恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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 明るい話を書きたい!とりあえずトリアカからキャラを出しますが、恋のライバルが現れる展開もありですかね?


杉崎奏太、ギター始めます!

 そろそろ冬が始まろうとしている。寒くなってきた。そしてスターライトの子達も冬の特番なり、撮影なりで忙しそうだ。今日はとある人を迎えるために、スーツを着ている奏太。

 

「そろそろ来るかな?でもなんでスーツなんだ?」

 

「スーツ似合ってるよ!」

 

「そうかな?」

 

 あおいちゃんが褒めてくれるなら、気にすることないか。

 

「あの車かな?」

 

「そうだね!」

 

 高級車がスターライトの前の止まったぞ。すげぇ…

 

「セイラちゃん!きいちゃん!ようこそ!」

 

「霧矢、出迎えありがとな」

 

「あおいちゃん!きたよ!」

 

 この子達もアイドルなのか?見慣れない制服だ…スターライトと違って少しカッコいい。

 

「君は?」

 

「男がいるぞ!?」

 

 え!?そんな汚物見たみたいな反応するの!?

 

「俺、スターライトでアルバイトしてる杉崎 奏太。学年は高2だ。よろしく」

 

「私達と同じなのか」

 

「私、冴草きい!よろしく!」

 

「音城セイラだ!杉崎、よろしくな」

 

「きいちゃんとセイラちゃんだね。ご案内いたします」

 

 今日は、この2人を案内するのが仕事だ。

 

「ねぇねぇセイラ…」

 

「ん?なんだ?」

 

 なんでひそひそ話なんだ?普通に喋ればいいのに

 

「杉崎くん、イケメンじゃない?」

 

「まぁ、確かに...そうだな…」

 

「彼女とかいるのかな?」

 

「いるんじゃないか?」

 

「セイラ聞いてみてよ」

 

「なんで私が!?」

 

 中々先に進まないドリアカの2人。

 

「2人ともなにしてんの?」

 

「な、ななな、なんでもないぞ!?///」

 

 顔が赤くなるセイラ。

 

 そんなに顔を近づけないでくれ!きいが、変な話するから!意識しちゃうじゃないか!

 

「セイラちゃんってさ…」

 

「な、なんだ…」

 

 いきなりなんだ!?何か言われるのか!?

 

「目、キレイだね」

 

「あ、ありがとな…///」

 

 いきなり、目を褒められた…///悪い気はしないな…///

 

 少しドキッ!としたセイラであった。

 

「ねぇ!ねぇ!杉崎くん!」

 

「なんだい?」

 

 まさか…きいのやつ聞くのか!?///

 

「彼女とかいるの?」

 

 本当に聞いたー!

 

「いないよ~!彼女いない歴=年齢なので!」

 

「「えぇ~!!」」

 

 めっちゃ驚きますやん…そんなに彼女いないのは罪なのか…

 

「いるかと思った…」

 

「い、いないのか…そうか…///」

 

「そんなに驚くかな?」

 

「だってイケメンだし!」

 

「そ、そうかな~?///照れる…///」

 

 きいちゃんに褒められちゃった!

 

「す~ぎ~さ~き~く~ん!」

 

 あおいちゃん、めっちゃ睨んできた…仕事しなきゃ…

 

「ほら!2人ともいくよ!」

 

 なんとか2人を引っ張っていちごが待つ客室に案内する。

 

「セイラちゃん!きいちゃん!お久しぶり!」

 

「いちご!元気だったか?」

 

「元気だよ~!」

 

「やほやほやっほ~!」

 

 今日はセイラといちごが組んでいたユニットが復活ライブを行うらしい。その打ち合わせをするためスターライトに呼んだらしい。

 

「あおい、例のものある?」

 

「あ!部屋に置いてきちゃった…いちご取りに行こ!」

 

「2人とも待ってて!すぐ戻る!」

 

 あおいといちごが客室から出ていった。

 

「杉崎、手洗い借りてもいいか?」

 

「案内するよ」

 

 セイラを手洗いに連れていくため、一緒に部屋を出る。部屋を出てすぐにセイラに話しかけられた。

 

「なぁ、杉崎は好きな人いたことないのか?」

 

「いたこと無いって言ったら嘘になるけど…片想いとかはあったかな?」

 

「その片想いの気持ちは伝えなかったのか?」

 

「その人、彼氏いたしね!伝えたところで負け戦だから諦めちゃったな…」

 

「私も片想いとかあったな…」

 

「セイラちゃんこそ伝えなかったの?」

 

「小学生の時だったからさ…そういうの恥ずかしくて言えなかったよ」

 

「そういうのあるあるだよね!セイラちゃん着いたよ」

 

「悪いな」

 

「ここで待ってるから」

 

 手洗いに案内して出てくるのを待つ。待っている間や暇していると、つい鼻唄を自然と歌ってしまう。

 

「♩~♪~」

 

 鼻唄を歌っているとセイラが出てきた。

 

「その歌…このバンドか!?」

 

 セイラのスマホに映し出された写真を見ると、確かに奏太が歌っていたバンドだった。

 

「セイラちゃん知ってるの!?最近ハマってるんだよね」

 

「私も好きだぞ!その曲いいよな」

 

「ギターがカッコいいよね!」

 

「私、ギター得意だから弾けるぞ!」

 

「マジで!?セイラちゃんカッコいいな~」

 

「ギター教えてやろうか?」

 

「教えて!」

 

「今度な!」

 

 客室に戻ってきたので扉を開けてセイラを先に入れる。

 

「そろそろ打ち合わせ始まるだろうから外に出てるよ」

 

「ありがとな!これ私の連絡先だ」

 

「あとで連絡いれるよ」

 

 セイラの連絡先を登録して部屋を出る。

 

△▼△

 

 セイラたちの案内係が終わり、家に帰るためバイクに跨がろうとしたいた時に後ろから声をかけられた。

 

「おい!杉崎!」

 

「ん?セイラちゃん」

 

「バイト終わりか?良かったらここに来てくれ」

 

「喫茶店?」

 

「私の実家だ。ギター教えるって約束しただろ?」

 

 おー!マジか!ぜひ教えていただきたい!

 

「ホント!?ありがと!」

 

「私はドリアカの車で帰るから先に待ってる」

 

「りょーかい!」

 

 セイラは車に乗り込む。奏太も1度家に帰って準備をすることにした。

 

△▼△

 

 ここか?オシャレな喫茶店だ。こういう喫茶店って入ったことないかも…

 

 バイクのエンジンを止めて、喫茶店に入る。店内の雰囲気はとても良く、カジュアルなお店で初めてでも入りやすい感じがする。

 

「来たな!待ってたぞ」

 

「セイラちゃんお待たせ」

 

「あら?セイラの彼氏?」

 

 キッチンから女の人が現れる。

 

「な!ち、ちがうぞ!///」

 

「はじめましてセイラの母です」

 

「セイラちゃんの友達の杉崎です」

 

「杉崎!こっちだ!」

 

 セイラは恥ずかしいのか足早に店の奥に入ろうとする。

 

「あ!ちょっと待ってよ!」

 

 セイラの後に続いてく奏太。そのままセイラの部屋に案内されたので入る。

 

「ギターは初めてだろ?持ってみな」

 

 セイラのギターを借りて、実際に持ってみる。持ってみるとズッシリとした重さを感じる。

 

「案外…重いのな…」

 

「さぁ!レッスン開始だ!」

 

 セイラによるギターを指導が始まった。初めてでも指が思うように動かないし、指がつりそうになる。しかもピックを動かす指と弦を押さえる指を同時に見ないといけないのが難しい。

 

「杉崎は筋がいいな!」

 

「指が痛い…」

 

「最初は誰でも痛いぞ」

 

「セイラちゃんは凄いよね!ギター弾きながら歌えるんだもん!しかもカッコいいし!可愛いし!」

 

「あ、ありがとな…///」

 

「いや~尊敬しますわ~」

 

「いつでもギター教えてやるからな!」

 

「ありがとね!そろそろ帰るよ」

 

「外まで見送るよ」

 

 セイラと共にお店の外に出ようとした時にセイラの母に呼び止められる。

 

「杉崎くん、良かったらご飯食べていく?」

 

「そんな悪いですよ!お邪魔させていただいたのに…」

 

「いいから!いいから!」

 

 セイラの母親が奏太を店の席に座らせる。

 

「じゃあ…いただきます!」

 

 セイラと話ながらご飯が来るのを待つ。

 

「なんで杉崎はスターライトでバイトを始めたんだ?」

 

「家の近くでバイトを探してたら募集してたから応募したんだ」

 

「あのバイクもバイトして買ったのか?」

 

「あれは親父から譲り受けたものだよ。バイクの維持費を稼ぐためってのがバイトを始めた理由かな?」

 

「私もバイク欲しいな…」

 

「セイラちゃんバイク似合うよ!」

 

「そうか?///」

 

 セイラと話していると横からパスタが運ばれてきて奏太の前に出される。

 

「お待たせしました!」

 

「すみません、ありがとうございます!」

 

「お口に合うかな?」

 

「いただきます!」

 

 パスタを1口食べると、口の中でトマトの旨さが弾ける。

 

「美味しい!」

 

「良かった~!それとこれからもセイラをよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

「か、母さん!やめてくれ!」

 

「お邪魔かな?」

 

 ニマニマと笑いながらキッチンに消えていったセイラの母親。

 

「ごめんな…杉崎。うちの母親が」

 

「大丈夫だよ」

 

 奏太はパスタをペロリと平らげた。とても美味しくておかわりが欲しかったくらいだった。

 

「ご馳走さまでした」

 

「片付けはやるから置いといてくれな」

 

「俺が食べたんだから運ぶよ」

 

 奏太はキッチンにお皿とフォークなどを運ぶ。キッチンにいたセイラの母親にお礼をする。

 

「美味しかったです!ご馳走さまでした!」

 

「また良かったら遊びにきてね」

 

「はい!」

 

 その後、外に出て家に帰る為バイクのエンジンをかける。

 

「今日はありがとう!また教えてね」

 

「私で良ければ今後もギターを教えるからな」

 

「じゃ~ね!」

 

「家に着いたら心配だから連絡してくれ!」

 

 奏太はバイクをパァーンと飛ばしてセイラの目の前から消えた。

 

△▼△

 

『今日はありがとう!家に着いたよ!ギターを買おうと思う!』

 

『無事に着いたのなら、なによりだ!ギター買って一緒に演奏しような!』

 

『頑張って練習します!』

 

 セイラにギターを購入する事を伝える。メッセージでやり取りをしていると猫のスタンプと共にメッセージが送られてくる。

 

 猫が好きなのかな?今度ばあちゃんちのユキの写真でも送ってみよう。

 

△▼△

 

「ギターを買います!」

 

「杉崎くんギター弾けるの!?」

 

 あおいにギターの件を報告する。いきなりの報告に驚くあおい。

 

「セイラちゃんが教えてくれるんだ」

 

「そ、そうなんだ…」

 

 なんでだろ…セイラちゃんの名前を聞いたら胸がズキンってなった…

 

「この前、セイラちゃんの家に行って教えてもらったんだ」

 

「へぇ~そうなんだ…」

 

 私、笑顔で答えられてるかな…あまりいい気分じゃないや…

 

「あおいちゃん?どうした?」

 

「え!?いや!?あまりにも穏やかじゃない話だなって!」

 

「セイラちゃんってギター弾けて凄いよね!」

 

「うん…」

 

 杉崎くんとの会話なんだか辛い…胸がズキンズキンする…

 

「俺密かに思ってることがあるんだ!」

 

「何かな?」

 

 はぁ…セイラちゃんとセッションとかかな…

 

「あおいちゃんのライブにギターとして出てみたい!」

 

「え…えぇぇぇ!?」

 

 あ、私のライブに出る!?ホントにいってんの!?

 

「俺、あおいちゃんのライブの映像見て感動したんだ!だからいつか出れればいいなと思ってて…」

 

「お、穏やかじゃない!!一緒に出よ!」

 

 その話を聞いて、さっきまでの憂鬱な気持ちは晴れた。こうなったらライブの計画を立てるしかないという気持ちに切り替わった。

 

「一緒にステージに立ってみたい!」

 

「うん!」




 恋のライバルはいた方がいいですかね?悩みどころです…
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