている。暇だしあおいちゃんのところでも行ってみよ。

 

「あおいちゃんは何買うの?」

 

「ん~とね…シャンプーとかかな?最近お気に入りを見つけたんだ!」

 

「シャンプーにも色んな種類があるのか~」

 

 パッケージを見ると色んな効果があるみたいで、たくさん何かが書いてあるが良く分からない。

 

「アイドルはキューティクルも大切!」

 

「確かにあおいちゃん髪サラサラでキレイだよね」

 

「ふぇ!?///あ、ありがと…///」

 

「サイドテールも可愛いけど髪下ろしても可愛いだろうな…」

 

 杉崎くん!?たくさん褒めてくれる…///今度髪下ろしてみようかな…///

 

「と、とりあえず///か、かか、買ってくるね!!///」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

 なんで顔赤いんだ?体調悪いのかな?

 

 みんなの買い物が終わり、店を出る。日用品を買い込んでいるので荷物が多い。俺がもってあげよう。

 

「みんなの荷物持つよ」

 

「私達の買い物だから大丈夫だよ!」

 

「そうだぞ、杉崎」

 

「私、力持ちだから平気だよ!」

 

 断られてしまった。みんながそういうなら仕方ない。なんだか手洗いに行きたくなってきたな…

 

「ちょっと手洗いにいきたいっす…」

 

「ちょうど目の前だよ」

 

「行ってくるよ」

 

 トイレに行きたくなるのっていきなりくるから困るよな~

 

 奏太はトイレを済ませ、外に出る。待ってるはずなのに誰もいない。周りを見たがいない。

 

「どこいったんだ?」

 

 少し周りを歩いて探そうと歩き始めたら、イマドキそんなナンパしないだろって感じのセリフが聞こえてきた。

 

「ねぇねぇ君、可愛いね~俺とお茶いこうよ」

 

「あ、あの…友達待ってるので…」

 

「いいじゃん!友達も一緒に行こうよ!てか、霧矢あおいに似てるね~」

 

 ナンパ男はあおいの手を掴んで引っ張る。あおいは手を掴まれて驚きと痛みを訴える。

 

「いたっ!離して!」

 

「いこうよ~!」

 

 おいおい…それは無いだろ…変なセリフが聞こえたと思ったらこれかよ…流石に許せない…!

 

「おい…!」

 

「あぁ?なんだ?」

 

 明らかにチャラい男だ…しかも全然カッコ良くない…見てるコッチが残念な気分になる。

 

「この子、嫌がってるだろ。離せよ…」

 

「なに?カッコつけてるの?ウケル~」

 

 何から何まで残念だ…

 

「杉崎くん…」

 

「ンだよ…この子の男かよ…!」

 

「早く手を離せ…」

 

「嫌だね!」

 

 仕方ないな…実力行使でいかせてもらおう。

 

 奏太はナンパ男の手首を掴み力を込める。

 

「イテテテ…!は、離せよ…!」

 

「俺が離せと言ってお前は離したのか?離さなかったよな?だから離さないぞ」

 

 更に力を込めて、握り潰すくらいの勢いをみせる。

 

「や、やめて…悪かった…俺が…」

 

「だから何?許すと思う?」

 

「す、杉崎くん!そこまでにした方が…」

 

「ん?あれ?」

 

 あおいに止められたので、男を見てみると痛さのあまりに声すらあげられない状態になっていた。

 

「カッコつけてるわりに弱いのな。そんなんじゃ誰も寄り付かないよ。ほら!いくよ!」

 

 奏太はあおいの手を握り、その場を去る。暴れた訳じゃないが誰かに通報されたら面倒だ。あおいの手を引いて走る。

 

「杉崎くん、助けてくれてありがと…///」

 

「いいんだよ!イマドキあんなナンパするやついるんだね」

 

「怖かった…」

 

「あおいちゃんが無事で良かったよ」

 

 杉崎くん、凄いカッコ良かった…///

 

「見つけた~!」

 

 声がした方を見ると、いちごと蘭が走ってきた。

 

「さっきそこで問題があったみたいだぞ。変な男が座り込んでた」

 

「独り言で、『手首が…」って言ってたよ。ね?蘭?」

 

「あぁ、手首をおさえてブツブツ言ってたな」

 

 さっきの男か…そんなに痛かったのか…あおいちゃんに迷惑かけた罰だ!

 

「あ、あのね!さっき、その人に私ナンパされて…困ってたところを杉崎くんが助けてくれたの!」

 

「え!?そうなの!?」

 

「まさか…杉崎…殴ったんじゃ…」

 

 蘭がこっちを見てくる。殴ってないぞ!手首を握っただけだ。

 

「殴ってないぞ。ただ、あおいちゃんの手をいきなり掴んで痛がってるのに離さないから、俺がそいつの手首を掴んだら痛かったのか座り込んだんだ」

 

「なるほど…あおい、無事か?」

 

「あおい、怪我無い?大丈夫?」

 

「杉崎くんが、助けてくれたから無事だよ…///」

 

「ん?顔赤いぞ?本当に大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫だよ!///」

 

「とりあえず帰ろっか!買い物も済んだし」

 

 いちごの提案に賛成だ。早く帰ってゆっくりしよう。

 

「あおいちゃん、困った事があったらすぐに俺を呼んで!助けに行くから」

 

「う、うん!///」

 

 あの時の、助けてくれた姿が凄くカッコ良かった。私は彼のその姿が忘れられない。ずっと目に焼き付いている。

 

「俺があおいちゃんを守るから」

 

「絶対だよ?」

 

「約束する」

 

「約束ね…///」

 

△▼△

 

 そういえばそんなことがあった。その思い出も懐かしい。

 

「あおいは、その時に惚れたの?」

 

「うん…///凄くカッコ良かった…///今思い出してもドキドキしちゃう…///」

 

「そ、そう?嬉しいな…///」

 

「今もカッコいいよ…!私のヒーロー!」

 

「そのヒーローと結婚するのは誰ですかね?」

 

「私!杉崎あおい!」

 

 あおいが、左を腕に抱きついてきた。ニコッと笑顔を俺に見せてくる。胸がムニュっと腕に当たる。なんでこんなに大きくなったのだ?

 

「ねぇ…奏太さん?大きくなってますよ…///」

 

「それは仕方ないだろ…///あおいが可愛いから…///」

 

「後でシようね!今日はたくさん思い出話するんだから!」

 

「どこまでも付き合うよ」

 

「次は…プール行った時の話しよ!」

 

「あぁ~!あおいの水着が吹っ飛んだ時の!」

 

「そうそう!まだ高2の時の夏だよね!」




暑くてアイスをたくさん食べちゃいます
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