夏休みも後半に突入してきた。掃除をしていると、学園長に声をかけられた。
「杉崎くん、いつも暑い中バイトありがとうね」
「いえいえ!」
「もし良かったらなんだけどプールとかどうかしら?」
「え!?学園長とですか!?///」
こんなグラマラスな美人とプール行くの!?
「違うわよ!///生徒達と一緒によ!」
「なんだ…ビックリした~…プール行きたいです!」
「霧矢達も来るそうよ!日程はこれよ」
学園長がスマホを見してくれて日程を確認する。すぐにスマホのカレンダーにメモにする。
「ありがとうございます!集合は学園ですか?」
「えぇ!そうよ!」
「やったー!プールだ!」
可愛い子達とプールで遊べるのか~!これは嬉しいぞ!やったぜ!
△▼△
プール当日
スターライト学園が集合場所なので朝早くから来ていた奏太。
「杉崎く~ん!」
名前を呼ばれたので振り向くと青い髪を揺らしながらこちらに走ってくるあおいの姿があった。
「あおいちゃ~ん!やっほ~!」
「プール楽しもうね!いっぱい泳ぐよ~!」
「だね!ボール持ってきたからバレーしよ!」
あおいちゃん…///可愛い...///水着も可愛いんだろうな…///
「待たせたな」
「蘭も来たな!」
あおいの後ろから蘭も来た。流石、美しき刃だ。スタイルが綺麗だ。
「ら~ん!あおい~!待ってよ~!」
いちごも遅れてやってきた。珍しく髪を二つ結びにしていて新鮮だ。可愛い...///
「何でこんなに日差しが強いのよ!」
「ユリカ良い天気じゃん!プール楽しも!」
かえでちゃんもユリカ様もプールに行くみたいだ。他にもぞろぞろと色んな子達が集まってきた。
「Honey達!バスに乗ってくれ!」
「「「「「は~い!」」」」」
ジョニー先生が運転してくれるのか~。ジョニー先生って何でも出来てるから何者なんだろうか…
「杉崎boy!youは、ここの席だ!」
「え…」
何故俺は助手席なのだ…俺もあおいちゃん達と座って楽しくお喋りしたかった…後ろの席で皆楽しそうに話してる…トホホ…
「Honey達!準備はいいか?Let's Go!」
ジョニー先生の掛け声と同時にバスは動き出した。動き出してすぐにバスの中にあったマイクで皆歌い初めたので車内はライブ会場になった。みんなアイドルなのもあって歌が上手い。感心してしまった。そんな俺はジョニー先生と喋っていた。
「杉崎boyは、夢とかあるのか?」
「夢ですか?」
言われてみると夢なんて何もない。ただ好きなものを必死に追い続けた人生だ。
「夢を持つとBIGになれるぞ」
「今の俺は夢が無くて、好きなものを追ってるだけの人生です…」
「そう落ち込むな!必ず目指すべき夢ができるはずだ!好きなものを必死に追い求めてれば見えてくるんじゃないか?」
「ジョニー先生…」
「そんな暗い顔してたらHoney達に笑われるぞ!Smile!」
「そっすね!」
少しだけジョニー先生とアツい話をした。夢か…いつかできるといいな…
△▼△
ジョニー先生が運転するバスはプールについた。そのプールはとてもデカいプールで、本日はスターライト学園が貸しきっているそうだ。
「デカいな~」
「穏やかじゃないサイズだね…」
俺とあおいちゃんはプールを見て、あまりのデカさに驚いてしまった。
「さぁ!Honey達!遊んできたまえ!」
ジョニー先生の掛け声と同時にみんなが施設内へと入る。
「俺達も行こうか」
「ねぇ!杉崎くん!」
あおいに声をかけられたのと同時に手を握られた。少しドキッとしてしまった奏太。
「焼きそばとか美味しいご飯も食べながら、いっぱい遊ぼうね!」
「も、もちろん!///」
あおいちゃんに手を握ってもらってる…!///
「穏やかじゃない1日にしようね!」
俺達は更衣室へと入るため別れた。
△▼△
水着に着替えて、プールサイドに出ると自然と声が出てしまうぐらい広かった。フードコートもあったり、面白そうなウォータースライダーがあったりと凄く楽しめそうだ。
「杉崎く~ん!」
この声は、あおいちゃん!待ちに待ったあおいちゃんの水着姿!それに皆の水着姿も見れる!
「あ、あおいちゃん…///」
「えへへ…///どうかな?///」
青色のビキニを着たあおいちゃん。スタイルが良く、出るところも出ていて大変満足だ…!
「か、可愛いし、似合ってるよ…///」
「ほ、ほんと?新しい水着買ったの…///」
あおいちゃんの水着姿を堪能していると続々と出てきた。
「杉崎、だらしない顔してるぞ」
「杉崎くん!早く遊ぼ!」
「カナタ、似合う?」
「あまり見ると血を吸うわよ!///」
蘭の紫のビキニは、セクシーすぎてヤバい…///いちごちゃんの水着姿はフリルがついており、とっても可愛らしい。
かえでちゃんも、赤のビキニを着ているが誰よりもたわわなお胸が主張している。ユリカ様のリボンがついたビキニも可愛くて素晴らしい。なんて素敵な夏休み…!
「杉崎く~ん…」
「な、なに?」
「スケベ…///」
「そ、そんなわけないだろ!」
「ホント~?」
「ホント!ホント!」
あおいちゃんに、スケベって言われてしまった…1番可愛いのはあおいちゃんですよ…!
「杉崎くん!早く泳ぐよ!」
「あ!ちょ!引っ張らないで!転けるから~!!」
あおいに手を引っ張られ、プールに向かって走り出す。プールサイドは滑るから走っちゃダメだぞ!
△▼△
「いや~冷たくて癒されますな~」
「ひんやりしててサイコー…」
奏太とあおいは、浮き輪に乗ってプカプカと浮いていた。こうやってまったり過ごすのも悪くない。
2人で浮いていると、遠くから悲鳴?が聞こえてくる。
「なんか奥の方でキャーキャー言ってるよね?」
「確かに…あ!ウォータースライダーだ!」
「滑りに入ってみる?」
あおいちゃんにウォータースライダーを提案してみる。俺はこういうハイスピードなアトラクションは大好きだ。
「いいね!行こ!」
「よっしゃ!」
浮き輪から降りてプールサイドに出る。2人でウォータースライダーに向かうと、いちごと蘭がウォータースライダーにいた。
「あおい~!ウォータースライダー楽しいよ!」
「スリリングで爽快だぞ!」
珍しくあの蘭ですらテンションが上がっている。そんなに楽しいのか?
「2人ともテンション上がってんな」
「ねぇねぇ!滑ってみよ!」
「そうだね!」
ウォータースライダーの滑り口が階段の上にあるため、2人で階段を登る。
登り終わると係員のお姉さんが立っていた。
「まずは、お兄さんからいきますよ!まずは座ってください!」
「りょーかいっす!」
楽しみだな~と座って待っているとお姉さんの声をかけてきた。
「それでは!いきますよ~!ソレ!」
え?背中押されたんですけど…
「へ…うわァァァァァァ!!!!」
あり得ないスピードでウォータースライダーを滑っていく。グネグネ曲がりながら、下っていく。どんどんスピードが増していく。
「ちょ!まっ!早すぎやろォォォォ!!!」
そのまま出口であろう光が見えてきた。そのまま奏太は凄まじい水飛沫と共にウォータースライダーから打ち出された。
「ぶはぁ!なんてスライダーなんだ…!めちゃ楽しい!」
「でしょ!」
下で待っていたいちごが寄ってきた。蘭もニコニコ笑っていた。
「次はあおいの番だな」
蘭達とあおいを待っていると上の方から、あおいの悲鳴であろう声が響いている。
「もしかして今のあおいちゃんかな?」
「そんな感じするな」
「あおいもスライダー楽しいって言って出てくるよ!」
所々からキャー!や、うわぁ!などあおいちゃんの声が聞こえてくる。スライダーの出口近くで待っていると、滑り降りてくる音が響いてきた。
「そろそろじゃないか?」
「あおい~!」
「あおいちゃん大丈夫か?声めっちゃ聞こえるけど…」
その瞬間、3人の顔にドバシャァ!と水飛沫がかかった。
「水が顔にかかった~!!!」
顔に水がかかり、いちごちゃんが驚いている。
「凄いな…」
流石の蘭も少し動揺している。
「口に水が…ってなんだあれ?」
上の方でヒラヒラと何かが揺れている?なんだ?
奏太は目を凝らして見てみる。
ブラジャー?ん?んんんん!?!?!?
もしかするが…水着なのでは!?と思っているとポチャンとプールに落ちた。
「杉崎!何か落ちて来なかったか?」
「そこに落ちたけど…」
蘭と2人で近寄ろうとすると、あおいが声をかけて来た。
「いや~!穏やかじゃないスライダーね!気持ちいい!」
「な!?」
あおいの声がしたので振り替えると、水着の上が無い!なんてこった!あおいちゃんの胸が丸見えだ。隠さなきゃ!
奏太は咄嗟にあおいを抱きしめる。
「あおいちゃん!」
「ふぇ!?///ど、どうしたの?杉崎くん…///」
「落ち着いて良く聞いて」
「は、はい…///」
「あおいちゃん、水着の上が吹っ飛んでる」
「ん?へ…///」
奏太があおいを抱き締めているが、あおいが視線を胸に下げると確かに青い水着が無い。
「す、杉崎くん…///もしかして胸見ちゃった…?」
「その…見ました…///」
そこそこ大きめなお胸を見てしまった…///男として反応してしまいそうだ///だが反応したら色々と終わりそうだ…
「その…私をガードしてくれて…ありがと…///」
「あおいちゃんのこと守るって約束したから…///」
抱き締めちゃったけど大丈夫かな?
「抱き締めちゃったけど大丈夫?」
「うん…///杉崎くんに抱き締められるの穏やかじゃないよ…///」
「そっか…///」
後ろからバシャバシャと蘭が水をかき分けてくる。
「ほら!あおいの水着だ!早くつけろ!隠してやるから」
「蘭もありがとね…///」
2人であおいちゃんをガードして水着をつけてもらう。
「これで大丈夫!」
「あおい大丈夫?」
「ちょっとしたハプニングだよ!問題ないよ!」
「なら良かった~!」
いちごは、安心してふぅ~と胸を撫で下ろす。
「大事にならなくて良かったよ」
「杉崎くんが守ってくれたからだよ」
本当に何も起きなくて良かった。とりあえず腹が減った。何か食べたい。
「お腹空いたし、皆でご飯食べに行こうよ」
「だな!」
「賛成!」
4人で歩きだすと、あおいが奏太の横にやってきた。
「杉崎くん」
「なんだい?」
「ありがと…!」
そう言って奏太の頬にキスをした。
「へ…///」
奏太は自分の頬を触ってキスされた事を確認する。
「ほら!なにやってんの!行くよ!」
あおいは奏太の手を握って歩きだす。
あのキスは絶対に忘れることの出来ない思い出の1つ。
△▼△
「懐かしいね~!」
アハハハと隣で笑うあおい。あの出来事は結構驚いたぞ。
「だよな!水着が飛んできた時は焦ったぞ」
「私なんて、おっぱい丸出しだよ!驚いたよ!」
「あれは一大事だった」
「夏の出来事はそれが1番の思い出!」
「じゃあ次は高2の秋の話だな」
「秋は体育祭とレースがあったよね!」
「死にかけたレースね」
「穏やかじゃなかったよね…」
「今でも生きてるのが不思議なくらいだよ」
あおいルートでも奏太くんには車に乗ってもらいます!